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- しまくとぅば単語帳:テ
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ティー
空手。
- 用例
- ティー ナラトーン(空手を習っている)。
ティー
取っ手。柄。
ティー
手。
- 用例
- ティーヤ リッパ アラティカラ ムノー カミヨー(手は きれいに 洗ってから ご飯は 食べなさいよ)。 ナー ティーグヮー ミートーシェー(もう自分でできるようになっているね)。
ティー
手腕。技。術。手段。方法。
- 用例
- ティーヌ スグリトーン(技が優れている)。
ティー
樋〔とい〕。
ティー ガンマリ
手でするいたずら。
- 用例
- アレー サシンヤーアラン ティーガンマラー ナティルソール(彼はカメラマンではなく好きでやっているのだよ)。
- メモ
- 直訳の「いたずら」は悪戯ではなく、「徒に」の「いたずら」。
ティー チカユン
手を使う⇒空手をする。
ディー
酢の物。
ティーアラサン
手が荒い。雑。
- 用例
- ワッター スーヤ ジコー ティーアラサン(私の 父は とても 手が荒い・雑だ)。
ティーアラヤー
手を洗うもの。
ティーアンダ
手油。
- 用例
- ティーアンダグヮー ゥンジャシヨー(手の油〔手間や愛情、隠し味〕を出しておいしく調理してよ)。
- メモ
- ティーは手、アンダは油、料理を作る人の技や隠し味、愛情などをティーアンダという。 手間や愛情をかけて料理を作ること。心を込めた料理。
ティーアンダー
手油。
- 用例
- ウヌ アンダーギーヤ アンマー ティーアンダーヤサ(その 揚げ菓子は お母さんが 心を込めて作ったものだよ)。
- メモ
- 手間や愛情をかけて料理を作ること。心を込めた料理。
ティーウィー
うわて。手腕が上であること。
ティーウサースン
手を合わせる。
ティーウサーチ
手を合わせて。
ティーウハカ
樋御墓。
- メモ
- ティーウファカと同様。石造の樋(ティー)が取り付けられた墓。読谷村指定文化財。
ティーウファカ
樋御墓。
- メモ
- ティーウハカと同様。石造の樋(ティー)が取り付けられた墓。読谷村指定文化財。
ティーカタ
手で触った跡。
- 用例
- カガンカイ ティーカタガ イッチョーン(鏡に 手で触った跡が 入っている)。
- メモ
- 類:ティーガタ(手形)。
ティーガタ
手で触った跡。
- 用例
- リッパ トーミテーシカイヤ ティーガタ イリランキヨー(きれいに 整えてあるのには 手の跡を 入れるなよ)。
- メモ
- 類:ティーカタ(手形)。
ティーカタダー
手形田。
ティーガニクバル
二重兼久原(儀間の小字)。
ティーガネー
手伝い・加勢。
- 用例
- ウヤヌヤーヌ ティガネーシーガ イチュン(実家の 手伝いに 行く)。
- メモ
- 類:カシー(加勢・手伝い)。
ティーガネーサー
手伝いをする人・使用人。
- 用例
- チューヌ ティーガネーサーヤ イクタイチューガ?(今日の 手伝いは 何人来るねぇ?)。
ティーガンマリ
いたずら。
- 用例
- ティーガンマリジューサヌ アマンカイ ゥンジョーケー(いたずらが過ぎるから あそこに 行っておきなさい)。
ディーグ
デイゴ。
- 用例
- ディーグヌ ハナガ ユー サチョーン(デイゴの 花が よく 咲いている)。
ティークサー
いたずらっ子。
- 用例
- ティークサーワラビヤ マタ ヌー ガンマリソーガ?(悪戯っ子は また 何を いたずらしているのか?)。
ティーグサティ
座って手を後ろについて、体を支えること。
ティーグサン
ほおづえ。頬杖。
- 用例
- ティーグサングヮー チチ ヌー ムヌカンゲーソーガヤー(ほおづえを 突いて 何を 物考えしているのかな)。
ティーグサン
座って手を後ろについて、体を支えること。
ティーグシ
手癖〔てぐせ〕。物を盗む癖。
- 用例
- ティーグシ ワッサン(手癖が悪い)。
ティークビ
手首。
ティーグファー
不器用な人。
- メモ
- 直訳すれば「手が硬い人」で不器用な人、体の硬い人にはドゥーグファーという。
ティーグマ
手先が器用で細かいこと。また、そのような人。
- 用例
- ティーグマー ヤッサー(手先が器用だな)。
ティーグマー
手先が器用で細かいこと。また、そのような人。
- 用例
- イッペー ティーグマー シミセーンドー(とても細かく器用になさっていますよ)。
ティーグマサン
手先が器用で細かい。
ティーザーギ
手で掴んで同じ重さにする。手分量。
- 用例
- タムンヤ ティーザーギサーニ タバイタン(薪は 手分量・手でつかんで同じ重さにして 束ねた)。
ティーサージ
手拭い。タオル。
- 用例
- ティーサージン ムッチョーカンネー アシイチャイネー チャースガ?(手ぬぐいも 持っておかないと 汗かいたら どうするの?)。
- メモ
- 類:サージ(タオル・手拭い)。
ティーサグイ
手探り。
- 用例
- ウミカイ イチーネー ティーサグイシル ンナグヮーヤ トゥイタル(海に 行くと 手探りで 貝を 取っていた)。
- メモ
- 類:ティーマミギ。
ティージキーン
手なずける。
- 用例
- アバリトール ゥンマ ミグトゥニ ティージキテーン(暴れている 馬を 見事に 手なずけている)。
ティージクン
にぎりこぶし。握り拳。
- 用例
- ティージクンサーニ チラ スグラッティ フックトーン(握り拳で 顔を 殴られて 膨れている)。
ティージュラサン
手仕事がすばらしいようす。
- 用例
- ティージュラサッサー(手仕事がすばらしいなあ)。
ティージョーキー
つり下げられる取っ手のついた籠〔かご〕。蓋〔ふた〕付き。
ティーダ
太陽。
ティーダアミ
日照り雨・太陽雨。
- 用例
- ティーダアミルヤグトゥ スグハリーサニ(日照り雨だから すぐに 晴れるでしょう)。
- メモ
- 太陽が出ている時に降る小雨。
ティーダクヮンクヮン
太陽カンカン。
- 用例
- ティーダクヮンクヮンシ アンソール アチサンアル(太陽がカンカン照りで こんなにも 暑いってこともあるか)。
ティーダブイ
日なたぼっこ。日向ぼっこ。
- 用例
- マヤーグヮーガ ティーダブイシ イーヤンベー ニントーン(猫が 日向ぼっこをして 気持ちよく 寝ている)。
ティーチ
一。ひとつ。
- 用例
- ワンニンカイン ティーチェー ヰーラシェー(私にも ひとつは ちょうだい)。ティーチン(ちっとも)。
ティーチ ターチ
一つ二つ。ひとつふたつ。
ティーチ マーチュー
一本松。
ティーヂカーン
手づかみ。
- 用例
- ティーヂカーンサンヨークー ウメーシ チカティ カメー(手づかみしないで お箸を 使って 食べなさい)。
ティーヂカサ
手が届く範囲。
- 用例
- ティーヂカサンカイ ウチーネー ワランチャーガ ガンマリスンドー(手が届く所に 置くと 子どもたちが 悪戯するよ)。
ティーチカヤー
空手をつかう人。
ティーヂクン
にぎりこぶし。握り拳。
ティーチトゥイティー
荷車。
- 用例
- ティーチトゥイティーヤ ナカジヌンカイ ティーチヌ ボーガ チチョータン(ティーチトゥイティー・荷車は 真ん中に ひとつの 棒が ついていた)。
- メモ
- 荷物を運ぶ荷車で、真ん中には1本の棒があって、それを人力で引っ張っていた。リヤカーを1本の棒で曳いているような物。
ティーチナーティーチナー
ひとつひとつ。ひとつずつ。
ティーチミシー
1歳違い。
- 用例
- ワントゥ ウットゥヤ ティーチミシーヤサ(私と 弟は 1歳違いである)。
ティーチムン
ひとつだけ・同じ物ばかり。
- 用例
- ウヌチョー マーカイ イチーニン チャー ティーチムン チチョーサ(その人は どこへ 行くにも いつも 同じ物ばかり 着ているさ)。
ティーチュラー
手仕事がすばらしい人。
ティーチン
ちっとも。ひとつも。
- 用例
- ティーチンミーナラン(ちっとも実にならない)。ティーチンナラン(ちっとも出来ない)。
ディーディー
さあさあ。強く誘いかける語。
ティーナービ
取っ手のついた鍋。
ティーナガ
手が長い。盗み癖がある人にもいう。
- 用例
- ティーナガシーネー クミラリーヌフカーネーンサ(盗人をしたら 刑務所に行くよりほかはないさ)。
ティーナガー
手が長い。盗み癖がある人にもいう。
ティーナガサン
手が長い。盗み癖があるようす。
- 用例
- ニンソーン ワッサヌ ティーナガサン(人相も 悪くて 盗み癖がある)。
ティーナレー
手習い。
- 用例
- チューヤ ユサンリカラ シンシー メーカイ ティーナレーガ イチュン(今日は 夕方から 先生の 所に 手習いに 行く)。
ティーニーサン
手が遅い・仕事が遅い。
- 用例
- ワッター アンマーヤ ルクカラ ティーニーサン(私の 母は 余りにも 手が遅い)。
- メモ
- 対:ティーベーサン(手早い・仕事が早い)。
ティーヌクビ
手首。
- 用例
- ティーヌクビ ヒンマギティネーン(手首を 捻ってしまった)。
ティーヌソー
手相。
- 用例
- ティーヌソー アティーガ ゥンジャシガ ユー アタトータン(手相を 見せに 行ったが 良く 当っていた)。
ティーヌナー
手のひら。
ティーヌバスン
手を伸ばす。
- 用例
- ティーチヌ サランカイ ティーヌバスン(ひとつの 皿に 手を伸ばす)。
- メモ
- ひとつの物から数人で食べる時に、手を伸ばして食べる(ティーヌバシヨー・手を伸ばしなさいよ)などと使う。
ティーヌワタ
手のひら。
- 用例
- ティーヌワタガ アチサシガ ニチガル アガヤー(手のひらが 熱いが 熱でも あるのかな)。
ティーネーイヒサネーイ
手を出したり、足を出したり。
- 用例
- ティーネーイヒサネーイシ オートーサ(手足を出して 喧嘩しているさ)。
- メモ
- けんかを挑〔いど〕むさま。
ティーハゴーサン
はがゆい。歯がゆい。
- 用例
- アリガ シーヨーヤ ルク ルンナサヌ ティーハゴーサン(彼の やり方は あまりにも のんびりで はがゆい)。 アギジャベ、ティーハゴーサン。ダー、ワン サー(ああ、歯がゆい。もう、私がかわるよ)。
- メモ
- 類:ティーハゴーハン(はがゆい)。
ティーハゴーハン
はがゆい。歯がゆい。
- 用例
- イッタガスシ ンジーネー ティーハゴーハン(お前たちがやるのを 見たら はがゆい)。
- メモ
- 類:ティーハゴーサン(はがゆい)。
ティーパッパー
ツワブキ。
ティーハナサー
手を放している状態。
- 用例
- ティーハナサーシーネー ウティティ ドゥースクナインドー(手を放していると 落ちて 怪我するよ)。
ティーパンパン
料理名。
- 用例
- ンカシェー ティーパンパンディチ アタシガ ナマー ウングトゥ―ン ネーンルアサニ(昔は ティーパンパンというのが あったが 今は そういうのも ないんでしょう)。
- メモ
- ンムカシ(芋の粉)を掌の大きさに丸めて蒸し、小さく切って油で炒めて、塩味をつけたもの。でんぷんをとった粕を、手のひらでパンパンとたたいて伸ばして作った餅。
ティーヒサ
手足。
- 用例
- アカングヮガ ティーヒサ パタナイシ アシドーン(赤子が 手足を ばたつかせて 遊んでいる)。ティーヒサ ナガサン(手足が長い)。
ティーヒサマチブイ
足手まとい。
- 用例
- ワラビヌ ヲゥイネー ティーヒサマチブイシ アマヲゥティ アシリクヮー(子どもが 居ると 足手まといだから あそこで 遊んで来なさい)。
ティーブシ
手指の関節。
ティーブシ
腕っ節。
ティーベーサン
手が早い。女の人にすぐに手を出すようす。
ティーベーサン
手早い。仕事が早い。
- 用例
- ワッター アッピーヤ イッペー ティーベーサンドー(私の 兄は とても 仕事が早いよ)。
- メモ
- 対:ティーニーサン(手が遅い・仕事が遅い)。
ティーベーサン
手早い。短気ですぐ手を出して殴〔なぐ〕るようす。
ティーマーマー
何の準備もなくうろたえる事。
- 用例
- ティーマーマーサングトゥニ メームッティ シコートーキヨー(うろたえないように 前もって 準備しておきなさい)。
ティーマーミ
手にできた豆。
- 用例
- ティーマーミヌ イェーリティ ヤムン(手にできた豆が 潰れて 痛い)。
ティーマチブイ
足手まとい。
- 用例
- ワランチャー イクタイン ソーティイチーネー ティーマチブイルスンドー(子どもを 何人も 連れて行くと 足手まといになるんだよ)。
ティーマックヮ
手枕。腕枕。
- 用例
- ワラビヌ ティーマックヮシ ニントーグトゥ イジカランルアンレー(子どもが 腕枕をして 寝ているから 動けないんだよ)。
ティーマミギ
手探り。
- 用例
- ミーランラー ティーマミギシヤティン カメーレー(見えないなら 手探りででも 探しなさい)。
- メモ
- 類:ティーサグイ(手探り)。
ティームーヨー
手真似。
- 用例
- ティームーヨーシ(手真似して)。
ティームターン
手で悪戯をすること。
- 用例
- ムチ チュクラチャレー ティームターンシ アシドーサ(餅を 作らせたら 手でいたずらして 遊んでいるさ)。
ティーヤーチャー
手が八つ→蛸。
ティーヤファラサン
手が柔らかい。やさしく、加減して扱う。
- 用例
- ワッター アバーヤ ターヤカ ティーヤファラサン(私の 姉は 誰よりも 手が柔らかい)。
- メモ
- 手業が細かくしなやかな事。
ティーユグスン
手を汚す。悪事に手を染める。
- 用例
- タダ ウッピヌクトゥシ ティー ユグスンナー(たった それだけのことで 手を 汚すか)。
ティーユルサー
何の手もかからないこと。
- 用例
- クヮンチャーン フルイーティ ティーユルサーソーン(子どもたちも 大きくなって 何の手もかからず自由にしている)。
ティーヨー
手真似。
- 用例
- ワンガ ティーヨーソータシ ンランルアティー?(私が 手真似をしているのを 見なかったの?)。
ティーヨーヒサヨー
身振り手振り。手振り足振り。手まね足まね。
- 用例
- エーゴ ワカランシェーヤー、ティーヨーヒサヨール ヤル(英語わからないでしょ、手振り足振りだよ)。
ティーラ
太陽。
- 用例
- ティーラヌ アガティ アチクナランマール ヘークナー ゥンジクーラナ(太陽が 上がって 暑くならないうちに 早く 行ってこよう)。
- メモ
- 日向。日なた。日のあたる場所。
ティーラアミ
日照り雨・太陽雨。
- 用例
- ティーラアミルヤグトゥ スグハリーサニ(日照り雨だから すぐに 晴れるでしょう)。
- メモ
- 太陽が出ている時に降る小雨。
ティーラクヮンクヮン
太陽カンカン。
- 用例
- ティーラクヮンクヮンシ アンソール アチサンアル(太陽がカンカン照りで こんなにも 暑いってこともあるか)。
ティーラブイ
日なたぼっこ。日向ぼっこ。
- 用例
- マヤーグヮーガ ティーラブイシ イーヤンベー ニントーン(猫が 日向ぼっこをして 気持ちよく 寝ている)。
ティーリンチョーン
映り込んでいる。
- 用例
- ティーリンチョールバーテー(映り込んでいるわけさ)。
ティール
竹籠の一種。
- メモ
- 比較的小ぶりで豆などの種子や魚貝の運搬に使った。
ティール
手籠〔てかご〕。竹製のかご。
- 用例
- ティールンカイ イッチョールウッサヤ ウイハティタン(ザル・笊に 入っているだけは 全部売れた)。
- メモ
- 豆を植えたりする時に使う竹で編まれたもの。豆や貝、カタツムリなどを入れた。ティールムッチ(籠を持って)。
ティールヤー
母屋と台所の間にある屋根のついた空間。
- メモ
- 類:ティルヤ・ティーンタナカ・ティーンタナカー。 台所と母屋は半間ほど離れており、そこに橋桁をかけ天井もトタンで繋いでいる空間をいう。
ティーワター
手のひら。
ティーン
手斧。
- メモ
- 大工道具のひとつ。
ティーンケー
手向かい・反抗。
- 用例
- ウヤンカイ ティーンケースンディチンアンナー!(親に 手向かうってもあるか!)。
ティーンジャーリ
てこずる。
- 用例
- ワランチャーカイ シミーネー ティーンジャーリシ ドゥークル スシェーマシヤサ(子どもたちに させたら てこずるから 自分で やった方が良い)。
ティーンタナカ
母屋と台所の間にある屋根のついた空間。
ティーンタナカー
母屋と台所の間にある屋根のついた空間。
- 用例
- ティーンタナカーディチ ユー カンゲーティ チュクラットータン(母屋と台所の間にある屋根のついた空間は 良く 考えて 造られていた)。
- メモ
- 類:ティルヤ(母屋と台所の間にある屋根のついた空間)。
ティガカイ
手がかり。
- 用例
- ナーダ ヌーヌ ティガカイン ネーンナー?(まだ 何の 手がかりも ないの?)。
ティガシラ
漁業組合の理事。
- 用例
- クンドゥヤ ティガシラヤ ヌガートーンデー(今年は 漁業組合の理事を 免れたよ)。
- メモ
- 漁業組合の理事で、年に一度海ガネー(使用料)を徴収して、字へ納めていた。
ディカスン
でかす。うまくいくこと。
- 用例
- クンドー ンナシ ハマティ ディカスンテー(今年は 皆で 頑張って 良い結果を出そうね)。
ティカチ
シャリンバイ。
- 用例
- ティカチヤ スミムヌンカイ ユー チカートーン(シャリンバイは 染物に よく 使われている)。
ティカチ
~と。
- 用例
- ブッティカチ ハンナギタン(パッと放り投げた)。
- メモ
- ~ミカチ・~マカチ(~と)と同義。
ティカチー
シャリンバイ。
ティカチャー
シャリンバイ。
ティガネー
手伝い。手助け。
- 用例
- ティガネーサー(手伝う人)。
ティガミ
手紙。
- 用例
- メーヂチ ティガミヤ ユクシヨーヤー(毎月 手紙を よこしなさいよ)。
ティガラ
手柄。
- 用例
- ティガラー シムグトゥ ガンジューソーキヨー(手柄は いいから 健康でいなさいよ)。
ディキーン
出来る。上手くいく。成功する。上手に仕上がる。
- 用例
- クンドー ハルカイ ウッサ クェー イッテールムン ディキーンテー(今年は 畑に 沢山の 肥やしを 入れたから 豊作だよ)。 否:ディキラン(出来ない)現:ディキトーン(出来ている)。
- メモ
- 作物の場合は良く出来る、豊作の意味で使う。
ディキヤー
出来る者。優秀者。秀才。優れ者。
- 用例
- トゥナイヌ ワランチャーヤ ムル ディキヤーヤン(隣の 子どもたちは 皆 優れている)。チブローディキヤー(頭は良い)。
ディキヤーダックイ
賢い血筋。秀才の血筋。
ディキランヌー
出来ない者。頭の悪い者。
ティグイムーク
あらかじめ手組された婿。
- メモ
- 波平ではクーイムークをティグイムークと言って好まれなかった。クーイムークとは、女性側から男性の人柄を見込んで婿に乞うこと。一般に女性側が器量や資産が格上である。
ティクグ
書記。
- 用例
- ンカシヌ ティクグディネー イー アチケーヤタン(昔の 書記は 良い 待遇だった)。
ティグシ
働きぶり。
- 用例
- ティグシヌ チビラーサヌル フービ クィラットーンドー(働きぶりが 素晴らしくて 褒美を もらったんだよ)。
ティグスイ
てぐす。釣り糸。
- メモ
- テグスサンという蛾の幼虫から取った釣り糸。戦前からティグスイというのはあって釣りに使ったが高価だった。
ティグマ
手が細かい。
- 用例
- ティグマナティ アミフイグマイネー イルンナムン チュクイタン(手が細かくて 雨降りで家に籠もっている時には 色々な物を 作っていた)。ティグマ ヤッサ(手先が器用だな)。
- メモ
- 手先が器用であること。また、そのような人。
ティグマー
手が細かい。
- メモ
- 手先が器用であること。また、そのような人。
ティグミ
手組み。手はず。
ティグムル
手配する。
ティグルマグヮー
取っ手が1本の荷車。
ティサージ
手拭い。
ティシミガクムン
学問。
- 用例
- タキフドゥカラ カーギカラ ティシミガクムン ムル スナワトーン(体格 容姿 学問と 全て 備わっている)。
- メモ
- ティシミ(手墨)は習字のこと。
ティシミガクモン
学問。
- メモ
- ティシミ(手墨)は習字のこと。
ティダシキ
手助け。
- 用例
- クマトーラー イチヤティン ティダシキスンドー(困っているなら いつでも 手助けするよ)。
ティダン
手段。手立て。
- 用例
- ウヤヌ コー シェール ティダンシ(親孝行したもので)。
ティチ
敵。
- 用例
- イクサユーネー マーガル ティチヤラー ミカタヤラー ワカランナトータン(戦争中は どこが 敵なのか 味方なのか 分からなくなっていた)。
ティッコー
げんこつ。にぎりこぶし。
- 用例
- ティッコー クヮーセー(げんこつをくらわせ)。
ティッコー
手つき。手際。
- 用例
- ティッコーヌ ディキティ チュケーンナーシ ウワイスン(手際が 良いから 一回で 終わることができる)。
ティップー
鉄砲。
- 用例
- ティップー ムッチアッチュンディシェー ワッターガー カンゲーラランクトゥ(鉄砲を 持ち歩くということは 私たちには 考えられないことだ)。
ティデーユン
御馳走する。
- 用例
- ユーバンガ ティデーイラー(夕飯を御馳走するのか)。
ティナミ
手並み。
- 用例
- マジェー シンシー ティナミカラ ンチンラナ(まずは 先生の 手並みから 拝見しよう)。
ティバナスン
手放す。
- 用例
- サンシンヤ チカーングトゥ ティバナスン(三線は 使わないから 手放す)。 否:ティバナサン(手放さない)希:ティバナシーブサン(手放したい)過:ティバナチャン(手放した)継:ティバナチョーン(手放している)。
ティビク
木製の鍬。
- 用例
- ワッタガ ワカサイネー ティビクン チカトータン(私達が 若い時には 木製の鍬も 使っていた)。
ティビチ
豚足。
- 用例
- チューヤ ティビチ ニチ カマサヤー(今日は 豚足を 煮て 食べさせようね)。
- メモ
- もともとは料理名(煮込み料理)。豚足を煮込んだものを足ティビチといった。現在では豚足をさすことが多い。
ティブシ
腕っ節。
ティフン
手本。
- 用例
- ムルガ ティフンナイヌグトゥ チバリヨー(皆の 手本になるように 頑張りなさい)。
ティマ
手間。
- 用例
- シクチェー ティマビカーン カンゲーティ スシェーアラン(仕事は 手間だけを 考えて やるものではない)。
ティマ
手間賃。手当。
- 用例
- ティマグヮー トゥラスン(手間賃をあげる)。
ティマグヮー
手間賃。手当。
ティマチン
手間賃。
- 用例
- ティマチンヤ チチカラル シクチェー ハジミールヨー(手間賃を 聞いてから 仕事は 始めるんだよ)。
ティマヒマ
手間暇。
- 用例
- ティマヒマカキティル シアギテール タダーアランドー(手間暇かけて 仕上げたんであって 簡単ではないよ)。
ティラ
寺。
- 用例
- ハカー ネーングトゥ ティラカイル アジキテール(墓が ないから 寺に 預けてある)。
ティラガマ
都屋の洞窟、拝所の名称。
- メモ
- ティラヌガマ参照。 都屋にある拝所、戦時中は避難壕として用いられた。戦乱の世、北山から逃れてきた武士が隠れしのいだと伝承される。喜名にあるクシマディラもティラガマと呼ばれ、観音ガマで、読谷山喜名観音は最初はここで祀られていたという。県内各所にティラ、あるいはティラガマと呼ばれる洞窟がある。
ティラジーシ
寺の形をした厨子甕〔ずしがめ〕。
ティラスン
照らす。
- 用例
- テービーシ ユルヌミチ ティラスン(松明で 夜道を 照らす)。 否:ティラサン(照らさない)希:ティラシーブサン(照らしたい)過:ティラチャン(照らした)継:ティラチョーン(照らしている)。
ティラヌガマ
都屋の洞窟、拝所の名称。
- メモ
- ティラガマ参照。 ティラヌ壕、トゥヤトゥクブサー(都屋徳武佐)とも呼ばれる洞窟、拝所である。ブサーとは武士の意である。琉球王国が統一される以前の三山時代に北山内部で争乱があり、敗れた按司一族がここに隠れ、難を逃れたことから崇拝を集めるようになったといわれる。沖縄戦では多くの字民がここへ避難し、米軍上陸後は捕らえられた住民がこの近くにあつめられた。現在洞窟の近くにはセメント造りの祠と香炉があり、旧暦9月18日には各家の繁栄と子孫繁昌を祈願するティラ拝みが行われる。
ティラバル
寺原(渡慶次の小字)。
ティラムン
~たるもの。~というのに。
- 用例
- トゥシヌユールティラムン(大晦日だというのに)。カリーナムンティラムン(縁起物というもの)。 ヰナグティラムン(女たるもの)。
ティラムン
~たるもの。~のくせに。
- 用例
- ワラビティラムン ユーユックティマディ アシブンナー(子どものくせに 夜が暮れるまで 遊ぶか!)。
ティリマサイン
照りまさる。
- 用例
- チチュー ヤティリマサティ(月が照り輝いて)。
ティルヤ
母屋と台所の間にある屋根のついた空間。
- 用例
- アミフイギサーヤグトゥ ティルヤンカイ イッチョーカ(雨が降りそうだから 母屋と台所の間にある屋根のついた空間に 入っていよう)。
- メモ
- 類:ティーンタナカー(母屋と台所の間にある屋根のついた空間)。
ティレーイン
もてなす・御馳走する。
- 用例
- チューヤ アヒーガ ティレーインディ(今日は 兄が もてなすんだって)。
ティレーイン
余分に入れる。
- 用例
- ソーメンイリチャー アンダグヮー ティレーリヨー(ソーメンイリチャー〔そうめん炒め〕には油を余分にいれてよ)。
ティワキ
手分け。
- 用例
- ムルシ ティワキシ カメーイン(皆で 手分けして 探す)。
ティワザ
手業。
- 用例
- ティワザヌ スグリトーヌ シェーク タヌムン(手業の 優れた 大工を 頼む)。
ティン
天。
- 用例
- フミレーカラー ティンマディン ヌブイサ(褒めたら 天までも 昇る勢いだ)。
ティンガーラ
天の川。
- 用例
- チューヤ ティンガーラガ リッパ ミーン(今日は 天の川が きれいに 見える)。
ティンガーリ
天の川。
ディンガク
田楽。
- 用例
- ターンムヌ マンドーグトゥ ディンガク チュクラヤー(田芋が たくさんあるから 田楽を 作ろうね)。
ティンクティンク
擬声語。
- メモ
- カチャーシー(速いテンポの舞踊曲)のような三線の音をあらわす。
ティンゲー
天蓋〔てんがい〕。
- 用例
- ナマヌシンカガー ティンゲーヤ ンチンンランサ(今の人たちは 天蓋は 見てもみないでしょう)。
- メモ
- 葬具の一種。長い棒の先に竜頭をかたどったものがついていた。野辺送りの時、魔除けとして龕〔がん〕の前を歩いた。
ティンゲー ユーユーグヮー
天蓋についている鳳凰の鳥の飾り。
- メモ
- 葬送の際、棺の上に差し掛けるもの。
ティンゲーカタミヤー
天蓋を担ぐ者。
- メモ
- 白い布をつけた竹をもった。
ティンゲームチャー
ティンゲー(天蓋)を持つ役目の人。
- 用例
- ティンゲームチャーヤ ターガ スガ(天蓋持ちは誰がするか)。
- メモ
- 野辺送りの時、龕〔がん〕の前を歩いた。
ティンゲームッチャー
ティンゲー(天蓋)を持つ役目の人。
- 用例
- ハカカイヤ アッチルイチュテーグトゥ ティンゲームッチャーヤ デージヤタンドー(昔には 歩いて行ったんだから 天蓋持ちは 大変だったよ)。
- メモ
- 家から墓まで遺体を運ぶ場合の、魔除けとして葬列の先頭に立って天蓋を持つ人のこと。野辺送りの時、龕〔がん〕の前を歩いた。
ティンゲーユーユーグヮー
天蓋についている鳳凰の鳥の飾り。
ティンシー
天水。
ティンシーミジ
天水。
ティンジョー
天井。
- 用例
- ティンジョーヲゥティ イェンチュヌ ウンドーカイ ハジミトーン(天井で ネズミが 運動会を 始めている)。
ティンジョーグヮー
畜舎の屋根裏に作った部屋。
- 用例
- ティンジョーグヮーヲゥティ アシダシェー イチマディン ワシララン(屋根裏で 遊んだのは 何時までも 忘れられない)。
ティンダティ
手斧たて。家などを建て始めるときの儀式。起工式。
- 用例
- ヤー チュクリハジミーニ ティンダティスン(家を 造り始める前に 起工式をする)。
ティンチャマ
いたずら。悪ふざけ。
- 用例
- ティンチャマ ジューサイネー ヤーチュー スンドー(悪ふざけが 過ぎると お灸を すえるよ)。
ティンチャマー
悪戯っ子。
- 用例
- ルク ティンチャマーナティ イーシン チカンサ(余りにも 悪戯っ子で 言うことも 聞かないさよ)。
ティントー
天。お天道様。太陽。
ティンヌウヤメー
天の敬い。
- 用例
- ティンヌウヤメーディチ ウティントーヤ ヌーンクイ ンチメーンドー(天の敬いということで お天道様は 何でも 見ていらっしゃるよ)。
- メモ
- 太陽をお天道様と言い、世界各地で太陽は神として祀られ、太陽神を敬うこと。
ティンプラー
天ぷら。
- 用例
- イユティンプラー コーティチェーグトゥ マジョーン カマナ(魚天ぷらを 買ってきたから 一緒に 食べよう)。
ティンマー
伝馬船。
ティンマグヮー
伝馬船。
ティンモーモー
石の名前。
- メモ
- 宇座の屋号与久田の屋敷に天から落ちてきたといわれる石で、牛に似た形をしているのでこのように呼ばれる。鎌やヘラなどの砥石として利用された。
ティンラ
手のひら。
- 用例
- ティンラ ヒルギティンディ アミグヮー クィラ(手のひらを 広げてごらん 飴を くれよう)。
テー
松明。
テー
耐え・支える力。
- 用例
- ンナシ テーイリーン(皆で 支える)。
デー
代。
- 用例
- ワッター ムンチューヤ ナンデー チヂチョーガヤー?(私たちの 門中は 何代 続いているのかな?)。
デー
値。値段。
- 用例
- デーヤ ンチカラル コーイルヨー(値段を 見てから 買うんだよ)。
デー ユー
大昔。
- メモ
- 類:ウー ンカシ・デー ンカシ
デー ンカシ
大昔。
- 用例
- ウレー デー ンカシヌ クトゥドー(これは大昔のことだよ)。
- メモ
- 類:デー ユー・ウー ンカシ。
デーアガヤー
値段が上がる物・高い物。
- 用例
- ジンヌ アレー ターヤティン デーアガヤール マシヤルヨー(金が あるなら 誰だって 値段が高いのが 良いんだよ)。
- メモ
- 類:デーダカー(値段が高い物)。対:デーヤッシー(値段が安い物)。
デーイチ
第一。
- 用例
- ニンジノー チリファ デーイチヤサ(人間は けじめが 第一だよ)。
デーガルーゥンム
手軽に多く収穫できる芋〔イモ〕。
テーカン
したところで。
- 用例
- サンテーカン(したところで)。
- メモ
- テーマンともいう。
テーク
太鼓。
- 用例
- テークヌ ウトゥヌ チカリーグトゥ ユークル ゥンマ チョーンテー(太鼓の 音が 聞こえるから そろそろ そこまで 来ているよ)。
デーク
だんちく。
- メモ
- 竹に似た、葉が甘蔗の葉のように長い。それを束ねて箒にして竈周りを掃いた。
デークニ
大根。
- 用例
- ハルカイ ゥンジ デークニ ヒチヌジ クーワ(畑に 行って 大根を 引き抜いて 来なさい)。
デークニゥンブサー
大根を蒸した物。
- 用例
- アシティビチトゥ デークニゥンブサー ニーン(豚足と 大根の煮物を 作る)。
デークニガンサー
大根の根と葉の間の固くて食べられない部分。
- メモ
- 単にガンサーともいう。転じて頑固者にガンサーという。
テーゲー
大概。おおよそ。だいたい。いい加減。
- 用例
- ハジミカラ テーゲーナースグトゥ アトー アタランナイサ(最初から いい加減にするから 終いには 合わなくなるさ)。
テーゲーザンミン
概算。
- 用例
- トー テーゲーザンミン ッシンディ(さあ 概算 してごらん)。
テーゲーヌムン
大概の者。
- 用例
- テーゲーヌムンノーナラン(なみの者では出来ない)。
テーサーナーサー
無理はするな。
- 用例
- シクチェー ナエーティルスル テーサーメーサースナヨー(仕事は 要領よくやるんであって 無理はするなよ)。
デージ
大事。大変。
- 用例
- ヒー チャースシ ワシティ ヤガティ イチデージスタン(火を 消すのを 忘れて やがて 一大事になるところだった)。
テーショー
大将。頭。
テースン
費やす。
- 用例
- ンナマッチシ ジカン テースンナー(何もせずに待っていて 時間を 費やすのか)。
テーソー
大将。頭。
- 用例
- ワラバーテーソーナティ アマヲゥティ アシドーン(ガキ大将になって あそこで 遊んでいる)。
デーダカー
値段が高い物・高価な物。
- 用例
- デーダカービカーン ンチン ジノー ネーンソーティ チャースガ?(値段の高い物だけ 見ても 金は ないのに どうするの?)。
- メモ
- 類:デーアガヤー(値段が上がる物・値段が高い物)。対:デーヤッシー(値段が安い・安物)。
テータタン
手が立たない。歯が立たない。
- 用例
- ンナシ イジカスンディスシガ テータタンルアンレー(皆で 動かそうとするが 手が立たないんだよ)。
テータッチュン
感情的になって憤慨すること。
- 用例
- ワラビヌ イーシカイ テータッチュンナー(子どもの 言うことに 本気で怒るか)。
テータラガーキー
気の入らないような仕事のやり方。
- 用例
- イャー ウングトゥシチ テータラガーキーシ ヌーン ナイルバーイ(お前は そのように 気の入らないような仕事をして 何が できるのか)。
テーチカイン
火がつく。
- 用例
- フーフーフチーネー ヤガティ テーチカイサ(フーフー吹いていたら やがて 火がつくさ)。
テーチキーン
たきつける。焚きつける。
- 用例
- ユークル ユーバンジブンヤグトゥ カマンカイ ヒー テーチキーン(そろそろ 夕飯時間だから カマドに 火を 焚きつける)。
テーテームニー
舌足らずな物の言い方。
- 用例
- イクチナティン テーテームニーシ シワヤッサー(幾つになっても 舌足らずな物の言い方で 心配だね)。
デーナ
すごい。とても。大きな。
- 用例
- デーナグテーヌマンディ(とても怪力で)。デーナイシ(大きな石)。
テーニー
天人花〔テンニンカ〕。
- メモ
- フトモモ科の常緑小低木。
テービー
松明。たいまつの火。
- 用例
- テービー アカガラチ マークィン カメータシガ ヲゥランタン(松明を つけて どこもかも 探したが いなかった)。
デーヒームン
代経物。何代も経ているもの。
テーヒチ
大切。
- 用例
- ウレー イャーンカイ ヰーラスグトゥ テーヒチニ チカリヨーヤー(それは 君に あげるから 大切に 使いなさいよ)。
- メモ
- 類:タカテーン(大切)。
デーヒヤー
年数を経た者。
- 用例
- デーヒヤー マヤーヤ ヌーシヌ ヌチ トゥインディドー(年数を経た 猫は 主人の 命を 取るんだってよ)。
デービル
~でございます。~です。
- 用例
- チューヤ アンシ イー ウヮーチチ デービルヤー(今日は なんて 良い 天気なんでしょうね)。
テーファ
冗談。
- 用例
- テーファビカーンスグトゥ ターガン イャーガ イーシェー マトゥムニ チカンサ(冗談ばかり言うから 誰も お前が 言うのを まともに 聞かないよ)。 テーファヤンナー(冗談なものか)。テーファル シミシェール(冗談をおっしゃる)。
テーファー
よく冗談を言う人。
- 用例
- ワッター ドゥシンチャー ムル テーファービカーン アチマトーン(私の 友達は 皆 よく冗談を言う人ばかりが 集まっている)。
- メモ
- 類:テーファナムン(よく冗談を言う人)。
テーファク
白糖。
- 用例
- クルザーターガ ネーンレー テーファクヤティン イリレー(黒糖が なければ 白糖でも 入れなさい)。
テーファナムン
よく冗談を言う人。
- 用例
- ワッター ファーフジーヤ テーファナムンヤタン(私の 祖父は よく冗談を言う人だった)。
- メモ
- 類:テーファー(よく冗談を言う人)。
デーフク
大福。大金持ち。裕福。
- 用例
- デーフクナタン(大金持ちになった)。
デーブシ
大武士。
テーマ
~ところで。
- 用例
- シチャンテーマ(やったところで)。
テーマン
~ところで。
- 用例
- リチャンテーマン(言ったところで)。ヰータンテーマン(植えたところで)。
テーミヌユー
平和な世の中。
- 用例
- イチマディン テーミヌユー チヂチンソーリ(何時までも 平和な世の中が 続きますように)。
デーヤッシー
値段が安い・安い物。
- 用例
- ジンヌ ネーラン デーヤッシーシカ コーイサン(金が なくて 安い物しか 買えない)。
- メモ
- 対:デーダカー(値段が高い物)。
テーラグサ
ムラサキカタバミ。
- メモ
- 一般にヤファタグサの名で知られているが、首里の平良殿内が唐から持って来たのでテーラグサとも呼んだ。平良殿内は当初観賞用に持って来たのが、田畑に繁殖し雑草として農作業の弊害となった。
テーンカーンラナン
どうしようもない。手がつけられない。
- 用例
- アリガ ワジレーカラー テーンカーンラナンサ(彼が 怒ったら どうしようもないよ・手がつけられないよ)。
デキラチャン
でかした。
- 用例
- デキラチャンドー(でかしたぞ)。
デゴホン
鶏〔ニワトリ〕の一種。レゴホン。
デシチケイ ヤクミ
弟子使い役目。
テッポーワタイリー
筒袖綿入れ。
テン
~ても。
- 用例
- アンサンテン ヘークナー ウワラシェー(そうであっても 早く 終わらせなさい)。
デンシンヤー
電信屋。
- メモ
- 渡具知にある戦前海底電信を陸揚げした場所。1896(明治29)年鹿児島・沖縄間に海底電信線敷設。これが沖縄における電信線の始まり。その後台湾や南洋ヤップとも海底電信で繋がり海外通信にも大きく貢献。沖縄戦で破壊され、現在跡地に記念碑が建立されている。
テンテンパチパチ
綿打ち職人。
- メモ
- 綿打ち作業の際に出る音で、職人のこともそう呼んだ。
テンテンプックイ
綿打ちをする時の音色。
- メモ
- 綿打ち道具の意味もある。
テンブサー
出べそ。でべその人。
- 用例
- ウッピナーヌ テンブサーヤタシガン ノートーン(あんなに大きな 出べそだったのに 治っている)。
テンブス
へそ。
- 用例
- テンブスグヮーヤ サーヤーサーヤーサンケー(ヘソは そんなに触るなよ)。
テンプラー
天ぷら。
テンマブネ
伝馬船。
- メモ
- ティンマともいい、ハギ船のうち竜骨(カーラ)がある小型のものをさす。櫂や帆をもって物資運搬、人員輸送に使われたが、この伝馬船を大型化したのが宮古船、山原船、馬艦船であるといわれている。
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