- ホーム
- しまくとぅば単語帳:モ
は、用例やメモ、音声などがあることを示しています
モウキ シーミー
儲け清明。
- メモ
- 日を選ばずいつでも供えることができる。
モー
芝。野原。
モー
藻。
モーアシビ
毛遊び。
- 用例
- ンカシヤ モーアシビヲゥティ マジョーンナイシン マンドータン(昔は モーアシビ〔夜、若い男女が集落外れの野原で遊ぶこと〕をして 一緒になることも 多かった)。
- メモ
- 夜、若い男女が集落外れの野原で遊ぶこと。
モーアシビー
毛遊び。
- メモ
- 原っぱなどで若者が集まり歌などを歌い遊ぶこと。
モーアシビーングヮー
婚外子。私生児。
モーイ
踊り。
- 用例
- モーイ ナラティカラ ニジューニンアマイナイン(踊りを 習ってから 20年余りになる)。 モーインジョージ(踊りも上手)。
モーイクヮンクヮン
バサバサ。
- 用例
- カラジギーン モーイクヮンクヮンシ(髪もバサバサで)。
モーイハニ
賑やかに踊ること。
- 用例
- チューヌ ボージャースージヤ モーイハニ ディキラシヨー(今日の 出産祝いは 賑やかに踊って 盛り上げてね)。
モーイワタ
胃。食品としての名。
モーイン
踊る。舞う。
- 用例
- ンナシ カチャーシー モーイン(皆で カチャーシーを 踊る)。 否:モーラン(踊らない)希:モーイブサン(踊りたい)過:モータン(踊った)継:モートーン(踊っている)モーとーる(踊っている)。
モーウイ
マクワウリ。
モーガー
座喜味にある湧泉の名。
- メモ
- 座喜味公園の西側にあり、藻が多いことからそう呼ばれたという。同公園はかつてはターブックヮ(田んぼ)であった。また、かつて旧暦5月のウマチーのとき、ウンサク(神酒)を作り、屋号コーチハンジャ(幸地波平)の椀に注いだが、使用後に椀をモーガーで洗ったことから、ウマチーガーとも呼ばれた。
モーガーラ
雑草の屋根。
- メモ
- 庶民が亀甲墓を造ってはならない時代、墓を雑草で覆い隠していた。カーラは屋根瓦のことだが、ここでは単に屋根の意味で使われている。
モーキ
儲け。利益。賃金。
- 用例
- モーキガーアラン タリーガール(利益はなく不足を補う分だけしかない)。モーキラヤカ アガネーリ(利益をあげることばかりに必死にならず倹約せよ)。
モーキ
儲け。
- 用例
- チューヌ モーキヤ ジャッサー アタガ?(今日の 儲けは 幾ら あったねぇ?)。
モーキーン
儲〔もう〕ける。
- 用例
- ハマティ ジン モーキーン(頑張って お金を 儲ける)。 モーキーネー、ヌチジヤー チュクイサ(儲けたら、貫木のある家を建てるよ)。 否:モーキラン(儲けない)希:モーキーブサン(儲けたい)過:モーキタン(儲けた)継:モーキトーン(儲けている)。
モーキサヌー
儲〔もう〕けの少ない人。
モーキジク
儲〔もう〕けずく。儲けるためのこと。
- 用例
- モーキジク ヤルムンヌ ハジャキテー ナランサ(儲け仕事 なんだから 当たり損ねては いけない) 。
- メモ
- 儲けることで仕事という意味もある。
モーキジューサン
儲〔もう〕けが多い。よく稼〔かせ〕ぐようす。
モーキジュク
儲〔もう〕けずく。儲けるためのこと。
モーキヤー
儲〔もう〕けの多い人。
- 用例
- アマヌ チョーデーヤ タイ モーキヤーソーン(あそこの 兄弟は 2人 荒稼ぎをしている)。
- メモ
- 荒稼ぎをしている人。
モーキラランヌー
儲〔もう〕けの少ない人。
モーキリクチ
儲ける術。
- 用例
- モーキリクチンマンリ ジャッサル モーキトーラー ワカラン(儲けるコツがあって どれだけ 儲けているのか 分からない)。
モーキワジャ
儲け仕事。
モーキングヮ
本妻以外にできた子ども・隠し子。
- 用例
- モーキングヮ ナティル ターニン ニランテーサヤー(隠し子 だから 誰にも 似てなかったんだね)。
- メモ
- 類:カキヌミーングヮ(本妻以外にできた子ども・隠し子)・ヘージュリングヮ(本妻以外にできた子ども・隠し子)。
モークサ
藻。
モークサー
藻。
モークンドー
一悶着。
- 用例
- モークンドーシェーン(一悶着あった)。
モーサー
ぼさぼさ頭。髪の毛が乱れていること。
モージューサー
イソヒヨドリ。
モーチャン
いらっしゃった。
- 用例
- 神様ヌ モーチ(神様がいらっしゃって)。
モートゥイ
ツグミ。
- メモ
- ヒヨドリにもモートゥイといった。
モートゥイ
ヒヨドリ。
- 用例
- ナーンカイ モートゥイガ トゥリチョーン(庭に ヒヨドリが 飛んできている)。
- メモ
- ヒヨドリは秋に南西方向に移動する群れが見られ、目の下後方は茶色で、興奮すると頭の羽毛を逆立てる。
モートゥイヤーマ
ツグミをとる仕掛け。
- メモ
- モートゥイ(鳥の一種、ツグミ)をとる仕掛け。地面に籠〔かご〕をひもの付いた棒で立てかけ、米粒をまき、鳥が籠の下に入るとひもを引き捕まえた。
モーモー
宝貝。
- 用例
- ウミカラ モーモー トゥティ チャーマ クビカジャイ チュクイン(海から 宝貝を 取って 来て 首飾りを 作る)。
モーモーウシグヮー
子牛。
モーヤー
踊る人。
- 用例
- アマヌ チョーデーヤ ユーモーヤーヤタン(あそこの 姉妹は 踊りが上手だった)。
- メモ
- 踊りをしている人、踊りが上手の意味がある。
モーヤーティーヤー
踊りまくっている状態。踊り跳ねて。
- 用例
- モーヤーティーヤー ウンナゲー ドゥーチュイシ モートール(踊りまくって こんなに長いこと 自分1人で 踊っているね)。
モーヤーティヤー
踊りまくっている状態。踊り跳ねて。
モーヤキ
野焼き。
モーヤバーヤ
家の中にある柱。
- メモ
- ムーヤバーイ、ムーヤバーヤと同義。柱を逆さに立てると家主は短命になるとの伝承あり。
モーラン
いない。
- 用例
- マヤーナティモーラン(猫になっていなくなった)。
モーランナタン
いなくなった。
モーヲゥイ
マクワウリ・赤毛瓜。
- 用例
- モーヲゥイヤ ィエームンシン マーサン(赤瓜は 和え物にしても 美味しい)。
- メモ
- 赤毛瓜はウリ科のきゅうりと同じ仲間で、沖縄では古くから栽培されてきた伝統野菜のひとつ。
モクネバル
木根原(喜名の小字)。
モクマオー
モクマオウ。木麻黄。
モモグヮー
桃ぐゎー・髪形の名前。
- 用例
- チューヤ パーパーガ モモグヮー チュクティトゥラサヤー(今日は お婆さんが モモグヮー・髪型を桃の形に つくってあげようね)。
- メモ
- 2月彼岸の4日目に、ニングヮチヒンガンボージャーということで、3歳児の髪を切る儀式があった。男児は頭のてっぺん部分を3本の指で隠せるぐらいの四角い形に残し、周囲の髪の毛はきれいに刈り上げた。その形が桃に似ていることからモモグヮーといわれていた。
読込中...