しまくとぅば単語帳
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メ(88件)
メー
米。ご飯。稲。
用例
クーシームノー シチグヮチソーグヮチニル メーン アタイタル(貧乏人は 盆と正月にしか ご飯は 食べれなかった)。
メモ
平生はほとんど芋を食べていた。
メー
前。
用例
ハナシー チチブサグトゥ メーンカイ ヰーン(話を 聞きたいから 前に 座る)。
メー ウティ
前もって。
メー カニティ
あらかじめ。前もって。
メー ンブー
前が思い。
メモ
腹が出た人。硬貨を入れた財布を懐に入れた人を表現するにも使われた。 メーンブータンメーという俗称があった。
メーアサ
毎朝。
用例
メーアサ ミジ クリ ッチカラ ガッコーンカイ イチュタン(毎朝 水を 汲んで 来てから 学校に 行った)。
メーイン
燃える。
用例
カジヌ チューサヌ ヌーガラヌグトゥ バーナイ メーイン(風が 強くて 何かのように 激しく 燃える)。 否:メーラン(燃えない)過:メータン(燃えた)継:メートーン(燃えている)。
メーガー
上地の湧泉の名称。
メモ
集落の南方(前)に位置し、集落で一番古い井戸とされる。産水として用いる上地のウブガー(産井戸)でもある。旧暦6月のカーウガン(井戸御願)、カーサレー(井戸浚渫)で拝さ れる。この井戸は水浴に用いられることが多かった。戦時中、北(読谷)飛行場で用いる水は上地の井戸で賄われ、馬車で大量の水を汲みにきていたという。前井戸は現在も水量豊富であり、農業用水として利用されている。
メーカクジー
前顎。獅子頭部分。
メーカタ
舞方。
用例
モーイメーカタ(舞う舞方)。
メーガタレー
前語らい。
用例
メーガタレーネー サキン ゥンジャスタン(メーガタレーには 酒も 出した)。
メモ
アシビや芝居をやる場合、本番何日か前にメーガタレーといって話し合いが行われた。
メーガニクンチュ
恩納村前兼久の人。
メーカニティ
前もって。
用例
ニービチデームン メーカニティ イキワルナイル(結婚式だから 前もって 行かないといけない)。
メーカラモーヤー
行列の前に立って踊る人。
用例
メーカラモーヤー パーパーターヤ ヒヤーナイ モーイタサ(行列の前に立って踊る人の おばあさんたちは 威勢よく 踊っていたよ)。
メモ
綱引きの場合にメーカラモーヤーといって50、60代の女性が数人、旗頭に続いて太鼓や鐘の音に合わせて踊った。
メーガンター
男性の一般的な髪形。
用例
ハギチブラー スシヤカ メーガンタール マシヤル(丸坊主に するより メーガンターにした方が 良い)。
メモ
ショートヘアー。
メーガンター
坊主頭の前髪を伸ばしている者。
メーガントゥー
坊主頭の前髪を伸ばしている者。
用例
メーガントゥー ナーヒン ウシクヮーセー(前髪が長いからもっと短くしなさい)。
メークサー
前と後ろ。
メーグササー
農具のひとつ。雑草をとる道具。
メーグミ
前組。地域区分。
メークンジャ
鞅〔むながい〕。
メモ
馬や牛の胸あたりにとりつける鞍を固定するための道具。
メーゴーサー
げんこつ。
用例
メーゴーサー クヮーサリンドー(げんこつくらわされるぞ)。
メーシ
お世辞。
用例
メーシ ビカーン チカティ アンシン ワジャーナイミ?(お世辞 ばかり 使って それでも 仕事ができるのか?)。
メーシ
お箸。
メーシ
用例
メーシガ ティーチェー タラーングトゥ トゥティトゥラシェー(お箸が ひとつ 足りないから 取ってくれ)。
メモ
類:ウメーシ(お箸)。
メーシー
昼ご飯。
用例
ナー チュマーロー カタミティ ッチカラ メーシーヤ カマナ(もう 一回は 担いで 来てから 昼飯は 食べよう)。
メモ
類:アサバン(昼ご飯)。
メージケーグヮー
小間使い。
メーシジハーヤーマ
米をこそぐ機械。脱穀機。
メモ
メーシジャーともいう。
メージマ
波平の地名、地区名。
メモ
波平の地区名で明治期以後にヤータッチャー(分家)してできた地域。メージマは幅員は小さいが、昔から道は整備され区画整理されていた。戦後は楚辺通信所(通称象のオリ、ハンジャタワー)として接収され2006年に返還、現在集落として復興しつつある。
メースン
燃やす。
用例
チカーンヌーヤ ナーヲゥティ メースン(使わないのは 庭で 燃やす)。ヒー メーサーニ、ユー ワカチ(火を燃やして、湯を沸かし)。 否:メーサン(燃やさない)希:メーシブサン(燃やしたい)過:メーチャン(燃やした)継:メーチョーン(燃やしている)。
メモ
類:ヤチメースン(燃やす)・ヤキメースン(燃やす)。
メーダーチー
前に抱える。
用例
アカングヮ メーダーチーソーン(赤子を 前に抱いている)。
メモ
類:メーラーキー(前に抱える)。
メータバル
前田原(儀間の小字)。
メーダバル
前田原(座喜味の小字)。
メーヂチ
毎月。
用例
メーヂチヌ ティマヌ ハンブノー アンマーンカイ トゥラスン(毎月の 給料の 半分は お母さんに あげる)。
メーチャー
女性用の下着。
用例
メーチャーヤ チュヌ ミーラントゥクルンカイル フースンドー(女の下着は 人の 見えない所に 干すんだよ)。
メモ
女性用のふんどし。月経帯。
メーチャーアラヤー
汚物洗いの鉢。
メーチルガイ
荷物で前がふさがっていること。
用例
メーチルガイシ マーニン イカランナトーン(前方を塞がれて どこにも 行けなくなった)。
メーチンシ
楚辺の拝所名。
メモ
ナナウタキ(七御嶽)のひとつ。
メーデー
以前は。
用例
メーデー アンスカ ムンワシリン サンタンムンヌ(以前は そんなに 物忘れも しなかったのに)。
メーデー
前代。
メーナーリー
前の方から。
用例
メーナーリー イチーネー ミーダッチュンドー(前の方から 行くと 目立つよ)。
メーナイナイ
でしゃばること。
用例
メーナイナイシーネー アトー ムル ドゥーヌ トゥクルンカイ ウチカンジュンドー(でしゃばると 後は 全部 自分の 所に かぶさって来るよ)。
メーナチ
毎日。
用例
メーナチ ユルナイネー ゥンジティ イチュン(毎日 夜になると 出て 行く)。
メーナチョーン
前にしている。
用例
ヲィナグングヮ メーナチョーン(娘がいる)。
メーニギリ
お握り。握り飯。
用例
アチャヤ カーサンカイ メーニギリ チチディ ムタシヨー(明日は サンニンの葉に お握りを 包んで 持たせてね)。
メモ
類:メーニジリ(お握り)。
メーニジリ
お握り。握り飯。
用例
アンダンスー イッティ メーニジリ チュクイン(油味噌を 入れて お握りを 作る)。
メモ
類:メーニギリ(お握り)。
メーニチ
毎日。
用例
チューン アチャン メーニチ ゥンムトゥ ンナシルー ビカーンナー?(今日も 明日も 毎日 芋と 実のない汁 だけねぇ?)。
メモ
類:メーナチ(毎日)。
メーニン
毎年。
用例
ウヤヌヤーカイヤ メーニン ケートーン(実家には 毎年 帰っている)。
メーヌカー
前の井戸。各地にある井戸の名称。
メモ
伊良皆のメーヌカーは、戦争で埋まってしまったが、字で発掘し再造成した。字では新しいカーで、石垣で囲われ、畳石が敷かれていた。 高志保のメーヌカーは、降泉(ウリカー)になっており、3か所の泉があった。アガリヌカー(東之泉)は水質が最も良く飲料水となり、中央のナカヌカー(中之泉)も飲料水でウブガーでもあった。下流に位置するイリヌカー(西の西之泉)は専ら洗濯用に使われた。今その姿を見ることはできないが、かつての暮らしを支えた水の恩に感謝し、高志保児童公園内に社を設け祀っており、多くの参拝者が来訪する。大湾のメーヌカーは、ノロが沐浴する井泉で、上方にあるメーヌウガンで髪を乾かしたという。ウチュジガーともいう。
メーヌカー
地名(読谷村大湾の小地名)。
メーヌクサー
民家の間取りのひとつ。裏座。
メーヌバガイ
前もって顔を出すこと。
用例
スージンデー アイネー メーヌバガイスタン(お祝いなどが あったら 前もって顔を出した)。
メーヌヤー
離れ。
用例
ドゥシンチャー アチマティ メーヌヤーヲゥティ アシブン(友達が 集まって 離れで 遊ぶ)。
メーバ
前歯。出っ歯。
用例
ウックルバーニ メーバ タッチヲゥーティネーラン(転んで 前歯を 折ってしまった)。
メーバー
前歯。出っ歯。
用例
メーバーン ンジーヨーニユッテー ウジラーサルアル(出っ歯も 見方によっては 可愛いもんだよ)。
メーバル
前原(伊良皆の小字)。
メーバル
前原(宇座の小字)。
メーバル
前原(喜名の小字)。
メーバル
前原(古堅の小字)。
メーバル
前原(高志保の小字)。
メーバル
前原(座喜味の小字)。
メーバル
前原(楚辺の小字)。
メーバル
前原(大湾の小字)。
メーバル
前原(長浜の小字)。
メーバル
前原(渡具知の小字)。
メーバン
毎晩。
用例
キジムナーガ メーバン ウクシーガッチ ヤッケーヤッサー(キジムナーが 毎晩のように 起こしに来て 厄介だ)。
メモ
類:メーユル(毎夜)。
メービサ
動物などの四足の前の足。
用例
ウヮーヌ メービサ コーティチェーグトゥ デークニトゥ シルワカスン(豚の 前足を 買ってきたから 大根と 汁にする)。
メーヒジュン
米を削ぐ⇒脱穀する。
メービチェー
額。おでこ。
メービチャイ
額。おでこ。
用例
ウヌ ワラビヌ メービチャイヌ ウジラーサシヨ(その 子の 額の 愛らしいことよ)。
メーフサガイ
前方がふさがること。
用例
メーフサガイシ マーニン イカランナトーン(前方を塞がれて どこにも 行けなくなった)。
メームティ
前の方。
用例
ユーミーヌグトゥシ メームティンカイ ヰーン(よく見えるように 前の方に 座る)。
メーユカ
二番座。
用例
ウスメーヤ メーユカヲゥティ ユックティメーン(おじいさんは 二番座で 休んでいらっしゃる)。
メーユル
毎夜。
用例
ヰキガンチャーヤ メーユル モーアシビーカイ イチュタン(男性は 毎夜 モーアシビ〔夜、若い男女が集落外れの野原で遊ぶこと〕に行った)。
メモ
類:メーバン(毎晩)。
メーラーキー
前に抱える。
用例
アカングヮ メーラーキーソーン(赤子を 前に抱いている)。
メモ
類:メーダーチー(前に抱える)。
メーレー
前代。以前。
メーン
いらっしゃる。来られる。
用例
メータン(いらっしゃった)。ウスガナシーメーヌ シマティ メーン トゥクル(王様が住んでいらっしゃる所)。ンジメーン(行かれた)。
メモ
いる、行く、来るの敬語。
メーンダカリ
前村渠。ムラの地域区分のひとつ。
メモ
区分をダカリ(村渠)で表し、クシンダカリ(後村渠)、イリンダカリ(西村渠)、アガリンダカリ(東村渠)、イーンダカリ(上村渠)などもある。
メーンブー
前が重い。
メモ
硬貨を入れた財布を懐に入れた人を表現するにも使われた。
メリケン
メリケン粉。小麦粉。
メリケン
メンシェーン
いらっしゃる。
用例
ヤガティ ウチャコー メンシェーンドー(やがて お客さんは いらっしゃるよ)。 アマンカイ メンソーレー(あちらに行ってください)。 ウチンカイ メンソーレー(中に入ってください)。
メモ
士族が使った「いる、行く、来る」の丁寧語。
メンジキ
カタバミ。
用例
メンジキヤ ジャッサトゥッティン ミーティクーン(カタバミは どんなに取っても 生えてくる)。
メンジチャー
カタバミ。
メンジャナサ
メンナ。
用例
メンジャナサヤ イユ トゥイニ チカイン(メンナは 魚を 取る時に 使う)。
メモ
魚を取るために水中に入れる時のササ(魚毒)として使った。
メンセーン
いらっしゃる。おいでになる。
用例
マーカラ メンセービーガ(どちらからおいでになりますか)。
メモ
いる、行く、来るの敬語。メーンよりも丁寧な言い方。
メンソーリ
いらっしゃい。
用例
イチカー ワッターンカイ メンソーリヨー(いつか 私の家に いらっしゃってくださいね)。
メンナ
ハコベ、ヤエムグラ、ルリハコベなど。
メンナ
メンナ
ルリハコベ。
メンナ
用例
ハルカイ メンナガ フシガラン ミートーン(畑に ルリハコベが いっぱい 生えている)。
メンナー
ルリハコベ。
メンナー
メモ
魚をとるためのササ(毒)として使われた。
yomikomi
読込中...