しまくとぅば単語帳
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ク(990件)
クィー
杭。
用例
ジーヌ サーケーカイ クィー ウチクムン(土地の 境界に 杭を 打ち込む)。
クィー
消息。
用例
アレー チャー ソーガヤー、クィー チチ トゥラシヨー(あいつはどうしているかな、消息をきいてくださいね)。
クィー
声。
用例
アビージューサヌ クィーヌ カリトーン(喋りすぎて 声が かすれている)。クィー カキーン(声をかける)。
クィー
税金。
用例
チチジメーネー クィー ウサミティクーヨー(月末には 税を 納めてきなさいよ)。
クィーイン
やる。
クィージキーン
物を脇にひっかけること。
用例
ティール ガマクンカイ クィージキティ ムッチュン(ザルを 腰に ひっかけて 持つ)。
クィーシラビ
声調べ。
メモ
青年を集めて声調べを行ないムラアシビの配役が決められた。
クィーダカー
声高の人。
用例
クィーダカーヌ ミンチャハン(声高の人がやかましい)。
クィータン
くれた。
クィーチーン
噛み切る。
用例
クヮサグトゥ ハーシ クィーチーン(固いので 歯で 噛み切る)。
過:クィーチッチャン(噛み切った)否:クィーチラン(噛み切らない)希:クィーチーブサン(噛み切りたい)継:クィーチキトーン(噛み切っている)。
クィーチキーン
食いつく。
クィーティ
くれて。
クィーユン
越える。
用例
アヌ ヤマ クィーユン(あの 山を 越える)。
過:クィータン(越えた)否:クィーラン(越えない)希:クィーブサン(越えたい)継:クィートーン(超えている)。
クィーラン
くれない。
クィーン
やる。
用例
ワランチャーンカイ クヮーシ クィーン(子ども達に お菓子を 呉れる)。
過:クィタン(呉れた)否:クィラン(呉れない)希:クィーブサン(呉れたい)継:クィトーン(呉れている)。
グイス
祝詞。
クィタン
くれた。
クイチリザキ
死者への副葬品の酒の呼称。
メモ
クイチリ+酒。
酒と水を徳利に入れて持たせた。
クィティ
くれて。
クイニンヌチャー
物乞いの人たち。
クィラン
くれない。
クー
カゴ。袋。房。
用例
クーンカイ トゥイ イリーン(カゴに 鳥を 入れる)。
メモ
ミカンの皮を剥いた中身は、チュク―、タク―と数える。
クー
ふさぐ・充てる。
用例
アナ アチョーシ クースン(穴が開いているのをふさぐ)。
クー
綱引きの綱の元になる藁束。
メモ
30本ほどの藁の根元を揃え、その中から10本ほど引き出し、根元から藁で巻き付けたもの。
クーを3つ合わせチコボーという直径10㎝くらいの綱を作る。さらにそのチコボーを3本ほど合わせて太縄で縛り手縄をつけてひとつの綱に仕上げた。
クー
粉。
用例
クーヌ ヒットゥバングトゥシ ヨンナー ハクビヨー(粉が 吹き飛ばないように ゆっくり 運びなさいよ)。
クー フチュン(〔蒸した芋などが〕粉を吹く)。クー ナサーイ(粉にして)。
グー
一緒。仲間。対のもの。
用例
イャーン ワッタートゥ グーナレーワ(貴方も 私たちと 一緒になりなさい・仲間に入りなさい)。
グーナヤーナカイ(仲良くなって)。タイグーナサナ(二人一緒にしよう)。ミートゥンダグ二(夫婦二人で)。イナグトゥグーナヤーニ(女と一緒になって)。イーグーヤタンリ(良い間柄だったって)。
メモ
茶と茶請けは必ずグー(一緒に)出す。実家へ持っていくミンヌクはお茶とグー(対のもの)。
クーアーラカ
【魚】鰯。
メモ
ミジュンが20㎝前後の成魚になった時の呼称。
クーアチサ
二十四節気のひとつ。小暑。
グーイ
~とも。一緒に。
用例
ワッター ミッチャイグイ 同年生(我々3人とも同年生)。
グーイ
関節。
クーイービ
小指。
用例
イシ ドゥキナスンディチ クーイービ ヤマチャン(石を 退けようとして 小指を ケガした)。
クーイーン
とじる。
クーイミチーン
閉め切る。
用例
ウーブイ シーギサーヤグトゥ トー クーイミチーン(大降りに なりそうなので 戸を 閉め切る)。
過:クーイミチタン(閉め切った)否:クーイミチラン(閉め切らない)希:クーイミチーブサン(閉め切りたい)継:クーイミチトーン(閉め切っている)。
メモ
窓や戸などをぴったり閉めること。
対:アキヒルギーン(開け広げる)。
クーイムーク
乞い+婿。
メモ
女性側から男性の人柄を見込んで婿に乞うこと。一般に女性側が器量や資産が格上である。
クーイムークは波平ではティグイムークと言い、好まれなかった。
クーイユ
【魚】鯉〔コイ〕。
用例
ウスメーヤ ジン ムッチ クーイユ コーイガ イチュタン(お爺さんは お金を 持って 鯉を 買いに 行った)。
メモ
発熱時、煎〔せん〕じて熱冷ましとして飲ませた。重病人に食べさせた。
助かる見込みのない者を早く死に導き、助かる可能性のある者には早く回復させる効能があると信じられていた。
クーイルミ
ムラアシビの経費。
メモ
伊良皆は15歳から35歳、古堅は15歳から25歳までの青年が負担した。
クーイン
かみつく。噛む。
クーイン
くわえる。
クーイン
とじる。
用例
ハナー クートーティ、クチェー バクバク、ウレー イフェー ムチカサッサー(〔臭いのきつい物を食べる時〕鼻は閉じて、口はバクバク食べる、それはちょっと難しいなあ)。
メモ
(目や口などを)閉じる。
クーエームン
困った・持て余す。
用例
トゥナイヌ ニーシェーヤ クーエームンナティ ジャーフェーレー(隣の 青年は 困った者で 厄介だよ)。
クーガ
卵。
用例
ワンガ カラトール トゥイヤ メーナチ ティーチナー クーガ ナスン(私が 飼っている 鶏は 毎日 1個ずつ 卵を 産む)。
クーガー ムル タミトーキヨーディ ウヤンチャー イータシェーヤ(〔産婦に卵をあげるために〕卵は全部貯めておきなさいよと親達は言ったよね)。
クーガ
睾丸〔こうがん〕。
クーガーヤマン
卵のようにまるい山芋。
クーガクサ
陰嚢水腫。クサフリヤー(フィラリア)の症状。
クーガクビチン
卵を持ち運ぶための藁の包み。
クーガコーヤク
卵膏薬。
用例
クーガコーヤクヤ ウチミソーナムヌンカイ ユーチチュタン(卵膏薬は 打ち身などに 効用があった)。
メモ
卵の黄身を練って作ったのがクーガコーヤク(卵膏薬)といわれ、腫れや捻挫に塗った。
クーガザキ
卵酒。
用例
クーガザキ ヌマチ クンチチキーン(卵酒を 飲ませて 栄養をつける)。
メモ
風邪を引くと大人は卵酒を飲んだ。酒に卵を混ぜたもので、栄養をつける時などに飲む。
楚辺では闘牛が近づくと牛にも卵酒を飲ませたという。
クーガトゥエー
子どもの遊びのひとつ。
メモ
卵+取り合い。実際には瓦の欠片で代用した。
クーガワリー
卵の殻。
用例
クーガワリーヤ イークェーナイグトゥ ヒティランヨークー ナーンカイ ホートーケー(卵の殻は 良い肥料になるから 捨てずに 庭に 撒いておきなさい)。
クーギ
毛。綱引きの綱の周りに付けた細い藁綱。
メモ
長浜では雌綱の輪の周りに藁でクーギを付けたが、綱を引く際には切り取った。
クークーウーファ
帯を使わずに着物で覆っておぶうこと。
用例
ヒーサイニ クヮウファシーネー クークーウーファスタン(寒い時に 子どもをおぶう時には 着物で覆っておぶった)。
クークェーヤーバル
粉貝屋原(儀間の小字)。
クーケー
後悔。
用例
シーゥンジャチェーシヤ クーケーシン ハジマランサ(仕出かしたことは 後悔しても 始まらないさ)。
クーサ
優れた人・切れ者。
用例
アレー シタタカヌ クーサムンドー(彼は とても 優れた者だよ)。
クーサガナサ
子どもは小さいほど可愛いこと。
用例
クーサガナサディチ チャー ウットゥーグヮーヤ カナサルアル(子どもは小さいほど可愛いといって いつの世も 一番下の子は 可愛いものさ)。
クーサガナシ
幼く愛おしい。
用例
クーサガナサシ(可愛がって)。
メモ
子どものかわいさを表わす言葉。
クーサマギサ
大小。
用例
ウレーナー クーサマギサヤ シカターネーンサ(それはもう 大きいのもあれば小さいのもあるのは 仕方のないことさ)。
クーサン
小さい。幼い。
用例
イャームン チノー ワームンヤカ ジョーイ クーサン(お前の 着物は 私のより ずっと 小さい)。
クーサイニ(小さいときに・幼いときに)。クーサルエーカ(小さい間)。
メモ
類:クーハン(小さい)。
グーサン
杖。
メモ
盆に供えるグーサンウージ(甘蔗の杖)。
グーサンウージ
サトウキビの杖。
メモ
盆の時、仏壇に供える長い甘蔗。あの世に帰る際に使う荷担ぎ棒だという。
グーサンヲゥーギ
サトウキビの杖。
用例
ウークイッシアトゥ ウヤファーフジヤ グーサンヲゥーギカイ クヮッチー カタミティ イチュンディサ(ウークイを終わった後 祖先は グーサンヲゥーギ・杖用の砂糖キビに 御馳走を 担いで 行くんだって)。
メモ
類:グーサンヲゥージ(杖用の砂糖キビ)。お盆に仏壇の両側に、あの世で使う杖ということで、グーサンヲゥージ(砂糖キビ)を供える。
グーサンヲゥージ
サトウキビの杖。
用例
ブチダヌンカイ シキーヌ グーサンヲゥージヤ トゥッティチェーミ?(仏壇に供える グーサンウージは 取ってきたね?)。
メモ
類:グーサンヲゥーギ(杖用の砂糖キビ)。お盆の仏壇飾りのひとつで、サトウキビを祖霊が使う杖として供えた。
クージ
公儀。王府。
メモ
公儀(こうぎ)とは公的な事柄。おおやけごと。お上(かみ)。
グーシ
串。細い板や棒。
用例
グーシ ダテーン アチミティ ヌーンカイ チカイガ?(細い竹を 沢山 集めて 何に使うの?)。
メモ
瓶に米を入れてグーシ(串)で精米していた。
クーシーカーシー
継ぎはぎだらけ。
用例
ンカシンチュヌ ハルカイアッチャーヤ ムル クーシーカーシーヤタサ(昔の人の 野良着は 皆 継ぎ接ぎだらけだったよ)。
メモ
類:クーシーハーシー(継ぎはぎだらけ)。
クーシーハーシー
継ぎはぎだらけ。
用例
イクチナティン クーシーハーシージンビカーンチチ フージンネーン(幾つになっても 継ぎはぎだらけの着物ばかり着て みっともない)。
メモ
類:クーシーカーシー(継ぎはぎだらけ)。
クーシームン
困窮している者。貧乏人。
用例
イカナ クーシームンヤティン イチカー モーキーガスラーワカランドー(どんなに 貧乏者でも いつかは 儲けるかもしれないよ)。
イッペー クーシームンナティ(とても貧しく)。
メモ
クーシームンとはヒンスームン(貧乏者)のことで、小さいという意味、お金も無くて小さいねという意味。
グーシゥンマ
馬に見立てた棒。
用例
ミームーク グーシゥンマカイ ヌシーシェー ミームンヤタン(婿を グーシゥンマ・馬に見立てた棒に 乗せるのは 見せもの・見て楽しいものだった)。
メモ
類:ドードーンマ(棒状の馬)。結婚式に婿に悪ふざけをする風習があり、棒状の馬に乗せて引きずり回した。
クージカンジャー
公儀鍛治屋。
用例
ウーザンカイヨー クージカンジャーンチ、ナービナクーンチ ヤーヌナーヌ アンヨー(宇座にね、クージカンジャーとも、ナービナクーとも呼ばれている屋号があるよ)。
メモ
琉球王府時代、各間切に配置された鍛冶屋のこと。公儀鍛冶屋は任期が終われば首里に戻る者もいたが、宇座に来た鍛冶屋はそのまま宇座に留まり、鍋の修繕も行なった。それで、ナービナクー(鍋之甲)とも呼ばれた。その墓と屋敷跡が拝所になっている。
クーシムン
困窮している者。貧乏人。
用例
クーシームンヌチャー(貧乏な者たち)。
クージュン
漕ぐ。
用例
ワカムンガ フニ クージュン(若者が 船を 漕ぐ)。
過:クージャン(漕いだ)否:クーガン(漕がない)希:クージーブサン(漕ぎたい)継:クージョーン(漕いでいる)。
クース
古酒。
用例
イャームン クースヤ ナンニンナトーガ?(お前の 古酒は 何年物ね?)。
メモ
泡盛を甕に入れて密封したもので、年数がかなり経ったものにいう。使ったらその分を足して再び密封して保管する。
クースー
唐辛子〔トウガラシ〕。
クースークェー
【爬虫類】キノボリトカゲ。
クースークェー
クースーケー
【爬虫類】キノボリトカゲ。
クースーケー
クースン
修繕する。
用例
ナビ クースン(鍋を修繕する)。
クーソーラーサン
小柄で可愛い。
用例
アマヌ ヰナグングヮヤ ムル クーソーラーサンヤー(あそこの 娘たちは 皆 小柄で可愛いね)。
クーダ
糸を巻いて玉状または環状にしたもの。苧環。
用例
クーダヤ ヲゥーバーランカイ イットーキヨー(苧環は 苧カゴに 入れておきなさいよ)。
クーダグーシ
織物の道具。管串。
用例
クーダグーシェー マーンカイ カジミタガヤー?(管串は どこに 収めたかな?)。
クータン
とじた。
クーティ
とじて。
クーテー
小さいもの。ちび。
用例
クーテー ウヮーグヮー(ちび豚)。
クーテン
ほんの少し。ちょっぴり。
用例
マースヌ チリトーグトゥ クーテン ワキティトゥラサンナー(塩が 切れているので 少し 分けてちょうだい)。
クーテングヮー(少しだけ)。クーテンナークーテンナー(少しずつ)。
メモ
類:イヒ(少し)・ウフィ(少し)・イキラク(少し)。対:ダテーン(たくさん・多く)・ジャッサン(たくさん・多く)・ジャッサキーン(たくさん・多く)・ウホーク(たくさん・多く)。
クーテングヮー
ほんの少し。ちょっぴり。
クーテンナー
少しずつ。
用例
サケー クーテンナール ヌムンドー(酒は 少しずつ 飲むんだよ)。
メモ
類:イヒグヮーナー(少しずつ)。
グートゥミートゥ
対の物。揃いの物。夫婦。
グーナー
足に障害があり歩く時につりあいがとれない人。びっこ。ちんば。
用例
トゥシ トゥイネー ヒサカラ ヨーイグトゥ グーナースシン マンドーン(年を 取ると 足から 弱るから びっこを引く・片足を引きずって歩く人も 多い)。
メモ
類:グーニ(びっこ)。ちんば、びっこの者。対である物の形や大きさが揃わないこと。
グーニ
ガマクの下の部分、座骨。
用例
ゥンブムン ムチジューサヌ グーニヌ ヤリ フシガラン(重いのを 持ちすぎて 座骨が 痛くて たまらない)。
グーニ
足に障害があり歩く時につりあいがとれないこと。またそのような者。びっこ。ちんば。
用例
ヒサ ヲゥーティ グーニソーン(足を 骨折して びっこを引いている)。
メモ
類:グーナー(びっこ)。
クーヌル
小さいノロ→若ノロのこと。
クーバー
【虫】蜘蛛〔クモ〕。
用例
クーバー トゥティ アシブン(蜘蛛を 取って 遊ぶ)。
メモ
天井や仏壇に蜘蛛が巣を作ると厄。
クーバーヌシー
蜘蛛の巣。
用例
クヮーギヌキーンカイ ダテーン クーバーヌシー チュクテーン(桑の木に 沢山の 蜘蛛の巣を 作ってある)。
クーバーバタ
蜘蛛の旗。
メモ
長浜の旗頭に蜘蛛が描かれており、3月3日にハタスガシーする。
クーバカイ
小秤。
メモ
皿に肉や魚など15斤位まで計れる小さい秤。
クーバタ
小旗。
メモ
「和衷協力」と書かれた旗。
クーハン
小さい。
用例
マギハンディチル トゥッタシガ ヤーカイ ムッチチャレー クーハンヤー(大きいと思って 取ったんだが 家に 持って来たら 小さいなあ)。
メモ
類:クーサン。
グーハン
小さい。
グーハンラー
規格外れ。
用例
ウヌ シナムノー グーハンラーナティル ヤッサテーサ(その 品物は 規格外れで 安かったんだよ)。
クービ
【植物】グミ。
用例
クービ バーキヌミー トゥティチャン(グミを ザルのいっぱい 取ってきた)。
メモ
山に自生していた木の実。
クービー
【植物】グミ。
クービーサ
二十四節気のひとつ。小寒。
クーブ
昆布。
用例
ゥンカシカラ ウチナーヤ クーブ ユーチカイタン(昔から 沖縄は 昆布を よく使っていた)。
コーイシェー メリケントゥ アンダトゥソーミン、クーブ、ウッサヤサ(買うのはメリケン粉と油と、ソーメン、昆布、それだけさ)。
グーフ
岩礁。
用例
ウミヲゥティ ナガサッティ グーフンカイ アガタン(波に 流されて 岩礁に 上がった)。
グーフ
瘤〔こぶ〕。瘤のように盛り上がったところ。丘。
クーブイリチー
昆布炒め。
用例
クーブイリチーン マーサマーサ シコーテーサ(昆布炒めも 美味しそうに 作ってあるね)。
グーフー
瘤〔こぶ〕。瘤のように盛り上がったところ。丘。
用例
グーフー ウガマスン(瘤をみせてやるぞ〔脅し文句〕)。
グーブーグヮー
蜂の巣。
メモ
墓にジーバチャー(蜂)がグーブーグヮー(蜂の巣)を作ると厄。ウカミグトゥといって畏れて、早く壊せと言われた。
グーブーヤー
蜂の巣。
メモ
墓にジーバチャー(蜂)がグーブーグヮー(蜂の巣)を作ると厄。ウカミグトゥといって畏れて、早く壊せと言われた。
クーブガシー
蜘蛛の巣。
用例
クーブガシーガ チブルカイ タックヮトーン(蜘蛛の巣が 頭に くっついている)。
グーフグヮー
くるぶし。
用例
タンスヌ カドゥカイ グーフグヮー ウッチネーン ヤリ フシガランサ(タンスの 角に くるぶしを 打ってしまい 痛くて たまらない)。
グーフムイ
土地が盛り上がって木が生えているところ。
グーフヮー
大きな瘤〔こぶ〕をもった人。
グーフヮー
瘤〔こぶ〕。たんこぶ。
グーフンニー
喜名の拝所の名称。
メモ
村屋(事務所)跡の道向かいにあり、以前は木々がうっそうと繁りこんもりとした丘だった。上納物を納めた場所で、五穀豊穣をもたらす神が祀られている。
旧暦1月3日の初御願には黄金森から黄金に見立てた小石3個を拾い、それをここに供え、字の繁栄と加護を祈願する。かつては女人禁制の拝所といわれ男性によって拝された。
クーベー
カビ。
用例
ウヌ ムチェー ナゲーナイルスタラー クーベークートーンドー(その 餅は 作ってから時間がたっていたのか カビが生えているよ)。
クーベー
勾配。
用例
クーベーチキティ ミジ ナガサナ(勾配をつけて 水を 流そう)。
クーベーサン
香ばしく味わいがあり、おいしい。味わい深い。
用例
ウヌ クヮーシヤ アンシ クーベーサルヤー(その お菓子は とても 味わい深いね)。
クームーチー
粉餅。
クームシ
【虫】キクイムシ。木を食べる幼虫。
メモ
家の柱などにつき、夜にキーチキーチと鳴く。虫が食べた柱の穴からは木の粉が落ちた。
クームチ
粉をつけた餅。
メモ
彼岸に準備するクームチ(粉餅)はシルグー(白い粉)ではなく、マーミグー(豆粉→きなこ)を付ける。
クーヤー
噛み癖のある人。
用例
ウホーク アチマイネー カンナジ チュイヤ クーヤーガヲゥサ(大勢 集まると 必ず 一人は 噛み癖のある人がいるよ)。
メモ
実際に人体を噛む意味と、人の話に難癖をつける意味がある。
クーヤー
乞食。
用例
クーヤーグトゥナトータン(乞食のようになっていた)。
グーヤー
貝の名。高瀬貝。
クーヤーイン
かみつき犬。よく人にかみつく犬。
クーヤーギンザヤー
乞食。
グーヤーヌギ
豚の赤肉。
用例
グーヤーヌギヤ デーヤッサシガ マーサンドー(グーヤーヌギ・豚の赤肉は 値段は安いが 美味しいよ)。
メモ
類:グーヤーヌジ(豚の赤肉)。
グーヤーヌジ
豚の赤肉。
用例
グーヤーヌジガ アグトゥ シブイトゥ シルワカシェー(グーヤーヌジ・豚の赤肉が あるから 冬瓜と 汁にしなさい)。
メモ
類:グーヤーヌギ(豚の赤肉)。
グーヤーマチ
棒術の名称。
メモ
グーヤーとは高瀬貝のこと。高瀬貝のように左巻きのスーマチ(総巻き、旗頭を中心として演武者が円をかいて回る)。
クーヤーヤンジャー
乞食。
用例
クーヤーヤンジャーヌスガイシ(乞食の身なりをして)。
クーラ
管。
メモ
稲をしごくもの。7、8寸に割った竹二本の一方を括ったもの。
稲や麦類を一穂ずつしごいて脱穀した。
クーラ
糸を巻いて玉状または環状にしたもの・苧環。
用例
クーラヤ ヲゥーバーランカイ イットーキヨー(苧環は 苧カゴに 入れておきなさいよ)。
クーラグー
細い竹の先に木綿を巻いた管。
メモ
細い竹の先に木綿を巻いたクダグーのことで着色料を吹きつけた。
クーラグー
馬具のひとつ。
メモ
手綱で馬の背がこすれるのを防ぐための竹製の管輪。
クーラグーシ
織物の道具。管串。
用例
クーラグーシェー マーンカイ カジミタガヤー?(管串は どこに 収めたかな?)。
クーラリーン
喰われる。
用例
クーラリーシェー(喰われるさあ)。
クーラン
とじない。
クーラン
来ない。
クーランパー
来たがらない。
用例
イチヤティン クーディ イチョーシガ クーランパールスンデー(いつもで 来なさいと 言っているが 来たがらないんだよ)。
クーリ
氷砂糖。
用例
ウチャクンカイ クーリ ンジャスシェー マシテー(お客さんに 氷砂糖を 出した方が 良いね)。
グーリー
~とも。一緒に。
用例
ミートゥンダグーリー(夫婦2人とも)。タイグーリー ソーダンシ(2人で相談シて)。
クールー
玩具のひとつ。独楽〔コマ〕。
用例
ソーグヮチメーネー クールー コーティトゥラスサ(正月前には コマを 買ってあげるよ)。
クールー
独楽〔こま〕。
クールーオーラセー
コマのぶつけ合い。
クールーダキ
独楽岳。読谷山岳。読谷村域にかかる山の名称。
用例
ヒナンシェー アッチェーシェー、クールーダキグヮーヌ シチャカラ アッチャン(避難して行くのは、クールー岳の下の方を歩いた)。
メモ
独楽〔こま〕の形をしているからクールーダキという。ヤグラダケ、ユンタンジャダキ、ンマヌクラダキとも言う。あるいはクールダキ、クールーヤマグヮーとも言う。現在の読谷山岳のこと。
クールーミグラセー
コマ回し。
メモ
独楽〔こま〕+巡らせる。
クールーミングヮセー
コマ回し。
用例
アマヲゥティ クールーミングヮセーシ アシドーン(あそこで コマ回しをして 遊んでいる)。
メモ
ガジマルや松の木の枝でコマを作って、そのコマを叩いて遊ぶ。コマは、適当な大きさの枝を鎌で切って、石垣の隙間にうまく差し込んで削りながら形を作った。それを、約三十センチに切った布切れを細長い竹に括りつけもので叩いて遊んだ。
クーワ
来い。
クーワ
来なさい。
用例
イャーガ ムッチョーシ ワーハタカイ ムッチ クーワ(お前が 持っているのを 私の所に 持って 来なさい)。
クーン
来ない。
クーングヮムチ
赤子持ち。
クーンムニー
粉芋煮。
メモ
13歳スージにはクーンムニーに紅粉を入れて、大きな祝いをした。
カバグー(香粉)を付けたもの。小麦を挽いて(加えた)。
シーミーにはクーンムニーを持って浜下りをした。
クェー
【民具】農具のひとつ。鍬〔くわ〕。
用例
スーヤ クェー カタミティ ハル カジーガ ハイタン(父は 鍬を 担いで 畑を 耕しに 行った)。
メモ
クェー道具(鍬などの農具)。
クェー
肥〔こえ〕。肥やし。肥料。
用例
ハルカイ クェー イリーガ イチュン(畑に 肥やしを 入れに 行く)。
ヒージャーヌ クェー(山羊の肥〔肥料にする糞尿〕)。クェーチュクティ(肥やしを作って)。
クェーイジューサン
太り過ぎ。
用例
ワカサヌムンヌ ルク クェーイジューサヌ(若いのに 余りにも 太り過ぎだ)。
メモ
対:ヨーガリジューサン(痩せ過ぎ)。
クェーイン
太る。肥える。
用例
ドゥク アバラガミシーネー チューチャンナカイ クェーインドー(余りにも 大食いすると あっという間に 太るよ)。
クィティン クェーランヌー(与えても太らない人。食べても太らない人)。
過:クェータン(太った)否:クェーラン(太らない)希:クェーイブサン(太りたい)継:クェートーン(太っている)。
クェーイン
肥えた犬。
用例
クェーインヌクヮティアトー ヱーインヌクヮイン(太った犬が食った後に怠け犬が喰う)。
クェーウーキ
肥桶。推肥を入れて運ぶ桶。
用例
クェーウーキ カタミティ ハルカイ イチュン(堆肥を入れた桶を 担いで 畑に 行く)。
クェーガヤ
肥やしにするための茅。
クェーカンティー
食べ物に困ること。生活に困ること。
用例
クェーカンティーシ(生活に困って)。クェーカンティスル アタイヌ チネー(食べ物にも困るほどの家庭)。
メモ
食う+しかねる。~カンティー(~しかねる)。
クェークェー
「食い意地のはった者」の卑語。
クェークェー
放蕩。
用例
チャクシェー クェークェーシ(嫡子が放蕩して)。
グェーグェー
ぬかるんでいる状態。
用例
ウーアミアトゥヤ ミチン グェーグェーッシ アッチンナラン(大雨の後は 道も ぬかるんで 歩くこともできない)。
クェースーブ
肥〔こえ〕勝負。堆肥の品評会。
メモ
クェースーブーとも言う。
クェートーン
肥えている。太っている。
用例
クェートール ウシ(太っている牛)。
クェーニーブ
肥びしゃく。肥料用柄杓。
用例
クェーニーブヌ ヰーヌ ヲゥーリトーンドー(クェーニーブ・肥料用柄杓の 柄が 折れているよ)。
メモ
木製の柄杓で水肥用として使っていた。クェーニーブーとも言う。
クェーヌメー
桑江の前。桑江本字に対しての呼称。
クェーヒラ
【民具】鍬〔くわ〕とへら。農具。
メモ
ヒーラは木の枝の曲がりを利用した柄に平たく細長い鉄製の先がついた農具。篦〔へら〕の形をしている。畑の草とりやイモの苗付け、サトウキビの根切りなどにつかう。
クェーブー
食の果報。食べ物にありつく幸運。
用例
チュヌ クェーブーヤ ウマリーニカラ キミラットーンディ(人間の 食果報は 生まれる時から 決められているんだってさ)。
ウッサヌ クェーブー ヤミセーテーサ(それだけの食の果報でいらしたのでしょう。〔お悔やみの言葉〕)。
メモ
食+果報。
クェーブーアジャ
口の側のほくろ。
メモ
クェーブー(食べ物にありつける幸運)がある印としてそう呼んだ。
クェーブッター
太った人。
用例
チョーデー タイ クェーブッターナティ(兄弟 2人とも 太ってしまって)。
メモ
類:クェーヤー(太った人)。対:エースガー(痩せた人)・ヨーガラー(痩せた人)・ヨーガリムン(痩せた人)。
クェーマジリ
堆肥を作るために木の葉などを積んでおいたもの。
用例
クェーマジリ ウチョーチネーヨ、ヒーバーグヮー ウリ クーラリレー ヤムンドー ユーシーヨーリチ(堆肥を積んであると、カラスヒバアに噛まれると痛いよ、気をつけなさいと言われた)。
クェームン
食べ物。
用例
ジャッサ イチュナサラワン ドゥーヌ クェームンヤ カクグシーヨーヤー(どんなに 忙しくても 自分の 食べ物は 確保しておきなさいよ)。
クェーヤー
太っている人。
用例
ワッター ワラべー アヌ クェーヤーヤサ(私の 子どもは あの 太っている子だよ)。
メモ
類:クェーブッター(太った人)。対:エースガー(痩せた人)・ヨーガラー(痩せた人)・ヨーガリムン(痩せた人)。
クェーヤー
堆肥小屋。
メモ
畜舎に付随してクェーヤーやシーリ(肥溜め)があった。
クェーラサーウシ
肥えさせる牛。肥育牛。
メモ
長浜を中心とする北部地域は肥育牛飼養が盛んだった。
クェーヲゥーキ
【民具】肥桶〔こえおけ〕。
メモ
肥料の糞尿〔ふんにょう〕を運ぶ桶。クェーヲゥーキー、クェーヲゥキーとも言う。
クガシ
焦し。
メモ
ウマチーにはクガシを作り、神アサギでノロにさしあげる。水につけた米をすりつぶして水でのばしたもので、アタトーメーに差し上げた。
クガタ
こちら側。
用例
クガタナーリー マーティ イケー(こちら側から 廻って 行きなさい)。
クガトゥー
こんな遠い所。
用例
イッター ヤーヤ クガトゥールヤティナー?(貴方たちの 家は こんな遠い所だったの?)。
クガナーグヮー
赤ん坊。
用例
クガナーグヮーヤ イチ ンチン カナサンヤー(赤ん坊は いつ 見ても 愛しいね)。
クガニ
黄金。
用例
ンカシェー クガニヌハナヌ サチュンディヌ ハナシンアタンドー(昔は 黄金の花が 咲くという 話もあったよ)。
クガニー
みかんの一種。
用例
マチヤンカイ クガニーキンブ マジマットータンレー(店に クガニーキンブが 積まれていたよ)。
メモ
シークヮーサーが黄金色に色づいたのにいう。クガニとも言う。
クガニギーファー
金のかんざし。
用例
ウヌクガニギーファーヤ ウヤカラヌ ユズイヤグトゥ テーヒチニ チカイン(この金のかんざしは 親から もらい受けたものだから 大切に 使う)。
クガニザーシ
墓口の上方に挟まれた小石の呼称。
メモ
黄金+錠前。
クガニヌハナ
黄金の花。
クガニバーイ
黄金針。
メモ
乳腺炎が化膿すると、ヤブーを頼んでクガニバーイで膿を出してもらった。
クガニマース
塩。
用例
クガニマースヤ カリーナムンヤンディ(黄金塩は 縁起物なんだって)。
メモ
クガニは黄金の意味。クガニマースは黄金+塩で、塩の美称。
元日の朝御願にはナンジャマース(銀の塩)、クガニマース(黄金の塩)を皿に盛った。酒、御馳走を供え、家長と家族が杯を交わした後に、家長からその塩をいただく。
正月の飾り物として、仏壇に米や昆布で巻いた炭、クガニマース、赤黄白のシキカビを供えた。
クガニムイ
黄金森。喜名の拝所。
メモ
畑地帯に囲まれており、かつては雑木が生い茂る聖地であった。現在は敷地内に石碑を建立し祀っている。グーフンニーでのハチウグヮン(初御願)に先だって字の役員により祈願がなされる。
クガニムルシ
金塊。
メモ
黄金+ムルシ。
クガリーン
焦がれる。
用例
クガリジニシ(焦がれ死んで)。
クガリトーン
思い焦がれている。
用例
トゥナイヌ ニーシェーンカイ ウムイクガリトーン(隣の 青年に 思い焦がれている)。
クガリトーン
焦げている。
用例
ヒー チャースシ ケーワシティ ナービガ クガリトーン(火を 消すのを 忘れてしまって 鍋が 焦げている)。
クガリヤンメー
恋の病。
用例
クガリヤンメーカカティ ニントーンディシガ チャーソーガヤー?(恋の病にかかって 床に臥せているそうだが どうしているんでしょうね?)。
クカル
【鳥】アカショウビン。
用例
クカルガ トゥリアッチュン(アカショウビンが 飛んでいる)。
クカルヌ チョーンドー。ナー ヤク イッチョーンドー(アカショウビンが来ているよ。もう厄が入っているよ)。
メモ
クカルが家の側に来ると厄があるといわれた。クカルが飛んだらハナシチ(風邪)が流行するという。
クク
仲が悪い。
用例
アヌ タイヤ ンカシカラ ククドー(あの 二人は 昔から 仲が悪いよ)。
クグイ
片隅。
用例
ゥンマカイ ウッチョーチーネー ジャマナイグトゥ クグインカイ カタジキレー(そこに 置いておくと 邪魔になるから 片隅に 片付けなさい)。
ククゥー
二十四節気のひとつ。穀雨。
ククゥードゥン
二十四節気の穀雨の頃を表した言い方。
メモ
ククゥー(穀雨)からはククゥードゥンといって温度が上がって稲の生育がよくなる。ドゥンは強調の意か。
グククヌンバン
五穀の御飯。
メモ
9月20日のアカヌクーウグヮンに、役目の人たちがグククヌンバン(五穀で作ったご飯)を作って、ついて来る子ども達に配った。
子守りで赤ん坊を背負っていると2人分貰えた。
ククチ
心地・気分。
用例
ルク ウトゥルサヌ イチチョール ククチンサンタン(余りにも 怖くて 生きている 心地がしなかった)。
ククチ
癲癇〔てんかん〕。
用例
ククチ ウクスン(てんかんを 引き起こす)。
ククトゥミングイ
めまい。
ククヌチ
九。九つ。
用例
イッター ゥンマガヤ ナー ククヌチェーナトーミ?(貴方の 孫は もう 9歳になったねぇ?)。
ククヌチブ
9坪。
メモ
百姓の住居はククヌチブ(9坪)以上造ってはいけなかった。3間×3間のガヤ葺きに制限されていた。
ククヌトゥグンジュー
49歳。49歳の生年祝い。
用例
イーナナー ククヌトゥグンジュー ンケーイル トゥシナティ(そんなに早く 四十九歳の祝いを 迎える 年になって)。
メモ
49歳の祝いは個人で親戚知人を呼んだ。ククヌトゥグジューとも言う。
クグビー
砕けて細かくなった米。
クグミ
踏み石。
用例
クグミンカイ ヒサカキレー(踏み石に 足をかけなさい)。
ククムン
口に含む。含む。
用例
アップリ クチンカイ ククムン(飴を 口に 含む)。
ククミイリーン(含み入れる)。ククランディ(含んだって)。ククリ(口にして)。
過:ククラン(含んだ)否:ククマン(含まない)希:ククミーブサン(含みたい)継:ククローン(含んでいる)。
ククラ
米倉。
用例
ククラヌ クラヌ ヌウティムン(米倉から落ちたもの)。
ククラキ
胸焼け。
用例
トゥシ トゥッタレールヤラー チカグロー ユー ククラキッシ ニンララン(年を 取ったせいか 近頃は よく 胸焼けがして 眠れない)。
ククラキヌゥンバン
結婚式に夫婦が食べるおにぎり。
用例
ククラキヌゥンバンヤ アヤカーイトゥシ ワンニン カリンチャン(ククラキヌゥンバン・結婚式に夫婦が食べるおにぎりは 肖りとして 私も 食べたことがある)。
メモ
類:グフクヌンバン(結婚式に夫婦が食べるおにぎり)。
結婚式の時に夫婦が交互に食べるおにぎりで、夫婦が食べた後はあやかりものとして皆で食べた。
ククリ
心得。
用例
ククリラシワルヤル(用心させねばならない)。
ククリーン
心得る・気を付ける。
用例
カンジンナクトゥヤ カチトゥミトーティ ククリーン(肝心なことは 書き留めておいて 心得る)。
継:ククリトーン(心得ている)。
ククリトーキ
心得ておきなさい。
用例
シージャンチャーガ イーシェー ユー ククリリトーキヨーヤー(先輩達が 言うのは よく 心得ておきなさいよ)。
ククリリ
心得なさい。
用例
ドゥーチュイ イチュラー ウヌグトゥ ククリリヨー(一人で 行くなら そのように 心得なさいよ)。
ククル
心。
用例
ヰナグングヮヌ ククルヌ ディキトーシヨー(娘の 心が 良いことよ)。
メモ
類:チムグクル(心)。
ククルアースン
心を合わせる・心をひとつにする。
用例
チョーデーンチャー ンナシ ククルアースン(兄弟 皆で 心を合わせる・心をひとつにする)。
過:ククルアーチャン(心を合わせた)否:ククルアーサン(心を合わさない)希:ククルアーシーブサン(心を合わせたい)継:ククルアーチョーン(心を合わせている)。
ククルアティ
心当て。
用例
イャー ヌーガラ ククルアティヤネーラニ?(君は 何か 思いあたるふしはないか?)。
ククルガキーン
心がける。
用例
チャー ワシラングトゥニ ククルガキーン(いつも 忘れないように 心がける)。
継:ククルガキトーン(心がけている)。
ククルガワイ
心変わり。
用例
ンナシ キミティカラー ククルガワイヤ サンキヨー(皆で 決めたからには 心変わりはするなよ・気が変わるようなことはするなよ)。
ククルザシ
志。
用例
ククルザシン リッパ ムッチ リッシンシーヨー(志を ちゃんと 持って 立身しなさいよ)。
ククルダミシ
心試し。
用例
ククルダミシニ マジェー ウチアキティンディ(心試しに まずは 打ち明けてごらん)。
ククルミ
試み。
用例
クンドゥヤ ククルミトゥシ ハジミティンダナ(今度は 試みとして 始めてみよう)。
ククルミレー
心見る。本心をさぐる。
ククルムチ
心持ち。
用例
アマヌ ヰナグングヮヤ カーギンチュラサレー ククルムチンユタサン(あそこの 娘は 美人だが 心も良い)。
ククルムトゥナサン
心もとない。
用例
ドゥーチュイシ カンゲーイネー ククルムトゥナサン(ひとりで 考えると 心もとない)。
ククルユルスン
心を許す・ほっとする。
用例
スージン シーウワティ ククルユルスン(お祝も 無事に終わって ほっとする・心を許す)。
クゲー
交際・付き合い。
用例
ユミナティゥンジン チュケートゥナイトー ユー クゲーリヨーヤー(嫁に行っても 隣近所とは 良く 付き合いなさいよ)。
クゲーイ
寝返り。
用例
アチサヌフシガラン ユル ニントーティ ヒッチー クゲーイウッチョーサ(暑くてたまらず 夜 寝ていて ずっと 寝返りばかりうっていた)。
クゲーイギン
余所行きの着物。
用例
ンカシヤ クゲーイギンディチン ティーチナール ムッチョータル(昔は 余所行きの着物と言っても 一枚ずつしか持ってなかった)。
メモ
外出着のことで絣模様を入れたバサーギン(芭蕉の着物)やクンジー(紺地)を着ていた。
クゲーギングヮー
外出着。
メモ
公界+着物+グヮー。公界(くがい)とは表向きの意味。晴れの場所。世間。人前。
ユールキヤーグヮーともいった。
クサ
フィラリア症。
用例
クサ フリトーン(フィラリア症で震えている)。
クサ
後ろ。後ろ盾。後見人。
用例
クサンウラン、アトゥスシンウラン(夫も後見人もいない)。
クサ
草。
用例
ハルヌ クサン ミーティ アチャヤ ンナシ クサ ハララナ(畑の 草も 生えているから 明日は 皆で 草を 刈ろう)。
クサー
後ろ。
用例
クサーカラ スシェーマシヤサ(後ろの方から やった方が良いよ)。
メモ
類:クシ(後ろ)。対:メー(前)。
クサーガキ
湯灌の際に、腕を反対にひねって碗で水をかける方法。
クサーナーリー
後ろの方から。
用例
クサーナーリー ヒンギティハイタン(後ろの方から 逃げて行った)。
メモ
類:クシナーリー(後ろの方から)。対:メーナーリー(前の方から)。
クサームティ
後ろの方。
用例
ジムスヌ クサームティ(事務所の後ろの方)。
クサーンケー
後ろ向き。
用例
クサーンケーシ ワンガ アビタンテーン トゥンケーインサン(後ろを向いて 私が 声をかけても 振り返りもしない)。
メモ
対:メーンケー(前向き)。
クサイ
鎖。
メモ
つなぎ合わせる。ひとつにする。支配する。
クサカイ
草刈り。
クサカチャー
熊手。
メモ
草+掻き。
クサガネー
小作料。
クサカヤー
草を刈る人。
用例
ガッコーカラ ケーイネー メーナチ クサカヤーシミラッタン(学校から 帰ると 毎日 草刈りをさせられた)。
クサギナ
【植物】クサギ。
メモ
フィラリアにはクサギナを煎じて飲む。
クサクサ
いらいら。
用例
アリガシーヨー ンジーネー ティーハゴーサヌ クサクサスン(彼のやりかたを 見ていると はがゆくて いらいらする)。
クササン
臭い。
用例
ゥンマカイ イユヌワタムン ウッチェーグトゥ クササン(そこに 魚のはらわたを 置いてあるから 臭い)。
メモ
類:クサハン(臭い)。
クサチリー
草切り。草を切る人。
クサティ
後ろ。
用例
ナーフィノー クサティカラ(もっと後ろから)。
クサティ
後ろにすること。背にすること。
用例
ニーヌヲィキガヌ クサティヌ インヌ ヰナグヤイビーン(子年生まれの男の妻で戌年生まれです)。
クサティグヮー カメーティ、アマンジ ヰレー(背をあずけられる所をみつけて、あそこに座りなさい)。
クサティ
腰当て。
用例
クシヌ ヤリ クサティヌアリワル ヰラリンレー(腰が 痛くて 腰当がないと 座れない)。
メモ
腰座る時に楽にするために腰の後に当てる物。集落を加護する御嶽もそう表すことがある。例:クサティムイ(腰当ての山、丘)。
クサティ
頼りになる者。後ろ盾。頼りになる者。
用例
ワン クサテー ワッター シージャル ヤンドー(私が頼りにしているはうちの兄だよ)。クサテーエンシェービーミ?(ご主人はいらっしゃいますか?)。
メモ
後ろ盾になる夫のこともクサティという。
クサデー
臭い物。
クサバー
【魚】ベラ科。
クサハマー
【魚】スク(アイゴの稚魚)が少し成長し、海藻を食べ始めたもの。
クサハラ
後ろ側。
クサハン
カンランハギ。
用例
チューヤ ダテーン クサハン トゥティチェーンドー(今日は 沢山の カンランハギを 取って来たよ)。
クサハン
臭い。
用例
ヌーガラ クサリティルヲゥラー クサハンデー(何か 腐れているのか 臭いよ)。
メモ
類:クササン(臭い)。
クサビ
楔。
用例
ユルサル トゥクロー クサビ イットーケー(緩い 所は 楔を 入れておきなさい)。
クサファングヮー
【魚】スク(アイゴの稚魚)が少し成長し、海藻を食べ始めたもの。
用例
シチナイネー ダテーンヌ クサファングヮーガ ユティチュータン(時節になると 沢山の クサファングヮーが 寄って来た)。
クサブックイン
怒る。
用例
アリガクトゥ イーネー クサブックインドー(彼のことを 言うと 怒るよ)。
クサブックトーン
怒っている。
用例
イチ ンチン クサブックトーン(いつ 見ても 怒っている)。
クサブックヮー
大人ぶる者。物知り顔にふるまう者。
クサブックヮー
怒りんぼ・愛想が悪い。
用例
ワカサヌ ヰナグガ クサブックヮーナイネー トゥジサーヤ ヲゥランドー(若い 娘が 怒りっぽいと 嫁にする人は いないよ)。
クサフリー
フィラリア症。また、フィラリア症患者。
用例
クサフリーガ へーティ ジャッサヌ チュガ カカタラー ワカランアタイヤタン(フィラリアが 流行って どれくらいの 人が 罹ったのか 分からないぐらいだった)。
クサフリヤー
フィラリア症。また、フィラリア症患者。
メモ
発熱と、寒気がして震える南国に多い病気。
クサブリヤー
フィラリア症。また、フィラリア症患者。
クサフルヤーソーン
産後、手足がむくんだり発熱すること。
メモ
ヒジュイイッチョーン或いはシーライーンともいった。
クサミクン
怒る。憤慨〔ふんがい〕する。
用例
アンソールシーヨーシーネー スーヤ クサミクンドー(そんなやり方をしたら 親父は 怒るよ)。
メモ
類:クサミチュン(怒る)。
クサミチュン
怒る。憤慨〔ふんがい〕する。
用例
ヤーガ チラカトーネー アンマーヤ イッペー クサミチュン(家が 散らかっていると お母さんは とても 怒る)。
クサミチェーウシガ(腹立たしくはあるが)。クサミチゃーニ(怒って)。クサミチ(怒って)。クサミチ イチーニン(怒って行く時にも)。クサミチンサン(怒りもしない)。
過:クサミチャン(怒った)否:クサミカン(怒らない)希:クサミチーブサン(怒りたい)継:クサミチョーン(怒っている)。
メモ
類:ワジーン(怒る)・クサミクン(怒る)。
クサムニー
ませた物の言い方。
用例
ワラビヌ クサムニービカーンシ アマンカイ イカニ(子どものくせに ませた口をきいて あそこに 行きなさい)。
クサムニースン(たわごとを言う)。
クザラ
小皿。
用例
ウサンデーヤ クザランカイ ワキティ ンナ ウサガミソーレー(お下げしたのは 小皿に 取り分けて 皆 召し上がってください)。
クサラー
【魚】ニシオオサバ。
クサラー
嫌な奴・性格が悪い人。
用例
ヤナクサラーヤ イャートー ムヌンアビーブコーネーラン(嫌な奴め お前とは 話もしたくない)。
クサリーン
腐れる。
用例
ティーラミーカイ ウヌママ ムン ウチョーチーネー クサリーンドー(太陽の当たる場所に そのまま 食べ物を 置いておくと 腐れるよ)。
クサリトーン
腐れている。
用例
チヌー コーテール トーフガ クサリトーン(昨日 買った 豆腐が 腐れている)。
クサリベンサー
虫の一種。
用例
キーンカイ クサリベンサーガ ダテーン シガトーン(木に クサリベンサーが たくさん ついている)。
クサリミンカー
耳が聞こえない者。
メモ
相手を罵〔ののし〕る時にいう悪口。
クサリムン
腐れた物。
用例
クサリムンヤ ゥンマンカイ ウカンヨークー ヒティトーケー(腐れた物は そこに 置かずに 捨てなさい)。
グサン
杖。
メモ
盆に供えるグーサンウージ(甘蔗の杖)。
クサンミー
草の中・雑草の中。
用例
クサンミーヲゥティ ウトゥチェーティカラ ナー カメーイサンサ(草の中に 落としたんだったら もう 探せないよ)。
クシ
欠点。
用例
クシチキティ(欠点をあげて)。
クシ
後。後ろ。
用例
ナーイフェー クシカイ サガティ ンレー(もう少しは 後に 下がって 見なさい)。
クサーナチ(後ろにして・差しおいて)。クサーカラ ミグユン(後ろから廻る)。
メモ
類:クサ―(後ろ)。対:メー(前)。
クシ
腰。
用例
ゥンブムン ムッチャレー クシヌル ヤムンデー(重いのを 持ったから 腰が 痛いんだよ)。
クシ
難癖。
用例
ヒッチー チュガ イーシカイ クシビカーンシ(いつも 人が 言うのに 難癖ばかりつけて)。
メモ
類:ヒーグシ(難癖)。
クシ
癖。
用例
クシ ワッサン(癖が悪い。盗み癖がある)。
クジ
クジ。
用例
クジ ヒチーガ イチュン(クジを 引きに 行く)。
クジ
釘。
用例
トゥスイヌ ヒサー クジン タタンアタイ(年寄りの足裏は 釘も打てないくらい〔かたい〕)。
クジ ウッチ イジカングトゥ スシェーマシテー(釘を打って 動かないようにした方が良いよ)。
グジ
とげ。
グジ
釘。
クシアティ
腰当て。
クシーン
着せる。
用例
イャーガ ユミカイ イチネー チュラジン クシーンドー(貴方が 嫁に 行く時には きれいな着物を 着せるよ)。
過:クシタン(着せた)否:クシラン(着せない)希:クシーブサン(着せたい)継:クシトーン(着せている)。
クジーン
くじる。ほじくる。えぐる。
クジーン
皮肉を言う。
用例
チュガ ハナシースルカージ クジーン(人が 話をするたびに 皮肉を言う)。
クジウム
くず芋。クズウコン科。アロールート。
メモ
澱粉を取るために植えていた。
クシキー
蒸し器。
用例
クシキーシ ムーチー ゥンブスン(蒸し器で 餅を 蒸す)。
グシク
城。
用例
ザチミグシクン チュラクナティ ミーシラランナティ(座喜味城も きれいになって 元の面影はない)。
グシク
城壁。砦。
クシクー
魚の名。
グシクヌメーバル
城之前原(宇座の小字)。
クシクビ
首の後面。後ろ首。
クジグファサン
クジに弱い。
用例
ワン ウットゥヤ クジグファサン(私の 弟・妹は クジに弱い)。
メモ
対:クジヤファラサン(クジに強い)。
クシグミ
後組。地域区分の名称。
メモ
ムラ(集落)を区分する名称。対:メーグミ(前組)。他にもアガリグミ・イリグミ(東組・西組)などもあった。
グシクヰナグ
城女。側近くに仕える女性。
メモ
田舎の美女は王府や権力者の側女として連れて行かれた。
クジケー
小遣い。用務員。
用例
クジケーン ネーンラー ワンガ ムタスサ(小遣いが ないなら 私が 持たすよ)。
クジケーヌ ワジャヤ アリクリ イチュナサンドー(小使いの 仕事は あれこれ 忙しいよ)。
クシジ
こそいで。
用例
クシジ ミーナチ(削り落として実にする)。
クシジュン
こそぐ。
用例
ウスグヮーンカイ ゥンムガー クシヤーイ(芋皮を潰し柔らかくして)。クシジカマチ(刮いで食べさせて)。
クシチ
戸籍。
用例
アチャ チャクシヌ クシチ ヌシーガ イチュン(明日 長男の 戸籍を 登録しに 行く)。
グシチ
【植物】ススキ。
グシチ
用例
ハルカラ グシチ カティチャーニ サン ユーレー(畑から ススキを 刈りてきて サンを 結いなさい)。
クシチー
甑〔こしき〕。蒸し器。
メモ
樽の底を抜いたようなもので口の小さい方を上に向ける。
大鍋にすのこを置き、その上にのせて使う。
クシチーガマ
共同製糖場で使われた丸底鍋。
メモ
甑〔こしき〕+釜。
甘蔗汁が沸騰しても溢れないように2尺くらいの縁がついていた。
クシチーメー
甑米。こしきで蒸した米。
メモ
五月ウマチーは暴風の多い時期なので、伊良皆ではノロが来れない場合には御馳走と卵、クシチーメーを持って行った。カシチーメーとは別物で、ウーガーサ(芭蕉の葉)に包んだクシチーメーをハーチ(大皿)にいっぱい詰めて、暴風の中、喜名と大湾ノロの二手に分かれて届けた。
グシチグヮー
【植物】ススキ。
グシチグヮー
クシヂュン
こそぐ。
用例
カンシ クシヂャグトゥ(このように刮いだら)。
クジドゥミ
釘留め。
メモ
南洋ハギ(杉船)はクジドゥミである。
クシナーリー
後ろの方から。
用例
クシナーリー ヨンナー ケーティイチュン(後ろの方から ゆっくり 帰って行く)。
メモ
類:クサーナーリー(後ろの方から)。対:メーナーリー(前の方から)。
クシヌマーチョーウタキ
後の松御嶽。座喜味の拝所。
メモ
座喜味集落発祥の地といわれ、集落後方に位置し森をなしている。かつて、この辺りはムラアシビ(村芝居)の練習を行う場所でもあった。別称も多くザチミマーチョーグヮー、シマヌルヌウタキ、ニーヌファヌウタキとも呼ばれる。「ニーヌファ」とは干支の子の方向、北を指す。ハチウグヮン(初御願)、ウマチーなどに拝される。
クシバル
後原(宇座の小字)。
クシバル
後原(座喜味の小字)。
クシバル
後原(上地の小字)。
メモ
上地では薪取りに行く時には「クシバルに行く」と行った。
クシバル
後原(楚辺の小字)。
クシバル
後原(長浜の小字)。
クシバル
後原(渡具知の小字)。
クシバル
後原(波平の小字)。
クシバル
後原(比謝の小字)。
クシブーニー
背骨。
クシブニ
腰。
用例
クシブニ ヨーサン(腰が弱い)。
クシブニ
背骨。
用例
クシブニガ ヤリ チューヤ シクチェー ユクティルヲゥンデー(背骨が 痛くて 今日は 仕事を 休んでいるんだよ)。クシブニヌ ヤムン(背骨が痛い)。
クジマ
ハジチ文様のひとつ。
メモ
左手人差し指から小指までの4本第一関節部の文様の名称。
クシマバル
後間原(喜名の小字)。
メモ
クールーダキ(読谷山岳、矢倉岳)に行く途中はクシマ(後間原)。
クシムタシー
腰もたせ。腰当て。
クシムティ
後ろの方。後方。
用例
ウヤヌヤーヌ クシムティカイ ヤー チュクテーン(実家の 後の方に 家を 造ってある)。
クジヤー
牛の名前。
用例
クジーシガ ジョージナ ウシンカイ クジヤーディ イタン(えぐり技が 上手な 牛には クジヤーと いっていた)。
クジヤファラサン
クジに強い。
用例
ワン ウットゥヤ クジヤファラサン(私の 弟・妹は クジに強い)。
メモ
対:クジグファサン(クジに弱い)。
クシヤミー
腰痛。
クシヤンジュン
一定の協議を壊す事・覆す。
用例
キマトーシルヤルムンヌ マタ クシヤンジュンナー(決まっているものなのに また 覆すのか)。
クジュ
去年。昨年。
用例
ヰナグヌウヤヌ ヲゥランナタシェー クジュナトーシガ、チヌーヲゥッティーヌグトゥルアルヤー(母親が亡くなったのは 昨年のことだが 昨日一昨日のことのようだ)。クジュヌクトゥ(去年のこと)。
メモ
類:ンチュ(昨年)。
グジューンーメー
ククントゥグンジュー(49歳)のお爺さん。
メモ
長浜では10月のヒーマーチ御願はグジューンーメー達が壬の日にヒヌカンに御願をして、字中の各家庭を廻った。
クシユクヮー
腰を休める。腰休み。骨休み。
用例
ナチヌ ハルシクチヤ アチサヌ フシガラン。クシユクヮーシーガーチールナイル(夏の 畑仕事は 暑くて たまらない。腰休めしながらしかできない)。
メモ
〔腰憩〕骨休め。農繁期の仕事が終わってする骨休めの行事。
クシユックイ
腰を休める。腰休み。骨休み。
用例
ゥンカシヤ クシユックィガ イッペー マチカンティーヤタン(昔は クシユックィが とても 待ち遠しかった)。
メモ
クシユックイは製糖終了後に各組で行なった。
クシユックヮーシー
腰を休める。腰休み。骨休み。
メモ
クシユックイ参照。
グジラ
【哺乳類】鯨〔クジラ〕。
クジラゴーシ
絣の模様だけの布。
メモ
お祝いにはクジラゴーシやアヤヌナーカー(綾の中)とかの上等を着るのであって、絣などは着てはいけない。
製糖終了後や田植え後などに行なう腰を休める行事。
クシランパー
着せたがらない。
用例
チヌン マンドーシガ クシランパーシ(服も 沢山あるのに 着せたがらないさ)。
クジリーン
崩れる。
用例
イシガチガ クジリーン(石垣が 崩れる)。
過:クジリタン(崩れた)否:クジリラン(崩れない)継:クジリトーン(崩れている)。
クジリゴーシ
崩れ格子。格子模様の輪郭がかすれて見える布。
メモ
主に女性の着物に使われた。クジリゴーシのウフスディグヮー(袖の大きい着物)を13歳祝いに着た。
クシレーイン
こしらえる・さばく。
用例
イユ コーティ ドゥークル ヤーウティ クシレーイン(魚を買って、自分で家で こしらえる)。
過:クシレータン(こしらえた)否:クシレーラン(こしらえない)希:クシレーイブサン(こしらえたい)継:クシレートーン(さばいた)。
グジングェー
御人肥。
メモ
台所の水甕の側に使用水を貯める穴を掘り、そこに藁を敷き、人間が踏みつけてグジングェー(御人肥)を作った。
クシンダカリ
後村渠。地域の区分名称。
メモ
対:メンダカリ(前村渠)。
メンダカリ・クシンダカリに分かれて綱引きをした。字によっては、アガリンダカリ、イリンダカリと東西で分けたところもある。
グジンフー
御前風。舞踊の名称
メモ
ムラアシビの演目。
クス
糞〔クソ〕。
用例
クスマイブサヌ ヤマンミーヲゥティ マタサ(糞をしたくてたまらず 山の中で 用を足したさ)。
クス ヒラスン
糞〔ふん〕を出させる。
用例
チンナンヤ クソー ヒラチカル イリーンドー(カタツムリは糞を出させてから入れるんだよ)。
メモ
カタツムリは削った芋を与え一晩おき、糞を出させてからお汁にして食べた。
糞をするにはクス マインという。
クスイ
薬。
用例
クスイビカーン ヌムシヤカ イヒナーヤ フカンカイ ゥンジティ ドゥーン ヰジカスシェーマシ(薬だけ 飲むよりは 少しは 外に 出て 体も 動かさした方が良い)。
クスイデー
薬代。
クスイナイン
薬になる。
用例
ハッサッ!カチューユーヤ ヌーヤカ クスイナインネースン(あれまあ!カチューユー・鰹湯は 何よりも 薬になるようだ)。
メモ
薬を飲んだように元気になること。
カチューユーは、多めの鰹節の上に味噌をのせ、お湯をかけたもの。それに生卵やネギを入れる時もある。
クスイムン
薬のような体によい食品。
メモ
薬+物。山羊はクスイムン(強壮食品)として食する。
クスイヤー
薬局・薬売り。
用例
カジヒチョーグトゥ クスイヤーヲゥティ クスイ コーティチューン(風邪を引いているから 薬局で 薬を 買って来る)。
グスーヨー
皆さま。呼びかけの言葉。
クスカー
魚の名。ニザダイ科。
クスカーイジュン
漁具の名。銛の一種。
メモ
返しのない銛。
クスクェー
糞食らえ。まじない言葉。
用例
ターヤティン ハナフィーネー クスクェーディチ ケーシヨー(誰がでも くしゃみをしたら クスクェーといって 返しなさいよ)。
メモ
類:クスタックェー(糞食らえ)。くしゃみをした時の返し言葉、唱える呪文。
子供にくしゃみをさせて命を取ろうとする魔物に対して、この言葉を唱えて退散させたという民話に由来する。
クスグェー
下肥。
用例
ワカサイネー クスグェー カタミティ イクケーヌン イチムルヤーサンドー(若い時には 下肥を担いで 何回も往復したよ)。
メモ
人糞尿の肥料。
グスクバル
城原(座喜味の小字)。
クスケー
魚の名。サンノジ・ニサダイ科の魚。
用例
クスケーヤ ヒラターヌ クルーソーヌ イユヤサ(サンノジは 平たくて 黒い 魚だよ)。
クスケー
糞食らえ。まじない言葉。
用例
クスケー、モーキティ メークェーヒャー(糞喰らえ、儲けて米を喰え)。
メモ
子供がくしゃみをしたときに、周りの者が子どもの命をねらう魔物にむけて言う。
クスタックェー
糞食らえ。まじない言葉。
用例
ハナフィーネー 「クスタックェー」ディチイリヨー(くしゃみをしたら 「クスタックェー」と言って返しなさいよ)。
メモ
類:クスクェー(糞食らえ)。くしゃみをした時の返し言葉、唱える呪文。
クスタリー
下痢。
用例
チヌーヌ ユーバノー クサリティルヲゥタラー クスタリーソーン(昨日の 夕飯は 腐れていたのか 下痢をしている)。
クスヌチ
【植物】クスノキ。
用例
クスヌチ アンリッパ イーテールヤー(クスノキを きれいに 植えてあるね)。
クスパーラー
下痢。
クスヒーン
下痢する。
クスヒリー
下痢。
用例
ヌーガラ アタイルサラー クスヒリーソーン(何かに 当たったのか 下痢をしている)。
クスブクル
直腸。
クスベンサー
【虫】コガネムシの一種。
メモ
触ると臭くなる。
クスマヤー
下痢。
クスマヤー
糞垂れ。悪口の一種。
グスミチ
軟骨。
用例
ウヮーヌ グスミチヤ ジコー ニークミーネー ヤファラチ マーサン(豚の 軟骨は うんと 煮込むと 柔らかくなって 美味しい)。
グソー
後生。あの世。
用例
スーン アンマーン リッパ グソーカイ ウクラヤー(お父さんも お母さんも ちゃんと 後生に 見送ろうね)。
ナー グソー チチャサン(もうあの世が近い)。グソーンカイ イカラン(成仏できない)。
グソーカイ ンジャン
後生へ行った。亡くなった。
グソーカイゥンジャン
後生へ行った。亡くなった。
用例
ハーメーン ウスメーン グソーカイゥンジャンドー(お婆さんも お爺さんも 亡くなったよ)。
メモ
類:ミーウティー(目落ち・亡くなった)・トータビカイゥンジャン(唐旅に行った・亡くなった)・ミークータン(目を瞑った・亡くなった)・ヲゥランナイン(居なくなった・亡くなった)・ヲゥモーランナイン(居なくなられた・亡くなった)・スーカーワタイヒチャン(三途の川を渡った・亡くなった・年寄りに使う)・ケーマースン(亡くなった)・トーナタン(限界に来た・亡くなった)・マーヒチャン(亡くなった)・シジャン(死んだ・亡くなった)。
グソーギン
死装束。
用例
グソーギンヤ ヰナグヌル シコーティハイテーサニ?(死装束は 女が 準備して行ったんでしょう?)。
メモ
類:グソージン(死装束)・シルダナシ(死装束)・シルイショー(死装束)。
グソージン
死装束。
用例
グソージンヤ ヲゥトゥヌムンマディ ニンメー シコーティ ハイタンドー(死装束は 夫の分まで 2枚 持って 行ったよ)。
メモ
類:グソーギン(死装束)・シルダナシ(死装束)・シルイショー(死装束)。
結婚して行く花嫁が是非準備しないといけないのが死装束であった。夫の分と二枚準備して持って行った。
グソースガイ
死装束。
用例
ンカシヤ ムル ドゥーナークルル ステーグトゥ グソースガイ シミーニン デージヤタン(昔は 全て 自分たちで やったから 後生装束をさせるのも 大変だった)。
メモ
死者は七枚の着物(下着も含む)を重ねて着せ、一番上には嫁入りに持って来たシルイショーを着せた。着物は通常の反対でヒジャイウチャーシー(左を下)にする。
グソーヂン
死者に着せる着物。死装束。
メモ
ユンヂチに作るものとされていた。嫁入り道具のひとつだった。
グソーニービチ
冥婚。
メモ
結婚の約束をしたのに相手が亡くなり、女は他の人と結婚するものの、上手くいかないのは先に亡くなった相手が邪魔しているからとシムチ(易者)の判断を受けて、女が亡くなった後にグソーニービチをする。
グソーヌイェームン
後生へのことづかりもの。
メモ
死者への副葬品の他に、以前に亡くなった死者の分として手拭いを託する。
グソーヌソーグヮチ
後生の正月。
メモ
1月16日に墓で行なう行事。ジュールクニチーのこと。ジュールクニチーにグソーヌソーグヮチという。
グソーヌナーギムン
後生への土産物。死者への副装品。
グソーヌワタクシ
後生のへそくり。
メモ
2月、8月の彼岸は年忌の法事ではない別物で、私事祭ということでワタクシといった。
彼岸はワタクシ、餅をつくってあげなさいよと言われた。
グソーバナ
仏葬華・ハイビスカス。
グソーバナ
用例
ナマヌ ワカーンチャーヤ グソーバナディチン ワカランハジデー(今の 若者は グソーバナといっても 分からないはずだよ)。
グソーミチ
後生道。葬列が通る道。
グソームドゥイ
後生戻り。生き返った人。
メモ
クヮンチェーバク(棺箱)を準備して葬式をしようとしたら生き返った。それをグソームドゥイという。
グソーンチュ
後生の人。
メモ
グソーンチュ(後生の人)が命を取ろうとした。
クダカマンジュースー
久高万寿主。エイサー歌のひとつ。
クダグー
細い竹の先に木綿を巻いた管
メモ
機織り機具の緯糸を巻く管にもクダグーという。
クダグー
馬具のひとつ。
メモ
手綱で馬の背がこすれるのを防ぐための竹製の管輪。
クタスン
くたす。腐らせる。
メモ
腐(くた)す=腐らせる。朽ちさせる。萎えさせる。無にする。いもかすなどをわざわざ腐らせる場合にいう。
クタチキ
先月。
用例
ワッタガ ナーファカイ コーイムンシーガ ゥンジャシェー クタチキルヤタル(私たちが 那覇に 買い物に 行ったのは 先月だよ)。
クタチチ
先月。
用例
ウヌデークニヤ クタチチル チキテール(その大根は 先月 漬けたんだよ)。
クダナバル
小棚原(波平の小字)。
クダミイシ
踏石。
クダムン
踏む。
用例
白浜 クダミーシェー(白浜を踏むでしょう)。
クタン
朽ちない。
クタンディ
くたびれ。疲れ。疲労。
用例
クタンディ サービソーラニ(お疲れではないですか)。クタンディティ メーンソーラニ(疲れてはいらっしゃいませんか)。
クタンリ
くたびれ。疲れ。疲労。
用例
マギスージ シンソーチ クタンレー ネーミソーラニ?(大きなお祝いをなさって お疲れはないですか?)。
クタンリーン
疲れる。
用例
シクチヌ チューサヌ クタンリーン(仕事が きつくて 疲れる)。
過:クタンリタン(疲れた)否:クタンリラン(疲れない)継:クタンリトーン(疲れている)。
クタンリゥンジャスン
疲れが出る。
用例
アサカラ チャーパタナイシーネー クタンリゥンジャスンドー(朝から ずっと働き通しだと 疲れるよ)。
クタンリトーン
疲れている・疲労困憊している。
用例
ユクイルマルン ネーラン クタンリトーン(休む間もなくて 疲れている)。
クチ
~の言葉。
用例
ウチナーグチ(沖縄の言葉)。ヤマトグチ(日本本土、大和の言葉)。
クチ
遺骨。
用例
カソー ウワティ クチ ヒルイガ イチュン(火葬が 終わって 遺骨を 拾いに行く)。
クチ ウンチケーセー(遺骨をお連れしなさい)。
メモ
類:クチタマ(遺骨)。
クチ
言葉。文句。
クチ
口。
用例
クチンカイ チュケーンニ ウッサキー イリール(口に 一度に そんなに沢山 入れるか)。クチ カッサン(口が軽い。軽々しく口をきき、秘密をもらしやすい)。
クチ クェーユン
口が肥える。
クチ ヤンジュン
口がおごってしまう。
メモ
美食癖がついてしまう。
クチ ユシジュン
口をゆすぐ。うがいする。
クチイーン
約束する。
用例
リッパ クチイッティ(ちゃんと約束して)。
クチイチャーシ
口寄せ。話を交わすこと。
メモ
喪家では、亡くなってから3日目頃に、ユタなど物知りの所へ死者の口寄せを聞きに行くことをいう。
クチウスイ
口押さえ。
用例
クチウスイ シ クィリ(口外しないでくれ)。
クチウンチケー
遺骨お迎え・遺骨ご案内。
用例
クチウンチケーヤ ヒーントゥティカラル スンドー(遺骨お迎えは 日取りもしてから やるんだよ)。
メモ
他所に葬っていた遺骨を、何らかの事情で他の墓へ移す、案内すること。
クチゥンブー
口が重い人。口下手。
用例
ルク クチヲゥブーナイネー トゥジン カメーイサンドー(あまりにも 口下手になったら 嫁も 探せないよ)。
メモ
なかなか口を開かず、あまりしゃべらない人。
クチゥンブサン
口が重い。
メモ
なかなか口を開かず、あまりしゃべらないようす。
クチガーブラチュン
口を大きく開ける。
用例
イチ ンチン クチガーブラチョーン(いつ 見ても 口を大きく開けている)。
クチカジ
口数。
用例
クチカジヌ イキラサヌ ヌール カンゲートーラー ワカラン(口数が 少なくて 何を 考えているのか 分からない)。
クチカジ
東風。
用例
チューヌ クチカジヤ ヒジュルサヌ イーヤンベーヤン(今日の 東風は 冷たくて 気持ち良い)。
クチガッサン
口が軽い。
用例
アレー クチガッサヌ ヌーン アビララン(彼奴は 口が軽いから 何も 言えない)。
メモ
軽々しく口をきき、秘密をもらしやすい。
クチカナヤー
口が達者な者。口答えする人。
用例
ウヤンカイ ンカティ アンシ ムヌ インナー ヤナ クチカナヤー!(親に 向かって そんな口をきくか 口答えばかりして!)。
クチガマラサン
口やかましい。うるさいことばかりいうこと。
クチガマラハン
口やかましい。うるさいことばかりいうこと。
クチガンスイ
口剃刀。口達者。口巧者。
用例
ワラビヌンジトーティ アンシ クチガンスイヤル(子どものくせに なんて口達者なんだ)。
メモ
言葉が剃刀〔かみそり〕のように鋭く、人を傷つける人。口が剃刀のように鋭いこと。
クチギレー
洗骨。
用例
チュヌ ケーマーチ ニサンカニン アトゥッシ クチギレーヤ スタン(人が 亡くなって ニ、三か年後に 洗骨は行った)。
メモ
類:シンクジ(洗骨)。
クチグシ
口癖。
用例
ドゥージマン スシガ クチグシ ヤタンヤー(自分の自慢をするのが 口癖だったね)。
クチグチ
口々。皆が同じようなことをそれぞれいうこと。
用例
チヌーヌ 常会ヤ ムル クチグチニ アンル イータンレー(昨日の常会は、みんな口々にそう言ったよ)。
クチグトゥ
口論。争い。
メモ
ビーチャーがピチピチピチと鳴けば、クチグトゥ(争い)があるといわれた。
クチグファサン
口が悪い。言葉が荒々しい。
用例
ルク クチグファサヌ ムヌン イーブコーネーン(あまりにも 言葉が荒くて 物も 言いたくない・話もしたくない)。
メモ
対:クチヤファラサン(言葉が柔らかい)。
クチグフヮー
口が悪い者。言葉が荒々しい者。毒舌家。
クチグフヮサン
口が悪い。言葉が荒々しい。
クチグルマ
口車。口先だけの巧みな言い方。
用例
クンドゥン クチグルマンカイ ヌシラリーネー デージドー(今度も 口車に 乗せられたら 大変だよ)。
クチゲー
口答え。
クチサチ
口先。
用例
アリガ イーシェー チャー クチサチビカーンヤサ(彼奴が 言うのは いつも 口先だけだよ)。
クチザチ
くちばし。
クチザチ
口。口先。言葉だけ。
クチサビサン
口寂しい。何かを口にしたい。
用例
ワター ミッチョーシガ ヌーガラ クチサビサンヤー(お腹は いっぱいだが 何か 口にしたいね)。
カムシン ネーラン、チャービケー ゥンジャチーネー クチサビサヌヤー(食べる物もない、お茶だけ出すと、口寂しくてね)。
メモ
お腹がすいているわけでもないのに、何か口にしたい、食べたいこと。
クチサン
苦しい。
用例
イーブサシン イラランリシェー クチサンヤー(言いたいことも 言えないということは 苦しいね)。
クチサンシン
口三味線。
メモ
声でサンシン(三線)の音を唱えること。
クチザンシン
口三味線。
メモ
声でサンシン(三線)の音を唱えること。
クチシバ
唇。
用例
クチシバ カンチチ(唇をかみながら。滑舌が悪いさま)。
クチシバ
評判・うわさ。
用例
ヤナクトゥ シーネー クチシバ カカインドー(悪い事をすると 噂が立つよ・評判が悪くなるよ)。
メモ
悪い意味で使われ、世間からよく思われてないこと。
クチジャチ
くちばし。
クチジュームン
口喧嘩が強い。
用例
アマヌ ユメー シタタカヌ クチジュームンナティ シトゥノー チャーンナランディ(あそこの 嫁は 強かに 口が強くて 姑がは どうすることもできないんだって)。
クチジル
よだれ。唾液〔だえき〕。唾〔つば〕。
用例
ゥンジュル ウッサシ クチジル タイサ(見ているだけで よだれが出るさ)。
メモ
すっぱいものを思い浮かべると出てくる唾液。
クチタマ
遺骨。
用例
ウグヮンスヤ クチタマ ナティン アガミリヨー(先祖は 遺骨になっても 崇めなさいよ)。
メモ
類:クチ(遺骨)。
クチトゥ トーカチ
食べるのに精一杯なこと。
用例
ワッターヤ ワラビンチャー マンディ、クチトゥ トーカチル ヤルムヌ(うちは子ども達が多くて、食べるのに精一杯だもの)。
クチトゥガヤー
いつも口を尖らせて怒っているようなこと・生意気。
用例
イーシンチカン クチトゥガヤー ワラベー!(言うことも聞かない 生意気な子だ!)。
クチドゥミ
口止め。
用例
ターニン イラングトゥニ クチドゥミシェーン(誰にも 言わないように 口止めした)。
クチドゥミ ソーカンネー、アトゥンジ ジャーフェー コーンドー(口止めしておかないと、後でやっかいなことをこうむるよ)。
クチトーアタラン
言うのと行動が伴わない・口ほどでもない。
用例
イャーヤ クチトーアタラン バチンクヮーン(お前は 口で言うほど 役に立たない)。
メモ
類:クチトーナーメーメー(言うのと行動が伴わない・口ほどでもない)。
クチトーナーメーメー
言うのと行動が伴わない・口ほどでもない。
用例
クチトーナーメーメー  ヌースルチムエーガ?(口ほどでもないのに 何をするつもりか?)。
メモ
類:クチトーアタラン(言うのと行動が伴わない・口ほどでもない)。
クチナー
蛇の一種。
用例
チヌー ゥンマカラ クチナーガ トゥーティ ハイタンディグトゥ キーチキティ アッキヨー(昨日 そこから クチナーが 通って行ったというから 気を付けて 歩きなさいよ)。
メモ
朽ちた縄に似ていることから、そう呼ばれた。
クチナジ
魚の名。イソフエフキ。
クチニーサン
口が遅い。食べたくない、食欲がない。
用例
ムヌウミーシ クチニーサヌ ムヌン カマラン(物思いして 食欲がなく 食事も取れない)。
クチヌソーンネーン
何でも急いで口にすること。
用例
クチヌソーンネーン アチムンカリ シバ ヤチュンドー(急いで口にして 熱いのを食べて 舌を焼くよ・火傷するよ)。
クチヌメー
食べていけるだけの生活力。
用例
クチヌメーン シーサンムンヌ ウヤンカイ ゲースン ナー(食べていける力もないくせに 親に 反抗するのか!)。クチヌメー ハンスン(自分が食べる分の働きを果たす)。
メモ
自分ひとりがやっと食べられるだけの働き。
クチノーシ
口直し。
用例
クチノーシニ ワッターヲゥティ ウチャガシ ウサガイミ?(お口直しに 私の家で お茶菓子でも いただきませんか?)。
メモ
苦い物やまずい物を口にしたり、いやな話が続いた後などにお茶や別の物を飲食すること。
クチバ
轡〔くつわ〕。馬具のひとつ。
メモ
馬の口につける金具。
クチハガー
冬に唇周りが乾燥して荒れている者。
クチハギ
冬に唇周りが乾燥して荒れること。
クチハギー
冬に唇周りが乾燥して荒れること。
クチハゴーサン
口汚い。
用例
ヰキガヤティン クチハゴーサイネー シカンサリーンドー(男でも 口汚いと 嫌われるよ)。
クチハン
苦しい。
用例
クヮ ウシナティ イッペー クチハン(子どもを 亡くして とても 苦しい)。
クチビカー
口先だけで行動が伴わないこと。
クチビカーン
口だけ。
用例
アリガムノー クチビカーンルヤル ヌーン シースンナー(彼奴は 口ばっかりで 何も できっこないよ)。
クチビル
唇。
クチヒントー
口先だけの返答。信用できない返答。
クチブーサー
ほら吹き。
クチブーチ
ほら吹き。
クチブーチャー
ほら吹き。
クチブシ
口達者。
用例
クチビケーヤ ジマンシ、バチェー クヮーンシガ クチブシ ヤンドー(口だけは自慢して、すごくもないけど、口は達者だよ)。
メモ
大きなことばかり言って実行の伴わない者。ほら吹き。
クチベタ
口べた。
用例
アレー クチベタ ヤル ムンヌ、ヌガーラチョーケー(あいつは口下手だもの、見逃しておきなさい)。
クチマーラシ
言い回し。
クチミチャー
魚の一種。ヒラアジの稚魚。
メモ
比謝橋の所でクチミチャーが取れた。
クチャ
岩石の一種。
用例
ウヌ ンチャヤ クチャルヤンムナー(その 土は ジャーガル土なんだね)。
メモ
ジャーガル土の固い土。第三紀層泥灰岩。独楽回しはクチャなどの硬い土の上でやった。
クチャ
民家の間取りのひとつ。裏座。
用例
ンスガーミヤ クチャヌ イッチャカイカイ ウッチェーサ(味噌甕は 裏座の 入り口に 置いてある)。
メモ
類:スルカ(裏座)・ウラジャ(裏座)。
ウフグイ(大庫裏・一番座)、ナカメー(二番座)の裏にある部屋の呼称。
ユニシガーミ(米粟の入った甕)や、味噌・砂糖などを入れた甕の保管場所。
若者の寝室やお産する部屋としても使われた。
クチャーイ
口寄せ。
用例
アチャヌ クチャーイヤ アサ ヘーク イカントーナラン(明日の 口寄せは 朝 早く 行かなくちゃいけない)。
メモ
人が亡くなって3日目にクチャーイといって、ユタに死者の口寄せに行く。そこで、死者が言いたかった事ややり残したことなどを占ってもらう。
クチヤガマサン
口やかましい。
クチャジャー
裏座を部屋として使用すること。
用例
チャクシミートゥンダヤ クチャジャーンカイ ニンジジャーソータン(長男夫婦は 裏座を 寝床としていた)。
グチャファグサ
【植物】ハイニシキソウ。
用例
グチャファグサヤ ホーティ ヒルガイヤッサン(ハイニシキソウは 這って 広がりやすい)。
クチヤファラサン
言葉が柔らかい。
用例
ワッター シンシーヤ イッペー クチヤファラサン(私の 先生は とても 言葉が柔らかい・優しい)。
メモ
対:クチグファサン(言葉が固い)。
グチャフヮ
赤くはれる皮膚病。
クチヤミ
口内炎。
メモ
直訳は口病み。
クチヤミー
口内炎。
用例
クチヤミグヮー ソーン(口内炎になっている)。
メモ
直訳は口病み。
クチヤンジュン
もう少し食べたい。
用例
チュクチ カミーネー クチヤンジュンドー(一口食べたら もう少し食べたくなるよ)。
メモ
少しだけ口にしたらおいしくて、もう少し食べたくなること。
クチュクイン
くすぐる。
用例
ナチョーヌ ワラビ ワラースンディ クチュクイン(泣いている 子を 笑わそうと くすぐる)。
過:クチュクタン(くすぐった)否:クチュクラン(くすぐらない)希:クチュクイブサン(くすぐりたい)継:クチュクトーン(くすぐっている)。
クチユグサー
食べると口が汚れるもの。
クチュビ
イボ。皮膚病。
用例
クチュビヌ ゥンジトーラー ヤーチュースシェーマシヤサ(イボが できているなら お灸をした方がいいよ)。
メモ
チーパッパ(つわぶき)の根っこを摺り下ろした物を1週間ほどつける。他に盆のソーローボーチで患部を3回撫でると良いという。
クチワッサン
言葉使いや話す内容が悪い。
クチンカイクヮーリーン
口に喰われる。
用例
チュサチ チムイーネー クチンカイ クヮーリーン(人より先に物を言うと 口に喰われる)。
メモ
口は災いのもと。
クチンケー クヮーリン
失言してやっかいなことになる。
クチンラ
地名(東風平)。
グッスイ
尻餅。
クッチェークッチェー
人をからかう時に使う。
用例
クッチェークッチェー イャー ヌーソーガ?(クッチェークッチェー お前は 何をしているか?)。
クッチョーン
腐れかかっている事。
用例
ウヌ イヨー クササヌ キサ クッチョーンヨー(その魚は 臭くて すでに 腐れているよ)。
クッパー
【爬虫類】ヘビの一種。ヒメハブ。
クッピ
これだけ。
用例
クッピル ムチョーン(これぽっちしか持ってない)。
クッピグヮー
これだけ(の少ない量)。
クッピルー
この大きさのもの。これだけの量のもの。
クツミチャー
魚の名。ヒイラギ。
用例
クツミチャーヤ ヌルヌルシ クシレーインディチ ジカン カカイン(ひいらぎは ぬるぬるして 下ごしらえをするのに 時間がかかる)。
クツルチョーン
移動している。
用例
ワンガ ンランマール アヌチョー ゥンマカラ クツルチョーン(私が 見ないうちに あの人は そこから 移動している)。
クティ
牡牛〔おうし〕。大きな牡牛。
メモ
強健で重荷を負うことができる牡牛。
クティー
牡牛〔おうし〕。大きな牡牛。
用例
クティー コーティ クーワ(雄牛を 買って 来なさい)。
メモ
類:ミーウシ(雌牛)・ウメナ(雌牛)。
クティウシ
牡牛〔おうし〕。大きな牡牛。
メモ
強健で重荷を負うことができる牡牛。
クティブシ
特牛節。楽曲あるいは舞踊の名称。
メモ
ムラアシビでも演じられた。
クディングヮ
一族から出る神に仕える神女。
グテー
五体。体格。力。体力。
用例
アリガ グテーヤティカラ ジャッサヌ ニムチン チュカタミナカイ ムッチュサ(彼の 体格だったら 幾つもの 荷物も ひと担ぎで 持つよ)。
グテーヌ カナンナタグトゥ(役に立たなくなったから)。グテーヌ マンドーン(腕力が強い)。グテーヌアシガチャー(体力のある人たち)。
クテーイン
堪える・身心に負担がくること。
用例
ウッサヌ シンカ チカインディシェー クテーインドー(大勢の 人を 使うってことは 体に堪えるよ・気を使うよ)。
グテーマギー
体格の大きな人。力持ちの人。
クトゥ
ごと。ごとく。よう。ように。
用例
ヌーガラ クトゥヌル アタガヤー?(何か ことが あったのかな?)。
メモ
事柄など広い意味で使われる。
クトゥ
琴。
用例
ワッター アバーヤ クトゥ ナラトーン(私の 姉は 琴を 習っている)。
グトゥ
ごと。ごとく。よう。ように。
クトゥカチュン
事欠く。
用例
イャーガ ヤマトゥカイ モーキーガ イチーネー ワー ティガネーサーン ヲゥラン クトゥカチュンレー(お前が 大和に 儲けに 行ったら 私を 手伝う人もいない 事欠くよ)。
継:クトゥカチョーン(事欠いている)。
クトゥシ
今年。
用例
クトゥシヌ エイサーヤ ンナシ ディキラサヤー(今年の エイサーは 皆で 盛り上げようね)。
クトゥバ
~言葉。
用例
ナハクトゥバ(那覇言葉)。スビクトゥバ(楚辺言葉)。
クトゥバ
言葉。
用例
クトゥバ イーゥンジャシェーカラー ヌンクマランドー(言葉は 言い出したら 飲み込めないよ)。クトゥバヌ ワッサヌ(口が悪い。言葉が悪い)。
クトゥバジケー
言葉使い。
用例
アマヌ ワランチャーヌ クトゥバジケーヌ チュラサヨ(あそこの 子どもたちの 言葉遣いの きれいなことよ)。
クトゥバヤファラサン
言葉が柔らかい。
用例
ワッター シトゥウヤヤ ジコー クトゥバヤファラン(私の 姑は とても 言葉が柔らかい・優しい)。
クトゥバヤファラハン
言葉が柔らかい。
用例
ヰナグンチャーヤ ヰキガヤカ クトゥバヤファラハン(女性は 男性よりも 言葉が柔らかい)。
クトゥヤンドー
事だよ。
メモ
烏が鳴くとクトゥヤンドー。
何か悪いことが起きるという予兆。
クトゥワイン
断る。
用例
イチュナサヌ クンドゥヌ  ヤクミヤ クトゥワイン(忙しくて 今年の 役職は 断る)。
過:クトゥワタン(断った)否:クトゥワラン(断らない)希:クトゥワイブサン(断りたい)継:クトゥワトーン(断っている)。
グナー
小さいもの。
用例
ターヤカ ニッカチューグトゥ グナーガル ヌクトール(誰よりも 遅く来るから 小さいのしか 残ってない)。グナーグヮー(小さいもの)。
メモ
対:マギー(大きいの)。
クナースン
踏み荒らす。
用例
ヒンギ ゥンマガ ハル クナースン(逃げた馬が 畑を 踏み荒らす)。
過:クナーチャン(踏み荒らした)否:クナーサン(踏み荒らさない)希:クナーシーブサン(踏み荒らしたい)継:クナーチョーン(踏み荒らしている)。
メモ
以前は個人で運搬用の馬を飼っている家庭も多く、その馬が逃げることがあった。
クナギナー
こんなに長い。
用例
クナギナーヌ ボー ムッチチェーシガ ヌー スヌ チムエーガヤー(こんなに長い 棒を 持って来てあるが 何を するつもりなんだろうね)。
グナサン
小さい。
用例
イャーヤ ワッター ウットゥヤカ ジョーイ グナサン(お前は 私の 弟より ずっと 小さい)。
メモ
類:グナハン(小さい)。対:マギサン(大きい)・マギハン(大きい)。
クナスン
踏みつける。
用例
クナシタル ゥンニヌ アブシマックヮ(踏みつけられた稲は、畔を枕にして実っている)。
グナナーヒッター
色々な小さい物。
用例
グナナーヒッター ヌーヤティン シムグトゥ アルッサ ムッチ クーワ(色々な小さい物 何でも いいから ありったけ 持って 来なさい)。
クナバユン
並べる。
用例
イヌカタ クナバティ(肩を並べて)。
グナハン
小さい。
用例
イャーガ ムッチョーシェー ワームンヤカ グナハン(お前が 持っているのは 私の物より 小さい)。
メモ
類:グナサン(小さい)。対:マギサン(大きい)・マギハン(大きい)。
クナン
九男。
グナン
五男。
クニシヤードゥイ
国吉屋取。
メモ
高志保にあった屋取集落。
現在のむら咲きむら辺り。
クニシヤマ
国吉山。
メモ
マチバルクニシ(牧原の屋号国吉)の大きな山で、長田ではクニシヤマと呼んでいた。クーニーヤマとも呼ばれる。
クニブ
【植物】ミカン。
メモ
オートー・カーブチー・シークヮーサー(ヒラミレモン)・タルガヨー(タロガヨ)・ラッチョークニブ・キンカン・トークニブ(唐九年母)・ボンタン(ザボン)などがあった。
クヌ
この。
用例
クヌ ゥンムヌ マギサヨー(この 芋の 大きいこと)。
クヌウチ
近いうち・このうち。
用例
クヌウチ アシビーガ イチュサ(近いうちに 遊びに 行くよ)。
クヌグル
この頃・最近。
用例
クヌグルシル モーキーガ ゥンジャル ハジデー(つい最近 儲けに 行った はずだよ)。
クヌッチュ
この人。
用例
クヌッチュヌル ワカイグトゥ ナライシェーマシヤサ(この人が 分かるんだから 習った方が良いよ)。
クヌトゥシ
この年。
用例
クヌトゥシナティマディ アンシ アワリスンレー ウマーンタン(この年になるまで こんなに 苦労するとは 思ってもみなかった)。
クヌヒャー
こいつ。
用例
クヌヒャーヤ! チュガ モーキテーシビカーン チカランリッシ(こいつは!人が 儲けたのばかりを 使おうとして)。
クヌヒン
この辺。
用例
ヒンギゥンマガ クヌヒンカラ トゥーティ ハイタン(逃げた馬が この辺から 通って 行った)。
クヌブ
【植物】ミカン。
クヌフージー
こんなもの・このような。
用例
クヌフージー チンガ アイネー カメートーキヨー(こんな感じの 着物が あったら 探していてね)。
クヌブンギー
【植物】ミカン。
クヌメー
この前。
用例
クヌメーヤ イッペー クヮッチーサンドー(この前は とても ご馳走になりました)。
メモ
類:クネーダ(この前)。
クヌユー
この世。
用例
ハーメーガ クヌユー ウシナティカラ ハチニン ナイン(お婆さんが この世を去ってから 8年になる)。
メモ
対:アヌユー(あの世)・グソー(後生)。
クヌユーウシナタン
この世を失った。亡くなった。
クヌユーウワイン
この世を終える。
用例
クヌユーウワイグトゥ(この世を去るから⇒死んでいくから)。
クネーイン
許す。
用例
ワランチャーガ シーヤンテーシルヤル クネーインテー(子どもたちが やり損ねたことだ 許すさ)。
クネーダ
この間。この前。先日。
用例
クネーダル ジン トゥラチェールムン ウヌヘーサナー チカインディチンアンナー(この前 お金を あげたのに そんなに早く 使うってことがあるか)。クネーダヌ クトゥ(先日のこと)。
メモ
類:クヌメー(この前)。
クネーユン
こらえる。
用例
クネーティクィリ(許してくれ)。
クバ
【植物】ビロウ。ヤシ科。
用例
クバヌファーシ カサチュクイン(びろうの葉で笠を作る)。
メモ
びろうの葉を乾燥させて、笠や扇などを作った。聖木。
広い葉で蓑、笠、扇などを作る。拝所に多く自生している。
クバイ
配り。配布、配り物。分配。割り当て。
クバイン
配る。
用例
カクチネーンカイ サーター クバイン(各家庭に 砂糖を 配る)。
過:クバタン(配った)。否:クバラン(配らない)希:クバイブサン(配りたい)継:クバトーン(配っている)。
クバオーギ
クバ(シュロ)の葉で作った扇。
用例
クバヌファーシ クバオーギ チュクティ ンナンカイ クバラナ(クバの葉で クバ扇を 作って 皆に 配ろう)。
メモ
類:クバオージ(クバの葉で作った扇)。
クバオージ
クバ(シュロ)の葉で作った扇。
用例
ンカシヤ クバヌフヮー カーラカチ クバオージ チュクイタン(昔は クバの葉を 乾燥させて クバ扇を 作っていた)。
メモ
類:クバオーギ(クバの葉で作った扇)。
クバガサ
クバ(シュロ)の葉で作った笠。
用例
アミフイギサヌ クバガサ ムッチョーカナ(雨が降りそうだから クバ笠を 持っておこう)。
メモ
家の中で笠をかぶってはいけないと言われた。死者が出ると、アブシバレーには家の中で笠を被って供えたことに由来する。
死者の出た家では五月五日にクバガサを被って家の中に入った。
クハサン
かたい。
メモ
類:クファサン(固い)。
クバメースン
節約する。
クバンチン
白紙。
メモ
8月15日内に行なう屋敷の御願の供え物は酒、クバンチン(白紙)3枚、線香、花米。
ウチカビと同様、あの世でのお金といわれる。
クビ
首。
用例
ンナシ クビ トゥッカチミーン(皆で 首を 掴まえる)。
クビ
壁。
用例
ンチャクビ ンナシ シアギーン(土壁を 皆で 仕上げる)。
メモ
牛の血をギキチャー(月橘)につけ、家のクビに差した。
クビガー
うなじ。首筋。首の後ろの部分。
用例
ニンジチゲーシ クビガーガ ヤムン(寝違いで 首筋が 痛い)。クビガー カチミレー(〔猫などの〕首の皮をつかまえろ)。
メモ
猫〔ネコ〕などにいう。人はカジガー(うなじ)。
クビキリ
瓦作製道具のひとつ。
メモ
粘土で成型した雄瓦を二等分するのに使う。
クビクンジュン
首を括る。
用例
ジンビカーン カイネー アトー クビクンジュンドー(お金ばかり 借りていたら 後は 首を括るよ)。
クビジリ
豚の首肉・ネック。
用例
クビジリヤティン イラビーネー カマリヌトゥクルンアンドー(豚の首肉でも 選んだら 食べられるところもあるよ)。
メモ
ウヮークルシー(豚を屠る日)の12月27日は、クビジリーと大根を一緒に煮たのを夕飯として仏壇に供えた。
クビジル
首筋。
用例
クビジル ネーリティ(首筋をひねってしまって)。
クビダキ
首までの高さ。
用例
フロー グナサヌ ワームン クビダキンチョーネーン(背が 小さくて 私の 首までの高さもない)。
クビナガー
首が長いもの。
クビブニ
首の骨。
クビマギーン
頭を下げる。
用例
クビマギーサ(頭を下げるよ)。
メモ
直訳は、首を曲げる。
グヒャーク
五百。金の単位。1銭と同じ。
クヒン
小さめのビン。
用例
ゥンマナカイアル クヒングヮーンカイ アンダ イッテーサ(そこにある 小さなビンに 油を 入れてあるよ)。
クブ
首。
クファーグヮー
ヒメハブ。
用例
ゥンマカラ クファーグヮーガ ホーティ ハイタン(そこから ヒメハブが 這って 行った)。
クファーブックイ
ヒメハブに噛まれて膨れること。
用例
クファーンカイ クヮーッティ クファーブックイソーン(ヒメハブに 咬まれて 腫れている)。
クファアミ
霰〔あられ〕。
メモ
クファ(固い)+アミ(雨)。
クファイン
固まる。
用例
ナーヤガティシーネー トーホー クファインテー(もうやがてで 豆腐は 固まるでしょう・出来上がるでしょう)。
クファイン
仲が悪くなる。
用例
チョーデーオーエーシーネー クファインドー(兄弟喧嘩をすると 後々仲が悪くなるよ)。
クファグチ
乱暴な言葉遣い・乱暴な物言い。
用例
クファグチシーネー ワランチャーンカイ ウトゥルササリーンドー(乱暴な言葉遣いだと 子どもたちに 恐がられるよ)。
メモ
類:クファムニー(乱暴な言葉遣い・乱暴な物言い)。
クファグチャー
乱暴な言葉遣いの人・乱暴な物言いの人。
用例
ヤナチョーアランシガ クファグチャールヤンデー(悪い人ではないが 乱暴な言葉遣いをするんだよ)。
メモ
類:クファムニーサー(乱暴な言葉遣いの人・乱暴な物言いの人)。
クファサン
固い。
用例
シシヤ ニーヨーサルアタラー クファサン(肉は 煮足りなかったのか 固い)。
クトゥバグファサヌ(言葉が固いよ)。チョーデー イッペー ぺークファサヌ(大変仲が悪い)。
メモ
対:ヤファラサン(柔らかい)。
クファジューシー
沖縄風炊き込みご飯。
用例
ウンケーネー クファジューシー ウサギーン(旧盆のお迎えには クファジューシー〔炊き込みご飯〕を 供える)。
メモ
固い+雑炊。
トゥンジージューシー(冬至雑炊)の頃はヤマンム(山芋)の収穫時期なので、必ずヤマンムを入れてクファジューシーを作った。
クファディーサー
【植物】モモタマナ。
用例
メーデー クファディーサーヤ アマクマカイ マンドータンデー(以前は モモタマナは あちこちに 多かったよ)。
クファムニー
乱暴な言葉遣い・乱暴な物言い。
用例
クファムニーシーネー イャーガ イーシヤ ターン チチュンナー(乱暴な物言いをしたら お前が 言うのは 誰も 聞かないよ)。
メモ
類:クファグチ(乱暴な言葉遣い・乱暴な物言い)。対:ヤファラムヌイー(柔らかい口調)。
クファムニーサー
乱暴な言葉遣いの人・乱暴な物言いの人。
用例
ワッター スーヤ ガンクーナティ クファムニーサーヤン(私の 父は 頑固者で 乱暴な物言いをする人だ)。
メモ
類:クファグチャー(乱暴な言葉遣いの人・乱暴な物言いの人)。
クファン
籠飯。祭礼の時にふるまう料理一式。
メモ
クヮンともいう結納や結婚式の御馳走が入った器、あるいは御馳走そのものの呼称。
ニービチ(結婚式)のクヮンにはムリムチ(俵型に作った餅)と豆腐5箱などを盛った。
クヮンにはミシバーチ(円形の木彫りの鉢)が使われたが、近年ではチリデー(大きな長四角の盆)に御馳走を重ね、その周囲は菜箸のような長い箸を立て昆布で巻いている。
クファンカミヤー
籠飯カミヤー。籠飯を頭上にのせて運ぶ者。
メモ
籠飯を持つ女性。ニービチ(結婚式)の御馳走を入れた。
頑丈な女性が頭上に載せて運んだ。
クファンムイ
結納。
用例
アンシ イー クファンムイヤタルヤー(何て 良い 結納だったんだろうね)。
メモ
類:サキムイ(結納)。
クファンムイ
籠飯盛り。
メモ
固めの盃を交わすために使う瓶子二つと塩、花米をヤスクジン(脚の短い祝祭用の膳)に入れたもの。
結納や結婚式の御馳走が入った器、あるいは御馳走そのものの呼称。また四角い小さな御膳にドゥシル(胴代。身代金)を入れたジングファングヮーは風呂敷で包んだ。
クファンムイニービキ
結納が最終的な儀式となる結婚。
メモ
籠飯+盛り+婚礼。サキムイニービチあるいはクファンムイニービチといい一般的だった。
当時の結婚はサキムイ(結納)とニービチ(婚礼)を同時に行なうサキムイチンムーが主流だった。
クファンムイニービキグヮー
固めの盃だけで済ませる結婚。
メモ
籠飯+盛り+婚礼。集まった身内だけで盃を交わすのにはニービキとは言わずクファンムイニービキグヮーといった。
クファンムイニービチ
結納が最終的な儀式となる結婚。
メモ
籠飯+盛り+婚礼。サキムイニービチあるいはクファンムイニービチといい一般的だった。
当時の結婚はサキムイ(結納)とニービチ(婚礼)を同時に行なうサキムイチンムーが主流だった。
クフィナー
こんな大きな。
用例
クフィナーヌムン ムッチ チーネー チカーランシガ(こんな大きなのを 持って 来たら 使えないよ)。
クブー
窪み。
グフクヌゥンバン
結婚式に行う儀式のひとつ。結婚式に夫婦が食べるおにぎり。
用例
グフクヌゥンバン カムシ ンジュンディ ワランチャーン アチマティチュータン(グフクヌゥンバン・結婚式の儀式で夫婦が食べるおにぎりを 食べるのを 見るために 子どもたちも 集まってきた)。
メモ
類:ククラキヌゥンバン(結婚式に夫婦が食べるおにぎり)。結婚式の時に夫婦が交互に食べるおにぎりで、夫婦が食べた後のはあやかりとして皆で食べた。
クブシミ
こぶしめ。イカの一種。
用例
クブシミヤ イチ カリン マーサン(甲イカは いつ 食べても 美味しい)。
グブリーサビラ
失礼します。
用例
ワンネー ウリッシ グブリーサビラ(私は これで 失礼します)。
クフヮー
【爬虫類】ヘビの一種。
用例
ゥンム フイガ イチーネー クフヮーガ ヰチョータンドー(芋を掘りに行くと、クフヮーがいたよ)。
メモ
頭が三角で太くて少し短いヘビ。
クフヮカッパー
乾燥して非常にかたくなっていること。
クフヮチブラー
堅物。
クフヮラスン
(やわらかいものを)かたくする。
クブン
窪み。
用例
クラサヌ ムヌンミーラン クブンカイ ヒサ チックディネーラン(暗くて ものも見えないので 窪みに 足を 突っ込んでしまった)。
クブングヮー
窪み。
クブンジ
窪地。
クブンヒブン
あちこち窪んでいる状態。
用例
ワッター ヤーヌ メーヌ ミチヤ クブンヒブンッシ アッチーグリサン(私の 家の 前の 道は あちこち窪んでいて 歩きにくい)。
クベーイン
くべる。
用例
ヒーヌ チャーリーギサーヤグトゥ タムン クべーイン(火が 消えそうだから 薪を くべる)。
グヘーリョー
御拝領。
メモ
首里王府から宝物や墓などを賜ること。御拝領墓。楚辺の旧家には御拝領の鉢や絹糸があったという。
クボークラシチ
久保倉敷(現沖縄市)。
クマ
ここ。こちら。
用例
クマカラ アママディ ハカティンディ(此処から あそこまで 測ってごらん)。
クマー
ここ。こちら。
グマー
小さいもの。
グマイ
けち。
用例
ワッター アンマーヤ ルク グマイジューサヌ ヌーティーチン  コーテートゥラサン(私の 母は あまりにも けちんぼで 何ひとつ 買ってくれない)。
メモ
類:グンジューグマー(けちんぼ)。
グマイスギ
小走りで急いで歩く事。
用例
ヌーガル アタラー グマイスギッシ ハイタン(何が あったのか 小走りで 行った)。
クマイブシ
籠もり武士。隠れた秀才の持ち主。
用例
アレー フロー グナサシガ グテージューサヌ。アントゥールーカイ クマイブシディイーサ(彼は 背は 小さいが 力は強い。そういうのに 隠れ武士というんだよ)。
メモ
能ある鷹は爪を隠すような人。隠れ武士。
クマイン
籠る。
用例
アミフイヤ ハルシクチン ナラングトゥ ヤーナカイ クマイン(雨降りは 畑仕事も できないから 家に 籠る)。
グマウーシ
小さな臼。
メモ
豆腐を作る時に使った。
グマウジングヮー
脚の付いている小さいお膳。
メモ
ウジングヮームイをするのに使用した。
クマキー
砕けたかけら。細かいかけら。
用例
ゥンマンカイ ホーテール クマキーナトーシン トゥリヨー(そこに 散らかっている 割れ物の欠片も 取りなさいよ)。
グマグィーグヮー
小さい声。
クマグマ
細々。
用例
クマグマ カメーイネー アイルスラーワカランサ(細々 探したら あるかもしれないよ)。
クマグマートゥ
細かく。
クマサン
細かい。
用例
ティーヌ クマサンチュヤ ヌーシミティン ジョージヤン(手が 細かい人は 何をさせても 上手だ)。
メモ
類:クマハン(細かい)。対:アラハン(荒い・雑)・アラサン(荒い・雑)。
グマサン
小さい。
クマジェーク
細かい細工。欄間など細かいものをつくる職人。
用例
クマジェークシミテー アリカイヤ カナーンサ(細かい細工をさせては 彼には かなわないよ)。
メモ
長田の国吉のお爺さんはクマジェークだった。
クマタイ
組の使丁。
メモ
組+当たり。連絡事項などを各戸に知らせて廻ったりした。
楚辺には5組あり、各組に組長1人、納会総代1人が2年任期。クマタイ1人1年任期で年給12円だった(大正10年頃)。
クマタイ
役員名のひとつ。
用例
クマタイディシェー アザヌ ヤクミヌ ティーチテー(クマタイというのは 字の 役員の ひとつさ)。
クマバーキ
【民具】目の細かいざるや籠〔かご〕。
メモ
豆を入れて麹をたてるのに使ったのでコージバーキともいった。
クマバチャー
【虫】ハチの一種。
グマハン
細かい。
用例
ワッターヤー ティガキトール シェークヤ イッぺー ティーグマハン(私の家を 手掛けている 大工は とても 手が細かい)。
メモ
類:クマサン(細かい)。対:アラハン(荒い・雑)・アラサン(荒い・雑)。
グマハン
小さい。
クマボーシクマー
目の細かい帽子を編む者。
クマミンナー
【植物】ヤエムグラ。
クマムティ
こちら側。
用例
イャーヤ クマムティカイ ヰレーワ(お前は こちら側に 座りなさい)。
グマムン
小さなもの。
用例
ムッチイチュラー グマムンカラ ムッチイケー(持って行くなら 小さいのから 持って行きなさい)。
クマユイ
目の細かいふるい。
メモ
豆腐を作るときや、割った大豆の実と殻を選り分けるのに使った。
グマユージュ
ちょっとした用事。
用例
ハジメー グマユージュルヤタシガ タッタイ マギユージュナティネーン(初めは ちょっとしたことだったのに 次第に 大事になってしまった)。
メモ
対:マギユージュ(大事に至る用事)。
クマユーチ
墓造りに使う石工道具。
メモ
石斧にはアラユーチとクマユーチがあった。
クマリカー
この辺り。
用例
ニムチェー クマリカーンカイ カタジキレー(荷物は こちら辺に 片づけなさい)。
クマヰチョーン
安定している、落ち着いている。
用例
アヌチュヤ ウスマサ クマヰチョーグトゥ、ウフォークヌ ワカムンヌチャー マトゥミースン(あの人は とても 落ち着いているから、大勢の 若者達を まとめることができる)。
クマンデー
こちら辺。
用例
クマンレーンカイ ウッチョーケー(こちら辺に 置いておきなさい)。
クミ
米。
用例
チューヌ ユーバノー クミ ナンゴー シキレーシムガ(今日の 夕飯は 米 何合 といでおいたらいいねぇ?)。クミ イーティ(米を植えて)。
クミアタイ
組の使丁。
メモ
楚辺には5組あり、各組に組長1人、納会総代1人が2年任期。クマタイ1人1年任期で年給12円だった(大正10年頃)。
クミアレーミジ
米のとぎ汁。
用例
クミ アレーミジン タミティ ウッチョーキヨー(米の とぎ汁も ためて 置きなさいよ)。
クミー
久米島。久米島産の馬。
メモ
ウマハラシー(琉球競馬)に出場する沖縄在来馬には、ナークー(宮古馬)、シマジラー(沖縄本島島尻産馬)、エーマー(八重山馬)、クミー(久米島産馬)、イヒャー(伊平屋島産馬)などがある。
クミーン
込める・刑務所に入れる。
用例
ヤナクトゥシーネー クミーンドー(悪いことをしたら 込められるよ・刑務所に入れるよ)。
過:クミタン(入れた)否:クミラン(入れない)希:クミーブサン(入れたい)継:クミラットーン(入れられている)。
クミウドゥイ
組踊。
クミウドゥイシンカ
ムラアシビの際、組踊に携わる人たち。
クミカイ
組会。
クミガシラ
組頭。
メモ
部落の各組・角の長で行政に携わる役職。部落の各組・角の長で行政に携わる役職。
税金の徴収、清掃検査の立ち会いなど部落の行政を補佐する。
クミカン
こめかみ。
用例
クミカン ハンチーネー ジャッサ ヤムグトゥ(こめかみを 弾くと どんなに 痛いことか)。
クミカンカンパチ
こめかみにある傷跡。
クミグジィ
クミンドーの女神クミグジィのこと。
クミグラ
米倉。
用例
イェーキンチョー イクチン クミグラ ムッチョータン(金持ちは 幾つも 米倉を 持っていた)。
クミグラー
米倉。
クミサジ
組佐事。組の使丁。組長の補佐役。
クミサニ
米の種。稲種。種籾。
用例
ヒジメーヤ ミジンカイ イッティ ヘーク シジムシ ヰラディ、ウリ カシガーンカイ ヒルギティ ミルリヌ ンジレー クミサニ ナインドー(在来米は、水に入れて沈むのが早い籾を選び、それをカシガーに広げて発芽したものが米の種になるんだよ)。
メモ
稲の発芽の元で籾の状態の種。 一般に種籾あるいは稲種と呼ぶ。
クミジュリ
組の集会。
クミシリ
臼の種類。
メモ
大きな木で作った二段の臼を上下に二つ重ね、人力で上の臼を摺り合わせて精製した。
クミダーラ
米俵。
用例
ワッターヤ クミダーラ イクチ ムッチ イケーシムガ?(私たちは 米俵を 何俵 持って 行けばいいの?)。
クミタティーン
組み立てる。
用例
ドゥークルシ トゥイヌヤー クミタティーン(自分で 鶏小屋を 組み立てる)。
過:クミタティタン(組み立てた)否:クミタティラン(組み立てない)希:クミタティーブサン(組み立てたい)継:クミタティトーン(組み立てている)。
クミチジ
米粒。
用例
クミチジ ティーチヤティン ヌクサンヨークー カミヨーヤー(米粒 ひと粒も 残さずに 食事はしなさいよ)。
メモ
類:クミチブ(米粒)。
クミチブ
米粒。
用例
クミチブヤ ムル ヒルリヨー(米粒は 全部 拾いなさいよ)。
メモ
類:クミチジ(米粒)。
クミディマ
米手間。日雇い仕事の報酬としての米。
メモ
長田では田圃のない家は2、3軒で、そういう家は田圃のある家に日雇い仕事をして米を手間賃として貰っていた。
クミドゥクル
米所。
クミマンサングヮー
各組での製糖を終える事・組満産小。
用例
クミマンサングヮーネー カンナジ ヰジランネー(クミマンサングヮー組満産小・組製糖満了には 必ず 出なさいよ)。
クミラー
【鳥】バン。クイナ科の水鳥。
クミルー
【鳥】バン。クイナ科の水鳥。
メモ
田圃にいて虫や小魚を食べる。
クミルー
【爬虫類】アオカナヘビ。
クミンキーン
込め入れる。
クミンサク
米で作った神酒。
メモ
6月15日のウマチーに作る。5月は甘藷で作ったサク(神酒)だが、6月は米を収穫する時期になっているので米で作ったという。
クミンチュン
汲み入れる。
用例
ンマンカイ イビラサーニ クミンチュタンリ(ここに杓子で汲み入れたって)。ミジ クミンチュン(水を汲み入れる)。
クミンチュン
無理矢理に入れること・押し入れる・踏み込む・踏み入れる。
用例
イランパースグトゥ ヒサシ クミンチュン(入りそうもないので 足で 押し入れる)。
過:クミンチャン(押し入れた)否:クミンカン(押し入れない)希:クミンチーブサン(押し入れたい)継:クミンチョーン(押し入れている)。
クミンドー
楚辺の七御嶽のひとつ。
クミンドーウグヮン
クミンドー御願。
メモ
クミンドーとメーチンシ(何れも楚辺の七御嶽)は夫婦であったというが、一緒になれないので、2月から始まるクミンドー御願には、どんな好天気であっても、雨粒が少し落ちたという。大湾・喜名・座喜味などあちこちからも拝みに来る。2月クミンドー御願にはクミンドーとメーチンシはヒジャイナーで囲う。クミンドーの向いの方の海で薪を積んだ山原船が一夜明かそうとすると必ず風が起こり船が沈没したという。また周辺の農耕地では大声で牛馬を使おうとしたらかえって言うことを聞かないので静かに農耕したという。旧の3月にやっている御願には、どんなに晴れた日でも必ず一時雨が降る。
クム
雲。
用例
ウヮーチチヌ ユタサヌ チューヌ クムヌ チュラサヨ(天気が 良くて 今日の 雲の きれいなことよ)。
クムイ
池。沼。溜池。
用例
ヤシェー クムイヲゥティ アライン(野菜を 溜池で 洗う)。
メモ
防火用水だが、野良帰りの水浴びにも使った。
クムイン
曇る。
用例
アチャヤ ウヮーチチ ワッサンディグトゥ アサカラ クムインヤー(明日は 天気が 悪いらしいから 朝から 曇るね)。
継:クムトーン(曇っている)。
クムーン
保証人。
用例
イカナシン チュヌ クムーン イッチェーナラン(どんなことがあっても 人の 保証人に なってはいけない)。
グムギー
【植物】インドゴムノキ。クワ科。
グムチ
御物。資金。徴収金。
用例
グムチンリチ ジョーノーテー イーネー(グムチと言って税金さ、言わば)。
クムン
汲む。
用例
アサ ヘークカラ ミジ クムン(朝 早くから 水を 汲む)。カーラヌ ミジル クディ アミシーン(川の水を汲んで沐浴させる)。
過:クラン(汲んだ)否:クマン(汲まない)希:クミーブサン(汲みたい)継:クローン(汲んでいる)。
クムン
組む。編む。
用例
ボーシグヮー クディ(帽子を編んで)。
クムン
履く。
用例
サバクリ(草履を履き)。
クメーキーン
慎ましくする。倹約〔けんやく〕して質素に暮らす。節約する。
用例
イチナンドゥチ ヌーガアラー ワカラングトゥ クメーキーン(何時 何があるか 分からないから 倹約・節約する)。
クメーキジューサン
倹約し過ぎ・節約しすぎ。
用例
ワントゥジヤ ルク クメーキジューサン(私の 妻は あまりにも倹約・節約しすぎる)。
メモ
節約し過ぎることで、場合によってはケチの意味にもとられる。
クメーキティ
丁寧に・念入りに。
用例
シクチヤ チャー クメーキティシーヨー(仕事は いつも 丁寧にするんだよ)。
クメーキトーン
倹約している。節約している。細かくやっている。
用例
ワカサイニカラ ジコー クメーキトーン(若い時から とても 倹約・節約している)。
クメーキヤー
倹約家〔けんやくか〕。細かい人。細かい+者。
用例
ワン ウヤヤ クメーキヤーナティ イチデーシ アッサヌ ザイサン モーキテーン(私の 親は 倹約家で 一代で あれだけの 財産を 築き上げた)。
グヤーマチ
棒術の名称。
メモ
戦前喜名の棒術は、スーマチ(総巻き、旗頭を中心として演武者が円をかいて回る)であるこのグヤーマチから始まり、続いて組み手の棒術が披露された。
クヤクドーフ
字行事の際に各戸が持ち回りで準備した豆腐。
メモ
クヤク+豆腐。
1年に何回かある字行事のいつでも良く出したところは記帳し、1年の最後のナナマールーになると、まだ豆腐を出してない世帯が一斉に豆腐を提供したのでたくさん集まったという。
グヤバル
呉屋原(伊良皆の小字)。
グヤフィチ
位牌・香炉継承の禁忌のひとつ。
メモ
イナググヮンスを初代として位牌・香炉の継承を重ねること。
クヤミ
悔やみ。通夜のこと。
メモ
葬儀に参加することをクヤミに行くという。
クヤムン
悔やむ。
用例
シーブサイニ ソーカンネー アトゥシ クヤムンドー(やりたいときに やっておかないと 後で 悔やむよ)。
過:クヤラン(悔やんだ)否:クヤマン(悔やまない)継:クヤローン(悔やんでいる)。
クユミ
暦。
用例
チューカラ ミー クユミ チカラヤー(今日から 新しい 暦を 使おうね)。
クヨー
供養。
用例
ウヤヌ クヨーヤ リッパニスン(親の 供養は ちゃんとする)。
クラ
鞍〔くら〕。馬具のひとつ。
メモ
鞍は布が縫い付けてあり、馬の背にあたる部分にはシチャンタ(座布団のようなもの)を当てた。
ヌイウマ(乗馬)の鞍はイーク(モッコク)やチャーギ(イヌマキ)で作られた漆塗りで、那覇辺りで6円50銭からは上等が買えた。荷役運搬用の鞍とは別物であった。
クラー
鳥の一種。雀〔スズメ〕。
用例
クラーヤ ヤシチナーリー ムン カリアッチュン(雀は 屋敷内で 餌を 食べている)。
クラーグヮー
鳥の一種。雀〔スズメ〕。
クラガー
暗川。楚辺の井泉の名。
メモ
古くからある井泉。旱魃が続いた時に屋嘉の赤犬が見つけたとの伝承がある。楚辺の七御嶽のひとつ。
クラガー
甘藷の品種。
メモ
クラガーンム(暗川芋)のこと。
クラガーマーチ
暗川松。
メモ
ウスメーマーチとも呼ばれた老木。名木として知られ村外からも見学者が訪れた。
松が倒れた時、その松木はヤマフ(山保)とヌンドゥヌチ、シバ(芝)、カバクイ(香庫理)に分けられた。皆には分けられないものだった。
クラガーンム
甘藷の品種。
クラガイ
暗がり・暗い所。
用例
クラガイカラー キーチキリヨー(暗い所からは 気をつけなさいよ)。
メモ
類:クラガイミー(暗い所)・クラシン(暗い所)。対:アカガイ(明るい・明るい所)・アカガインミー(明るい所)。
クラガイミー
暗い所。
用例
クラガイミーヲゥティン ムンヌ ミーンナー?(暗い所でも 物が 見えるか?)。
メモ
類:クラガイ・クラシン(暗い所)。対:アカガイ(明るい・明るい所)・アカガインミー(明るい所)。
クラグー
管串。機織り器具のひとつ。
メモ
88歳の祝賀客にトーカチ、クーラグーシ、ウジングヮームイを配った。
クラクナイン
暗くなる。
用例
ルク ニッカナイネー クラクナインドー(余り 遅くなると 暗くなるよ)。
メモ
対:アカルクナイン(明るくなる)。
クラサン
暗い。
用例
ランプシ アカガラサンネー ユカイ クラサン(ランプで 明るくしないと かなり 暗い)。
メモ
類:クラハン(暗い)。対:アカサン(明るい)。
クラシカタ
暮らし方。生活。
用例
チャーシヌ クラシカタ(どんな生活)。
クラシガタ
暮らし方。生活。
用例
ドゥーチュイシ ヤー カティ、クラシガタヤ チャーシソーガ?(一人で 家を 借りているが、生活は どのようにしているのか?)。
クラシカンティーヒチ
暮らしにくくて。
クラシグリサン
暮らしにくい・生活しにくい。
用例
マチガター ヌーンクイ タカサヌ クラシグリサン(町は 何もかも 高くて 暮らしにくい)。
メモ
対:クラシヤッサン(暮らしやすい・生活しやすい)。
クラシチモー
倉敷モー。伊良皆の地名。
メモ
平田子の米倉があったと伝わる場所。
クラシチモーはクサカヤー(草刈人)達のシマトゥイドゥクルー(相撲をする場所)になっていた。
クラシヤッサン
暮らしやすい・生活しやすい。
用例
ワランチャーン リッシンシ クラシヤッサン(子どもたちも 立身・独立して 暮らしが楽になった)。
メモ
対:クラシグリサン(暮らしにくい・生活しにくい)。
クラシン
暗い所。暗闇。
用例
ヌールカメートーラー ワカランシガ、クラシンヲゥティン カメーラリーミ?(何を探しているか 分からないが、暗い所でも 捜せるか?)。
メモ
類:クラガイ(暗がり・暗い所)・クラシンミー(暗い所)。対:アカガイ(明るい・明るい所)。
クラシンミー
暗い所。暗闇。
用例
クラシンミーカイ クヮックトーシガ、ヌーガラ ヤナクトゥルシー?(暗い所に 隠れているが、何か 悪い事でもしたの?)。
メモ
類:クラガイ(暗がり・暗い所)・クラシン(暗い所)。対:アカガイ(明るい・明るい所)。
クラスン
暮らす。
用例
シグトゥバヌ トゥーサグトゥ ヤー カティ クラスン(職場が 遠いから 家を 借りて 暮らす)。
過:クラチャン(暮らした)否:クラサン(暮らさない)希:クラシーブサン(暮らしたい)継:クラチョーン(暮らしている)。
クラチュン
砕く。
用例
マギサグトゥ グナクグヮー クラチュン(大きいから 小さく 砕く)。
クラチンクラサラン
暮らしもままならない。
クラハン
暗い。
用例
クラハントゥクルヲゥティ デンキン チキランナー?(暗い所で 電気も つけないの?)。
メモ
類:クラサン(暗い)。対:アカサン(明るい)。
クラビーン
比べる。
用例
イャームントゥ ワームン クラビーン(お前の物と 私のを 比べる)。
過:クラビタン(比べた)否:クラビラン(比べない)希:クラビーブサン(比べたい)継:クラビトーン(比べている)。
クラミイシ
踏み石。飛び石。
用例
クラミイシカイ チビ ヒッチャキトーン(踏み石に お尻を ひっかけている)。
メモ
類:カンゼーイシ(踏石)。縁側に上がる時の踏石のことで、海岸から切り取ってきた石でできている。
クラミーン
踏む。踏みつける。
用例
カラビサーナティ ンチャ クラミーン(裸足になって 土を 踏む)。
過:クラミタン(踏んだ)否:クラミラン(踏まない)希:クラミーブサン(踏みたい)継:クラミトーン(踏んでいる)。
メモ
類:クンピーン(踏む)。
クラムドゥヤー
雀。
用例
クラムドゥヤーガ イッチョータン ヌーンリイーネー(雀が入っていたなどというと)。
クラムン
踏む。
用例
シナ クラムン(砂を踏む)。シナ クラミウーサン(砂を踏めない)。
クラン
とじない。
クリ
これ。
クリ
履いて。
用例
ゾーリ クリ アッチュン(草履を 履いて 歩く)。
メモ
類:ハチ(ハチュン・履く)。
グリ
汁などのかす。澱〔おり〕。
用例
ヌクトール グリヤ トゥティ ヒティリヨー(残った かすは 取って 捨てなさいよ)。ヌクシグリヌチャ(飲んだ後の茶の澱)。
グリー
お辞儀。
用例
グリーシ(御辞儀をして)。
グリー
リンパ節。
用例
グリー ゥンジトーン(リンパ節の膨らみが出ている)。
メモ
リンパ節が丸くふくらみ、腋〔わき〕、首、鼠径部〔そけいぶ〕などの表皮にあらわれることがあり、それを指した。
グリーグヮー
リンパ腺炎。
メモ
グリグリ+グヮー。
ニンニク酒で湿布した。
グリージ
お礼。
用例
グリージ ウンヌキーン(お礼を 申し上げる)。
グリージン
御霊前。
用例
グリージノー アンバー(仏壇はあるわけ)。
メモ
位牌のことをグリージン(御霊前)ともいう。トゥシビーの祝いにはグリージンにも御馳走を供えた。
グリーハイ
御辞儀拝。
用例
グリーハイサイ(御辞儀して)。
グリーマーイ
御礼廻り。
メモ
ニントゥー(年頭)ともいい、正月に親戚宅を年始の挨拶に行くこと。回礼(かいれい)のこと。
クリーン
発情する。さかりがつくこと。
用例
マヤーガ クリーン(猫が 発情している)。
メモ
類:クルイン(さかりがつくこと・発情する)。
クリカー
こちら辺。
用例
クリカーカラル トゥーティ ハイタシガヤー(こちら辺から 通って 行ったんだがね)。
クリカラ
これから。
用例
クリカラ ワーガ イーシ ユー チキヨー(これから 私が 言うのを よく 聞きなさいよ)。
クリケーシゲーシ
繰り返し返し。
用例
ヌーヌル ウムサラー ユヌクトゥ クリケーシゲーシソーサ(何が 面白いのか 同じことを 何度も繰り返しているさ)。
クリケースン
繰り返す。
用例
ユヌクトゥビカーン クリケースン(同じことばっかりを 繰り返す)。
過:クリケーチャン(繰り返した)否:クリケーサン(繰り返さない)希:クリケーシブサン(繰り返したい)継:クリケーチョーン(繰り返している)。
グリサン
~しにくい。
用例
ワカイグリク ナトーン(分かりにくくなっている)。
メモ
~グルサンともいう。
クリトーテー
今度こそは。
用例
イャーヤ クリトーテー センシュンカイ イラバリーンテー(君は 今度こそは 選手に 選ばれるね)。
クリングヮ
一族から出る神に仕える神女。
メモ
類:クディングヮ。
クル
~自身で。
用例
ドゥークル(自分自身で)。
クル
黒い。黒。
用例
クルウチュクイ(黒い風呂敷)。
クル
頃。
用例
ワッタガ ワカサヌクルヤ ウヤヌ ティガネーン ユースタンドー(私たちが 若い頃は 親の 手伝いも よくやったよ)。
クルアイコー
【虫】蟻〔アリ〕の一種。
メモ
色は黒く、大きさは1センチほど。刺されると非常に痛かった。最近は見られなくなった。
グルイ
リンパ節。
メモ
リンパ節が丸くふくらみ、腋〔わき〕、首、鼠径部〔そけいぶ〕などの表皮にあらわれることがあり、それを指した。
クルイサー
黒石。
クルイサーミジ
黒石水。
クルイン
発情する。さかりがつくこと。
用例
イチムシガ クルイン(動物が 発情する)。
メモ
類:クリーン(さかりがつくこと・発情する)。
クルー
黒い。黒。
用例
シミ ガンマリシ ティーン クルーナトーン(墨を いたずらして 手が 黒くなっている)。
クルウービグヮー
黒の細帯。
クルーシルー
黒白。
クルウスマー
藍で染めた繊維の粗い芭蕉衣。
メモ
黒+ウスマー。クルギナー・クルヂナーの別称。
クルウチュクイ
黒風呂敷。
クルカラジ
黒髪。
クルギナー
濃い紺色に染めた普段着の芭蕉衣。
用例
ハルカイ イキーネー クルギナー チチ ハイタン(畑に行く時には クルギナーを 着て 行った)。
メモ
類:クルジナー(農作業用の着物)。
クルギナーとは糸芭蕉の目が粗くて固いのから取れた繊維を糸にして反物にした後に、黒く藍染にしたものである。野良着なので汚れが目立たないように藍染にした。
クルキブシ
黒煙。
クルギンジュー
【虫】トンボの一種。
グルクマー
魚の名。サバ類。サバ科の魚。
用例
グルクマーヤ サバカイ ニチ マーサン(グルクマーは サバに 似て 美味しい)。
クルグルートゥ
黒々と。
用例
カラジン クルグルートゥ アンシ チュラサルヤー(髪の毛も 黒々と とても きれいだね)。
グルクン
魚の名。タカサゴの一種。
用例
グルクン アギティ カムン(タカサゴを 揚げて 食べる)。
クルザーター
黒+砂糖。黒糖。
用例
クルザーターヤ ナービヌ スクカイ タックヮトーシェー ユクン マーサン(黒糖は 鍋の 底に くっついているのが よけいに 美味しい)。
メモ
クルザーターでジーヂキー(甘酢漬け)にした。
クルサン
黒い。
用例
アレー ワンヤカ イロー クルサン(彼は 私より 色が 黒い)。
グルサン
速い。すばしこい。
用例
イェンチュヤカ マヤーガル グルサンテー(ネズミより 猫の方が すばしこいさ)。グルクカチュン(速く刈る)。
メモ
類:グルハン(早い・すばしこい)。
クルジナー
濃い紺色に染めた普段着の芭蕉衣。
用例
イェーズミサーニ クルジナーナスタン(藍で染めて クルジナー・野良着にした)。
メモ
類:クルギナー(農作業用の着物)。農作業用の着物。
クルシビヨーガリー
顔色悪く痩せていること。
用例
クルシビヨーガリーシチ(顔色悪く痩せて)。
クルスン
瓜科の大きな実を切って調理する。
用例
チブル マギーカラ クルシェー(ユウガオの実を大きいのから切って調理しなさい)。
クルスン
殺す。潰す。殴る。
用例
ソーグヮチウヮーヤ アチャ クルスン(正月用の豚は 明日 潰す)。クルサリンドー(殴られるぞ。脅し文句)。
過:クルチャン(殺した)否:クルサン(殺さない)希:クルシーブサン(殺したい)継:クルチョーン(殺している)。
クルダックイ
色黒の血筋。
クルチ
【植物】クロキ。琉球黒檀。
用例
クジュ イーテーヌ クルチルヤシガ ミーヂチョーン(昨年 植えた クロキだが 根付いている)。
クルチナ
黒綱。腐食に強い綱。
用例
イナグヌワター クルチナン クタスン(女の執念は腐食に強い黒綱をも腐らせるほど強い)。
メモ
クルチナというのはマーニで綯った縄で腐りにくい。木綿糸を幾本も撚り合わせて豚血を染み込ませ蒸したもので腐食に強い。
クルヂナー
黒着物。
メモ
糸芭蕉の葉柄の固くて粗い部分から取った繊維で織った物を藍で染色した着物の呼称。夏の仕事着として村内全域で広く愛用された。
クルドーン
黒ずんでいる。
クルナイ
黒い実。
クルバサー
黒芭蕉。藍で染めた繊維の粗い芭蕉衣。
メモ
クルギナー・クルヂナーの別称。
クルバシ
農具のひとつ。整地用の農具。
用例
クルバシヌ アイネー ハロー カジーヤッササ(クルバシがあれば 畑は 耕しやすいさ)。
メモ
直径約7、8寸、長さ5尺の丸太棒に底辺は平面にして、先は針状に削った直径1寸の丸い棒の爪を8~10本付けたもの。構造はヤチバと同じで馬に引かせて、農作物の植え付け準備や砕土や整地を行った。エーキンチュがもっていた。馬に引かせて耕作に使った。
クルバシェー
売り手と買い手が値段を決めること。
用例
バクヨーシンカヤ クルバシェーシ デー キミータン(博労は 売り手と買い手で 値段を 決めていた)。
メモ
売り手と買い手が互いに値段を下げたり、上げたりして、転がすような形で値段を決めること。
クルバシケーラシ
転がり返すさま。
用例
ハク クルバシケーラシシ マーカイ ムッチ イチュガ(箱を 転がして どこに 持って 行くの?)。
クルバチャー
【虫】ハチの一種。
クルハン
黒い。
グルハン
速い。すばしこい。
用例
グナワランチャーヤ ウフッチュヤカ ジョーイ グルハンテー(小さい子は 大人より ずっと すばしこいよ)。
メモ
類:グルサン(早い・すばしこい)。
クルビチャイ
黒光り。
用例
アンダナシタレー カラジヌ クルビチャイソーシヨー(油をつけたら 髪が 黒光りしていることよ)。
クルビンケーリン
転び返る。転げまわる様子。
用例
ウッサ クルビンケーリンシ ヲゥタランルアラー(そんなに 転がりまわって 疲れないのかな?)。クルビンケーリンシ(転げ回って)。
クルブシ
老斑。
用例
クルブシ ゥンジトーン(老斑が出ている)。
クルブックイ
黒みがかること。
用例
クムイヌ ミジェー ミングティ クルブックイソーン(池の 水は 濁って 黒みがかっている)。
クルブン
転ぶ。
用例
イシカイ キッチャキシ クルブン(石に つまづいて 転ぶ)。
過:クルラン(転んだ)否:クルバン(転ばない)希:クルビーブサン(転びたい)継:クルローン(転んでいる)。
メモ
類:ウックルブン(転ぶ)・ルゲーイン(転ぶ)・ヌゲーイン(転ぶ)。
クルベー
カビ。
用例
チヌール カラシガ キッサ クルベークートーン(昨日 食べたのに 既に カビが 生えている)。
クルボー
【植物】リュウキュウガキ。カキノキ科。
クルマー
車。人力車。
クルマガー
滑車を使った釣瓶井戸。
メモ
親志はニーブガーが殆どでクルマガーは三基しかなかった。
クルマグヮー
車のついた運送具。手押し車。
用例
クルマグヮーヌミーチ(荷車の3台)。
クルマグヮーヒカシェー
子どもの遊びのひとつ。
メモ
取ってきた亀に大根で作った車を引かせて遊んだ。
クルマスンチャー
人力車夫。
クルマナー
圧搾機のある製糖場の敷地。
クルマフィチャー
人力車夫。
クルマボー
【民具】農具のひとつ。唐竿。
メモ
豆や麦を叩いて脱穀する棒。
長い棒の先に、短い棒を取り付けた形をしており、ニクブク(藁筵)などに広げた豆等の雑穀を短い棒を回転させながら叩いて脱穀する。
クルマンボー
【民具】農具のひとつ。唐竿。
メモ
豆や麦を叩いて脱穀する棒。
長い棒の先に、短い棒を取り付けた形をしており、ニクブク(藁筵)などに広げた豆等の雑穀を短い棒を回転させながら叩いて脱穀する。
クルミー
瞳。
クルローン
黒ずんでいる。
用例
クルローン(黒ずんでいる)。
クレー
仏壇の台。
用例
クヮッチーヤ クレーンカイ ウチキヤーニ シキレー(ご馳走は 仏壇の台の上に 供えなさい)。
クレーヌウチ
仏壇の奥にある物入れ。
用例
ウコートゥ ウチカビヤ クレーヌウチカイ イッテーン(線香と 打ち紙は 仏壇の奥の物入れに 入れてある)。
クヮ
子。
用例
ゥンカシカラ クヮー タカラディチ イクトゥバヌ アンドー(昔から 子は 宝だという 言葉があるよ)。
クヮー
子。
グヮー
小さいことや少量、また愛称をあらわす接尾辞。
用例
クーテングヮー(ちょっとだけ)。イングヮー(子犬)。アバーグヮー(お姉ちゃん)、ウンチューグヮー(おじちゃん)、マヤーグヮー(猫ちゃん)。
メモ
屋号に付き分家を表すこともある。例:マチダグヮー(松田小)。また蔑む時や悪口でも用いる。例:イチムシグヮーヒャー!(畜生め!)。ヤナーグヮー(悪い奴、悪い物)。
頻繁に用いる語で、ここで示した意味ではない用例も多々ある。
クヮーエーグヮー
賭け事。
メモ
賭けに負けるのをクヮーリユンという。
クヮーガニーパーパー
クヮーガニーおばあさん。
メモ
座喜味の媼の呼称。
クヮーギ
【植物】桑の木。シマグワ。クワ。
クヮーギ
用例
カンナイ ナイネー クヮーギヌ シチャンカイ クヮックイシェーマシディ(雷が 鳴ると 桑の木の下に 隠れた方がいいんだってよ)。
メモ
シバサシ(柴差し)にはグシチ(すすき)にクヮーギ(桑の木)の葉を結んでから、あちこちに差した。蚕を飼っていたのでクヮーギの葉を取った。
クヮーギヌマーター
桑木の股。唱え言葉のひとつ。
用例
クヮーギヌ マーター、クヮーギヌ マーター(桑木の股、桑木の股)。
メモ
雷の時に唱えた。落雷を避ける呪文。
クヮーギヌミーバル
桑木の中の原。
クヮーギヌムシ
桑木の虫。シマグワの虫。
クヮーサン
かたい。
クヮーシ
菓子。
用例
クヮーシ コーティ ンナンカイ ワキティトゥラサヤー(お菓子を 買って 皆に 分けてあげようね)。
クヮーシヤー
菓子屋。
用例
クヮーシヤーヌ メーヲゥティ マッチョーン(お菓子屋の 前で 待っている)。
クヮースン
(げんこつなどを)くらわす。
クヮースン
(家畜などに餌を)食わせる。
用例
イージブンナトーグトゥ ウヮーカイ ムンクヮースン(良い時間だから 豚に 餌をやる)。
過:クヮーチャン(餌をやった)否:クヮーサン(餌をやらない)希:クヮーシーブサン(餌をやりたい)継:クヮーチョーン(餌をやっている)。
メモ
(卑語)。
クヮースン
(魚を)釣る。
用例
カーラヌ シッティヲゥティ イユ クヮースン(川の 下辺で 魚を 釣る)。
過:クヮーチャン(釣った)否:クヮーサン(釣れない)希:クヮーシーブサン(釣りたい)継:クヮーチョーン(釣っている)。
クヮースン
充てがう。
用例
アナアチョーンミーカイ フクター クヮースン(穴が開いているところに ボロ布を 充てがう)。
クヮースン
両側から挟む。かみ合わせる。
用例
ティークヮースン(手を挟む)。
クヮーフスク
過不足を精算すること。
用例
クヮーフスクディチ アマトーンリシェー マーガラヲゥティ フスクルソーンドー(クヮーフスクといって 余っているということは どこかで 不足しているってことだよ)。
メモ
年俸で字費などを精算することをいった。
クヮーラナイ
すごい勢いで騒々しいさま。
用例
マーミ フーチャイ、マージン ウッチャイ シーネー、スグ クヮーラナイ(豆を干したり、もちきびを打ったりすると、すぐ、すごい勢いで〔雀が餌をもとめて一気に下りてくる〕)。
クヮーリーン
くわれる。やられる。
用例
ハブンカイ クヮッータン(ハブにやられた)。
クヮーン
食べない。
クヮーンクヮーンナナマカヤー
食べない食べないと言いながら七回もお代わりする人。
用例
クヮーンクヮーンナナマカヤーヤ アンシッカムル(食べない食べないと言いながら よく食べるね)。
メモ
食べない食べないと言いながら七回もお代わりをするような人。
クヮイシキウジン
会席御膳。脚の付いた四角い御膳。
クヮイタイ
懐胎。
用例
クヮイタイ ウキトーン(妊娠している)。
クヮイン
喰う。食う。食べる。
用例
ウヮーガ ムン クヮイン(豚が 餌を 喰う)。ヤチン クヮーランヌー(焼いても食えないやつ)。
継:クヮトーン(喰っている)。
メモ
「食べる」の卑語。
クヮウーシ
亀甲墓の部分名称。
メモ
子+臼。
クヮゥンマガ
子や孫。
用例
クヮゥンマガガ ティーウサーシーガ チューン(子や孫が 手を合わせに・合掌しに 来る)。
グヮサナイ
たくさん集まり、騒々しいさま。
クヮサン
かたい。
用例
カーミヌシシェー クヮサヌ カマランドーヤ(カメの肉はかたくて食べられないよ)。
クヮジ
火事・火災。
用例
クジュヤ ウークヮジ ゥンジティ デージヤタン(昨年は 大火災があって 大変だった)。
クヮダキ
親子ほどの年の差。
用例
アマヌ ミートゥンダヤ クヮダキ トゥシガ ハナリトーン(あそこの夫婦は 親子ほど 年が離れている)。
クヮタクヮタ
ぐつぐつ・煮え立っている様子。
用例
ナーベー クヮタクヮタ ムゲートーシガ(鍋の中身は ぐつぐつ 煮え立っているよ)。
グヮタグヮタ
水浸しになっている様子。
用例
ミジムターンシ ウマイッペー ミジグヮタグヮタソータン(水遊びをして そこらじゅう 水浸しだった)。
クヮダチャー
子を抱く人。
メモ
クヮダチャーは、魔除けとして新しいカカン(女性の腰巻)を被り、赤子を抱いて帰った。里帰り出産をした産婦と赤子を、夫とクヮダチャーが迎えにくる。
クヮタン
食べた。
クヮッキーン
隠れる。
クヮックィブキ
隠れてタバコを吸う事。
用例
ワラビヌ クヮックィブキソーン(子どもが 隠れてタバコを吸っている)。
クヮッサナイ
小さいものがたくさん密集しているさま。
用例
クヮッサナイ ナイン(たくさん実がなる)。
グヮッサナイ
たくさん集まり、騒々しいさま。
クヮッタイクヮッタイ
水があふれ出る様子。
用例
クヮッタイクヮッタイ ナマニン ミジヌ アンリギサーシ(水が湧き出んばかりに 今にも 水が 溢れそうだ)。
グヮッタイミー
ぬかるんでいる所。
用例
ユックィティ ムヌン ミーラン グヮッタイミーンカイ ヒサ チックリネーン(夜も暮れて 物も 見えずに ぬかるみに 足を 突っ込んでしまった)。
クヮッチー
ご馳走。
用例
チューヤ マルケーティル チョーグトゥ クヮッチー スガテーンドー(今日は 久しぶりに 来たんだから ご馳走を 準備してあるよ)。
クヮッチーグヮーセー
御馳走ごっこ。子どもの遊びのひとつ。
メモ
ままごと遊びのこと。
クヮッチーサビタン
ご馳走様でした。御馳走になりました。
用例
ヌーンクィ マーサヌ チュハーラ クヮッチーサビタン(どれも 美味しくて お腹いっぱいになり ご馳走さまでした)。
クヮッチーサビラ
いただきます。御馳走になります。
用例
アンシェー クヮッチーサビラ(じゃあ いただきます)。
クヮッチースガイ
御馳走の準備。
メモ
御馳走+スガイ。
身なり。服装。準備。仕度。用意。
クヮッチームッチャー
御馳走持ち。
用例
クヮッチームッチャーン ヤーヌ ウチカイ イッチ ユックレー(御馳走持ちも 家の 中に 入って 休みなさい)。
メモ
結納の時、婿側から嫁側に御馳走を持って行く風習があって、その御馳走を持つ人をクヮッチームッチャーといった。
クワディーサー
【植物】モモタマナ(コバテイシ)。
クヮディーサー
【植物】モモタマナ(コバテイシ)。
用例
クヮディーサーヤ ジャッピナーナイグトゥ(モモタマナは どんなに大きくなるから)。
クヮナサー
産婦。
用例
クヮナサーヤ ムヌン ダテーン カリ クンチ チキリヨー(産婦は 御飯も たくさん 食べて 栄養を つけなさいよ)。
クヮナシカティムン
出産カティムン。出産祝いのおかず。
メモ
親戚近隣の人たちが出産の朗報を聞きつけると、クヮナシカティムンと称して豆腐やチンヌク(里芋)などの自家野菜、ティーパンパン(芋粕の菓子)、ウムカシナントゥー(芋粕の餅)などを作って持ってきた。
クヮナシキンジー
赤子が生まれた時の差し入れ。
用例
クヮナシキンジーヤ クーガガ ウーサタン(クヮナシキンジー・出産時の差し入れは 卵が 多かった)。
メモ
赤子が生まれた時の差し入れ。赤子が生まれた場合に、母親に栄養をつけるようにと、親戚などから卵や肉類等の食べ物を持ち寄ること。
クヮナシスーギ
出産祝い。
用例
ンカシヌ クヮナシスーギヤ マギーヤタンドー(昔の 出産祝いは 盛大だったよ)。
メモ
類:クヮナシスージ(出産祝い)。子+産む+スージ。
クヮナシスージ
出産祝い。
用例
チャクシボージャー ゥンマリティ マギマギートゥ クヮナシスージスン(長男が 生まれたので 盛大に 出産祝いをする)。
メモ
類:クヮナシスーギ(出産祝い)。子+産む+スージ。ボージャースージとも言う。
出産祝いは母子の健康状態に合わせて、その日に行う家庭もあれば、1週間、または1か月後に行うところもあった。
クヮナシスージにはハタキアーサ(ネンジュモ)とトーナカシー(おから)を炒めたものがよく出された。
クヮナシズーネー
出産を祝う和え物。
メモ
出産+スーネー。
子が生まれた家へクヮナシズーネーとして豆腐3丁を持って行った。
クヮナシダムン
出産後火に温まるための薪。
用例
クヮナシダムンヤ ヲゥトゥガ ヤマカラ チッチチュータン(クヮナシダムン〔出産薪・産婦を温める薪〕は 夫が 山から 切ってきた)。
メモ
類:ヒーヌクミダムン(出産後火に温まるための薪)・ニーグヤー(出産後火に温まるための薪)。出産+タムン。
妊娠8か月頃になると、夫が山から木を切り倒してきて、出産後にジール(地炉・囲炉裏)で温まるための薪を準備した。
クヮナシマンサン
出産祝い。
メモ
子+産む+マンサン。クヮナシマンサンなどのスージ(お祝い)があると、ハタキアーサ(ネンジュモ)やトーマーミー(そら豆)を煮た。
クヮナシミヤー
子を産ませる人。産婆。
メモ
他にワチサンバ・チュクイサンバ・クヮナシミヤーパーパー・フスチジャー・ジユーサンバの呼称がある。出産の手助けをする年配の手慣れたカッティ(勝手→熟練者)のこと。
クヮナシミヤーパーパー
子を産ませる+パーパー。産婆。
クヮナシヤー
子どもが生まれた家。
用例
クヮナシヤーンカイ スージシーガ イチュン(赤子が生まれた家に お祝いに・出産祝いに 行く)。
クヮヌチャー
複数の子ども・子どもたち。
用例
クヮヌチャーガ ティガネースグトゥ タシカトーン(子どもたちが 手伝うので 助かっている)。
クヮハン
固い。
用例
ウヌ クヮーシヤ クヮハン(この お菓子は 固い)。
クヮビーチャー
子贔屓。自分の子供を大変誉める事。
用例
アリガ ウヤヤ クヮビーチャーナティ イフィン ヌーガラアイネー デージドー(彼の 親は 子贔屓だから 少しでも 何かあると 大変だよ)。
クヮヒチターンム
子引き田芋。
メモ
親芋に子芋、子芋に孫芋がつくので子孫繁栄の印として喜ばれる。縁起物として祝い料理によく使われた。
クヮフー
果報。
用例
チャー クヮフー ウタビミシェービリディチ ニゲーイン(いつも 果報を 与えてくださいと 願う)。
クヮムイウタ
子守歌。
クヮムチ
子持ち。
用例
クヮムチヤタン(子持ちだった)。
クヮムヤー
子守り。
用例
ワッタガ グナサイネー クヮムヤーシーガーチール ヌーンスタル(私たちが 小さい頃は 子守りをしながら 何でもやったんだよ)。クヮムヤーッシ(子守りをして)。
クヮラクヮラ
照り輝く様・明るい様子。
用例
アヌヤーヌ クヮラクヮラ アカガトーシヨー(あの家の 明かりが 明るいことよ)。
メモ
類:クヮンクヮン(照り輝く様子・明るい様子)。外から家の中が明るく見えること。
クヮン
食べない。
クヮン
籠飯〔こはん〕。
メモ
祭事に振る舞う料理一式のこと。ニービチのクヮンにはムリムチと豆腐5箱などを盛った。
クヮンにはミシバーチ(円形の木彫りの鉢)が使われたが、近年ではチリデー(大きな長四角の盆)に御馳走を重ね、その周囲は菜箸のような長い箸を立て昆布で巻いている。
クワンアガヤーグヮー
大根の種類。
メモ
小湾+アガヤー+グヮー。
浦添小湾から入ってきた小ぶりの大根。グヮーは接尾辞。
クヮンカミヤー
籠飯〔こはん〕カミヤー。籠飯を頭上にのせて運ぶ者。
メモ
籠飯を持つ女性。ニービチの御馳走を入れた。
頑丈な女性が頭上に載せて運んだ。
グヮンクー
頑固者。
クヮンクヮン
擬音語。
用例
フクター クヮンクヮン チチ(ボロを重ねまとって)。
クヮンクヮン
照り輝く様子・明るい様子。
用例
ティーラヌ クヮンクヮンソーシヨー(太陽が カンカン照り輝いていることよ)。
メモ
類:クヮラクヮラ(照り輝く様子・明るい様子)。
グヮンス
元祖。先祖神。
メモ
グヮンスとは先祖神のことで、一般には位牌・香炉、それらが座する仏壇のことをさすことが多い。
グヮンスウーエー
元祖追い。
メモ
イチムンウーエー(一門追い)ともいう。
クシンダカリからメンダカリに分家している次男、三男が、親とは争えないからといって、親元(実家)の方に入って綱引きをした。
グヮンスムチ
元祖持ち。仏壇、位牌を継ぐ者。
クヮンチェーバク
棺〔ひつぎ〕。棺箱。
用例
メーディヌ クヮンチェーバク ンジーネー アンシ グナサテールヤー(以前の 棺箱を 見ると あんなに 小さかったんだね)。
メモ
類:タカラバク(棺箱)。大人は棺を使うが、子どもの場合は大和から入る素麺箱で代用した。
クヮンチェーバクチュクヤー
棺箱を造る人。
用例
クヮンチェーバクチュクヤー ディチ カッティーガ ヲゥタン(棺箱を造る人は 手慣れた人・職人がいた)。
メモ
昔は各字の大工勝手な人が棺箱造りをしており、箱に釘を打つ音が聞こえると、人が亡くなったという知らせでもあった。
クヮンチャー
子ども達。
クヮンチャーバク
棺〔ひつぎ〕。棺箱。
クヮンドーフ
籠飯〔こはん〕豆腐。
メモ
クファンムイ・クヮンムイに入っている豆腐。他に山芋・ムリムチ(餅)・肉・昆布天ぷら・田芋など奇数種を入れた。
クヮンヌンドー
観音堂。
クヮンムイ
籠飯〔こはん〕盛り。
メモ
固めの盃を交わすために使う瓶子二つと塩、花米をヤスクジン(脚の短い祝祭用の膳)に入れたもの。
結納や結婚式の御馳走が入った器、あるいは御馳走そのものの呼称。また四角い小さな御膳にドゥシルを入れたジングファングヮーは風呂敷で包んだ。
クンカキーン
かける・浴びせる。
用例
ワランチャーンカイ ミジ クンカキーン(子どもたちに 水を かける・浴びせる)。
過:クンカキタン(浴びせた・かけた)否:クンカキラン(浴びせない・かけない)希:クンカキーブサン(浴びせたい・かけたい)継:クンカキトーン(浴びせている・かけている)。
メモ
類:クンクヮースン(浴びせる・かける)。
クンガチクニチ
9月9日。菊酒。
メモ
年中行事。大工に関する御願といわれ酒に石菊を入れて飲む。
クンクー
勲功。
用例
ディキヤーヌ クンクー(よくやったとの勲功)。
クングトゥ
このように。
用例
ヌーンチ ワンビカーン クングトゥ アワリサントーナランガヤー(どうして 私だけが こんなに 哀れ・苦労しなくちゃいけないのかな)。
クングトーシー
こんな物。
用例
クングトーシーヤティン イリユーヤラー ムッチイケー(こんな物でも 入用なら 持って行きなさい)。
メモ
類:クングトールー(こんな物)。
クングトール
このような。
クングトールー
こんな物。
用例
クングトールーシン ヤクンタッチュンナー(こんな物でも 役に立つのか)。
メモ
類:クングトーシー(こんな物)。
クングトールムン
こんなもの・悪い意味でこいつは。
用例
クングトールムンヤ ナー チューヤ ヤーカイ イリラン(こいつは もう 今日は 家に 入れない)。
クンクナースン
踏み荒らす。
用例
ワランチャーガ ハル クンクナースン(子どもたちが 畑を 踏み荒らす)。
過:クンクナーチャン(踏み荒らした)否:クンクナーサン(踏み荒らさない)希:クンクナーシーブサン(踏み荒らしたい)継:クンクナーチョーン(踏み荒らしている)。
クンクルバーシェー
押し合いへし合い・転げまわること。
用例
チュヌメーヲゥティ クンクルバーシェースカ オーティ フージンネーン(人前で 転げまわるほど 喧嘩して みっともない)。
メモ
類:ウシクルバーシェー(押し合いへし合い)。
クンクヮースン
かける・浴びせる。
用例
ウヤヌ イシン チカンラー ミジ クンクヮースンドー(親の 言うことが 聞けないなら 水を 浴びせるよ)。
過:クンクヮーチャン(浴びせた・かけた)否:クンクヮーサン(浴びせない・かけない)希:クンクヮーシーブサン(浴びせたい・かけたい)継:クンクヮーチョーン(浴びせている・かけている)。
メモ
類:クンカキーン(かける・浴びせる)。
クングヮチ
9月。
用例
クングヮチマデー ナーマ アチサンデー(9月までは まだ 暑いよ)。
グングヮチ
五月。
用例
ハチゥンマガ モーキタシェー クジュヌ グングヮチヤサ(初孫を もうけたのは 昨年の 5月だよ)。
グングヮチウマチー
五月御祭。
用例
グングヮチウマチーネー ワッターン ウガミーガ イチュン(五月御祭には 私たちも 拝みに 行く)。
メモ
5月15日は稲の穂をカミアサギで供え、豊作を祈願した。旧暦5月15日に豊作を祈願する稲穂祭である。また、この日は、一門、一族が宗家に集合し祖霊を拝み、一族の繁栄を祈願する。
グングヮチグニチ
五月五日。
メモ
5月5日は菖蒲を仏壇に飾り、帯や鉢巻にした。アマガシも作った。
グングヮチグニチー
五月五日。
メモ
5月5日は菖蒲を仏壇に飾り、帯や鉢巻にした。アマガシも作った。
グングヮチブー
五月賦。
メモ
波平では製糖期が終わると、青年会がグングヮチブー(五月賦)を組んで、サーターヤー毎に青年団が集まって各人の畑を耕した。
グングヮチャー
五月五日。
メモ
長田では5日には御馳走を重箱に詰めて、イリグミ(西組)はトゥーティークー(土帝君)、アガリグミ(東組)はどこにと集まって会食した。5月と9月の2回、グングヮチャーから9月までに赤子が生まれた家は9月9日に、9月から5月までに生まれたのはグングヮチャーに赤飯を炊いて皆に配った。ユッカヌヒー(4日)の朝、豚を潰した。正月の豚肉が無くなっている頃なので、豚を潰し、それを分けてもらって御馳走を作る。またアマガシも作って、菖蒲の葉を浮かべたものを供えた。昼間は素麺のお吸い物を供えた。菖蒲湯に入り、菖蒲の鉢巻きと帯をする。
グングヮチャーグヮー
五月五日。
メモ
5月5日に行なった若者同士の交際。家でグングヮチャーを供えた後、男性が重箱を準備して交流した。
グングヮチャーブー
五月賦。
メモ
波平では製糖期が終わると、青年会がグングヮチブー(五月賦)を組んで、サーターヤー毎に青年団が集まって各人の畑を耕した。
グングヮチユッカヌヒー
五月四日。
メモ
シチビ(節日)で、家で御馳走を供えるだけ。
グンゴーマシ
五合枡。
用例
ンナユヌグトゥ グンゴーマシシ ハカティ ワキレー(皆同じように 五合枡で 測って 分けなさい)。
クンゴーミパナ
9合+御花。神に供えるための米。
メモ
花米。
グンゴーメシ
五合飯。
メモ
グンゴーメシ(5合の飯)が食べられるほどの好待遇の表現。
クンジー 
紺地。紺地の着物。
用例
スーヤ クンジーチチ ハイタシガ マーカイガヤー(父は クンジー〔紺地の着物〕を着て 出かけて行ったが どこにだろうね)。
クンジーカユイ
クンジー通い。
メモ
酒盛後、男が女の家へ通って、労働力を提供したり、食事や寝泊まりをすること。
クンジマースン
括り回す。
用例
クンジマーサッティ(振りまわされて)。
クンシミーン
強く締める。
用例
ウービガ ハンリラングトゥ クンシミーン(帯が 外れないように 強く締める)。
過:クンシミタン(強く締めた)否:クンシミラン(強く締めない)希:クンシミーブサン(強く締めたい)継:クンシミトーン(強く締めている)。
クンジャーヒンジャー
ちぐはぐに結んでいる様子。
用例
ナーイフェー リッパ クンレーヤンムー クンジャーヒンジャーシ フージンネーン(もう少しは ちゃんと 結べばいいのに ちぐはぐに結んで みっともない)。
クンジャン
括った。縛った。
用例
ヒージャーヤ ワンガル クンジャンドー(山羊の綱は私がくびったのだよ)。
クンジャン
国頭。
メモ
沖縄本島国頭郡域。ヤンバル。
グンジュー
50
メモ
50文。通貨の単位呼称。1厘をグンジューといった。
グンジューグマー
けち。
用例
ワッター ウフヤーヌ ハーメーヤ シタタカヌ グンジューグマーナティ ヌーティーチン ワキテートゥラサンタン(私の 実家の お婆さんは したたかな けちんぼで 何ひとつも 分けてくれなかった)。
メモ
類:グマイ(けちんぼ)。
クンジューシチ
97
クンジュン
くくる。くびる。縛る。
用例
ヒージャーガ ヒンギラングトゥ チナ チューク クンジュン(ヤギが 逃げないように 綱を 強く 結ぶ)。
過:クンチャン(結んだ)否:クンラン(結ばない)希:クンジーブサン(結びたい)継:クンチョーン(結んでいる)。
クンジョー
根性。根性が悪いこと。意地悪。性悪。
用例
アレー クンジョー ワッサヌ マジョーノー シクチェーナラン(彼は 根性が 悪いから 一緒に 仕事はできない)。クンジョーンジティ(性根を悪くして・怒り出して)。
クンジョーワルー
根性が悪い人。根性が悪いこと。意地悪。性悪。
用例
クンジョーワルートー ドゥシェースナケー(根性が悪い人とは 友達はするな・付き合うな)。
クンジン
金神。
メモ
家の新築・移転、屋敷の門口の位置、墓の風水、結婚の際の嫁入りする方角の吉凶判断の基準とされた。丑寅の方向はクンジンといい、忌み嫌われた。
クンスー
おぼろ豆腐になる前の汁。
用例
ニーハナヌ クンスーヤ ヌーヤカ マーサン(出来立ての クンスーは 何よりも 美味しい)。
メモ
豆腐を作る時に煮てしぼる前の汁、にがりを入れて固める前のものをクンスーと言い、固まってしぼる前のものをユシドーフ(おぼろ豆腐)という。
豆腐を作っている家にクンスーを食べに行った。
クンスグイン
ひったくる・奪い取る。
用例
ティーカイ ムッチョーシ クンスグイン(手に 持っているのを ひったくる)。
メモ
類:クントゥイン(ひったくる)。
クンズン
くくる。くびる。縛る。
クンダ
ふくらはぎ。
用例
クンダンカイ ニーブターガル ヰジトーラー マジェー ンチンディ(ふくらはぎに おできが 出来ているのか まず 見てごらん)。
クンダアガイ
こむら返り。
クンダアガヤー
こむら返り。
用例
チヌー アッチジューサルアタラー ユル ニントーイニ クンダアガヤースタン(昨日 歩きすぎたのか 夜 寝ている時に こむらがえりした)。
メモ
類:ムムスックヮー(筋肉痛)。
クンタキ
この高さ。
用例
ウヌチナ クンタキマディ アギティンディ(その綱を この高さまで あげてごらん)。
クンダマギー
ふくらはぎが太いこと。
クンダムルシ
ふくらはぎの筋肉の盛り上がった塊〔かたまり〕。
クンダン
くびらない。
クンチ
くびって。
クンチ
根気。
用例
クンチヌ タラーンルアラー スグ ヲゥタイルスンレー(根気が 足りないのか 直ぐに 疲れるんだよ)。クンチチキーン(栄養をつける)。
メモ
妊産婦にはクンチをつけるよう、卵や素麺などが寄せられた。
クンチウジニー
根気+補い。滋養補給食。
メモ
クンチウジニーとして魚介類や肉類を食する。
クンチカイン
こき使う。
用例
ンジャックヮ ウシ ゥンマヌグトゥ クンチカイン(下男を 牛や 馬みたいに 扱き使う)。
過:クンチカタン(扱き使った)否:クンチカラン(扱き使わない)希:クンチカイブサン(扱き使いたい)継:クンチカトーン(扱き使っている)。
クンチカティンヒナランヌー
こき使われてもこたえない人。
クンチカティンヨーランヌー
こき使っても弱らない人。
クンチキ
今月。
用例
クンチキヤ ナー ウワトーシトー ユヌムンヤサ(今月は もう 終わったのと 同じだよ)。
クンチチ
今月。
用例
チャクシヌ タンカーヤ クンチチドー(長男の 1歳の誕生祝は 今月だよ)。
クンチチキーン
栄養をつける。
用例
ムヌ チュハーラカリ クンチチキーン(ご飯を いっぱい食べて 栄養をつける)。
クンチブスク
根気不足。体力がない。
クンチャー
ハンセン病患者。
クンチャー
物乞い。乞食。
用例
ンカシェー ガマンカイ クンチャー マンドータン(昔は 洞窟に 乞食が 多かった)。
メモ
乞う+人。
クンチャーシール
乞食集団の頭。
クンチャーボージ
乞食坊主。ざんぎり頭の卑語。
クンチャマ
豚肉を調理し、仏壇に供え健康祈願をした12月29日のこと。
用例
クンチャマネー ウヮーヌ ウトゥガクル ニーンドー(29日には豚の下顎を煮るんだよ)。
メモ
正月に向けて屠った豚のナガニジシ(ロース肉)やチム(レバー)、ウトゥガク(下顎)などの部位と野菜を調理したものを仏壇に供えた後、家族揃って食した。その日に大きく切り分けた肉はクンチャママルチャジシと言った。
クンチャン
くびった。
クンチュー
困窮。貧乏。
用例
チョー クンチューヤグトゥディチ ウシェーテーナラン(人間は 貧乏だからといって 馬鹿にしてはいけない)。クンチューヌチネー(貧しい家庭)。
クンチュームン
貧乏者。
用例
ジャッサ ハタラチン チャー クンチュームンナティヤー(どんなに 働いても いつまでも 貧乏者だ)。
クンチリー
横切ること。
用例
ゥンマカラ クンチリーシ イチーネー ヘーササ(そこから 横切って 行ったら 早いよ)。
クンチリーバル
今切原(楚辺の小字)。
クンチリミチ
近道。
用例
ゥンマヌ クンチリミチカラ イチーネー ヘーク チチュサ(そこの 近道から 行くと 早く 着くよ)。
クンツァン
くびった。
クンドゥ
今度。
用例
チューヤ ニッカナトールムン マタ クンドゥ アシバナ(今日は 遅くなっているから また今度 遊ぼう)。
クンドゥ
今年。
クントゥイン
ひったくる。
用例
ティーカイ ムッチョーシ クントゥイン(手に 持っているのを ひったくる)。
過:クントゥッタン(ひったくった)否:クントゥラン(ひったくらない)希:クントゥイブサン(ひったくりたい)継:クントゥットーン(ひったくっている)。
メモ
類:クンスグイン(ひったくる)。
クントゥンクントゥン
頭を横に振るさま。
クントーサイ
踏み倒し。
クンナ
こんな。
用例
クンナクトゥシ マキテーナラン(こんなことで 負けてはいけない)。
クンナゲー
この前。
用例
クンナゲーマデー アネーアランタルムン(この前までは そんなことはなかったのに)。
クンナゲー
こんなに長い間。これまで。
用例
クンナゲー シンジビータシガ(以前は信じていたが)。
クンナゲー
昔は。
クンノーイ
嘉手納町国直。
クンパイン
踏ん張る。
用例
シーウワイルマレー チャーシヤティン クンパイン(やり遂げるまでは どんなことをしても 踏ん張る)。
過:クンパタン(踏ん張った)否:クンパラン(踏ん張らない)希:クンパイブサン(踏ん張りたい)継:クンパトーン(踏ん張っている)。
クンハンスン
踏み外す。
用例
タカドゥクマカイ ヌブティ ヒサ クンハンスン(高い所に 登って 足を 踏み外す)。
メモ
類:クンハンラカスン(踏み外す)。
クンハンラカスン
踏み外す。
用例
キーカイ ヌブティ ヒサ クンハンラカスン(木に 登って 足を 踏み外す)。
過:クンハンラカチャン(踏み外した)否:クンハンラカサン(踏み外さない)希:クンハンラカシーブサン(踏み外したい)継:クンハンラカチョーン(踏み外している)。
メモ
類:クンハンスン(踏み外す)。
クンピーン
踏む。踏んづける。
用例
クンピラシ(踏みつけさせて)。ゥンマヌ シーバイ クンピタラヤー(馬の小便を踏んづけたのか)。
メモ
類:クラミーン(踏む)。
クンピキヒンピキ
散々踏んづけられているさま。
用例
チュラーク クンピキヒンピキサッティ アマクマ キジイッチョーサ(散々 踏んづけられて あちこち 傷だらけさ)。
クンピユン
踏む。
クンピラカスン
踏みつける。
用例
カンカナー ヒサシ チューク クンピラカスン(空き缶を 足で 強く 踏みつける)。
過:クンピラカチャン(踏みつけた)否:クンピラカサン(踏みつけない)希:クンピラカシーブサン(踏みつけたい)継:クンピラカチョーン(踏みつけている)。
クンペン
薫餅。菓子の名前。
メモ
清明祭や法事に供える、落花生と胡麻で作った餡を小麦粉の皮で包んだ焼き菓子。
グンボー
ごぼう。
用例
ソーグヮチメーヤグトゥ グンボーン コーティクーヒー(正月前だから ごぼうも 買って来るね)。グンボーン ウジングヮーンカイ イリリヨー(ごぼうもお膳に入れてね)。
クンマースン
道をよけて通る・回り道をする。
用例
アリトー イチャイブサーネーンクトゥ アマカラ クンマースン(彼奴とは 会いたくないから あそこから 回り道をして行く)。
過:クンマーチャン(よけて通った)否:クンマーサン(よけて通らない)希:クンマーシーブサン(よけて通りたい)継:クンマーチョーン(回り道をしている)。
クンムン
組踊。
用例
ンカシヤ シージャンチャーカラ クンムン ナラインディ デージナムンヤタン(昔は 先輩達から 組踊を 習うのも 大変なことだった)。
グンメーナービ
五枚鍋。
用例
ンムン グンメーナービヌミー タチ(芋もグンメーナービのいっぱい炊いて)。
メモ
グンメー以上の大鍋は豚の餌炊きや黒糖製造、或いは使用人のいる篤農家が甘藷を炊くのに使われることが多かった。
クンラ
ふくらはぎ。
用例
クンダンカイ ニーブターガル ヰジトーラー マジェー ンチンディ(ふくらはぎに おできが 出来ているのか まず 見てごらん)。
クンラアガヤー
こむら返り。
用例
チヌー アッチジューサルアタラー ユル ニントーイニ クンダ(ラ)アガヤースタン(昨日 歩きすぎたのか 夜 寝ている時に こむらがえりした)。
メモ
類:ムムスックヮー(筋肉痛)。
クンラン
くびらない。
yomikomi
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