しまくとぅば単語帳

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イ(733件)
イ-フォーイン
追い払う。
用例
ヤナムン イーフォーイン(厄を追い払う)。
メモ
イーホーインともいう。
イー
うん。ああ。
用例
イー トゥッティ チューサ(うん、取ってくるよ)。
メモ
同年か年下に対する返事。
イー
胃。
用例
イーヌ ヤムン(胃が痛い)。
イー
上。
用例
シナムンヤ イーカラ トゥレー(品物は上から取りなさい)。
メモ
対:シチャ・ヒチャ(下)。
イー
良い
イーアティーン
言い当てる。
用例
イャーガ カンゲートーシ ムル イーアティーン(お前が考えていることを全て言い当てる)。 否:イーアティラン(言い当てない)希:イーアティーブサン(言い当てたい)過:イーアティタン(言い当てた)継:イーアティトーン(言い当てている)。
イーウスントゥー
床張りの台所。
用例
ヰナグンチャーヤ イーウスントゥーンカイ ヰーヌ マロー ネーランタン(女性は板間の台所で休む暇はなかった)。
メモ
イーウスントゥともいう。 台所には床張りと一段下がった土間部分があり、床張り部分のことをいった。湯茶や汁物を煮炊きする小さな竈があり、日常の食事はそこで済ませた。また、隣人や親しい人との雑談の場所でもあった。 ウスントゥー参照。
イーウディ
二の腕。上腕部。
メモ
類:ケンナ。
イーウヮーチチ
良い天気。
用例
アンシ イーウヮーチチ ヤイビルヤー(とても良い天気ですね)。
メモ
対:ヤナウヮーチチ(悪い天気)。
イーゥンジャスン
言い出す。
用例
フントーヌクトゥ イーゥンジャスン(本当のことを言いだす)。 否:イーゥンジャサン(言いださない)過:イーゥンジャチャン(言いだした)継:イーゥンジャチョーン(言いだしている)。
イーゥンジャスン
追い出す。
用例
ヤコータッタンヌーヤ ヤーカラ イーゥンジャスン(役に立たないのは家から追い出す)。 否:イーゥンジャサン(追い出さない)希:イーゥンジャシーブサン(追い出したい)過:イーゥンジャチャン(追い出した)継:イーゥンジャチョーン(追い出している)。
イーゥンジャニ
遺言。
用例
ワンカラヌ イーンジャニ ヤグトゥ ユー チキヨー(私からの遺言だからよく聞きなさいよ)。
メモ
類:イグン・ゥンジャニ。
イーエー
伝言。ことづて。
用例
イャーヤ イーエーヤ チチョーミ(君は伝言を聞いているか)。 イエー シ トゥラシ(伝えてくれ)。
メモ
イエーともいう。
イーガー
井泉の名。楚辺の七御嶽のひとつ。
メモ
クラガー(暗川)発見以前、集落の人々はこの井泉を頼りに生活したといわれる。付近一帯にカビギ(カジノキ、クワ科の落葉高木)が多かったのでカビギンガーとも呼ばれる。イーガーから水路を引き溜池に溜めた水を使ったので水質は悪かった。それ故にスビミーハガー(楚辺ただれ目・不美人)という言葉もうまれた。
イーガーイ
言い争い。
メモ
類:イーガーエー・イーガーハーエー。
イーガーエー
言い争い。
用例
チョーデー タイ トゥーチ イーガーエー ソーサ(兄弟2人いつも口げんかをしているさ)。
メモ
類:イーガーイ・イーガーハーエー。
イーカーギ
きれいな姿。美人。
用例
ゥンマカラ イーカーギヌ トゥーティ ハイタンデー(そこから美人が通って行ったよ)。
メモ
類:チュラカーギー。対:ヤナカーギー(不美人)。
イーガーハーエー
言い争い。
メモ
類:イーガーイ・イーガーエー。
イーカンゲー
良い考え。名案。
用例
ウレー イーカンゲー ヤサ ナー ウリンカイ キミラナ(それは良い考えだ、もうそれに決めよう)。
メモ
対:ヤナカンゲー(悪い考え)。
イーカンティー
言いかねる。
用例
ヤナクトゥヌ アトー ムヌイーカンティー シ(悪いことの後は声をかけづらい)。
メモ
類:イーグリサン・イーグルサン。対:イーヤッサン(言いやすい)。
イーキ
息。呼吸。
用例
イフェー イーキ トゥミティンディ(少し息を止めてごらん)。
メモ
類:イーチ。
イーキハーハー
息を切らしている様。
用例
イーキハーハー ッシ ハーエー ナティ チャーギン(息を切らして走ってくるよ)。
メモ
類:イーチハーハー・イーチフーフー。
イーク
木の名前。モッコク。
用例
ゥンカシヌ マギヤシチンカイヤ イークヌ イーラットータン(昔の大きな屋敷にはモッコクが植えられていた)。
イークトゥ
良い事。
用例
ヌーガラ イークトゥヌル アテーサニ(何か良い事があったんでしょう)。
メモ
対:ヤナクトゥ(悪い事)。
イーグリサン
言いにくい。
用例
ヤナクトゥヤ イーグリサン(嫌なことは言いにくい)。
メモ
イーグルサンともいう。類:イーカンティー。対:イーヤッサン(言いやすい)。
イークル
おおよそ。ほとんど。
用例
イークルー ウガドーン(殆どの人が拝んでいる)。イークル ナトーン(大かた出来ている)。
メモ
ヰークルともいう。類:ユークル。
イークヮ チンクヮ スン
言い争う。
用例
イークヮ チンクヮ サーニ オーエーヌ ゥンジタン(言い争って喧嘩になった)。
イークヮースン
言いくるめる。言い負かす。
用例
クチヂューサヌ チャンネール チュン イークヮースン(口が強くてどんな人でも言いくるめる)。 否:イークヮーサン(言いくるめない)希:イークヮーシーブサン(言いくるめたい)過:イークヮーチャン(言いくるめた)継:イークヮーチョーン(言いくるめている)。
イーグン
泳ぐ。
メモ
類:イージュン・イーズン・ウィージュン・ヰージュン。
イーケーサー
くり返し言うこと。
イーケーサーゲーサー
何度もくり返し言うこと。
用例
アンスカ イーケーサーゲーサー サンケー(そんなに何度も同じことを言い返しすな)。
メモ
類:イーケーシゲーシ。
イーケーシゲーシ
何度もくり返し言うこと。
用例
イーケーシゲーシ イリワル ワカイルヨー(何度も同じことを言ってこそ分かるんだよ)。
メモ
類:イーケーサーゲーサー。
イーケースン
言い返す。
用例
シージャンカイヤティン マキランヨークー イーケースン(年上であっても負けずに言い返す)。 否:イーケーサン(言い返さない)希:イーケーシーブサン(言い返したい)過:イーケーチャン(言い返した)継:イーケーチョーン(言い返している)。
イーケーラスン
こぼす。
用例
ウケーメー イーケーラスン(おかゆをこぼす)。
メモ
類:イッケーラスン・タッケーラスン。
イーザイ
農具のひとつ。犂〔すき〕。
用例
ゥンマカイ イージャイ ヒカチ ハル カジータン(馬に犂を引かせて畑を耕していた)。
メモ
イージャイともいう。類:イージェー・イーゼー。 牛馬に曳かせる犂。
イーサク
良い具合。物事がちょうど良い。ほどよく。
用例
ウヌアタイ イリレー チョードゥ イーサク ヤサ(このくらい入れたらちょうどいいくらいだよ)。 イーサク クヮッチー サン(結構な量をごちそうになった)。
メモ
類:ユークル。
イージーマ
上儀間。
メモ
ナカガー(中川原)は渡慶次、儀間はイリバルまでイージーマ(上儀間)の管轄であった。二才頭は、イージーマ(渡慶次・儀間)合同でチグチマチあるいはハラゴーと称する農耕地や山林・海浜など規則違反の取り締りや風紀取締りに当たった。
イージェー
農具のひとつ。犂〔すき〕。
メモ
イーゼーともいう。類:イーザイ・イージャイ。牛馬にひかせる犂で、サトウキビの根をおこすのに使った。
イーシチャ
上下。
用例
イーシチャ ユー カメーティンディ(上下よく探してごらん)。
イーシトー アタラン
言行不一致。言うことと行動に矛盾がある。
用例
イーシトー アタラン ヌー シミティン バチン クヮーン(言うのと行動が合わず、何をさせても役に立たない)。
イージャーイージャー
泳ぎ回る様。
用例
ウミハブヌ イージャーイージャー ソーン(ウミヘビが泳ぎ回っている)。
イージュン
泳ぐ。
用例
ワンネー メーナチ カーラヲゥテイ イージュン(私は毎日川で泳ぐ)。 否:イーガン(泳がない)希:イージーブサン(泳ぎたい)過:イージャン・イーザン(泳いだ)継:イージョーン(泳いでいる)。
メモ
イーズン・ウィージュン・ヰージュンともいう。類:イーグン。
イータティーン
追い立てる。
用例
イッチン タッタングトゥ ワーガ イータティーン(いつまでも立たないから私が急き立てる)。 否:イータティラン(追い立てない)希:イータティブサン(追い立てたい)過:イータティタン(追い立てた)継:イータティトーン(追い立てている)。
イーチ
息。呼吸。
用例
ヨンナー イーチ スーレー(ゆっくり息を吸いなさい)。 イーチン スナ(動かないで息をひそめなさい)。 イーチ フチュン(息をきらせる)。
メモ
類:イーキ。
イーチ
地名(読谷村上地)。
イーチアクビ
息とあくび。
用例
ルク イチュナサヌ イーチアクビン ナラン(あまりにも忙しくて息もあくびもできないほどだ)。
メモ
忙しい様子を表現するときに使う。
イーチウガン
拝所名。
イーチウガン
メモ
旧読谷中学校グラウンドに下りる辺りにかつては松林があり、そこに位置していた。中学校建設により、現在は村道沿いの座喜味地内に移動している。座喜味の屋号ノロ殿内(ヌンドゥンチ)が管理し、字座喜味の拝所でもあり、トリヌファウタキとも呼ばれた。
イーチカカラスン
喉を詰まらせる。
用例
アワティガミ シ イーチカカラスン(慌てて食べて喉を詰まらせる)。
イイチガサチ
一番最初。
用例
イッチガサチ ナトーサ(一番初めだったよ)。
イーチキ
言いつけ。命令。
用例
ウヮービヌ チュヌ イーチキヤ チカントーナランサ(上の人の命令は聞かないといけないよ)。 クヮンカイヌ イーチキガタヤ ユー シーヨー(子どもへの指導はちゃんとしなさいよ)。 アリンカイ イーチキタン(彼に言いつけた)
メモ
類:ヰーチキ。
イーチキーン
言いつける。命令する。
用例
ヤナクトゥ シーネー スーンカイ イーチキーンドー(悪い事をしたらお父さんに言いつけるよ)。 ウヮービカラ シクチ イーチキラッタン(上から仕事を命令された)。 否:イーチキラン(言いつけない)希:イーチキブサン(言いつけたい)過:イーチキタン(言いつけた)継:イーチキトーン(言いつけている)。
イーチケー
言いつけ。お使い。
用例
イーチケーヤ ワラビンカイ タヌムサ(お使いは子どもに頼むさ)。 シージャヌ ヤーンカイ チケー ヤラスン(兄の家に使いを遣る)。
メモ
チケーともいう。
イーチケームン
いつも人に使われてばかりいる人。
用例
イチマディ チュヌ イーチケームン スヌ チムエーガ(いつまで人の使い走りをするつもりか)。 アレー ヤクン タッタングトゥ チャー チケームン ヤサ(彼女は役立たずだから、いつも使い走りだよ)。
メモ
類:チケームン。 仲間内でいつも人に物をいいつけられてばかりいる人。
イーチケーユン
息を吹き返す。
イーチヂン
絹の着物。
メモ
類:イーチュギン・イーチュヂン・イトゥヂン・イトゥヌムン。
イーチヌビ
息抜き。
用例
マルケーテー イーチヌビン サンネー(たまには息抜きもしないと)。
イーチハーハー
息急き切っていること。息づかいが荒い様。
用例
アンシ イーチハーハー ッシ ハーエー ナティ ヌーンカイ ウヮーットーガ?(そんなに息を切らして走って何に追われているの?)。
メモ
類:イーキハーハー・イーチフーフー。
イーチフーフー
息急き切っていること。息づかいが荒い様。
用例
ヒラ ヌブインディ イーチフーフー シ(坂を登るのに息を切らし)。
メモ
類:イーキハーハー・イーチハーハー。
イーチマリー
息が詰まる。息苦しい。
用例
ウッピグヮーヌ ヤーカイ ウッサヌ シンカガ イッチ イーチマリースン(こんなに小さな家に、沢山の人が入って息苦しい)。
メモ
類:イキグラハン・イチジラサン。
イーチュー
糸。
用例
ミーン ワッシク ナティ イーチューン ヌチグリサン(目も悪くなって糸も通しにくい)。
メモ
イーチュ・イーツーともいう。 類:ヰーチュー・ヰールー。
イーチュークェー
カミキリムシ。
イーチュギン
絹の着物。
用例
イーチュギン チークリ マーカイガヤー?(絹の着物を着こんでどこに行くのかな?)。
メモ
類:イーチヂン・イーチュヂン・イトゥヂン・イトゥヌムン。
イーチュクイ
よいつくり。
用例
アヌ ニーセーヤ イーチュクイ ソーン(あの青年は非常にがっちりした体格だ)。
イーチュヂン
絹の着物。
用例
ウッサヌ イーチュヂン ムッチョール(こんなにたくさんの絹の着物を持っていること)。
メモ
類:イーチヂン・イーチュギン・イトゥヂン・イトゥヌムン。
イーチョーバー
ウイキョウ。
イーチョーバー
用例
ウヮーヌ チージルイリチャーカイヤ イーチョーバー イリレー(豚の血炒めにはウイキョーを入れなさい)。
メモ
豚の血と一緒に炒めたチーイリチャーやチージル(汁物)にして食した。
イーチリー
絣。
メモ
類:トゥッキリー・トゥッチリー・トゥッチリヂン。 ニービチには既製のイーチリーの上等を着た。
イーチントーバル
池ン当原(座喜味の小字)。
イーックヮ
良い子。
用例
アンマーガ ヲゥランティン イーックヮ ソーキヨーヤー(お母さんがいなくても、良い子にしておきなさいよ)。 アレ イーックヮドー(あれはいい子だよ)。
メモ
ほめ言葉、自分よりも年下の人をほめるときにいう。 対:ヤナワラビ(嫌な子)。
イーッチュ
善人。
用例
ワッター ゥンジャサーヤ デージナ イーッチュ ヤタン(私の伯父はとても良い人だった)。
メモ
対:ヤナッチュ(悪人)。
イートゥクル
良いところ。
用例
イャーヤ イートゥクルンカイ チェーサ クヮッチーン マンドーグトゥ ヘーク ウチンカイ イレー(お前は良いところに来たね。ご馳走も沢山あるから、早く中に入りなさい)。
イーナ
こんなに早く。
用例
イーナ ナトーンナー?(こんなに早く準備できたの?)。 イーナ チャンバーイ?(もう来たのか)。
イーナーリー
上の方から。
用例
イーナーリー ウリティ クーワ(上の方から降りて来なさい)。
メモ
対:シチャナーリー(下の方から)。
イーナヂキ
許嫁〔いいなづけ〕。
イーナラワシ
躾け。
用例
ヰナゴー サガティ ムノー カミヨーリチヌ イーナラワシ ヤタン(女は下がって食事をしなさいという躾けだった)。
メモ
類:ナラーシ・ムンナラーシ。 普段から言われ教えられたこと。
イーニーブイ
気持ちよくうとうとすること。
イーニーブイ
用例
イーニーブイ ソーテーグトゥ ウクサンル アタンレー(気持ちよく寝ていたから起こさなかったんだよ)。
イーニーブク
言うや否や。
用例
イーニーブク キサ ゥンジチョーシェー(言うや否や既に行って来ているさ)。
イーヌカー
井泉の名称。
メモ
字喜名の旧集落地内にあり、牛馬を浴びせた井泉。上の方は鍛冶屋の山野だったのでカンジャーグムイともいっていた。かつては葬式後に、悪霊を追い払い、屋敷を清めるための棒振りという儀式が行われた。イーヌカーから川砂や小石を採ってきて屋敷の生け垣に投げつけ棒を振り屋敷内にいる悪霊を打ち払った。また龕を担いだ人たちは龕屋に龕を納めた後、イーヌカーで手足を洗った。
イーヌカー
井泉の名称。
メモ
サシジャー・サシジャーガーともいう。字伊良皆の黙認耕作地内にある井泉。干ばつのときも枯れなかったといわれ、現在でも水質がよく、水量も豊富。正月の若水を汲んだ井戸でもある。戦後もしばらくは飲料水として利用されたが、近くに生活排水が流れてくるようになってからは農業用水として使われている。
イーヌクスン
言い残す。
用例
クヮンカイ イグン イーヌクスン(子どもに遺言を言い残す)。 否:イーヌクサン(言い残さない)希:イーヌクシーブサン(言い残したい)過:イーヌクチャン(言い残した)継:イーヌクチョーン(言い残してる)。
イーヌジュン
追い越す。
用例
ヒサヌヘーサヌ ウビジ ミッチャイ イーヌジャン(足が速くて直ぐに3人追い越した)。 否:イーヌガン(追い越さない)希:イーヌジブサン(追い越したい)過:イーヌジャン(追い越した)継:イーヌジョーン(追い越している)。
イーヌトゥーイ
言う通り。
用例
ウレー ウヤガ イーヌトゥーイ ヤサ(それは親が言う通りだよ)。
メモ
イヌトゥーイともいう。
イーヌハラ
上の方。
用例
イャームノー イーヌハラカイ ウッチェーサ(君のは上の方に置いてあるよ)。
メモ
対:シチャヌハラ(下の方)。
イーヌムイ
丘の名称。
メモ
イーヌーイームイとも言い、字伊良皆集落内にあったイーヌムイは眺望がよく、側には相撲ができる広場もあった。
イーヌンシェー
イーノースン
言い直す。
用例
ナマヌ イーヨーシェー マシェー アラングトゥ ナー チュケーン イーノースン(今の言い方では良くないからもう一度言い直す)。 否:イーノーサン(言い直さない)希:イーノーシーブサン(言い直したい)過:イーノーチャン(言い直した)継:イーノーチョーン(言い直している)。
イーバー
上の歯。
イーバー
良い頃合い。良い機会。
用例
イーバー イャーヤ ワッターヤーンカイ チェーサ(よい頃合いに、お前は私の家に来たね)。 イーバー メンソーチェーサ(ちょうど良い時にいらっしゃいましたね)。 イーバー エイビッサ(ちょうど良かったです)。
イーバー
ざまあみろ。
用例
イーバー ヤサ(それみたことか)。
イーバキカーカー
吐き気を催す様。
用例
クルマイー ッシ イーバキカーカー ソーン(車酔いして吐き気がする)。
メモ
類:イーバキノーリ・イーバキハッター・イーバチカーカー。
イーバキノーリ
吐き気を催す様。
用例
ユーベー サキ ヌミジューサヌ イーバキノーリ ソーン(昨夜は酒を飲みすぎて吐き気を催している)。
メモ
類:イーバキカーカー・イーバキハッター・イーバチカーカー。
イーバキハッター
吐き気を催す様。
用例
アマヲゥティ イーバキハッター ソーシェー ター ヤガ(あそこで吐き気を催しているのは誰か)。
メモ
類:イーバキカーカー・イーバキノーリ・イーバチカーカー。
イーバクン
吐き気がする。
用例
ミーマーティ イーバクン(目が回って吐き気がする)。
メモ
類:イーバチュン。
イーバス
良い時。良い所。
用例
イャーガ クーランネー カシーサーン ヲゥラン デージ ヤテーサ イーバスニ チェーサ(お前が来なかったら加勢する人もいなくて大変だったさ、良い時に来てくれたね)。
イーバチカーカー
吐き気を催す様。
用例
ヤナカジャシ イーバチカーカー ソーン(嫌な臭いがして吐き気を催している)。
メモ
類:イーバキハッター・イーバキノーリ・イーバチカーカー。
イーバチュン
吐き気がする。
用例
ムンカミジューサヌ イーバチュン(食べすぎて吐き気がする)。
メモ
類:イーバクン。
イーバッペー
言い間違い。
用例
イーバッペーヤ ターニン アイル スル(言い間違いは誰にでもあるさ)。
メモ
類:イーマチゲー。
イーバッペーイン
言い間違える。
用例
ヌーン カンゲーランヨークー アビーネー イーバッペーインドー(何も考えずに話すと言い間違えるよ)。 否:イーバッペーラン(言い間違えない)過:イーバッペータン(言い間違えた)継:イーバッペートーン(言い間違えている)。
イーハンスン
言いそびれる。
用例
ヘーク イランネー イーハンスンドー(早く言わないと言いそびれるよ)。 過:イーハンチャン(言いそびれた)。
イーハンスン
言い放つ。言い退ける。
用例
ヌーガラ アイネー ドゥークル イーハンスン(何かあったら自分で言い放つ)。 否:イーハンサン(言い退けない)希:イーハンシーブサン(言い退けたい)過:イーハンチャン(言い退けた)継:イーハンチョーン(言い退けている)。
メモ
何か悪い事があったときに、自分で呪文を唱えながら言い返す、言い放つこと。良くないことを退ける時にも使う。
イービ
指。
用例
イーベー マーンカイ ウーリーガ、イービヤ ウチンカイドゥ マガユル(指はどこに折れるか、指は内側にしか曲がらない)。
メモ
身内ほど自分のことを考えてくれる人は他にないという意味の諺。
イーヒー
目下の人に対する言葉づかい。
用例
ナマドゥ イーヒー ナトール(今でこそ同等になっている)。
メモ
同意を表すイーと、返事のヒーがくっついたもの。イーヒーの仲とは対等の関係の意味。目上に対してはウーフーとなる。
イーヒー
目下の人に対する言葉づかい
イーヒーアーハー
談笑している様。
用例
アンイチャレー イーヒーアーハー ソータサ(そう言えば笑い転げていたさ)。 イーヒーアーハー ソーン(和やかに話している)。
メモ
イヒーアハーともいう。
イービガキ
ゆびきり。
用例
イービガキ スミ(ゆびきりするか)。
イービグヮー
小指。
メモ
類:クーイービ・グナイービグヮー・ックヮイービ。
イービサシ
指差し。
用例
ハカンカイ イービサシェー サンキヨー(墓に指を差すなよ)。
メモ
類:イービヌチ。
イービザンミン
指折り数えること。
メモ
正月が来るのが待ちどおしくて、イービザンミンして待っていた。
イービナギー
指輪。
用例
アンシ チュラ イービナギー ヤルムンナー(なんてきれいな指輪でしょう)。
メモ
類:イービンガニー。
イービナギーグヮークヮーエー
玩具の指輪を賭ける遊び。
メモ
子どもの遊びのひとつ。ムートトゥエーと同様に手の甲や手のひらで受けて遊ぶ。さとうきびの葉を輪っかにして指輪に見立てた。
イービヌサチ
指先。
用例
イービヌサチカイ ンジガ タッチョーン(指先にトゲがささっている)。
イービヌチ
指差し。
用例
チュンカイ イービヌチシェー ナラン(人に指を差してはいけない)。
イービヌフシ
指の関節。
イービヌマタ
指のまた。
イービヨイ
驚きの感嘆詞
イービンガニー
指輪。
用例
ウヌ イービンガニーヤ イャーンカイ マギサーネーニ?(その指輪はあなたには大きくないねぇ?)。
メモ
類:イービナギー。
イーフ
流出土
用例
イーフンリシェーナー アミフイニ ナガリティチャル ンチャ(イーフというのは雨水で流出した土)
イーブー
ハゼの総称。トビハゼ。
用例
イーブー サーニ タマン チユン(トビハゼでフエフキダイを釣る)。
メモ
価値の少ないちょっとしたもので大切な物を得る。「えびで鯛を釣る」と同じ意味。
イーフォーイン
追い払う。
用例
ヤナムン イーフォーイン(厄を追い払う)。 カシマサ サッティ イーフォーラッタン(邪魔だと言われて、追い払われた)。
イーブサカッティー
言いたい放題。
用例
イーブサカッティー ヌー イチョーガ(言いたい放題何を言っているか)。
イーブン
言い分。
用例
ターニン イーブンヤ アイルスル(誰にも言い分はあるよ)。
イーヘー
位牌。
用例
イーヘー チュクイケーイン(位牌を作り替える)。
メモ
イヘー・イーフェー・イフェーともいう。類:イーフェーヌウドゥン・イーヘーヌウドゥン。
イーヘーヌウドゥン
位牌。位牌の御殿。
用例
ワッタヤ イーヘーンカイ イーヘーヌウドゥンディチン イータン(私たちは位牌にイーヘーヌウドゥン〔位牌の御殿〕とも言っていた)。
メモ
イーフェーヌウドゥンともいう。類:イヘー・イーヘー・イーフェー・イフェー。
イーホーイン
追い払う。
用例
カシマササッテイ イーフォーラッタン(邪魔だと言われて、追い払われた)ティーガンマリビカーンスグトゥ アマンカイ イーホータン(悪戯ばかりするから向こうに追い払った)。 ジャマナティ アマンカイ イーホーレー(邪魔だからあそこに追い払いなさい)。 否:イーホーラン(追い払わない)希:イーホーイブサン(追い払いたい)過:イーホータン(追い払った)継:イーホートーン(追い払っている)。
イーマカスン
言い負かす。
用例
クチヂューサヌ チャー イーマカスン(口が強くていつも言い負かす)。 否:イーマカサン(言い負かさない)希:イーマカシーブサン(言い負かしたい)過:イーマカチャン(言い負かした)継:イーマカチョーン(言い負かしている)。
イーマギーン
言い曲げる。
用例
アレー チャー チュガ イーシ イーマギーン(彼はいつも人が言うのをねじ曲げる)。 否:イーマギラン(言い曲げない)希:イーマギーブサン(言い曲げたい)過:イーマギタン(言い曲げた)継:イーマギトーン(言い曲げている)。
イーマチゲー
言い間違い。
用例
クトゥバヌ イーマチゲーヤ ノーサリーサ(言葉の言い間違いは直せるさ)。 否:イーマチゲーラン(言い間違えない)過:イーマチゲータン(言い間違えた)継:イーマチゲートーン(言い間違えている)。
メモ
類:イーバッペー。
イーママ
言うがまま。
用例
トゥジヌ イーママ ヌーン アビーサン(妻の言いなりで何も言えない)。
イーミスン
価値のあること。また、それを味わうこと。
用例
ウッサシカ ネーングトゥ イーミシ チカリヨー(これだけしかないから、大切に使いなさいよ)。 ウヌ クヮーシヤ イーミシ カミヨー(そのお菓子は味わって食べなさいよ)。
イームティ
上のほう。
用例
イームティカラ ウルサナ(上の方から降ろそう)。
メモ
対:シチャムティ(下の方)。
イームン
良い物。
用例
ウヌ クスイヤ イームン ヤサ(その薬は良い物だよ)。
メモ
対:ヤナムン(悪い物)。
イーヤー
胞衣〔えな〕。胎児を包んでいる羊膜。
用例
ワッター ウヤンチャージブンマデー イーヤーヤ ヤーヌクシカイ ウミータン(私の親達の頃までは胞衣は家の後に埋めていた)。
メモ
出産が終わると、胞衣は藁束やボロ布に包んで、夫が屋敷裏の雨水が落ちない所に埋めた。 字古堅では、産婦の出した胞衣の上に、子宝に恵まれない者が下着を取って着物の裾をまくり上げて座り込むと子が授かるといわれた。
イーヤーハーヤー
喜んでいる様。
用例
ナマジブノー ナー イーヤーハーヤー ソーサ(今頃はもう大喜びしているね)。
イーヤーワレー
産後の儀礼のひとつ。胞衣笑い。
用例
イーヤー ウミーネー ワランチャー アチミティ イーヤーワレー シミータン(胞衣を埋めるときには子どもたちを集めてイーヤーワレーをさせた)。
メモ
赤子の胞衣は芭蕉や月桃の葉、あるいは藁束などに包んで父親が家の後ろに埋めた。その際は雨落ちに埋めると赤子の目が悪くなるというので、そこを避けた。 埋めた上に土を被せ、その上に平たい重い石で覆った。そして、イーヤーワレーと称して、子どもたちを集めてそれを囲んで笑いながら石の上を数回飛び越え、それからお粥をかけた。そうすることで生まれた子は、愛嬌のある子に育つといわれていた。
イーヤッサン
言いやすい。
用例
ウンナクトゥヤレー ジコー イーヤッサン(そんなことならとても言いやすい)。
メモ
対:イーグリサン(言いにくい)・イーカンティー(言いにくい)。
イーヤンジュン
言い損なう。
用例
ワッター スーヤ ユー クトゥバ イーヤンジュン(私の父はよく言葉を言い損ねることがある)。 アン イール チモー アランタシガ チュラーク イーヤンティネーン(そういうつもりではなかったが見事に言い損ねてしまった)。 否:イーヤンラン(言い損ねない)過:イーヤンタン(言い損ねた)継:イーヤントーン(言い損ねている)。
イーヤンベー
いい按配〔あんばい〕。心地よい。
用例
ナマネー ドゥーチュイ イーヤンベー ヤサニ(今はもう 1人で 快適でしょう)。
イーヨー
言いよう。
用例
イーヨーン アレー チチョーン アイル スル(言い様もあれば、聞きようもある)。 アレー ムヌイーヨーン ネーン(彼はものの言い方がなっていない)。
メモ
「言い方次第で素直に聞くことができる」の意。
イーヨーグヮー
赤ちゃん。
イーヨーグヮー
用例
イーヨーグヮー ダチ アッチョーン(赤ちゃんを抱いて歩いている)。
イーラーサン
老けてみえる。
イーリキサン
楽しい。愉快。
メモ
イリキサン・イールキサンともいう。類:イソーサン・イソーハン。
イールカージ
言うたび
用例
ウヌ ワラビェ イールカージ ムル チカン(この子は言うことを全然聞かない)。
イールキサン
嬉しい。楽しい。愉快。
用例
イールキサルバー(嬉しいわけさ)。
メモ
イーリキサン・イリキサンともいう。類:イソーサン・イソーハン。
イールンサー
言わば。言うならば。
用例
イャーガ ウングトゥー イールンサー ワッターン イーンドー(あなたがそんなこと言うならば我々も言わせてもらうよ)。
イールンシェー
言わば。言うならば。
メモ
イールンセーともいう。
イーワキ
言い訳。
用例
ターン ワームン イーワキヤ チカンサヤー(誰も私の言い訳を聞かないね)。
メモ
類:ワキ。
イーワタ
上腹部。
用例
チヌーカラ イーワタヌ ヤムン(昨日から腹の上の方が痛い)。
メモ
対:シチャワタ(下腹部)。
イーン
言う。
用例
ウヌクトー ワンガ イーン(そのことは私が言う)。 ナントゥイチン ワカランヌーヤ ウッチャンナギトーケー(何回言っても分からない奴はほっときなさい)。 否:イラン(言わない)希:イーブサン(言いたい)過:イチャン(言った)継:イチョーン(言っている)。
メモ
インともいう。
イーン
植える。
用例
ハルカイ ヤシェー イーン(畑に野菜を植える)。 否:イーラン(植えない)希:イーブサン(植えたい)過:イータン(植えた)継:イートーン(植えている)。
メモ
類:ウィーン。
イーン
入る。
用例
アミ フトーグトゥ ヤーヌ ウチカイ イーン(雨が降っているから家の中に入る)。 否:イラン(入らない)希:イーブサン(入りたい)過:イッチャン(入った)継:イッチョーン(入っている)。
メモ
対:ゥンジーン(出る)。
イーン
射る。
用例
ヤマシシ イーン(猪を射る)。
イーングヮ
初めての子。
メモ
類:アラングヮ・ハチングヮ。
イーンジャサリーン
追い出される。
用例
ウヤンカイ イーンジャサッタン(親に追い出された)。 過:イーンジャサッタン(追い出された)。
イエー
伝言。ことづて。
用例
イエー サグトゥ(連絡すると)。イエーン サン(返事もしない)。ナー イエー シウーサン(もう連絡ができなくて)。
イェー
ああ、そうか。
用例
イェー、ワカタン(ああ、分かった)、
メモ
相手の話しかけに対して思い当たることがある時や理解した時に発する語。
イェー
おい。もし。
用例
イェー ゥンマヲゥティ ヌー ソーガ(おいそこで何をしているか)。
メモ
人に声をかけるときに発する言葉。目上の人に呼びかけるときは「イェーサイ」という。
イェー
藍。
用例
アンシ イェーヌ ユカトーシヨー(こんなにも藍がよくできているね)。
メモ
エーともいう。
イェーイ
和え物。
用例
ナチヌ アチサイネー イェーイ チュクティ ゥンジャスシェー マシ ヤサ(夏の暑いときには和え物を作って出した方が良いよ)。
メモ
類:イェームン・スーネー。
イェーカ
親戚。
用例
ワントゥ イャートー イェーカ ナトーンドー(私とお前は親戚だよ)。 イェーカ タルガキティ ハワイカイ モーキーガ ゥンジャン(親戚を頼ってハワイへ出稼ぎに行った)。
メモ
エーカ・ウェーカともいう。
イェーガー
親川。座喜味の井泉の名。
メモ
ウェーガー・エーガーともいう。座喜味城跡の東に位置することでグスクガーとも呼ばれている。座喜味城主専用の古い井泉と言われ、産水もそこから汲んだ。ハジマカー(湿疹ができること)、イリガサー(麻疹)になると、ここの水でミジナディすると早く治るといわれた。
イェーガーミ
藍甕。藍を発酵させるための甕。
イェーカヌチャー
親戚。親戚の人たち。
用例
イェーカヌチャー アチマティ スージ スン(親戚が集まってお祝いする)。
メモ
イェーカンチャーともいう。
イェーカハロージ
親戚の人たち。一族。
用例
ウッサヌ イェーカハロージガ アチマトール(大勢の親戚一族が集まっているね)。
メモ
同じ血筋の人たち。
イェーキ
富。財産。金持ち。
用例
チュケーヌンチョー イェーキ シーブサンヤー(一度だけでも金持ちになりたいね)。
メモ
エーキ・ウェーキともいう。対:ヒンスー(貧乏)。
イェーキンチュ
財産持ち。金持ち。財産家。
用例
アマヌ ヰナグングヮヤ イェーキンチュヌ ユミ ナトーンディ(あそこの娘は金持ちの嫁になっているんだって)。
メモ
ウェーキンチュともいう。対:ヒンスームン(貧乏者)。
イェーク
生まれつき身体にある痣や印。奇形児。
用例
ウヌ ワラべー ナガリカイ イェークガ アン(その子は背中に痣がある)。 ヒーヌ イェーク(火のような赤痣)。 タクヌ イェーク(骨がしっかりしていない様)。
メモ
妊婦が火事や事故、驚くことなど、ある事象に衝撃を受けると、胎児にそれが伝わって関係するような形で表れると信じられていた。
イェーク
櫂〔かい〕。
用例
イェークシ フニ クージュン(櫂で船を漕ぐ)。
メモ
ウェーク・エークともいう。
イェーグヮー
魚の種類。アイゴの一種。
用例
イェーグヮーヤ タッペーラーイユ ヤサ(アイゴは平べったい魚だよ)。
メモ
エーグヮーともいう。稚魚はスクと呼んでいる。類:エー。
イェーサチ
挨拶。
用例
マーヲゥティ チュ イチャラワン イェーサチェー リッパ シーヨーヤー(どこで人に会おうと挨拶はちゃんとするんだよ)。
イェージ
合図。
用例
イッター ニービチネー ワンニンカイ イェージ シーヨーヤー(お前たちの結婚式には私にも連絡しなさいよ)。 エージ カキタン(合図した)。
メモ
エージともいう。
イェージャ
隙間。
用例
ムスルヌ イェージャ(筵の間)。
イェージュー
同僚。仲間。
用例
アッターヤ ワン イェージュー ヤサ(彼らは私の仲間だよ)。 イェージューンチャーヤ ケーティヲゥラン(級友達は帰ってしまった)。
メモ
エージューともいう。
イェージューシンカ
同僚の者たち。仲間たち。
用例
イェージューシンカ ンナ アチミレー(仲間を皆集めなさい)。
メモ
類:イェージュードゥーサー。
イェージュードゥーサー
同僚同士。仲間同士。
用例
イェージュードゥーサー マジョーン ナティ アシリ クーナ(仲間同士で一緒になって遊んで来よう)。
メモ
類:イェージューシンカ。
イェージューブニ
相中船。相棒船。
メモ
船着き場に停泊する時に繋ぐ相手の船のこと。
イェースイェーゴー
相性。
用例
イェースイェーゴー アタラチ ウタビミソーリ(相性良くさせてください)。
メモ
神仏への祝詞の一部で「皆で仲良く暮らせるように」との意。
イェーズミ
藍染め。
用例
ンカシェー チヌン ヌーン イェーズミ スタサ(昔は着物もなど藍で染めたさ)。
イェーズミティサージ
藍で染めた手ぬぐい。
用例
ウヌ イェーズミティサージ ワン ヰーラナ(その藍染の手ぬぐい私がもらおう)。
イェースン
潰す。
用例
ニーブター イェースン(おできを潰す)。 否:イェーサン(潰さない)希:イェーシーブサン(潰したい)過:イェーチャン(潰した)継:イェーチョーン(潰している)。
イェースン
配る。
用例
シージャシデー イェーシェーワ(年上の方から配りなさい)。
メモ
類:ハジュン・クバイン・ハグン。
イェーソー
愛想。
用例
アンシ イェーソー ユタサルヤー(なんて愛想が良いんでしょうね)。
イェーソー
相性。
用例
ウヤックヮ イェーソー ワッサヌ(親子の相性が悪い)。
イェーソームチ
愛想が良いこと。
用例
トゥジ カメーイラー イェーソームチカラ カメーレー(妻をめとるなら愛想が良い娘から探しなさい)。
イェーダイ
官職。王府勤め。良い役目。
用例
クンドー イェーダイ アタテーサヤー(今年は良い役目に当たったね)。 ヲゥジャサーヤ スイヌ イェーダイ シミシェータン(おじさんは首里勤めをされていた)。 ヰヌ イェーライ ヤタン(首里王府で同じ宮仕えだった)。
メモ
イェーライともいう。
イェーダイ
王府勤め。
イェーチブー
藍壺。紺屋。
メモ
字喜名にあった。
イェーティ
相手。
用例
ワーガ チュール エーダ イェーティ ソーキヨー(私がくるまで相手していてね)。
イェーディン
多分。おそらく。
用例
イェーディン ナー、クーランサニ(多分もう、来ないでしょう)。 イェーリン チチョールバーテー(おそらく聞いているでしょう)。 イェリン アンヤサ(きっとそうだよ)。 イェーリン アンル ヤテーンテー(多分そうだったでしょうね)。
メモ
イェーリン・イェリン・エーリンともいう。
イェーバーキ
藍籠。藍玉の入った籠。
イェーヒャー
おい。こら。
用例
イェーヒャー! ゥンマヲゥティ ヌー ティーガンマリ ソーガ(おい!そこで何をいたずらしているか)。
イェームン
和え物。
用例
クチニーサラー イェームンヤティン カリンディ(食欲がないなら和え物でも食べてごらん)。
メモ
類:イェーイ・スーネー。
イェーヤ
小地名。
メモ
字比謝から残波岬へとつながる旧道は、戦前から、嘉手納へと行き来する主要道路であった。この道のうち、現在の県営比謝団地辺りをイェーヤと呼んだ。 戦前は幽霊やハブが出る怖い場所とされていた。イェーヤには石橋が架けられており、現在の架橋の下にそれをみることができる。エーローともいう。
イェーユン
和える。
用例
ニンブトゥカー イェーユン(スベリヒユを和える)。
イェーユン
したたり出る。乳や膿などが出る。
用例
ニーブターヌ ゥンベーティ イェートーン(おできが化膿して膿が出ている)。
イェリン
多分。おそらく。
用例
ヤタノー アラニ、イェリン(だったのではないか、たぶん)。イェリン アタガヤーンリ(多分あっただろうと)。 イェリン ヰンヌ ネーンテール バーテー(いわば縁がなかったのでしょう)。
メモ
類:イェーリン・イェーディン。
イェンダー
温厚な人
用例
アリガ ヲゥトー イェンダー ヤン(彼女の夫は温厚だ)。
メモ
ウェンダーともいう。
イェンダープー
温厚な人。
用例
イッター ウヤサク イェンダープーヤ ヲゥランサ(お前たちの親ほど大人しい人は居ないよ)。
イェンダサン
温厚な人。
用例
ワン ヲゥトー イッペー イェンダサン(私の夫はとても大人しい)。
メモ
ウェンダサンともいう。
イェンチュ
鼠〔ネズミ〕。
用例
イェンチュンヌ ムル ウチュクヮティ ネーランナトーン(ネズミが全部喰ってなくなってしまった)。
メモ
ウェンチュともいう。 昔の家は母屋と台所の屋根の間にに鼠がお金をくわえて置くという伝えがあり、鼠のことをイェーキタンメーと呼んでいた。 イェンチュがいなくなるのは火事の予兆といわれた。
イェンチュヌクェー
虎刈り。
メモ
直訳は「ネズミの食い残し」。刈り方が不揃いでネズミにかじられたように見える髪型。
イェンチュビーチャー
ネズミなどのように被害を及ぼすもの。
メモ
イェンチュ(ネズミ)もビーチャー(ジャコウネズミ)もネズミの一種。
イェンチュヤーマ
ネズミ捕り。
用例
イェンチュヌ マンディ イェンチュヤーマ カキトーチュサ(ネズミが多くてネズミ捕りを仕掛けておくさ)。
イェンミ
降参。詫び。
用例
イェンミ サビタン(降参しました)。
メモ
類:エンミ・ウェンミ。 戦いに負けて、相手に屈服すること。
イェンミモー
地名(読谷村楚辺の小地名)。
イカイユー
疑似餌。
メモ
木製のエビをかたどったものと平たい魚の形をした2種類があった。那覇の垣花方面から売りに来たのを買い求めた。
イカイン
出会う。会う。
用例
ゥンマカラ イキーネー イカインドー(そこから行くと出会うよ)。 ナマ ウマヲゥティ イカタン(今そこで出会った)。 過:イカタン(会った)。
メモ
類:ハイイチャイン。
イカグトゥ
行きたがらないこと。
用例
ウヤヌヤーカイ イカグトゥシ ジャーフェー ヤッサー(実家に行きたがらないので困ったもんだ)。
イカサンパー
行かさないようにすること。
用例
ヰナグヌウヤー ヒータイカイ イカサンパー スタン(母親は兵隊に行かせたがらなかった)。
イカシー
碇〔いかり〕。碇岩。
メモ
石灰岩に穴を開けて碇として使っていた。
イカタ
鋳型〔いがた〕。
メモ
アダン葉帽子作成のための鋳型は木製だった。
イガター
我々。私たち。
用例
イガターヤ タビンカイ イカンドー(私たちは旅に行かないよ)。 イガター シマ(私たちの村)。 イガター ウチナーンキ(こちら沖縄に)。
イカナ
いくら。たとえ。
用例
イカナ アリガ イカンティン ワンネー マジュン イチュサ(たとえ彼が行かなくても私は一緒に行くよ)。 イカナ ヌー ヤラワン ワン ウッチャンナギティ イチュンディチンアンナー?(いくらなんでも私を置いて行くってこともあるか!)。
イカナシン
どうしても。
用例
イカナシン チューヤ イサヌヤーカイ ソーティ イキワル ヤル(どうしても今日は病院に連れて行かなくちゃいけない)。 イカナシン イカン(どうしても行かない)。イカナシン ナラン(どうしても出来ない)。イカナシン アンネーサン(絶対そんなことはしない)。
メモ
類:イチャシン・チャーシン。
イカビチ
漁法のひとつ。イカ曳き。
メモ
イカイユーという疑似餌を曳いて釣る漁。
イガルー
我々。私たち。
メモ
類:アギター・イガター・ワッター・ワッテー・ワンナー・ヰガタ。
イカングートゥー
行かないこと。
用例
アマンカイヤ イカングートゥー サーヤー(あそこに行かないようにしようね)。
イキー
勢い。活気。
用例
アンシ トゥーチ イキーヌ ネーランヤー(なんていつも活気がないんでしょう)。
メモ
類:イチュイ。
イキグラハン
息苦しい。
用例
イバミーカイ ヲゥイネー イキグラハン(狭い処にいると息苦しい)。
メモ
類:イチジラサン。
イギター
我々。
イキチゲー
行き違い。
用例
ダー! イキチゲー ッシ ネーランセー(ほら!行き違いしてしまったさ)。
メモ
類:イチャイチゲー・イチェーチジェー。
イキナ
どんなに。
用例
イキナ フユニン(どんな寒い冬でも)。
イキナシン
どうしても。何と言おうとも。
用例
イキナシン ナラン(どうしてもできない)。
イキネースーネー
散々。
用例
イキネースーネー マキタシェー(散々負けたさあ)。
メモ
類:ウッチェーヒッチェー 物事の状態が非常に悪い様子。
イキムシヌヤー
家畜小屋。
用例
カジフキシ イキムシヌヤーン ムルコーリ ソーン(台風で家畜小屋も全壊だ)。
メモ
類:イチムシヌヤー。
イキラク
少し。少なく。
用例
ワームノー イキラク イリリヨー(私のは少し入れてね)。
メモ
類:イヒ・ウフィ・クーテン。対:ジャッサキーン・ダテーン・ウホーク・チャッサン・チャッサキーン(たくさん・多く)。
イキラサウーサ
多少。
用例
イフィヌ イキラサウーサー アイル スル(多少の多い少ないはあるでしょう)。
イキラサン
少ない。
用例
ワームノー タームンヤカ イキラサン(私の物は誰の物より少ない)。イキラク ナイン(少なくなる)。
メモ
類:イキラハン。対:ウーサン・ウフサン・ウーハン(多い)。
イキラニンジュ
少人数。
用例
ウッサヌ シクチ イキラニンジュシェー ナランドー(こんなに沢山の仕事は少人数ではできないよ)。
メモ
類:イクタイニンジュ。対:スシンカ(諸々の人たち)。
イキラハン
少ない。
用例
ウッサグヮーシェー イキラハンデー(たったこれだけじゃ少ないよ)。
メモ
類:イキラサン。対:ウーサン・ウフサン(多い)。
イキラムン
少ない物。
用例
シンカンチャー ウーサヌ イキラムンシェー タラーンドー(人数が多いから少しの物では足りないよ)。
イクケーン
幾度。何回。
用例
イクケーン アビティン ヒントー ネーン(何回呼んでも返事がない)。
イクサ
戦。
用例
イクサヌ クトゥヤ ワシティン ワシララン(戦のことは忘れようにも忘れられない)。
イクサチ
行く先。
用例
イクサチヤ ターガン ワカラン(行く先は誰にも分からない)。
イクサチザチ
行く先々。
用例
イクサチザチ シッチョールービカーン(行く先々知り合いばかりだ)。
メモ
類:アックカタ・アッチュルカタ。
イクサユー
戦争をしていた時代。戦世。
用例
イクサユーヌ ハナシヤ シーブコーネーン(戦世の話はしたくない)。
イクタイニンジュ
少人数。
用例
イクタイニンジュシェー ワジャー メーネーアガカンデー(少人数では仕事は捗らないよ)。
メモ
類:イキラニンジュ。対:スシンカ(諸々の人たち)。
イクチ
いくつ。
用例
ハクヤ イクチ アチミタガ?(箱は幾つ集めたか?)。 イクチ ナミシェービーガ(いくつになられますか?)。
イクチン
いくつも。
用例
イクチン ユージュヌ カサナティ イチュナサン(幾つも用事が重なって忙しい)。
イクチンミーチン
いくつも三つも。たくさん。
用例
イクチンミーチン チュバチニ スンディチン アンナー(幾つも三つもいっぺんにやるってもあるか)。
イクトゥバ
言葉。
用例
トゥシーヌ イクトゥバヤ ワシテー ナランサ(年寄りの言うことは忘れてはいけないよ)。
イグマスン
意気込んで準備する。急かす。
用例
ヘーク スージ シーヨーシ イグマスン(早くお祝いをしなさいと急かす)。 スージ スンディチ イグマチョーン(お祝いをするといって張り切って準備している)。( 否:イグマサン(急かさない)過:イグマチャン(急かした)継:イグマチョーン(急かしている)。
イクン
行く。
用例
アチャ ナーファカイ コーイムンシーガ イクン(明日那覇に買い物に行く)。
メモ
類:イチュン。対:チューン(来る)。
イグン
遺言。
用例
ワンネー イグン カチョーン(私は遺言を書いている)。
メモ
類:イーゥンジャニ・ゥンジャニ。
イケーハーエー
大勢の人が行き来している様。
用例
イケーハーエー アンシ イチュナサギサル(大勢の人が行き来してとても忙しそうだね)。
イケガチュー
魚の名。
イケマー
釣り上げた魚を貯蔵するサバニの部所名。
イサ
医者。
用例
ビョーチヤ イサン カカランレー ノーランサ(病気は医者に診てもらわないと治らないよ)。
イザイ
漁り〔いさり〕。漁。
用例
チューン ワントゥ イザイカイ イカヤー(今日も私と漁に行こうね)。
メモ
イジャイともいう。
イサガカイ
医者にかかること。
用例
イサガカイ シッカラ ナゲー ナイシガ ティーチン マシェー ナラン(医者にかかってから長いことなるが、ちっとも良くならない)。
イサトゥー
カマキリ。
イサトゥー
用例
イクチン イサトゥー トゥッティ チャー スヌバーガ?(何匹もかまきりを取って、どうするつもりなの?)。
メモ
イサトゥーメーともいう。
イサヌヤー
病院。
用例
イサヌヤーヌ トゥーサヌ アッチェー イチーサンサ(病院が遠くて歩いては行けないさ)。
イサマカシ
医者任せ。
用例
ナゲー カユティン ノーランティカラ イサマカシビカーンシェー ナランドー(長く通院しても治らないなら、医者に任せてばかりではいけないよ)。
イサマスン
励ます。勇気づける。
用例
イサマスルタミ テーク ウッチャン(勇気づけるために太鼓を叩いた)。
イサミユン
励ます。勇気づける。
用例
ククル イサミユン(慰め励ます)。
イシ
石。
用例
グナイシ アチミティ イシガチヌミー フサジュン(小石を集めて石垣の穴を塞ぐ)。
イジ
意地。気力。
用例
イジェー チューク ムッティヨーヤー(気は強く持ちなさいよ)。 イジヌ イジラー ティーヒキ(意地が出たら手を引け)。 ワン ワラベー イジグヮーン ネーン(私の子どもは意気地がない)。
メモ
イジグヮーともいう。類:イジリ。
イジ チキーン
度胸をつける。勇気づける。
用例
アチャー タビカイ ハイグトゥ ンナシ イジ チキーン(明日旅に行くから皆で勇気づけよう)。 否:イジチキラン(度胸をつけない)希:イジチキーブサン(度胸をつけたい)過:イジチキタン(度胸をつけた)継:イジチキトーン(度胸をつけている)。
メモ
意地を強くする、勇気づけるために何らかのことをやること。景気づけ、励ますの意味もある。
イシアーファ
いつまでも座り込む様。
用例
ウンナガレー ゥンマンカイ イシアーファ ナティ ヰチョール チュン ヲゥル!(そんな長いことそこに座り込んでいる人もいるか!)。
メモ
石が動かないように、いつまでも同じ所に座り込んでいること。
イシアナ
石穴。採石場。
イシウーサー
石を運搬する者。
メモ
字宇座や楚辺などで採石を行う者やそれを運搬する者が多くいた。
イシウーシ
石臼。
イシオーラセー
石のぶつけあい。
メモ
紐を括りつけた石をぶつけ合って遊ぶ童戯のひとつ。
イシガクイ
石囲い。
用例
ヤシチヌ イシガクイヤ リッパ チマットーン(屋敷の石囲いは立派に積まれている)。
イシカジ
聞き分け
用例
イシカジン チカンヌーワラビ(聞き分けのない子ども)。
メモ
類:ギカジ・カジ。
イジカスン
動かす
用例
ミッチャイシ マギイシ イジカスン(3人で大きな石を動かす)。 否:イジカサン(動かさない)希:イジカシーブサン(動かしたい)過:イジカチャン(動かした)継:イジカチョーン(動かしている)。
イシガチ
石垣。
用例
イシガチェー トーリラングトゥ チャンリッパ チミヨーヤー(石垣は崩れないようにしっかり積みなさいよ)。
メモ
石を積んで屋敷など囲った垣。
イシガナ
石鉋。
メモ
墓造りに用いる石工道具のひとつ。
イシガンガラー
石ころだらけ。
用例
イシガンガラー ナティ アッチーグリサン(石ころだらけで歩きにくい)。
メモ
イシゴンゴローともいう。
イシガントー
石敢當。
メモ
ヤナムン(悪いもの)を返すということで、T字路の突き当たりに石敢當と刻んだ石柱を魔除けとして立てた。
イシグー
石粉。石灰岩をこまかく砕いたもの。
用例
クブンカイ イシグー マチョーケー(窪みに石粉を撒きなさい)。
イシグーアナ
石灰岩をとったあとの穴。
イシグーミチ
砂利道。
用例
ゥンマカラアトー ムル イシグーミチ ヤサ(そこから後はずっと砂利道だよ)。
イシグーヤマ
石灰岩がとれる山。
イシグェー
石鍬〔いしぐわ〕。
用例
ンチャガ クヮーハヌ イシグェーシル カジラリール(土が硬くて石鍬でしか耕せない)。
メモ
石を削って刃にした鍬。
イシグジン
小石が積まれている所。
用例
ハルカラ ゥンジール イシヌ アマクマカイ イシグジン ナティ アタン(畑から出た石が、あちこちに積まれていた)。
イジクチ
出口。
メモ
類:ゥンジリグチ。
イシクビ
石壁。
イシグフー
石があちこちとび出ているような所。
イシグルー
石ころ。
イシグヮームートゥトゥエー
子どもの遊びのひとつ。
メモ
山のように積んだ小石の真ん中に立てた棒を倒さないように1個ずつ石を取って行く遊び。
イシグン
足の裏が内出血した傷。
メモ
類:ウチグン。 裸足で石だらけの道を歩くとそうなるといわれた。
イジクン
動く。
用例
トゥッチーヌ ハーイガ イジクン(時計の針が動く)。
メモ
類:イジチュン。
イシジ
礎。いしずえ。踏み石。
メモ
柱などの下の土台となる石。
イシジェーク
石大工。石工。
用例
マーヌ イシジェークヌ チュクタガ アンシ ミグトゥナ ハカ ヤル(どこの石大工が造ったのか、なんて見事な墓だろう)。
メモ
墓石の面や竈周り、屋敷囲いの石積みなどをする者にいった。字瀬名波には墓などを造る石大工が多かった。
イシジューサー
イソヒヨドリ。
メモ
昔は海岸や川岸の岩壁にいたが、近年は住宅地に巣を作っている。
イシジューシ
イソヒヨドリ。
イシズ
落ちつき。
用例
クヌ ワラベー ティーチン イシズヌ ネーン(この子はちっとも落着きがない)。
メモ
類:ウティチチ。
イシスーサー
イソヒヨドリ。
イジスーブ
度胸比べ。
用例
ヰキガンチャーガ アチマイネー イジスーブ スタン(男達が集まったら度胸比べをした)。
イシダニ
浜の砂利。
メモ
イシラニともいう。
イシヂク
イシギク。モクビャッコウ。
メモ
石垣でよく見られる白っぽい葉で、黄色い花がつく。9月9日菊酒の日には酒に浮かべて飲んだ。
イシチヤー
石切屋。石を切る者。採石を行う者。
用例
ウミヌ イシ ワイシェー イシチヤー シクチヤタン(海の石を切り出すのは石工の仕事だった)。
メモ
類:イシトゥヤー。 字宇座や楚辺などで採石を行う者やそれを運搬する者が多くいた。 石工の部類だが、読谷山では加工細工を行うイシジェークとは分けていた。
イシチャー
地名(うるま市石川)。
イジヂューサン
勇気がある。度胸がある。
用例
ウヌ ワラベー ルク イジヂューサヌヤー(その子はとっても勇気があるね)。
イジチュン
動く。
用例
ヤガテー イジチュンドー(やがて動くよ)。 否:イジカン(動かない)希:イジチーブサン(動きたい)過:イジチャン(動いた)継:イジチョーン(動いている)。
メモ
類:イジクン。
イシドウバル
石動原(上地の小字)。
イシトゥヤー
採石を行う者。
メモ
類:イシチヤー。 採石場から石を切り出す者にイシトゥヤー(石採り)といい、彼らは石垣などを積むことはしない。
イシドー
石動原(上地の小字)。
イシナーグー
子どもの遊びのひとつ。いしなご。
用例
ヰナグワランチャーガ イシナーグーアシビ ソーン(女の子たちがいしなご遊びをしている)。
メモ
イシナーグともいう。 小石を使う遊び。
イシナギエー
子どもの遊びのひとつ。石合戦。
イシヌミーバカ
幼児墓。
用例
ンカシェー アマクマンカイ イシヌミーバカガ マンドータン(昔はあちこちに幼児墓がたくさんあった)。
メモ
昔は幼児の死亡率が高く、7歳以下の子は本墓に入れずに、人里離れた岩穴などに葬った。
イジバー
意地が強い人。
用例
イャーヤ アンスカナー イジバー ヤテール(君はあんなにまで意地が強い人だったんだね)。
メモ
類:イジャー。
イシバーイ
石柱。
用例
イシバーイヤ ウージャ ウミカラ トゥッテイ チュータン(石柱は宇座の海岸から取ってきた)。
メモ
類:イシバーヤ。 海岸の石を切り出して造る石柱のことで、クサビや石切斧を使って干潮時に切り出した。
イシバーヤ
石柱。
メモ
類:イシバーイ。 石柱は畜舎や台所に使い、母屋に使うことはあまりなかった。戦前は母屋と炊事場は別棟が一般的で、火災予防のために炊事場に石柱が使われた。
イシバイ
促歩〔そくほ〕。せわしく歩く。
用例
イシバイ スヌ ゥンマヤ チビラーハタンドー(促歩する馬はきびきびして格好よかったよ)。
メモ
競馬の時の馬の歩き方で、早さを競うのではなく馬や騎手の姿勢等を重視して勝負を決めた。
イシマーシバル
石廻原(座喜味の小字)。
イシマチャー
漁法のひとつ。石巻。
メモ
浜辺にあるこぶし大の石に、餌の付いた釣り針を巻き付けて海底に下ろした。字宇座や渡慶次の漁師が行なっていた。
イジモッパラー
ごり押し。
用例
イジモッパラー シェー ヌーン ナランサ(意地が強いだけでは何もできないさ)。
メモ
意地だけで物事を片付けようとすること。
イシヤー
拝所名。石屋。
メモ
石板でできた祠で、ビジュル(賓頭盧、霊石)のかわりとされる。字波平の神アサギ、戸加喜友名(トゥカーチョンナー)の前、松元西(マチムトゥイリ)、川之上(カーヌイー)の4か所にある。9月9日の菊酒にちなんで拝まれる。神アサギの石屋は初御願でも拝まれている。
イジャー
意地が強い人。
用例
ワラビヌ ユカイ イジャー ヤテールバーヨー(子どもが結構度胸があったわけよ)。
メモ
類:イジバー。
イシャギ
魚名。イサキ。
イジュ
イジュ。ヒメツバキ。
メモ
大正時代は建築資材として国頭から山原船で長浜港に陸揚げした。
イシユーチ
石斧。
メモ
類:アラユーチ・ユーチ。
イジュン
漁具のひとつ。銛〔もり〕。一本銛。
用例
イジュン コーイガ イチュン(銛を買いに行く)。
イジュン
泉。湧泉。
用例
アガリムティヌ イジュンカラ ミジ クリクヮー(東側の泉から水を汲んで来なさい)。
イジュンダー
湿田。
メモ
稲の収穫後の耕起が普通の田は1回で済むのに湿田は2回必要だった。
イジリ
意地。気力。
用例
イジリ チューク ムッチ ハマリヨー(意地を強く持ってはげみなさいね)。 イジリヌ マンドーン(気力にあふれている)。
メモ
類:イジ。
イシンニーバル
石根原(座喜味の小字)。
イシンニーバル
石根原(波平の小字)。
イシンミー
石の中
イシンミバカ
石で囲われた墓。
イシンミバル
石嶺原(長田の小字)。
イスガイ
美しい装い。
イスガイン
美しく装おう。
用例
リッパ イフガティ ナーファンカイ ハイタン(きれいに着飾って那覇へ行った)。 ミーユミ イスガラスン(花嫁を美しく装おう)。
メモ
類:チュラスガイ。
イスジュン
急ぐ。
用例
ガッコーンカイ ウクリーギサーヤグトゥ イスジュン(学校に遅れそうだから急ぐ)。 否:イスガン(急がない)希:イスジーブサン(急ぎたい)過:イスジャン(急いだ)継:イスジョーン(急いでいる)。
イセ
委細。
用例
イセン ワカラン(はっきり分からない)。 イセンネー ヌーガラ アイル スル(何か訳でもあるにちがいない)。
イセーダバル
石田原(高志保の小字)。
イセーラバル
石良原(宇座の小字)。
イソー
衣装。
用例
クンドゥヌ シバヤヌ イソーヤ チビラーサタン(今度の芝居の衣装は立派だった)。
イソーサクヮッター
嬉しくてはしゃいでいる様。
用例
イチバン ナティ イソーサクヮッター ッシ(一番になって嬉しくてはしゃいでいる)。
イソーサン
嬉しい。楽しい。愉快。
用例
ゥンマガンチャーガ アシビーガチーネー イッペー イソーサン(孫たちが遊びに来たらとても嬉しい)。 イソーサ シミレー(喜ばせてやれ)。 イソーサ ソータン(喜んでいた)。
メモ
イソーハンともいう。類:イーリキサン・イールキサン・イリキサン。
イソーハン
嬉しい。楽しい。愉快。
用例
ミーヤー チュクイアーチ イッペー イソーハン(新しい家を造ることができてとても嬉しい)。
メモ
イソーサンともいう。類:イーリキサン・イールキサン・イールキサン。
イタジリー
板切れ。
用例
イタジリー アチミティ チュクイサ(板切れを集めて作るさ)。
イチ
いつ。
用例
ウフヤーカイ イチ アチマイガ(本家にいつ集まるねぇ?)。 イッター ヤーフチスージェー イチヌイッカ ナトーガ(君たちの新築祝いは何月何日になっているか?)。
イチ
池。
用例
イチンカイ クーイユ サンミ チカナトーン(池に鯉を3匹飼っている)。
イチ
墓堂内の部所名。
用例
サンジューサンニンチ ナトーグトゥ クチェー イチンカイ ナセー(33年忌を終えたから、遺骨はイチに入れなさい)。
メモ
祖先の遺骨を合祀する墓堂内の奧のことをイチと呼ぶ。
イチ
易。
用例
イチヌ ヤー(易者の家)
イチェーチジェー
行き違い。
用例
ナマルハイタンリー、アイヤー、イチェーチジェーシェーサ(今行ったそうだ、あれまあ、行き違いになったね)。
メモ
類:イキチゲー・イチャイチゲー。
イチカ
いつか。
用例
イチカ マジョーン アシビーガ イカヤー(いつか一緒に遊びに行こうね)。
イチカスン
生かす。
用例
スーマース チキティヤティン イチカシーブサン(塩漬けにしてでも生きて欲しい)。 否:イチカサン(生かさない)希:イチカシーブサン(生かしたい)過:イチカチャン(生かした)継:イチカチョーン(生かしている)。
メモ
類:イチキーン。 大事な人や動植物に長らえて欲しいときなどに使う。
イチガナイラー
いつになるのか。
用例
イチガナイラー ワカランシガ ヤー チュクイブサン(いつになるのか分からないが家を造りたい)。
メモ
イチガナイラともいう。
イチカマドー
アメンボ。
用例
イチカマドーンカイ スンカリンドー、ヘーク ヤーンカイ(アメンボに引っぱられるよ、早く家に帰りなさい)。
イチカユヤー
行き通い。行き来。
用例
ウヤヌヤートゥ メーナチ イチカユヤー ソーサ(実家と毎日行き来しているさ)。
メモ
結納から結婚式までの間新郎新婦が互いの家を行き来して労働力を提供する期間にもいう。 結納が済むと婚姻が成立したとみなされ、男が女の家に通って労働力を提供するのが大方であったが、字楚辺や伊良皆では男が女を迎え家に泊め、翌朝女は婚家の朝食を準備して実家に帰ることもあった。
イチカランイチキ
苦しみに満ちた生き方。
用例
タユイシン ヲゥラン イチカランイチキ ソーンデー(頼る人もいなくて、どうにかこうにか生きているんだよ)。
メモ
類:イチカランイチチ。 貧苦や病気など苦しいなかで生きている様。
イチカランイチチ
苦しみに満ちた生き方。
用例
ルク ヒンスー ナティ カムシンネーン イチカランイチチ ソーン(あまりにも貧乏で食べるのもなく、どうにかこうにか生きている)。
メモ
類:イチカランイチキ。 貧苦や病気など苦しいなかで生きている様。
イチカリーン
生きられる。
用例
カミワル イチカリーサ(食糧があってはじめて生きていけるさ)。
イチカンティー
行きにくいこと。行きかねること。
用例
クヌメーン ヌラーッテーグトゥ シージャヌ ヤーカイヤ イチカンティー スン(この前も叱られたから、兄の家には行きにくい)。
メモ
類:イチグリサン。対:イチヤッサン(行きやすい)。
イチキーン
生かす。
用例
カリーガター ナトール ガジマル イチキーン(枯れそうになっているガジュマルの木を生かす)。 否:イチキラン(生かさない)希:イチキーブサン(生かしたい)過:イチキタン(生かした)継:イチキトーン(生かしている)。
メモ
類:イチカスン。
イチク
いとこ。
用例
イチクマデー チョーデートー ユヌムン ヤサ(従兄弟までは兄弟と同じだよ)。
メモ
イチュクともいう。
イチグ
いつも。
用例
チュールカージ イチグ ムヌイミービカーン ッシ(来るたびにいつも物をねだってばかりで)。
メモ
類:シッチー・チャー・トゥーチ・ヒジュー・ヒッチー。
イチグ イチマディン
いついつまでも。
用例
ミートゥンダヤ イチグ イチマディン カナサシーヨーヤー(夫婦はいついつまでも仲良くしなさいよ)。
イチクビー
五枚重ねの死装束。
メモ
字渡具知では死装束をイチクビーとかナナクビー(七枚重ね衣)と称した。
イチクミーックヮ
いとこの子ども。
用例
イチクミーックヮヌチャーン ムル アチマトータン(いとこの子どもたちもみんな集まっていた)。
メモ
イチュクミーックヮともいう。 いとこの子どもは男も女も同じ名称で、呼称では使わない。
イチクムイ
1銭。
メモ
イッカフヒャーク参照。
イチグヤグサミ
生涯独身の人。
イチグリサン
行きにくい。
用例
アマヌ ヤーカイヤ イチグリサン(あそこの家には行きにくい)。 チュマーシヤーンカイヤ イチグルサン(人が亡くなった家には行きにくい)。
メモ
イチグリサンともいう。類:イチカンティー。対:イチヤッサン(行きやすい)。
イチグル
いつ頃。
用例
イチグル ナイガ?(いつ頃できるか?)。
イチグヮチ
1月。
用例
ナー ヤガティ イチグヮチドー(もうやがて1月だよ)。
イチクヲゥジャサー
父母の従兄弟。
メモ
イチュクヲゥジャサーともいう。呼称では使わない。
イチケーイン
生き返る。
用例
ンカシェー カソーヤ アランテーグトゥ ハカヌナカヲゥティ イチケーインディヌ ハナシン アタサ(昔は火葬ではないから墓の中で生き返るという話もあったさ)。 否:イチケーラン(生き返らない)希:イチケーラシーブサン(生き返らせたい)過:イチケータン(生き返った)継:イチケートーン(生き返っている)。
イチゲーイン
生気を取り戻す。
用例
アー、ナマネー イチゲータサ(ああ、やっと生き返ったなあ)。
メモ
休んで元気な状態に戻ること。
イチゴーガル
1号角。
メモ
集落を幾つかの組分けにした呼称。字渡慶次では4組あり、それぞれイチゴーガル、ニゴーガル(2号角)と呼んだ。カドゥ・カル参照。
イチゴーザキ
1合酒。
用例
タンメーヤ メーユル イチゴーザキ ミセーン(おじいさんは毎晩1合のお酒を召し上がる)。
メモ
「1合の酒」の意味だが、サキムイ(結納)の別称としても使われる。
イチジャマ
生霊の呪い。
用例
ガヌンカイ イービ ネーイネー イチジャマ サリーンドー(龕に指を差すと呪われるよ)。
メモ
生きている人の怨霊。
イチジューコー
模擬葬式。
メモ
トーカチ祝い(米寿祝)の前夜か早朝に、祝いを迎える人を死者に見立て、模擬葬式を行なった。
イチジラサン
息苦しい。
用例
ウッピグヮーヌ ヤーグヮーカイ チュヌ マンリ イチジラサン(こんな小さな家に人が多くて息苦しい)。
メモ
類:イーチマリー・イキグラハン。
イチチ
5。5つ。
用例
ワッター チャクシェー ナー ヤガティ イチチ ナイン(私の長男はやがて5歳になる)。
イチチグン
五品。
メモ
字高志保では1月9日のウガンメーの祝いにイチチグン或いはナナチグン(7品)の御馳走を作った。
イチヂバル
掟地原(伊良皆の小字)。
イチチブシ
五つ星。
メモ
ハジチの紋様の名前。右手首の模様のこと。
イチチュン
生きる。
用例
ガンクースーヤ ヒャークマディン イチチュンディ(頑固おやじは百歳までも生きるってよ)。 クサティ ウシナティ イチカラン(後ろ盾を失って生きていけない)。 否:イチカン(生きない)希:イチチーブサン(生きたい)過:イチチャン(生きた)継:イチチョーン(生きている)。
イチッチュ
生きている人。
用例
ユーリーヤカ イチッチュル ウトゥルサル(幽霊よりも生きている人が恐いものだ)。
メモ
塁:イキッチュ。
イチデー
一代。
用例
イチデーッシ ウワテー ヌーン ナラン(一代で終ったら何にもならない)。
イチデージ
一大事。
用例
ナー イチデージ ナトーン(もう大変なことになっている)。
イチナーギ
一帯。
用例
イチナーギ マーチガ イーラットーン(一帯に松が植えられている)。
メモ
類:チュナギ・チュナーギ。
イチナティン
いつになっても。
用例
イチ ナティン イャー ウンジェー ワシランサ(いつになってもお前の恩は忘れないよ)。 イャーヤ イチ ナティン ウッサン ワカランナー(お前はいつになっても、それだけも分からないのか)。
イチナンカ
5七日。5週目の法要。
用例
ナー ヤガテー イチナンカ アラニ?(もうやがてで5週目の法要じゃないの?)。
メモ
亡くなってから49日まで、7日ごとに行う法要をナンカスーコーという。そのうちの5週目のこと。
イチナンドゥチ
いつ何時。いつでも。
用例
イチナンドゥチ ヤティン シムグトゥ クーワ(いつでもいいから来なさい)。
イチニン
1年。
用例
イチニンヌ タッチュシヌ ヘーサヨーヤー(1年の経つのが早いこと)。
イチニンメー
一人前。
用例
シクチン イチニンメー ナランネー トゥジン カメーイサンドー(仕事も一人前にできないと妻も探せないよ)。
イチヌクイ
生き残り。
用例
ワッターヤ イクサヌ イチヌクイ ヤサ(私たちは戦争の生き残りだよ)。
イチヌハタバル
池之端原(瀬名波の小字)。
イチハジ
生き恥。大恥。
用例
チュヌメーヲゥティ イチハジ カカサッティ ハジカサヌ フシガランタン(人前で大恥をかかされ、恥ずかしくてたまらなかった)。
イチバンオージメー
一番扇舞。
メモ
ムラアシビの演目。最初に扇を使う踊り。字座喜味ではかぎやで風が踊られた。
イチバンザー
民家の間取りのひとつ。一番座。
メモ
イチバンザ・イチバンジャ・イチバンジャーともいう。 住居の東側に設けた客間。類:ウフグイ。
イチハンスン
行き損ねる。
用例
ヘーク シコーランネー イチハンスンドー(早く準備しないと行けないよ)。 過:イチハンチャン(行き損ねた)。
イチバンドゥイ
一番鶏〔いちばんどり〕。
用例
イチバンドゥイン ウタイルムン ユー アキーサ(一番鶏も鳴くから夜が明けるさ)。
イチブイ
げっぷ。胸焼け。
イチブコーネーン
行きたくない。
用例
ワンネー ガッコーカイ イチブコーネーン(私は学校に行きたくない)。
メモ
類:イチブサーネーン。
イチブサーネーン
行きたくない。
用例
シクチンカイ イチブサーネーン(仕事に行きたくない)。
メモ
類:イチブコーネーン。
イチマディヌハナシ
それだけの話。
用例
イチマディヌハナシ ヤサ(それだけの話さ)。
イチマディン
いつまでも。
用例
ウヤヌクトー イチマディン ワシンナ(親のことはいつまでも忘れるな)。
イチマナー
糸満の人。
イチマブイ
生き霊。
用例
イチマブイディシェー チチルンチャル ナーダ ンチェーンラン(生霊というのは聞いたことはあるが、まだ見たことはない)。
イチマンウイ
糸満売り。
用例
ンカシェー イチマンウイ サリーンディシェー ウトゥルムン ヤタン(昔は糸満売りされることは恐ろしい事だった)。 ヌーン チカンレー イチマンウイ サリンドー(何も聞かないなら、糸満の漁師の所に売り飛ばされるぞ)。
メモ
困窮している家では、借金の形や口減らしのために、糸満の漁師のもと「糸満売り」と称する年季奉公をさせた。 字親志では、幼少時に女中奉公に出されたことにも糸満売りされたという話者もいた。
イチミ
現世に生きている人。
用例
イチミトゥ グソーヤ リッパ ワカシワル ヤル(現世と後生はちゃんと分けないといけない)。
イチミトゥトゥーミ
生きている間。生涯。
用例
イチミトゥトゥーミ ゥンマンカイ ヲゥヌチムエール ヤルイ?(一生そこにいるつもりか?)。
イチミヌショーガチ
生きている人の正月。
用例
ソーガチェー イチミヌショーガチ ヤグトゥ、ウコーヤ ウサギランティン シムサ(正月は生きている人の正月だから焼香はしないでよい)。
メモ
類:イチミヌニントゥー。 盆は三食、祖霊に供えるが、正月は朔日祈願後に御馳走を供えるだけ。
イチミヌニントゥー
生きている人の正月。
メモ
類:イチミヌショーガチ。
イチムシ
動物。生き物。家畜。
用例
イチムシ ダテーン チカナトーン(家畜を沢山飼っている)。 イチムシヌ ムノー クィティー(家畜の餌はやったか)。 イチムシグヮーヒャー!(畜生め!)。
メモ
イチムシグヮーともいい、人を侮る言葉として使うこともある。塁:イキムシ。
イチムシヌヤー
家畜小屋。
用例
カジフチシ イチムシヌヤー チュラーク ウットゥバサッティネーン(台風で家畜小屋がすっかり飛ばされてしまった)。
メモ
類:イキムシヌヤー。 約2間×5間の広さで、大方屋敷内の西側に位置していた。
イチムドゥイ
行き来。
用例
アマクマ イチムドゥイ スル エーマネー シクチェー ウワインデー(あちこち行き来している間に仕事は終わるよ)。
メモ
類:イチムリー。
イチムドゥヤー
行き来すること。
用例
メーナチ イチムドゥヤー ッシ ヌー シ アッチョーガ?(毎日行き来して何をしているのか)。
メモ
イチムルヤーともいう。
イチムリー
行き来。
用例
ウニマングラーマデー イチムリー ソータン(その頃までは行き来していた)。
メモ
類:イチムドゥイ。
イチムリケームリ
何度も行き来している様。
用例
イャーヤ イクケーン イチムリケームリ ソーガ?(お前は何回行ったり来たりしているのか)。
イチムン
父系一門。
用例
イチムン スリトーティ ジンミ スン(一門揃って協議する)。
イチムンウーエー
一門追い。
メモ
類:グヮンスウーエー。
イチムンシーミー
一門で行う清明祭。
用例
イチムンシーミーヤ イチ ナトーガヤー?(一門清明はいつかね?)。
メモ
類:ムンチューシーミー。
イチムンバカ
父系一門の墓。門中墓。
メモ
類:ムンチューバカ。
イチメー
1枚。
用例
ヌヌヤ イチメーナー イチメーナー リッパ タクビヨー(布は1枚ずつちゃんとたたみなさいよ)。
イチャ
イカ。烏賊。
用例
チューヤ ダテーン イチャ トゥッティチャン(今日は沢山イカを取ってきた)。
イチャイカジ
害をもたらす風。
用例
イチャイカジ ハッチャカティ タレーマ フチゥンジトーサ(悪風に出会って、あっという間に吹き出物ができているさ)。
メモ
夜道等を歩いた時、急に体に湿疹ができたりすると、悪風に出会ったというふうにいわれた。
イチャイカンティー
会いにくい。会いづらいこと。
用例
アリトー オーテーグトゥ イチャイカンティー スン(彼とは喧嘩をしたから会いにくい)。
メモ
類:イチャイグリサン・イチャイグリー。
イチャイグリー
会いにくい。会いづらいこと。
用例
アレー ルク イチュナサヌ イチャイグリーデー(彼は余りにも忙しくて会いにくいよ)。
メモ
類:イチャイカンティー・イチャイグリサン。
イチャイグリサン
会いにくい。会いづらい。
用例
アレー ムチカシーチュ ヤグトゥ イチャイグリサン(彼は気難しくて会いにくい)。
メモ
類:イチャイカンティー・イチャイグリー。
イチャイチゲー
行き違い。
用例
イチャイチゲー ナイネー ジャーフェー ヤグトゥ ナー イフェー マッチョーカナ(行き違いになったら大変だから、もう少しは待っておこう)。
メモ
類:イキチゲー・イチェーチジェー。
イチャイハンチャイ
自問自答している様。
用例
イチャイハンチャイ ムル イャー カッティヤサ(自問自答ばかりして勝手にしろ)。 イチャイハンチャイ イチマディン カンゲーヌ マトゥマラン(自問自答ばかりでいつまでも考えがまとまらない)。
イチャイボー
棒術の型のひとつ。出会い棒。
イチャイン
出会う。会う。
用例
ゥンマカラ イチーネー イチャインドー(そこから行くと出会うよ)。 イチャリバ チョーデー(出会えば皆兄弟のようなものだ)。 否:イチャラン(会わない)希:イチャイブサン(会いたい)過:イチャタン(会った)継:イチャトーン(会っている)。
メモ
類:イカイン・アーイン。
イチャイン
届く。
用例
イャームン トゥクマカラ ゥンママディ イチャインナー?(お前の所からそこまで届くねぇ?)。 ナマネー ヤマトゥンカイ イチャトーンヨー(今ではもう大和に届いているよ)。
メモ
類:インチャイン・トゥドゥチュン。
イチャガラス
イカの塩辛。
用例
トーフンカイ イチャガラス ヌシティ ソーユー カキティ カムン(豆腐にいかの塩辛をのせて醤油をかけて食べる)。
イチヤグサミ
独身者。
メモ
類:イチグヤグサミ・ドゥーチュイムン。
イチャグヮートゥエー
イカ捕り。
イチャサ
苦しみ。痛み。
用例
ウヤヤ イチャサ スタン(親は苦しんだ)。
イチャサン
痛ましい。気の毒な様。
用例
アリガ シーヨーヤ イチャサヌ ンラランシガ(あいつのやり方は痛ましくて見てられないんだが)。ドゥク イチャサヌ ンダラン(とても可哀想で見ていられない)。
メモ
類:イチャハン。
イチャシン
どうしても。
用例
イチャシン ナラン(どうにもできない)。
メモ
類:イカナシン・チャーシン。
イチヤッサン
行きやすい。
用例
ユミガ ディキトーグトゥ ウヤヌヤーカイ イチヤッサン(嫁ができた人だから実家に行きやすい)。
メモ
対:イチグリサン・イチカンティー(行きにくい)。
イチヤティン
いつでも。
用例
イチヤティン シムグトゥ カンナジ マーティクーヨーヤー(いつでもいいから必ず尋ねて来なさいよ)。
イチャバーバル
板針原(座喜味の小字)。
イチャハン
痛々しい。気の毒な。
用例
アリガ イチムシ アチカイシェー イチャハヌ フシガラン(あいつが動物を扱き使うのはかわいそうでたまらない)。
メモ
類:イチャサン。
イチャンダ
ただ。無料。
用例
ヌーヤティン イチャンダー ヰーランサ(何でもただでは貰わないよ)。 イチャンダシ カマチ(ただで食べさせて)。
イチャンダヂケー
無駄遣い。
用例
マンドーグトゥディチン イチャンダヂケーヤ サンケー(沢山あるからといっても、無駄遣いはするな)。
イチャンダフークー
ただ働き。
用例
ニンカラニンジュー イチャンダフークー ッシ(年から年中ただ働きして)。
イチャンダムン
ただの物。
用例
イチャンダムン クバインネー ッシ(ただの物を配っているんじゃないよ)。 イチャンダムノー ニーダカサンドー(ただの物ほど高いものはないよ)。
メモ
有り余るほどあり、ただ同然で手に入る物。
イチャンテーン
言ったって。
用例
ナントゥ イチャンテーン アリガー チカンサ(何回言ったって彼は聞かないよ)。
イチュイ
勢い。活気。
用例
ンジュルカージ イチュイヌ ネーランチュン ヲゥル(見るたび活気がない人もいるね)。
メモ
類:イキー。
イチュイ
勢い。権力。
用例
イチュイ フルンディ カカットール ハタジルシ(勢力をふるうという意味が書かれた旗)。 アリヤ イチュヤーニ ハクソー アワリ シミタン(彼は権勢をふるって百姓を苦しめた)。
イチュク
いとこ。
メモ
類:イチク。
イチュクカサバイ
いとこが同じ仏壇に祀られること。
イチュクミーンマガ
いとこの初孫。
イチュクヲゥバマー
父母の従姉妹。
メモ
呼称では使わない。
イチュター
少しの間。一時。
用例
トゥナインカイ イチュター ヌバガティクー(隣にちょっと顔を出しにいこう)。
メモ
類:イッチチャ・イッチュタ・イットゥカ・イットゥチ・イットゥチャ。
イチュナサン
忙しい。
用例
イャーヤ アンシ イチュナサンナー(君はそんなに忙しいの?)。 チューヤ イチュナサヌ(今日は忙しい)。イチュナサグトゥ イカン(忙しいので行かない)。
メモ
類:イチュナハン。
イチュナシヤー
多忙な家。
用例
イッター ヤーヤ ユカイ イチュナシヤー ヤンムナー(お前の家はたいそう忙しい家だね)。
イチュナシンチュ
多忙な人。
用例
イャーヤカ アレー イチュナシンチュデー(お前より彼は忙しいよ)。
イチュナハン
忙しい。
用例
ユージュビカーン チヂチ イチュナハン(用事ばっかり続いて忙しい)。
メモ
類:イチュナサン。
イチュビ
苺〔イチゴ〕。野いちご。
用例
ウヌ イチュビヌ マーサギサシヨー(その野いちごの美味しそうなこと)。
イチュン
行く。
用例
アチャー ドゥシンチャートゥ ナーファカイ アシビーガ イチュン(明日友達と那覇に遊びに行く)。 否:イカン(行かない)希:イチブサン(行きたい)過:ゥンジャン(行った)継:ゥンジョーン(行っている)。
メモ
類:イクン。対:クーン・チューン(来る)。
イチュンテーイカンテー
行くか行かないかはっきりしない様。
用例
イッチン イチュンテーイカンテー ッシ ヌー ヤルバーガ!(いつも行くと言ったり行かないと言ったりしてどういうつもりか!)。
イチルンサー
行くなら。行くのであれば。
用例
イチルンサー マジョーン イチュサ(行くんだったら一緒に行くよ)。
イチワカリ
生き別れ。
用例
ウヤックヮ イチワカリ シー イチャティンンラン(親子生き別れたまま会ったこともない)。
メモ
対:シニワカリ(死別)。
イチンモー
溜池。
用例
ゥンムソーナムノー イチンモーヲゥティ アライタン(芋などは溜め池で洗っていた)。
メモ
主に集落内に造られた溜池で、農業用水として使われた。
イッカグヒャーク
1貫500。3銭。
メモ
1貫は2銭。1銭がイチクムイ、タンナファクルーが1銭で2個買えた時代。3銭がイッカグヒャーク。タクムイグンジューは5厘。
イックヮンミー
1貫。
メモ
字伊良皆では、お年玉にイックヮンミー(一貫)を貰った。イックヮンミーのミーは匁のことか。
イックヮンユー
喪家への援助。2銭。
メモ
葬式にはイックヮンユー(2銭)を持って行った。 ユー・スーゲー参照。
イッケーラスン
こぼす。
用例
チカイウワテーヌ ミジ ゥンマヲゥティ イッケーラスン(使い終わった水はそこでこぼす)。 否:イッケーラサン(こぼさない)希:イッケーラシーブサン(こぼしたい)過:イッケーラチャン(こぼした)継:イッケーラチョーン(こぼしている)。
メモ
類:イーケーラスン・タッケーラスン。
イッサン
一散。一目散。
用例
イッサン ナティ ゥンジャン(わき目もふらずに行った)。 イッサン イッサン ハーエー スタン(一目散に走って行った)。
イッサンハーエー
一目散に走って行く様。
用例
イッサンハーエー ッシ マーカイガ ヤラ(一目散に走ってどこに行くのやら)。 イッサンバーエー ッシ ヒンギタン(一目散に逃げた)。
イッサンバーエー
一目散に走って行く様。
用例
イッサンバーエーッシ ヒンギタン
イッシー
志。
用例
イッシーヌ アン(志がある)。イッシー タティユン(志を立てる)。
イッスク
茅1束。
メモ
茅を数える単位。
イッスダチー
1升炊き。
用例
ウッサヌ シンカレームン イッスダチンカイ ニーシェー マシ ヤサ(こんなに沢山の人だもの、1升炊きの鍋で炊いたほうがいい)。
メモ
イッスダチともいう。 鍋の容量でニスダチー(二升炊き)、サンジュダチー(三升炊き)と呼び分けた。
イッスビン
1升瓶。
イッスマシ
1升枡〔ます〕。
用例
イッスマシッシ ハカレーワ(一升枡で量りなさい)。
イッスンベー
一目散に走る様。
用例
イッスンベー シ ヤーカイ ケータン(わき目もふらずに家へ帰った)。
イッソー
いつも。
用例
イッソーヤ ゥンマンカイ ユティカラル ハイシガヤー(いつもはここに寄ってから行くのだがね)。 イッソー アル ムンヌ(いつもは有るのに)。
メモ
類:チャー。
イッソーナーシー
片っ端から。
用例
イッソーナーシー カタジキリヨー(片っ端から片付けなさいよ)。
メモ
類:イッソーナーリー。
イッソーナーリー
片っ端から。
用例
イッソーナーリー トゥッティ イチュタン(片っ端から取って行った)。
メモ
類:イッソーナーシー。
イッター
お前たち。君たち。
用例
ウレー イッターンカイ イーチキーサ(それはお前たちに言いつけるよ)。
メモ
類:イッテー。 同年か目下の人にいう。
イッタイゥンジャチャイ
物を出し入れする様子。
用例
イッタイゥンジャチャイ チャーヌ ワジャン スサ(入れたり出したりどんなことでもするね)。
イッチガ
いつも。ずっと。
用例
イッチガ ハジマイヤ オージメーカラ(いつも始まりは扇舞いからだよ)。イッチガ マーサシェー マース(いつでも変わらず美味しいのは塩)。アリヤ イッチガ イチバンヌ シンシー(彼は一番最初の先生)。
イッチガハジマイヤ
一番最初。
用例
イッチガハジマイヤ オージメーカラ(いつでも一番最初は扇舞いからだよ)。イッチガ ハジマイヤ(いつも始まりは)
メモ
類:イッチガイチバン・イッチガサチ。
イッチチャ
一時。しばらくの間。
用例
イッチチャー マッテー(ちょっと待って)。
メモ
類:イチュター・イッチュタ・イットゥカ・イットゥチ・イットゥチャ。
イッチャイゥンジタイ
出入りする様。
用例
イッチャイゥンジタイ シ ヌーシ アッチョーガ?(出たり入ったり何をしているの?)。
イッチャカイ
すぐそこ。
用例
イャーガ カメートーシェー ゥンマヌ イッチャカイグヮーカイ アサ(お前が探しているのはすぐそこにあるよ)。
イッチュタ
一時。しばらくの間。
用例
イッチュター ゥンマンカイ クーワ(一時そこにおいで)。
メモ
類:イチュター・イッチチャ・イットゥカ・イットゥチ・イットゥチャ・イッチャ。
イッチン
いつまでも。いつになっても。
用例
イッチン ウキラン(一向に起きない)。イッチン ミーナラン(いつまでたっても実にならない)。
メモ
類:アチラン。
イッチン
1斤。
用例
シシ イッチン コーラ(お肉を一斤ください)。
メモ
重さの単位。1斤は600g。
イッチン イカラン
入るに入れない。
用例
ドゥク クラサヌ イッチン イカラン(あまりに暗くて入るに入れない)。
イッテー
あなた。あなたたち。
メモ
字伊良皆の人の言葉の特徴として、あなたたちのことをイッテーと言うことからイランマイッテーと言われている。
イットゥカ
一時。しばらくの間。
用例
イットゥカー ゥンマンカイ ヲゥトーケー(一時そこにいなさい)。
メモ
類:イチュター・イッチチャ・イットゥチ・イットゥチャ・イッチュタ。
イットゥカグシク
一時城。波平にある遺跡。
メモ
字波平の西方にあるグスク。平坦な松山で石垣などの遺構はない。 伝承によると、護佐丸が座喜味城を築造する際、一時ここに城を構えていたことからイットゥカグシク(一時の城)という地名がついたという。護佐丸が一時休んだ所ということで、イットゥカグスクと呼ばれたという説もある。 イットゥカグシクには、こんもりした丘がふたつあって、右側の丘の下の方には波平のガンヤー(龕屋)があった。
イットゥガユー
子どもの遊びのひとつ。おはじき。
メモ
類:イットゥカヨー。
イットゥカヨー
子どもの遊びのひとつ。おはじき。
用例
ナマサチマディ ゥンマヲゥティ イットゥカヨー ッシ アシドータンデー(今先までそこでおはじきで遊んでいたよ)。
メモ
類:イットゥガユー。
イットゥチ
一時。しばらくの間。
メモ
類:イチュター・イッチチャ・イットゥチ・イットゥカ。
イットゥチャ
一時。しばらくの間。
用例
アサ ヘーク イチーネー イットゥチャネー ゥンジ チューサ(朝早く行くと、少しの時間では行ってくるよ)。
メモ
類:イチュター・イットゥチ・イットゥカ・イチュター・イッチチャ・イッチュタ。
イットーバイ
一直線。まっしぐら。
用例
ヌーン ンランヨークー イットーバイ ッシ ハイタン(わき目もふらずに一直線に走って行った)。
イッパー
子どもの遊びのひとつ。木片を使った遊び。
メモ
類:ゲッチョー。 長短の棒を2本作り、短い棒を地面に置いて、長い棒で打ちつけて、短い棒が飛んでいく距離を競った主に男児の遊び。昭和30年代生まれも遊んだ経験あり。
イッパイカッパイ
いっぱいいっぱい。
用例
イッパイカッパイ ソーン(いっぱい満ちている)。
イッペー
とても。ものすごく。
用例
チュイ ヰナグングヮ ヤティカラ イッペー カナサンテー(一人娘ならとてもかわいいでしょう)。
メモ
類:ジコー・ジッコー・サッコー・デーナ(比謝)。
イッペーサッペー
散々。
用例
イッペーサッペー カメーラチョーティ ヌーリン イランナー!(散々探させておいて何も言わないのか!)。 イッペーサッペー カチホーイン(散々散らかす)。
イトゥイン
嫉妬する。ねたむ。
用例
チュンカイ クィーネー アリガ イトゥインドー(人にあげたら彼が嫉妬するよ)。
メモ
類:ヤチ。
イトゥイン
厭う。嫌がる。
用例
タビンカイ イチュシ イトゥイラー モーキラランサ(出稼ぎに行くのを厭うなら、金を稼ぐことはできないよ)。ハルシクチ イトゥイン(畑仕事を嫌がる。)
イトゥヂン
絹の着物。
メモ
類:イーチヂン・イーチュヂン・イトゥヌムン・イーチュギン。
イトゥヌムン
絹の着物。
メモ
類:イーチヂン・イーチュギン・イーチュヂン・イトゥヂン。 絹の着物を夏と冬用を1枚ずつは嫁入り支度でもたせた。
イトゥヤー
嫉妬深い人。
用例
アレー イトゥヤーヤンドー(彼は嫉妬深い人だよ)。
メモ
類:ヤチサー。
イトカマバル
糸蒲原(大木の小字)。
イトカマバル
糸蒲原(大湾の小字)。
イトマンウイ
糸満売り。
メモ
類:イチマンウイ。
イナカー
田舎者。
用例
アンソール スガイ シーネー スグ イナカーディチ ワカイサ(そんな恰好では、直ぐに田舎者だと分かるさ)。
メモ
洗練されない人をさげすんでいうこともある。
イナムルチ
料理名。白みそ仕立ての肉汁。
用例
イナカヲゥテー イナムルチヤ カラル クトー ネーン(田舎ではイナムルチは食べたことがない)。
メモ
お祝い料理のひとつ。短冊切りにした豚の三枚肉とこんにゃくやかまぼこ、しいたけ等を甘い白味噌仕立てにしたもの。
イナヨー
甘藷・芋〔イモ〕の品種名。
メモ
昭和15年頃からあった。
イナン
楚辺の地名。イナン干瀬。
用例
スビイナン ヲゥティ ミジュンジレー シチャン(楚辺イナンでイワシ漁を行った)。
メモ
楚辺兼久(現トリイビーチ)前にある広いリーフ。豊かな漁場として知られる。
イニシリシリ
磨り臼。木臼。
メモ
籾から玄米にする木臼。
イニンビー
遺念火。ひとだま。
用例
アガタカラル イニンビーヤ アガイタサニ?(あそこから遺念火は上がったんでしょう?)。
メモ
無念を遂げて死んだ人の霊魂。
イニンブシ
遺念星。彗星。
メモ
類:イリガンブシ。 彗星が出るのは争いの前兆といわれた。
イヌジュークェー
子どもの遊びのひとつ。おにごっこ。
メモ
前の者の帯や輿を掴まえて縦一列になった中で、インヌジュー(犬の尾)と呼ぶ最後尾の者をオニが掴まえる遊び。
イヌチ
命。
用例
シージャンカイ イヌチ タシキラッタン(兄に命を助けられた)。
メモ
類:ヌチ。
イヌマンユカ
細長い竹で編んだ床。
用例
イヌマンユカヤ リッパ ナトーサヤー(細長い竹でできた床は、きれいにできたね)。
イノー
礁池〔しょうち〕。
イノーサバ
イノー(礁池)にいる鮫。
イハ イシチャー
地名(うるま市の伊波と石川)。
メモ
隣接するふたつの地域を並べていう呼び方。
イバイン
威張る。
用例
ヤコータッタンムンヌ チュヌメーヲゥティ イバインナー(役も立たないのに人前で威張るのか)。 否:イバラン(威張らない)希:イバイブサン(威張りたい)過:イバタン(威張った)継:イバトーン(威張っている)。
メモ
類:イバユン。
イバサーキーサー
狭苦しい様。
用例
アンソール トゥクルンカイ ウッサヌ シンカ イバサーキーサー シ(そんな所に大勢で狭苦しくして)。
メモ
類:イバサーコーコー。
イバサーコーコー
狭苦しい様。
用例
ウッサヌチュヌ イッチ イバサーコーコーソーン(こんなに多くの人が入って狭苦しい)。
メモ
類:イバサーキーサー。
イバサン
狭い。
用例
ワザトゥ イバサン トゥクマカラ トゥーティハイサ(わざと狭い所から通って行くね)。 ヤーン イバサン(家も狭い)。イバサー アイビーシガ(狭いですが)。
メモ
類:イバハン。対:ヒルサン(広い)。
イバサンミー
狭い所。
用例
イバサンミーヲゥテー アブナサグトゥ アシブナヨー(狭い所では危ないから遊ぶなよ)。
メモ
類:イバドゥクル。対:ヒルサンミー(広い所)。
イバドゥクル
狭い所。
用例
アブナサヌ アンソール イバドゥクルンカイ イッチ!(危ないよ、そんな狭い所に入って!)。
メモ
類:イバサンミー。対:ヒルサンミー(広い所)。
イハナシ
お話。
用例
ンカシンチュヌ イハナシ(昔の人のお話)。
メモ
イは尊敬の意を表す接頭辞。
イバハン
狭い。
用例
ウヌミチェー ユカイ イバハンデー(その道はかなり狭いよ)。
メモ
類:イバサン。
イバミー
狭い所。
用例
ワザトゥ イバミービカーン アッチャギーサ(わざと狭い所だけを歩いているさ)。
メモ
類:イバサンミー・イバドゥクル。対:ヒルサンミー(広い所)。
イバヤー
威張っている者。
用例
アレー ターヤカ イバヤーヤサ(彼は誰よりも威張っている)。
イバユン
威張る。
用例
チュヌメーヲゥティ イバユン(人前で威張る)。
メモ
類:イバイン。
イバランミー
狭い所。
用例
イバランミーヲゥティ ウーエークィーエーッシ(狭い所でおいかっけこをして!)。
イヒ
少し。わずか。
用例
ワームノー イキラサグトゥ イャームンカラ イヒ ワキランナー(私の物は少ないから、お前の物から少し分けてちょうだい)。 イヒン ヤナカンゲー シーネー ナランドー(少しでも悪い考えをしたらいけないよ)。
メモ
類:イフィ・ウフィ・クーテン・イキラク。対:ジャッサキーン・ダテーン・チャッサン・チッサキーン(たくさん・多く)。
イビ
ええっ。あら。あれ。
用例
イビ、イャーヤ イチ チャガ(あれ、お前はいつ来たか)。イビッ、アンル ヤンナー(あら、そうなのか)。
イビー
ええっ。あら。あれ。
用例
イビ ワンネー ジコー ゥンムワキヤーシ アッチャンドー(私はよく芋を分けて歩いたよ)。 イビ、ヌーガ(ええ、どうして)。 イビー、イャーヤ チャー ガンジュー ヤティー(あら、君は元気だったか)。ユンタンザ イビーイビー(読谷の人はよくイビーイビーという)。
メモ
イビともいう。 予想に反した時に発する語。 驚かされた時、珍しいものを見た時、何かおかしい時などに発する語。
イビイビー
あらあら。
用例
イビイビ、アンル ヤンナ(あらあら、そうなのか)。
メモ
予想に反した時に発する語。
イヒグヮー
少し
イビッ
ええっ。あら。あれ。
用例
イビッ イャーヤ ハンジャンチュル ヤンナ(ええっ、あんたは波平の人なの?)。
メモ
予想に反した時に発する語。
イヒナー
少しずつ
メモ
類:イヒ
イビバカ
古い墓の呼称。
メモ
類:カミバカ・アジバカ。
イヒユル
少しの間。
用例
トゥビゥンジティ イヒユルサーニ(飛び出してちょっとしたら)
イビヨーイ
ふん。ちぇっ。
用例
イビヨーイ クングトール ムン(ちぇ、こんなもの)。
メモ
不満や軽視の気持ちを表わすときに出る語。
イヒョーナ
変な。おかしな。
用例
イヒョーナ チン チチ アッチョーン(変な服を着て歩いている)。
メモ
類:イフーナ・イフォーナ・イホーナ。
イヒョーナー
変なもの。おかしいもの。
用例
ナマ チュヌ ハインネー スタシガ ターン ヲゥラン イヒョーナー ヤッサー(今人が行くようだったが誰もいない、おかしいなあ)。
メモ
類:イフーナムン・イホーナムン。
イビラ
杓文字〔しゃもじ〕。
用例
フルク ナトール イビラヤ マーニンキーニン シティーシェー アラン(古くなった杓文字はどこにもかしこにも捨てるものではない)。
メモ
類:ミシゲー。 昔は古くなった杓文字や杓子をあちこちに捨てるとそれが化けるといわれていた。
イビラー
ケチな人。
用例
ルク イビラー ナティ チュカラ シカン サリーサ(あまりにもけちんぼなので人から嫌われるよ)。 イッペーヌ イビラー(大変なケチ)。
メモ
類:グンジューグマー。
イファ イシチャー
地名(うるま市の伊波と石川)。
メモ
隣接する2つの地域を並べていう呼び方。
イフィ
少し。僅か。
用例
イフィナーヤ、ムタシミシェータン(少しは持たせてくれました)。 イフィグヮー マテー(ちょっと待って)。 ワッタークトゥン イフェー カンゲーティ トゥラシェー(私たちのことも少しは考えてくれ)。
メモ
少しずつの意味でイフィナーグヮー或いはイフィグヮーナーと使う。
イフィグヮー
少し
イフィグヮーナー
少しずつ。
用例
イフィグヮーナー ワキレー(少しずつ分けなさい)。 イフィナーグヮー ムッチケーイン(少しずつ持って帰る)。
メモ
イフィナーグヮーともいう。
イフィナー
少しずつ
イフィナーグヮー
少しずつ。
用例
ウフィナーグヮー ムッチ ケーイン(少しずつ持って帰る
イフーナ
変な。おかしな。
用例
イフーナ ウタ チチョーンデー(変わった歌を聞いているよ)。 イフナ ハナシ(妙な話)。
メモ
イフナともいう。
イフェー
位牌。
メモ
類:イーフェー・イーフェーヌウドゥン・トートーメー・イーヘー。
イフェーヌウドゥン
位牌の別称。
メモ
類:イーヘーヌウドゥン・イフェー・イーヘー・トートーメー。
イフェーマチー
位牌祀り。
メモ
ジュールクニチャー(正月16日)には重箱を準備して実家へ年頭の挨拶に行った。重箱を盛大に準備できない時はイフェーマチーと言った。
イフォーナ
変な。おかしな。
用例
イフォーナ ワジャ(変わった仕事)。
イフォーナー
変なもの。おかしなもの。
用例
イフォーナー ナタン(ばつが悪くなった)。
イフォーナムン
変なもの。おかしなもの(事)。
用例
メーンチヌ ウチャトー サンネー イフォーナムン ヤッサー(毎日のウチャトーをしないと違和感があるなあ)。
イフドーバル
伊保堂原(比謝の小字)。
イフドーバル
伊保道原(伊良皆の小字)。
イフバル
伊保原(高志保の小字)。
イベッ
ええっ。あら。あれ。
用例
イベッ、アンドゥ ヤティー(ええっ、そうだったのか)。
メモ
予想に反した時に発する語。
イホーナ
変な。おかしな。
用例
ナママディ アタシガ ネーンナインディシェー イホーナムン ヤッサー(今まであったのがなくなるっておかしなことだ)。
メモ
類:イヒョーナ・イフォーナ・イフーナ・イホーナ。
イホーナー
変なもの。おかしなもの。
用例
ウングトゥ シーネー イホーナー ヤッサー(そんなことをしたら変なんだよね)。
メモ
類:イヒョーナー・イフォーナー。
イマイマートゥ
新鮮な。
用例
ウヌ イユヌ イマイマートゥ ソーシヨー(その魚が新鮮なことよ)。
イマイユ
獲れたての魚。
イマムン
新鮮な物。
用例
マチカイ ゥンジャーニ イマムン コーティ クーワ(町に行って新鮮なものを買って来なさい)。
イマメー
現在。最近。
用例
イマメーヌ クトゥビカーン カンゲーランヨークー アトゥアトゥヌ クトゥン カンゲーリヨー(目の前のことばかり考えないで、後々のことも考えなさいよ)。 ウレー イマメーヌ ハナシドー(それは最近の話だよ)。
イミ
意味。
用例
イャーガ イチョーシェー ワッタガー イミン ワカランサ(お前が言っていることは、私たちには意味も分からないさ)。
イミ
忌み。
用例
イミン ハリリワル フカニン ゥンジラリーンドー(忌が晴れてこそ、外にも出られるんだよ)。
イミ
夢。
用例
チヌーヌ クトー イミヌグトゥル アル(昨日のことは夢のようだ)。
メモ
旅する夢、歯が抜ける夢、肉を食べる夢、宴会をしている夢、家の前に履き物がいっぱいある夢などは厄だと言われた。
イミークジー
根掘り葉掘り。
用例
イミークジー チカッタン(根掘り葉掘り聞かれた)。
メモ
類:ミーミークージ(根掘り葉掘り)。
イミーン
催促する。請求する。
用例
ジン カラチェーシ イミーン(お金を貸してあるのを請求する)。イミトーサヤー(ねだっているんだなあ)。 否:イミラン(催促しない)希:イミーブサン(催促したい)過:イミタン(催促した)継:イミトーン(催促している)。
イミグクチ
夢心地。
用例
ナマ イーヤンベー ニンティ イミグクチ ヤタルムン(今良い具合に眠れて夢を見ているような気持だったのに)。
メモ
夢を見ている時のような気持。うっとりとした気持。
イミクジ
意味。
用例
イャーガ イチョーシェー ムル イミクジヌ ワカラン(お前が言っていることは全く意味が分からない)。
イミスン
価値があること。重宝する。
用例
マギフクルンカイ イッチョーシェ ジコー イミスン(大きな袋に入っているのは、とても価値がある)。 イャーガ ウクテール ジノー イッペー イミスン(お前が送ったお金は、とても大事にする)。 イャーガ クィテール ヤーシェーヤ イッペー イミスン(お前がくれた野菜はとても重宝する。)
イミンクジン
意味も故事も。
用例
イミンクジン ワカラン ムヌイー シ(全く意味も分からないようなことを言って)。 ヌーリチ カチェーラー イミンクジン ワカラン(何と書いてあるのか全く意味が分からない)。
メモ
意味が全く分からない時に使う。
イメンシェーン
いらっしゃる。
用例
トゥンチンカイ イメンシェーン(お屋敷にいらっしゃる)。 ウチンカイ イメンソーリ(中にお入りください)。
メモ
士族が使った「いる、行く、来る」の丁寧語。
イヤ
採石道具のひとつ。くさび。
メモ
先が矢のようになった、石に打ち込むくさび。
イャー
あなた。君。お前。
用例
イャームントゥ ワームントゥ スーブ シンダナ(お前の物と私の物を勝負してみよう)。
イャーグトールムン
お前のような奴。
用例
イャーグトールムン ゥンジティ イケー(お前のような者は出て行け)。
メモ
類:イャーフージーナムン。
イャーフージーナムン
お前みたいな奴。
メモ
類:イャーグトールムン。
イヤットーン
言われている。
用例
ゥンジティイキディ イヤットール バー(出て行けと言われている)。
イヤリン
おそらく。
用例
イヤリン カミンデール ヤミシェーテーサニ(おそらく神であったんでしょうね)。イヤリン ヤテーンテー(多分そうだったでしょう)。
メモ
類:エーリン・イェーリン。
イユ
魚。
用例
マルケーテー イユヌシル カミブサンヤー(たまには魚の汁を食べたいね)。
イュー
ほら。
用例
ウリ、イュー(それ、ほら)。イュー、カメー(ほら、食べて)。
メモ
子どもや友人などにお菓子などをあげるときにいう。
イユウヤー
魚売り。
メモ
類:イユカミヤー。
イユカミヤー
魚を頭上に載せて行商する人。
メモ
類:イユウヤー。 主に漁師の婦人が行商していた。
イユグヮー
小魚。
メモ
鰯などの小魚を臼で搗いて出汁にした。
イユクヮーシー
魚釣り。
用例
イユクヮーシーガ イチュン(魚釣りに行く)。
イユジー
釣り針。
用例
ヘーク イユジー シカキレーワ(早く釣針を仕掛けなさい)。
メモ
類:チー。
イユダシグヮー
魚の出汁。
用例
イユダシグヮーシ シルワカチェーサ(魚の出汁で汁を作ったよ)。
メモ
乾燥させた魚粉などを臼で搗いて出汁にしたもの。
イユヌクスイ
魚こそ薬。
メモ
子どもの発熱にはイユヌクスイ(魚が良い)と言って魚介をあげていた。
イユヌハニ
トビウオの翼状〔よくじょう〕の鰭〔ひれ〕。
イユヌミー
魚の目。イボ。
用例
ヒサヌワタカイ イユヌミーガ ゥンジティ アッチーネー ヤミルスンデー(足の裏に魚の目が出来て歩くと痛いんだよ)。
メモ
足の裏などにできる角質が豆粒状になったもの。
イユミーバンタ
魚を見る崖。
イユミーバンタ
メモ
各地にあり、魚群を発見するために海の見通しが良い崖のこと。 字渡具知ではデンシンヤー(電信屋)の上のヒラマーチュー(平松)、楚辺はユーバンタ、高志保は連道原の岬だった。
イユン
言う。
用例
アネー イヤンタンドー(そうは言わなかったよ。)
メモ
類:イーン。
イラーサン
貸さない。
用例
アマヌ ヤーヤ ヌーン イラーサンドー(あそこの家は何も貸さないよ)。
イラーユン
借りる。
用例
イラティ ハチゴー ナチ イッス(借りて8合、返すのは1升)。
メモ
類:イライン。少量の物品を一時借りる時にはイラーユンという。 「8合の物を借りて目的が達成したら1升返すものだ」という意味のことわざ。
イライン
借りる。
用例
クミガ ネーングトゥ トゥナイカラ クミ イライン(米がないから隣から米を借りる)。 否:イラーン(借りない)希:イライブサン(借りたい)過:イラタン(借りた)継:イラトーン(借りている)。
メモ
イラーインともいう。類:イラーユン・カイン。
イラットーン
言われている。
用例
ゥンジティ イキディ イヤッチオールバー(出て行けと言われている)。
イラナ
鎌。
用例
イラナ ムッチ アシビーネー アブナサヌ(鎌を持って遊ぶと危ないよ)。
メモ
類:イラン。
イラナナギエー
目標物近くに鎌を投げ合う遊び。
メモ
主に男子が草刈りに行った際、刈った草を賭けて遊んだ。
イラビイラビ
よりによって。こともあろうに。
用例
イラビイラビ ミートゥンダ ヤクミ アタタルバーイ?(よりによって夫婦で役員に当たったの?)。
メモ
多くの中からわざわざ選ぶこと。
イラビゥンジャスン
選び出す。
用例
ウッサヌ ナカカラ イラビゥンジャスシェー デージナワジャデー(そんな沢山の中から選び出すのは、大変なことだよ)。 否:イラビゥンジャサン(選び出さない)希:イラビゥンジャシーブサン(選び出したい)過:イラビゥンジャチャン(選び出した)継:イラビゥンジャチョーン(選び出している)。
イラビジョージ
選び上手。
用例
イャーヤ アンシ イラビジョージ ヤル(お前はなんて選び上手なんでしょう)。
イラビヌクサー
選び残し。
用例
ヌクテーネーンラー イラビヌクサー ヤティン シムグトゥ トゥティ クーワ(残ってないなら、選び残しでもいいから取ってきなさい)。
イラビヤンジュン
選び損ねる。
用例
アワティラカシーネー イラビヤンジュンドー(急かすと選び損ねるよ)。 チューヤ ウッサヌ ナカカラ ヤタグトゥ イラビヤンタン(今日はあんなに沢山の中からだったから選び損ねた)。
イラブ
沖永良部島。
用例
ユンヌ イラブカラ ウラッティ チョータン(与論・沖永良部から身売りされてきていた)
イラブー
エラブウミヘビ。
用例
イラブージルヤ クンチ チチュンディサ(イラブーの汁は栄養がつくんだってよ)。
イラブチャー
アオブダイ。
イラブチャー
用例
イラブチャーヤ ンジヌ ウーサグトゥ キー チキティ カミヨーヤー(アオブダイはトゲが多いから気をつけて食べなさいよ)。
イラブチャーカキエー
漁法のひとつ。追い込み漁法。
メモ
獲物の通り道の珊瑚礁の割れ目に建て網を仕掛ける。
イラブン
選ぶ。
用例
ドゥーガ マシヤシ イラブン(自分の好きなのを選ぶ)。 否:イラバン(選ばない)希:イラビーブサン(選びたい)過:イララン(選んだ)継:イラローン(選んでいる)。
イラランミー
入れない所。干渉してはいけないところ。
用例
イラランミーカイ イッチネーンサー(立ち入ったところに入ってしまったさ)。
メモ
類:イバランミー。
イラリーン
言われる。
用例
シジミレーリチ イラットーシガ ナーマ シジミラン(片づけろと言われているが、まだ片づけてない)。 否:イララン(言われない)過:イラッタン(言われた)継:イラットーン(言われている)
イラン
鎌。
用例
イランシ クサカレー(鎌で草を刈りなさい)。
メモ
類:イラナ。 草や芝を刈るのに使う農具。三日月形の刃に木の柄をつけたもの。
イランマ
地名(読谷村伊良皆)。
イランマイッテー
伊良皆言葉の特徴。
メモ
字伊良皆の人は「あなた」を「イッテー」と言ったことから、他字の人から、イランマイッテーと呼ばれた。
イランマカタンチャー
伊良皆字民の気質。
メモ
字伊良皆の人は一斉〔いっせい〕に同じ方向へ行き、傾く。伊良皆の人は年長者の意見や新しいことをすぐに取り入れて実行するということ。
イランマナガタ
伊良皆長田。
メモ
長田は元は伊良皆の一部で、後に字として分離したためイランマナガタと呼んだ。
イランマバル
伊良皆原(伊良皆の小字)。
イランマンチュ
伊良皆の人。
イリ
西。
用例
ヤシチヌ イリカイ チュクレーワ(屋敷の西側に作りなさい)。
メモ
対:アガリ(東)。
イリイーバル
西上原(楚辺の小字)。
イリータシメー
不足を補う分。
メモ
類:ヌシメーイン。
イリーノーシ
入れ直し。
イリーン
入れる。
用例
フクルンカイ ヤシェー イリーン(袋に野菜を入れる)。 否:イリラン(入れない)希:イリーブサン(入れたい)過:イッタン(入れた)継:イットーン(入っている)。
メモ
対:ゥンジャスン(出す)。
イリカー
炒め物。
用例
キレークニイリカーヌ マーサヨ(人参炒めの美味しいこと)。
メモ
類:イリチャー。
イリガー
西井戸。
メモ
読谷各地に同名のカーがある。その集落の西側に位置することから称される。各地ともかつての水の恩に感謝し拝されている。 字上地のイリガーは専ら飲料水として用いられた。正月の若水はここから汲んだ。イリガー周辺から旧読谷中学校一帯にかけては湿地帯で水が豊富に流れ込むところであり、戦前の旧読谷中学校敷地には田んぼが多くあったという。 字宇座のイリガーは、ウブガー(産井)でもある。そこでは出産の報告と赤子への加護を祈願した。宇座の与久田門中に伝わる伝承では、義本王(舜天王統最後の王、在位1249~59年)が与久田の屋敷に逗留し、漁の帰りにここで網を洗ったことから「網洗井戸(アミアレーガー)」とも呼ばれる。戦前に造成された半円型の見事な石積みで、宇座の石工の技術の高さがうかがえる。 字喜名のイリガーは、旧県道沿いにあり生活用水として大通りや近隣の人たちで使っていた。国道建設により元の場所より東に30メートルほど移動した。 字長浜のイリガーは、ウブガーとして使われていた。 字波平ではイリヌカー(西之井戸)と呼ばれ、屋号亀倉根の屋敷前にあるので、カミークランニーメー(亀倉根前)のカーとも呼ばれている。
イリガサー
はしか。麻疹。
用例
イリガサーヤ チューチャンナカイ フチゥンジャスンドー(麻疹は一気に噴き出るよ)。
メモ
イリガサともいう。 イリガサは神様が与えるものだと信じられ、ちゃんとお願いしたら発疹は3日では引くと言われた。
イリガサーヤンリ
麻疹の後遺症。
用例
アンシ ウジラーサタルムン イリガサーヤンリ シヤー(とても可愛かったのに、麻疹の後遺症が残ったね)。
メモ
以前は麻疹にかかると、皮膚に跡形が残ったり、高熱で障害が出ることがあった。
イリガサガナシー
麻疹の神様。
用例
イリガサー カカイネー イリガサガナシンカイ ガッシク ナチ トゥラシミソーリディチ ニガイタン(麻疹にかかったら、麻疹の神様に軽くすませてくださいといって願った)。
メモ
イリガサガナシとも言う。麻疹はイリがサの神が罹らせるものと信じられ、軽くしてくれるように祈願し水撫でした。
イリガサチュラガサ
麻疹の瘡はきれいな瘡。
用例
ンカシンデー ウタサンシン ソーティ イリガサチュラガサ カミヌ サニ マチンシェーンチ ユートゥジェー シンソーチャンディ(昔は、三線に合わせてイリガサチュラガサの神が種を蒔いていらっしゃるよと歌って夜伽をしていたそうだ)。
メモ
誰でも罹る麻疹は神様が罹らせるものと信じられており、麻疹を軽くすませてくれるよう三線にのせてイリガサチュラガサと歌い夜伽をした。
イリガサドゥシ
麻疹が流行した年。
用例
イリガサドゥシヤ デージ ヤタンヤー(麻疹が流行した年に大変だったね)。
イリカジ
西風。
イリガニー
庚〔かのえ〕の日。
イリカミザ
西側に設けた一番座。
メモ
東側に一番座を設けるアガリカミザが一般的だが、地形によって西側に設ける場合もあった。
イリカワイン
入れ替わる。
用例
イャートゥ ワントゥ タゲーニ イリカワイン(君と僕とお互いに入れ替わる)。 否:イリカワラン(入れ替わらない)希:イリカワイブサン(入れ替わりたい)過:イリカワタン(入れ替わった)継:イリカワトーン(入れ替わっている)。
イリガン
入れ髪。かもじ。
メモ
類:イレーガン。 イリガンや、たたまれた着物が道に置かれているのを取ってはいけないと伝えられている。
イリガンブシ
入れ髪星。彗星。
メモ
類:イニンブシ。 彗星が出るのは争いの前兆といわれた。
イリキサン
嬉しい。楽しい。愉快。
用例
シバイガ イリキサタン(芝居が楽しかった)。 ハチゥンマガ ゥンマリティ イリキサヌ フシガラン(初孫が生まれて嬉しくてたまらない)。
メモ
イールキサン(比謝)・イーリキサン(具)・イリキハン・ウィーリキサンともいう。 類:イソーサン・イソーハン(楚)。
イリキハン
嬉しい。楽しい。愉快。
用例
ドゥシンチャー アチマイネー イリキハン(友達が集まったら楽しい)。
イリキムン
楽しいこと。
イリクージ
いざこざ。
用例
チュヌ イリクージカイヤ クチェー イリンナ(人のいざこざには口をはさむな)。
イリクシバル
西後原(伊良皆の小字)。
イリクマックヮ
入れ子枕。
メモ
大小の箱形の枕で、大きいものに小さい箱が収まるよう細工された枕。
イリケーイン
入れ替える。おかわりをする。
用例
ナチムントゥ フユムン イリケーイン(夏物と冬物を入れ替える)。 シルガ マーサグトゥ イリケーイン(汁がおいしいのでおかわりをする)。 否:イリケーラン(入れ替えない)希:イリケーイブサン(入れ替えたい)過:イリケータン(入れ替えた)継:イリケートーン(入れ替えている)。
イリケータチケー
何度もおかわりすること。
用例
イリケータチケー メー イッティ カムタン(何度もおかわりしてご飯を入れて食べていた)。
イリサクバル
西佐久原(伊良皆の小字)。
イリサチバル
西崎原(宇座の小字)。
イリシーイン
少し多めに入れること。おまけする。
用例
アマヌ マチヤヤ チャー イリシーイン(あそこの店はいつもおまけしてくれる)。
メモ
類:シーイン。
イリシガマーシ
よりによって。あいにく。
用例
イリシガマーシ イチュナサイニ ワジャ ウクチ(よりによって忙しい時に事を起こして)。
イリジャチミバル
西座喜味原(座喜味の小字)。
イリジョーバル
西門原(座喜味の小字)。
イリシワキ
説明。
用例
ワカランアラー ユー イリシワキシ チカサンネー ナランサ(分からないならちゃんと説明して聞かさないといけないよ)。
メモ
相手によく分かるように事の流れなどを説明する時に使う。
イリチ
ふけ。
用例
ナマヌ チョー イリチン ゥンジランル アサニ(今の人はフケもないんでしょう)。
イリチ
鱗〔うろこ〕。
イリチー
炒め物。
メモ
類:イリカー・イリチムン・イリチャー。
イリチムン
炒め物。
メモ
類:イリチー・イリカー・イリチムン。
イリチャ
甍〔いらか〕。茅葺き屋根の上方部分。
用例
イリチャ フケーカラー ヤーヤ ナトーシトー ユヌムン ヤサ(甍を葺いたら家は出来上がったようなもんだ)。
イリチャー
炒め物。
イリチャー
用例
イャーガ チュクテール クーブイリチャーヤ イッペー マーサン(あなたが作った昆布炒めはとても美味しい)。 ウレー イリチャーグヮー シーネー マシ ヤサ(これは炒め物にしたらいいよ)。
メモ
類:イリカー・イリチムン・イリチー。
イリチャヌユーエー
茅を葺き終えた祝い。
用例
アチャヤ イリチャヌユーエー ヤグトゥ ンナンカイ イェージ シーヨーヤー(明日は茅を葺き終えた祝いだから皆に連絡しなさいよ)。
イリチュン
炒める。
用例
アサバノー トーフ イリチュン(昼ご飯は豆腐を炒める)。 否:イリカン(炒めない)希:イリチーブサン(炒めたい)過:イリチャン(炒めた)継:イリチョーン(炒めている)。
イリチリー
住み込みで働く人。
用例
ンカシヌ イリチリーヤ クンチカーッティ デージヤタン(昔、住み込みで働く人は扱き使われて大変だった)。
イリナーリー
西の方から。
用例
アガレー シマトーグトゥ イリナーリー イッチクーワ(東側は閉まっているから、西の方から入って来なさい)。
イリニンジュ
西の人たち。
メモ
主として綱引きなどで集落全体を二分する時の組の名。アガリニンチュ参照。
イリバル
西原(伊良皆の小字)。
イリバル
西原(喜名の小字)。
イリバル
西原(儀間の小字)。
イリバル
西原(古堅の小字)。
イリバル
西原(座喜味の小字)。
イリバル
西原(楚辺の小字)。
イリバル
西原(大湾の小字)。
イリバル
西原(長浜の小字)。
イリバル
西原(渡具知の小字)。
イリバル
西原(波平の小字)。
イリバル
西原(比謝の小字)。
イリバル
西原(喜名の小字)。
イリバルヤードゥイ
西原屋取。
メモ
廃藩置県前後に字喜名のイリバル(西原)にできた屋取集落。喜名の一部ではあったが、行事はムラウチ(本集落)とは別に行われ、ガン(龕)も独自に保有していた。近辺に楚辺、伊良皆の屋取集落も位置している。
イリヒ
経費。費用。
メモ
類:イリミ・イルミ。
イリヒントー
返事。
用例
アビトーシガ イリヒントーンネーン(呼んでいるが返事がない)。
メモ
類:フィジフィントー。
イリファ
舞台の退場する方向。
用例
ボーシンカヤ ゥンジファン イリファン ヰヌ トゥクマ ヤタン(棒をする人は入場も退場も同じ所だった)。
メモ
対:ゥンジファ。
イリファヂチ
入り口。
用例
トゥグチンナトゥヤ トー ヤ ヤンバルカラヌ イリファヂチ ナトータン(渡具知港は唐や山原からの入り口になっていた)。
メモ
港口は唐や外国からのイリファヂチ(入り口)になっていた。
イリブサー
宵の明星
メモ
類:ユーバンマンジャー。日没後の西の空に輝く明るい星。
イリベーシ
楚辺に伝わる舞踊。
イリベーシ
用例
アカヌクスーギネー ヤクミンチャーガ アカヌクーヲゥティ イリベーシ ウルイタン(赤犬子祭には役員が赤犬子宮でイリべーシを踊った)。
メモ
神の降臨を求めるため、10人余りの若者が太鼓の音と空手風の踊りとで座を清め祈る舞踊。ムラアシビの際にも最初に演じられた。
イリマックヮ
西枕。
用例
イリマックヮヤ マシェー アランムンヌ トゥーチ イリマックヮ ソール(西枕はよくないのに、いつも西枕しているね)。
メモ
死者はイリマックヮ(西枕)にして寝かせる。
イリミ
経費。費用。
メモ
類:イリヒ・イルミ。
イリムークー
入り婿。婿養子。
用例
アレー イェーキンチュヌ イリムークー ナティ バチクヮトーン(彼はうまいこと金持ちの入り婿になって、得をしている)。
メモ
イリムークともいう。 跡取りの男児がいない家は、先祖を継承していくために婿養子をとった。婿は親族一門で決めた。
イリムサー
虫食い芋。またその虫。
用例
クンドゥヌ ゥンムヤ イリムサー イッチ カミンナラン(今年の芋は虫食いで食べられたものじゃない)。
イリムシ
アリモドキゾウムシ。
メモ
サツマイモに入る害虫。芋が虫に食われると芋自体が独特な嫌な匂いがする。
イリムティ
西側。
用例
ワランチャーヤ イリムティカイ ハーエー シ ハイタン(子どもたちは西側に走って行った)。
メモ
対:アガリムティ(東側)。
イリメーバル
西前原(楚辺の小字)。
イリユー
入り用。必要。
用例
イリユー ナティル カティチェールムン イーナナー ケースンディチン アンナー(必要だから借りてきたのに、そんなに早く返すってこともあるか)。 イリユー ハンサリーン(必要とされない)。
イリンケー
西向き。
用例
アマヲゥティ イリンケー ソーシェー ワー ウヤ ヤサ(あそこで西向きに座っているのが私の親だよ)。
メモ
対:アガリンケー(東向き)。
イリンダカリ
字における区分。西村渠。
メモ
主として綱引きなどで集落全体を二分する時の組の名。アガリ・イリ、メーンダカリ・クシンダカリなどと呼ぶ所もある。 字座喜味では、イリンダカリ・アガリンダカリで区分した。
イル
色。
用例
イャーヤ ヌーイルガ マシヤガ(お前は何色がいいか)。 イロー ミーラン(そんな様子もない)。
イルイル
色々。
用例
アワティランヨークー イルイル カンゲーリヨー(急がずに色々考えなさいよ)。
イルカジ
多数。色々。
用例
アマヌ マチヤヤ イルカジ ヌーヤティン アサ(あそこの店は色々何でもあるよ)。 イチムシヌ イルカジ(いろんな動物)。
イルクチ
入り口。
メモ
対:イジクチ・ゥンジリグチ。
イルソーモーソー
怯えている様。血の気が引いている様。
用例
イルソーモーソー ッシ アンソール クトゥン アタル(怖くてたまらずあんなこともあったね)。
イルトゥーイ
用例
アリガ イルトゥーイ シェー チケー ネーンサ(彼が言うとおりにすれば間違いないよ)。
イルヌガー
血の気がひいて顔色が悪くなること、またはその人。
用例
アンシ イルヌガー シ チケーネーニ?(そんなに青ざめて大丈夫ねえ?)。
イルミ
経費。費用。
メモ
類:イリヒ・イリミ。
イルミーベーサン
顔に現れやすい。
用例
イャーヤ アンシ イルミーベーサル(お前はとても顔に現れやすいね)。
イルミシーン
顔に現れる。
用例
ワッター アンマーヤ シワグトゥヌ アイネー スグ イルミシーン(私の母は心配事があると、直ぐに顔に現れる)。
イルワキ
区別。分け隔て。
用例
ンナ ユヌグトゥル スル イルワキ シェー ナランサ(皆同じようにするんであって、分け隔てしてはいけないよ)。
イルンナムン
色々な物。
用例
ワー シージャヤ イルンナムン ムッチョーン(私の兄は色々な物を持っている)。
イレーイン
答える。返事する。
用例
イクケーン アビティン イレーイン サンナー(何回呼んでも返事もしないのか)。 否:イレーラン(答えない)。
メモ
イレーユンともいう。
イレーガン
入れ髪。かもじ。
用例
カラジヌ インチャサヌ イレーガン イリランネー カラジェー ユーララン(髪が短いから、かもじを入れないと髪は結えない)。
メモ
類:イリガン。
イレーガン
入れ墨。
用例
チカグルヤ イレーガンヌ ヘートーン(最近は入れ墨が流行っている)。
イワリ
謂れ。事情。
用例
ヌーヌ イワリヌル アラー ワッターガー ワカラン(何の謂れがあるのか、私たちには分からない)。
イン
犬。
用例
ミーヤー チュクイネー イン チカナイン(新しい家を造ったら犬を飼う)。
インカサナガサ
長短のバランスがとれないこと。
用例
イャームノー ムル インカサナガサ ッシ(お前の物は全部短かったり長かったりして)。
メモ
類:インチャーナガー。
インカハン
短い。
用例
ウヌ ボーヤ ユカイ インカハンレー(その棒はかなり短いよ)。
メモ
類:インチャサン。対:ナガサン・ナガハン(長い)。
インギーマ
ハマヒサカキ。
メモ
野山でハマヒサカキの実を採って食べた。
イングェーバル
犬桑江原(波平の小字)。
インゲンマーミー
インゲン豆の総称。
用例
インゲンマーミヤ イリチャー シ マーサン(インゲン豆は炒めて美味しい)。
メモ
インゲンマーミともいう。
インジョージン
結納金。
用例
イャーヤ インジョージン シコーテーミ?(君は結納金を準備してあるねぇ?)。
インダカリ
地域区分の名称。上村渠。
メモ
字伊良皆は、北側が高く、南側が低い地形となっており北側をイーンダカリあるいは、クシンダカリ(後村渠)とも言った。
インチャーナガー
長短のバランスがとれないこと。
用例
イャームン チノー インチャーナガー ッシ(お前の着物はあちこち長さが違うよ)。
メモ
類:インカサナガサ。
インチャイン
届く。
用例
ゥンマヤレー ワン ヤティン インチャイン(ここだったら私でも届く)。 否:インチャラン(届かない)。
メモ
類:イチャイン・トゥドゥチュン。
インチャサン
短い。
用例
ナントゥ ハカティン インチャサン(何回測っても短い)。
メモ
類:インカハン。対:ナガサン(長い)。
インチャハン
短い。
用例
ジューヌ インチャハン(尻尾が短い)。
メモ
類:インチャサン・インカハン。
インディー
蕪〔かぶ〕。
インドゥー
エンドウ。
インドゥーマーミ
エンドウ豆。
用例
インドゥーマーミ トゥティチェーグトゥ カー ンチトゥラシェー(えんどう豆を取って来たから皮を剥いてね)。
イントゥク
陰徳〔いんとく〕。ひそかに行う善行。
用例
イントゥクヌ マンローグトゥ ヌー シミティン チュヤカ ウヮービ ナイン(陰徳があるから何をやっても人より上に行く)。 イントゥク モーキン(陰徳を儲ける。陰徳を積む)。
インドゥシ
戌年。
用例
インドゥシニ ゥンマリタシヤ イクタイ ヲゥガ?(戌年に生まれたのは何人いるねぇ?)。
イントゥマヤー
犬と猫。仲が悪いことのたとえ。
インドーマーミ
エンドウ豆。
インニーカニー
庚戌〔かのえいぬ〕。
メモ
妊婦の腹帯を巻くのに最良の日が庚戌の日。多産でお産の軽い犬にあやかり戌の日が吉とされた。
インヌ タチナチ
犬の遠吠え。
メモ
犬が遠吠えするのは厄だといわれた。
インヌッチュ
戌年生まれの人。
用例
インヌッチュヤ ハナシン チチジョージ ヤンディ(戌年生まれの人は、話を聞くのが上手なんだって)。
インヌマー
蚤。ノミ
用例
イクサユーネー インヌマー マンリ フシガランタンドー(戦時中は蚤が多くて大変だったよ)。
インヌミ
蚤。
インヌミヤードゥイ
地名(沖縄市高原)。
メモ
第2次世界大戦後、海外引き揚げ者のための収容所のあった所。
インヌヤー
犬小屋。
用例
インヌヤーン イバク ナトーグトゥ チュクイケーイン(犬小屋も狭くなったので造り替える)。
インネーカタイ
言うやいなや。案の定。
用例
インネーカタイッチ ワラバーヌ ゥンマリタン(そうしているうちに子どもが生まれた)。
インネースンネー
言うやいなや。案の定。
用例
ヤー! インネースンネー サッタシェー(ほら!言うやいなややられたさ)。
インマヤー
犬や猫。畜生。
インマユー
化け物。
用例
ハカヌ マユカラ インマユーヌ ゥンジティチャン(墓の上から化け物が出てきた)。
yomikomi
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