- ホーム
- しまくとぅば単語帳:ン
は、用例やメモ、音声などがあることを示しています
ン(~ン)
~も。
- 用例
- ナンクヮイ シミティン、ターン ナランタン(何回させても、誰も出来なかった)。
ンカースン
向かわせる。挑ませる。
- 用例
- クンドー チューバーウシカラ ンカースン(今度は強い牛から挑ませる)。
ンガーンガー
赤子の泣き声を表す言葉。
- 用例
- アマヲゥティ ンガーンガー ナチョーンドー(あそこで赤子が泣いているよ)。
ンカイン
向かう。敵対する。逆らう。
- 用例
- アガリンカイ ンカティ イチュタン(東に向かって行った)。
イャーヤ ウヤンカイ ンカイルバーイ(お前は親に逆らうのか)。
否:ンカラン(向かわない)希:ンカイブサン(向かいたい)過:ンカタン(向かった)継:ンカトーン(向かっている)。
ンカシ
昔。
- 用例
- ンカシヤ、ユル ナイネー マックラシンシ、ムヌン ミーランタン(昔は、夜になると真っ暗闇で何も見えなかった)。
ンカジ
ムカデ。
- 用例
- ゥンマンカイ ンカジヌ ヲゥタシガ、マーカイ ヒンギティ ゥンジャガヤー(そこにムカデがいたが、どこに逃げて行ったのかな)。
- メモ
- 音:ンカジャー。
ンカシガー
昔井戸。儀間の井泉の名称。
ンカジャー
ムカデ。
- 用例
- ンカジャー ヒサヤ、イクチガ アラー ワカラン(ムカデの足は、何本あるのか分からない)。
- メモ
- 類:ンカジ。
ンガター
私たち。我々。
- 用例
- ンガター ウスメー(うちのお爺さん)。
- メモ
- 音1:アガター・イガター。→アガター。
ンキ(~ンキ)
~に。
- 用例
- クマンキ(ここに)。
ンギ
とげ。
- メモ
- 音1:ンジ。
ンクー
赤子をあやすときの言葉。
- 用例
- ンクー ンクー ワッター カナシ ボージャー(ンクーンクー私の可愛い赤ちゃんよ)。
ンケーイジラ
顔を合わせた途端。
- 用例
- ンケーイジラ タルムン ヌラインナー(顔を合わすなり叱るのか)。
ンケーイン
迎える。
- 用例
- ンナシ アッピーガ ケーティ チューシ ンケーイン(皆で兄さんが帰って来るのを迎える)。
ンケーノーシ
迎え直し・遥拝。
- 用例
- トゥーサンカイヤ イチーサングトゥ、ンケーノーシ スン(遠くへは行けないから遙拝する)。
- メモ
- 現場まで行って拝むことができない時に、その場所に向かって遠くから拝むこと。
ンジ
とげ。魚の小骨。草木等の棘。
- 用例
- ワランチャーンカイ イユ カマシーネー、ンジェー キー チキリヨー(子どもたちに魚を食べさせる時には、トゲには気をつけなさいよ)。
ンジ
ねえ。ほら。
- 用例
- ンジ、チューヤ ガッコー ヤスミ ヤンナー?(ねえ、今日は学校休みなの?)。
ンジ ウミンジヨ(ほら、海でね)。
- メモ
- 問いかけの言葉。
ンジ(~ンジ)
~で。~に。
- 用例
- ヤーンジ ニントーケー(お家で寝ておきなさい)。
- メモ
- →~トーティ。動作の行われる場所を示す。
ンジーヨー
見方。見様。
- 用例
- ンジーヨーヌ カワレー、チュン カワティ ミーサ(見方を変えれば、人も変わって見えるさ)。
ンシェーン(~ンシェーン)
~られる。お~になる。
- 用例
- イン シェータン(おっしゃられた)。
ンジミーヤー
とげのある植物。
- 用例
- マーオーファーンカイ ンジミーヤーガ アセー(ハルノノゲシに棘のあるものがあるでしょう)。
ンジャ
下人。
- 用例
- ンジャヌ クサカヤー(下男の草刈り人)。
ンジャーリ
どっさり。たくさん。
- 用例
- アマンカイ、ンジャーリ クサ マジデーン(あそこに、どっさり草を積んである)。
- メモ
- →ウホーク。
ンジャグチ
厳しい物言い。
ンジャサン
苦い。
- 用例
- ウヌ フーチバーヤ イッペー ンジャサン(そのヨモギはとても苦い)。
ンジャジル
にがり。苦汁。
- メモ
- 泡瀬の商人が持ってくる塩やにがりと大豆を交換した。
ンジャックヮ
下男。下人。
- 用例
- ワンネー ナゲー ンジャックヮトゥシ ハタラチャン(私は長いこと下男として働いた)。
- メモ
- →ジニン。
ンジャックヮ アチカイ
下男扱い。
ンジャトー
地名(北谷村〔現嘉手納町〕野里)。
ンジャナ
植物名。ホソバワダン。
- メモ
- 類:ヤマンジャナ・ンジャナバー。
山に自生していたので栽培することはなかった。子どもの腹の虫下しに煎じて飲ませた。薬草。
ンジャナバー
植物名。ホソバワダン。
- 用例
- ンジャナバートゥ トーフトゥ イェーイン(苦菜と豆腐を和える)。
- メモ
- →ンジャナ。
ンジャブチカラブチ
苦くて辛い汁。
- 用例
- ンジャブチカラブチディチ、サングヮチサンニチーニ カムタン(ンジャブチカラブチといって3月3日に食べた)。
- メモ
- 旧3月3日に貝や苦菜、ヨモギを汁にして食べた。
ンジャリムン
横着者。厄介なもの。乱暴者。
- 用例
- チャクシヌ ンジャリムン ナティ、ウヤヤ チャー ナチ クラチョーン(長男がどうしようもない奴で、親はいつも泣いて暮らしている)。
ンジャリムン ナティ イーシン チカン(横着者で言うことも聞かない)。
ンジャンジャートゥ
遠慮なしに。相手かまわずに。
- 用例
- ンジャンジャートゥ ウシケーラチェーサ(遠慮なしに押し倒してあるさ)。
- メモ
- 何も考えずに無作法なことをした時に使う。
ンジャンジャートゥ
遠慮なしに。相手かまわずに。
- 用例
- ンジャンジャートゥ ウシケーラチェーサ(遠慮なしに押し倒してあるさ)。
- メモ
- 何も考えずに無作法なことをした時に使う。
ンジュ
溝。
- 用例
- ンジュグヮー サレーティ、ミジ ナガリヤシク シチャン(溝をさらって、水を流れやすくした)。
ウーアミ フティ ンジュン アンリトーン(大雨が降って、溝もあふれている)。
- メモ
- 音1:ンズ。
ンジュグンボー
植物名。ギシギシ。
- 用例
- ンジュグンボーヤ カマリンディ(ギシギシは食べられるそうだ)。
ンジュバタバル
{溝端原}。楚辺の小字。
ンジュワーチャー
農具名。畝をつくる道具。
ンジュン
見る。
- 用例
- アガリカラー ユー ミーグトゥ、アマヲゥティ ンジュン(東側からは良く見えるから、あそこで見る)。
否:ンラン(見ない)希:ンジーブサン(見たい)過:ンチャン(見た)継:ンチョーン(見ている)。
ンス
味噌。
- 用例
- ナー ユークル、ンスン ネーラン ナトーンドー(もうそろそろ、味噌も無くなっているよ)。
- メモ
- 音:ミス・ンス・ンース。
ンズ
溝。
- メモ
- 音1:ンジュ。
ンスガーミ
味噌甕〔みそがめ〕。味噌を保管する甕。
- 用例
- テーゲーヌ ヤーヤ クチャンカイ ンスガーミ ウチェータン(大概の家では、裏座に味噌甕を置いていた)。
- メモ
- 以前は醤油や味噌は各家庭で作っていた。
ンスクェームーカー
昆虫名。ケラ。
- 用例
- ンスクェームーカーヤ、ハル カジーネー トゥンジティクールバー(ケラは畑を耕すと、飛び出してくるんだよ)。
- メモ
- 類:ヒージャークェー・ヒージャーチヌクェー・ヒージャーベーベー・ヒージャーグェー。
ンスナバー
植物名。フダンソウ。
- 用例
- ンスナバーガ ユカトーグトゥ、ジューシー チュクティ カマナ(ふだん草がよくできているから、雑炊を作って食べよう)。
- メモ
- 音1:ニスナバー。音2:ミシナバー・ンシナバー。
ンスナバージューシー
フダンソウの雑炊。
- 用例
- メーナチ、ンスナバージューシービカーン カマサッティ ニリトーサ(毎日、ンスナバージューシーばっかり食べさせられて飽きている)。
ンスナバーシル
フダンソウの汁。
- 用例
- サーターシーネー、トーフトゥ アンダカシー イッティ ンスナバージル チュクイタン(製糖期には、豆腐とアンダカシーを入れてフダンソウの汁を作った)。
ンスマーミ
味噌豆。味噌を作る豆。
ンスヤーマ
穀物粉砕機。
- メモ
- 味噌を造る時に大豆を粉砕するのに使った。
ンダ
どれ。
- 用例
- ンダ、ワンガ シッンーダ(どれ、私がやってみよう)。
- メモ
- 類:ダー。
ンダスン
濡らす。
- 用例
- ンダチャクトゥ(濡らしたので)。
- メモ
- 音1:ンラスン。
ンダヒャー
さあ、おい。
ンダンダ
どれどれ。
- 用例
- トートー、ンダンダ(さあさあ、どれどれ)。
ンチャ
土。
- 用例
- ハルンカイ ンチャ イリーン(畑に土を入れる)。
- メモ
- 音1:ンーチャ。→アカンチャー。
ンチャ
そういえば。そうだ。
- 用例
- ンチャ、アン イラッタレー ナマネー ワカタン(そうだ、そう言われたら、今度こそ分かった)。
ンチャ、ヤサヤー(そういえば、そうだね)。
ナー ンチャ(もう本当に)。
- メモ
- なるほどと思った時などに発する。
ンチャグェー
土肥。
ンチャクナーサー
土を足で踏みつけながら捏ねる人。
ンチャナー
それはもう。
- 用例
- ンチャナー カナーン(それはもうかなわない)。
ンチャナー ジンムチン ヤイ(それはもう金持ちでもあり)。
ンチャバチャー
土蜂。
- 用例
- アガリスバーンカイ ンチャバチャー シーガ アン(東側に土蜂の巣がある)。
- メモ
- 類:ンチャブーブー。
ンチャバチャーが家や墓に巣を作ると厄とされた。
ンチャビ
打ち紙を焚くこと。それを焚く行事。
- 用例
- ンチャビ アンジュン(紙銭を焚く)。
- メモ
- 類:カビアンジ ウチカビ参照。
読谷では一般にカビアンジというが、士族の流れをくむ家ではンチャビといった。紙銭。春秋の彼岸に焚く銭型を打った紙。御紙の意。また、その行事。彼岸祭。また彼岸にウチカビを炙ることから、彼岸そのものを指して言うところもある。
ンチャブーブー
ハチの一種。土蜂。
- メモ
- →ンチャバチャー。
ンチャブク
土の塊〔かたまり〕。
- メモ
- 類:ンチャムルシ。
ンチャブッター
土だらけ。
- 用例
- フカヲゥティ アシブグトゥ ンチャブッター ソーサ(外で遊ぶから、土だらけだ)。
ンチャムルシ
土の塊〔かたまり〕。
- メモ
- 類:ンチャブク。
ンチャルウビ
見覚え。
- 用例
- イャーヤ ンチャルウビ ヤシガ ター ヤタガヤー?(お前は見覚えがあるが、誰だったかねぇ?)。
ンチュ
一昨年。おととし。
- 用例
- ワッターガ、マジョーン アシビーガ ゥンジャシェー、ンチュル ヤタル(私たちが、一緒に遊びに行ったのは、一昨年だよ)。
ンチュヌミー
三年忌。
- メモ
- 類:サンニンチ、ンチュヌユニー、ンチュヌヰヌイ。
ンチュヌミーサ
後生の正月。人が亡くなって2か年目の旧1月16日に行われる法事。
- メモ
- ンチュヌミーサには餅とおかず(肉・豆腐・山芋等)の重箱をチュクン(2組)準備し、墓参りに行った。地域によって多少の違いはあるが、墓前には重箱と一緒に線香(15本)、花米、お茶、水、酒、打ち紙を供えて拝んだ。
ンチュヌヰヌイ
三年忌。
- 用例
- ウヌヘーサ ンチュヌヰヌイン ナインナー?(そんなに早く三年忌にもなるねぇ?)。
- メモ
- 類:ンチュヌミー。
ンチュヌユニー
三年忌。
- メモ
- 類:ンチュヌミー。
ンナ
魚介名。巻き貝。貝。
- メモ
- 音:ンナグヮー・ンーナ・ンーナグヮー。
ンナ
皆。
- 用例
- ウヌ ハナシーヤ、ンナ ユー チキヨーヤー(その話は、皆よく聞きなさいよ)。
ンナアガチ
足掻いても前に進まないこと。無駄なあがき。
- 用例
- イャーヤ イチマディ タッチン、ンナアガチビカーンナー(お前はいつまで経っても、前に進まないの?)。
ンナシルー
具のない汁。
- 用例
- モーキヌ イキラサヌ、メーナチ ンナシルービカーン カマサットーン(稼ぎが少なくて、毎日、具のない汁だけ食べさせられている)。
- メモ
- 類:サーシルー・サビジル。
ンナッサ
皆。
- 用例
- ンナッサ マジョン ワン ウーティ クーヨーワ(皆 一緒に私を追って来なさい)。
ンナティ
何も持っていない状態。手ぶら。
- 用例
- ンナティシェー イカラン(手ぶらでは行けない)。
ンナディー
何も持っていない状態。手ぶら。
ンナトゥ
港。
- 用例
- スーガ ケーティチューシ、ンナトゥヲゥティ マッチョーチュン(お父さんが帰ってくるのを、港で待っておく)。
ンナトゥーグヮー
鮫〔サメ〕の一種。
- メモ
- 類:ユービヌックヮー・ユービヌクヮー・フカ・サバ。
ンナトゥバル
長浜の地名、拝所名。
- メモ
- 類:ホートゥヌヤー。
恩納村宇加地にある、ニライカナイの神に豊作と、海の幸の豊漁をお願いをする所。ホートゥヌヤーとも呼ばれる場所。
ンナナンジ
無駄な難儀。骨折り損。
- 用例
- ンナナンジビーカン シミラッティ、ニリトーッサー(無駄な難儀ばかりさせられて、嫌になっているよ)。
ンナブー
雑役。
ンナマッチ
手持ち無沙汰。待ちぼうけ。むなしく待つこと。
- 用例
- ウンナゲー ンナマッチ シミーグトゥ、ニリティ ケーティ ハイタン(そんなに長いこと待たすから、飽きて帰って行った)。
- メモ
- 約束の時間にかなり遅れて人を待たすときに使う。
ンナムギ
小麦。
- 用例
- ンナムギシ チュクイル ポーポーヤ、イッペー カバハタン(小麦で作るポーポーは、とても香ばしかった)。
- メモ
- 音1:ンナムジ。
小麦は9月頃に種をまき、翌年3月頃に収穫した。刈り取った小麦をクルマンボー(長短2本の棒で豆などを脱穀する道具)で脱穀し、叺〔かます〕などに入れて貯蔵した。小麦粉はポーポーや天ぷらに使った。
ンナムジ
小麦。
- 用例
- ンカシェー ンナムジヤ イーハンメー ヤタン(昔は小麦は貴重な食料だった)。
- メモ
- 音1:ンナムギ。
ンナムルイ
空戻り。無駄足。収穫がないこと。
- 用例
- イッターヤ ウンナゲー カカティ、ンナムルイル ソーンナー?(君たちはそんなに長いことかかって、無駄足を踏んだの?)。
ンナムン
空っぽ。何も入ってないもの。
- 用例
- イャーガ ムッチ チャシェー ンナムンル ヤタル(君が持って来たのは空っぽだったよ)。
ビントーヤ ンナムンナティ(弁当は空っぽになって)。
- メモ
- →カラ。
ンナヤー
空き家。
- 用例
- ヤーニンジュ ムル ヲゥランナティ ンナヤー ナトーン(家族全員亡くなって、空き家になっている)。
ンナヤシチ
空き屋敷。
- 用例
- ンナヤシチ ナティ、ンジュル チュン ヲゥラン アリハティトーン(空き屋敷になって、管理する人もなく、荒れ果てている)。
ンナヰー
空座り。何もしないで座っている様。
- 用例
- ンナヰー スシヤカ ティー イジカシェー(空座りするより、手を動かしなさい)。
ンナルー
何も持っていない状態。手ぶら。
- 用例
- ヌー ムッチ チョーガヤーディ ウムレー、ンナルール チョーサ(何を持って来たのかと思ったら、手ぶらで来ているさ)。
ンナワタ
空腹。空きっ腹。
- 用例
- ンナワタカイ サケー ヌムナヨー(空腹に酒は飲むなよ)。
- メモ
- →カラワタ。
ンニ
胸。
- 用例
- ンニンカイ、キーヌファーガ タックヮトーン(胸に木の葉がくっついている)。
- メモ
- 類:ンニバイ・ンーニ。
ンニアギ
棟上げ。
ンニウチ
胸のうち。胸中。
- 用例
- ヌーガラ シワグトゥヌアラー、ンニウチ アカスシェー マシ ヤサ(何か心配事があるなら、胸中を明かした方が良いよ)。
ンニギー
胸毛。
- 用例
- ゥンマガンカイ、ンニギー ヒッパラッティ、アカローサ(孫に、胸毛を引っ張られて、赤くしているさ)。
ンニグチ
みぞおち。
- 用例
- ンニグチ カミラリーンネー シ ヤムン(みぞおちを突かれるように痛い)。
ンニバイ
①胸。胸の盛り上がった部分。②胸を張る様。
- 用例
- ①ンニバイ スグラッティ デージ ヤサ(胸を叩かれて大変だ)。
②ンニバイ ソーンドー(胸張って歩いているよ)。
- メモ
- 音2:ンニブックヮ。
ンニヒジュルサン
ぞっとする。
- 用例
- アチネー スンディ、ウッサヌ ジン カティ ンニヒジュルサルアル(商売をするために、そんな大金を借りてぞっとするよ)。
ンニブックヮ
男性の胸の盛り上がったところ。
- 用例
- ンニブックヮ チカッティ ヨーミ イッチョーッサー(胸をつかれて弱っているなあ)。
- メモ
- 音2:ンニバイ。
ンヌ
蓑〔みの〕。乾燥させた棕櫚などを編んで、体を覆うように作った雨具。
- 用例
- アミフイネー ンヌ カンジュタン(雨降りには蓑をかぶった)。
ンヌ カンティ イケー(蓑を被っていきなさい)。
ンヌワタ
食品名。牛の胃のひとつ。ミノ。
ンパ
嫌。拒否すること。
- 用例
- ンパディチン、サントー ナランヌーン アイル スル(嫌と言っても、やらなくちゃいけないこともあるんだよ)。
ンパリ イユン(嫌だという)。
- メモ
- 類:ハニーン。
ンパー(~ンパー)
~したがらないこと。
- 用例
- ヤーヌウチカイ イラーパー スン(家の中に入りたがらない)。
アシビーガ イカンパー スン(遊びに行きたがらない)。
ハナシー サンパー ソーン(話したがらない)。
ンバガミガー
地名。カーの名。
ンパンパ
いやいや。
- 用例
- ンパンパ シーガーチー、アトー マジョーン ゥンジティ ハイタン(嫌々しながら、後は一緒に出て行った)。
ンラスン
濡らす。
- 用例
- アミ フトールムン ゥンマンカイ ウッチャン ナギティ ンラスンナー(雨が降っているのに、そこに置きっぱなしにして濡らすのか)。
否:ンラサン(濡らさない)希:ンラシーブサン(濡らしたい)過:ンラチャン(濡らした)継:ンラチョーン(濡らしている)。
- メモ
- 音1:ンダスン。対:カーカスン(乾かす)。
ンランフーナー
見ないふり。
- 用例
- ミチ イチャティ、ンランフーナーヤ ナランサ(道で出会って、見ないふりはできないさ)。
ンリーン
濡れる。
- 用例
- アミ フイギサー ヤルムンヌ、ヤーンカイ イランネー ンリーンドー(雨が降りそうなのに、家に入らないと濡れるよ)。
否:ンリラン()過:ンリタン()継:()。
- メモ
- 類:シッタイン・ヒッタイン。対:カーキーン(乾く)。
ンリグヮタグヮタ
ずぶ濡れになっている様。
- 用例
- ンリグヮタグヮ ソーグトゥ、ウヌママー ヤーヌウチカイヤ インナヨー(ずぶ濡れだから、そのまま家の中に入るなよ)。
- メモ
- →シップートゥ。
ンリパタパタ
ずぶ濡れ。ずぶ濡れになっている様。
- 用例
- アンスカ ンリパタパタ シ、マーヲゥティ アシドータガ?(そんなにずぶ濡れになって、どこで遊んでいたの?)。
- メモ
- →シップートゥ。
ンルカタン ネーラン
見るに値しない・昔の面影が全くない。
- 用例
- ワカサイネー アンシ ヨーガリトータルムンヌ、ナマー ナー ンルカタン ネーラン(若い時にはあんなに痩せていたのに、今ではもう昔の面影は全くない)。
ンルサン
行動が鈍い。遅い。
- 用例
- ウッターヤ、ヌー ワジャ シミティン ンルサン(彼らは、何の仕事をさせても遅い)。
- メモ
- 類:ウスサン・シールルハン・シーンルサン・ティーニーサン・ニーサン・ニーハン。
ンージ
とげ。魚の小骨。
- メモ
- 類:グジ・ンギ・ンージ。
ンージャ
下男。
- メモ
- →ジニン。
ンージュ
溝。
- メモ
- 音:ンジュ・ンズ。
ンージュン
見る。
- メモ
- 音:ンジュン。
ンージュン(~ンージュン)
~てみる。
- 用例
- ハナシー シンージュン(話をしてみる)。カチンージュン(書いてみる)。
- メモ
- 音1:~ンジュン。
ンース
味噌。
- メモ
- 類:ミス・ヰンス・ンス。
ンーダンミー
見ないふりで見る。
- 用例
- ンーダンミー ソーニ(見ないふりして見ている時に)。
ンーチャ
土。
- メモ
- 音1:ンチャ。→アカンチャー。
ンーナ
魚介名。貝。
- 用例
- ウミカイ イケーカラー、チャッサ ヤティン ンーナヤ トゥラリータン(海に行けば、幾らでも貝が取れた)。
- メモ
- 音1:ンナ・ンナグヮー・ンーナグヮー。
ンーナシル
具のない汁。
- メモ
- 音2:サーシルー・ンナシルー。
ンーナンーナ
セミの鳴き声。
- メモ
- 類:ジーワジーワ・チーンチーンー・ヲゥーワヲゥーワ。
ンーニ
胸。
- メモ
- 音2:ンニ・ンニバイ。
ンーンンー
いや。
- 用例
- ンーンンー、ワンネー イカナシン ガッティノーサン(いや、私は絶対に 納得しない)。
読込中...