しまくとぅば単語帳
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ム(309件)
ムイ
丘。山。
用例
ンナシ アヌ ムイマリ ハーエースーブサー(皆で あそこの 丘まで 徒競走をしよう)。
メモ
盛り上がった所。
ムイグヮーシ
盛り菓子。
用例
スージカイ ムイグヮーシ ムッチ イチュン(お祝いに 盛り菓子を 持って 行く)。
メモ
丸いお盆にお菓子を盛って入れること。
ムイスー
商談で売買が成立すること。
用例
ムイスーナイネー タゲーニ ティレーイタン(商談が成立すると お互いで 御馳走しあった)。
メモ
家畜の売買が成立すると、それを祝って売り手と買い手がソーミンイリチャーなどを会食した。その経費は買い手が負担したが、売り手買い手両者で負担することもあった。
ムイタティー
盛ること。大盛り。
用例
ワームノー ムイタティー イッティトゥラシェー(私のは 大盛り 入れてちょうだい)。
ムイチリー
祝いなどで1人分の御馳走をいれたもの。
メモ
ターンム、チンヌク、豆腐、肉、天ぷらなどが入った。
ムイチリーグヮー
祝いなどで1人分の御馳走をいれたもの。
メモ
小さなお膳。
ムイヌカー
瀬名波の湧泉の名称。
メモ
シナハウガンの北側の断崖下にあるカーである。昔、ここの水によって、漂流した人が命拾いした、あるいは戦乱の世に逃れてきた按司が命拾いしたともいわれる。それを由来として、ウムイヌカー(思いのカー)とも呼ばれる。海岸側からは大潮の干潮時にしか行くことはできないので、現在は遙拝されることが多い。大御願に拝される。旧暦1月4日のミジナリーで遙拝する門中、家庭もある。
ムイバル
森原(渡慶次の小字)。
ムイマシ
盛り升。
用例
ナー イフェー ムイマシシ トゥラシネー タシカイシガヤー(もう 少し 多めに盛って くれたら 助かるんだよねぇ)。
メモ
升に少し多めに盛る。
ムイン
もぎ取る。
用例
ヤシチヌ ナンデンサー ムイン(屋敷内にある 桑の実を もぎとる)。ギーマ ムンガ(ギーマの実をもぎに)。
過:ムタン(もぎ取った)否:ムラン(もぎ取らない)希:ムイブサン(もぎ取りたい)継:ムトーン(もぎ取っている)。
メモ
果実などをもぐ。
ムイン
盛る。
用例
ミージョーキーンカイ クミ ムイン(ザルに 米を 盛る)。
ムイン
漏る。
用例
タークーカラ ミジガ ムイン(桶から 水が 漏れる)。
ムイングヮ
守子。
用例
ムイングヮヤ ムヤーナー ウンジェー イチマディン ワシランサ(守子は 守り姉の 恩は いつまでも 忘れないさ)。
メモ
対:ムヤーナー(守姉)。
農作業で人手が足りない場合、赤子を子守りする女の子を頼むことが多かった。その赤子、子守りをされる子どものことをムイングヮといい、守り姉のことをムヤーナーといった。
ムー
藻。
ムーク
婿。
用例
ハルヌ イチュナサイネー ムーク タヌディ ティガネーシミーン(農作業が 忙しい時には 婿を 頼んで 手伝わせる)。
ムークイ
仕返し。報い。
用例
ヤナクトゥシーネー アトゥシ カンナジ ムークイチューンドー(悪い事をしたら 後で 必ず 仕返しがあるよ)。
ムークチョーデー
妻同士が姉妹の義兄弟。
ムークマカネー
婿をもてなすこと。婿賄い。
用例
ヰナグングヮ ウーサヌ ムークマカネースンディ デージヤサ(娘が 多く 婿をもてなすのに 大変だ)。
ムージ
にじ。虹。
ムーチ
六。六つ。
用例
ナー ムーチ ナトーンナー?(もう 六歳に なったねぇ?)。
ムーチー
年中行事の鬼餅。
用例
ユンタンジャヲゥティン ムーチーヤ ナヌカニ スントゥクルトゥ ハチニチニ スントゥクルガアン(読谷でも ムーチーは 7日に やるところと 8日に やるところがある)。
メモ
12月7日か8日に健康祈願お厄除けおために月桃の葉に包んだ餅を作る。 
鬼餅。月桃の葉で巻く事からカーサムーチー(葉餅)ともいい、旧暦12月8日に、健康祈願や厄払いをする。12月7日か8日に健康祈願お厄除けおために月桃の葉に包んだ餅を作る。 
12月7日に作る餅。字によってはムーチーガンカーといってカンカーと一緒に行なうところもあるが、喜名は別々に行なった。12月7日か8日に健康祈願お厄除けおために月桃の葉に包んだ餅を作る。 
師走のカンカーと同日に行った。ムーチーの煮汁は庭屋敷に撒いた。12月7日か8日に健康祈願お厄除けおために月桃の葉に包んだ餅を作る。
サンニンの葉でカジマヤーグヮーを作り、門や家の四隅に下げた。ムーチーの煮汁は「トゥコー ウチ、ウネー フカ(徳は内、鬼は外)」と言いながら三回ずつ撒いた。12月7日か8日に健康祈願お厄除けおために月桃の葉に包んだ餅を作る。
ムーチー ビーサ
鬼餅行事の頃の寒さ。
メモ
旧暦12月7、8日に行なわれるムーチー行事の頃の寒さ。
ムーチーウユミ
師走のムーチーの行事。
ムーチーカガン
餅を大中小の三個重ねたもの。
メモ
師走24日のウガンブトゥチには、ウミチムン(火の神)にムーチーカガンを三組、ウチャヌクとして供える。
ムーチークーイガ
餅を乞いに。
ムーチーワカシ
鬼餅行事のあとの行事名。
メモ
長浜の行事のひとつ。ムーチーの行事の時、子ども達が集まってムーチーを持ち寄ったり各家庭を回ってもらったりして皆で分けあって食べた。
ムーティー
元結い。
メモ
髪のもとどりを結って束ねるもの。
ムートゥーヤー
元家。本家。
ムートゥドゥクル
元所。
メモ
門中の本家や集落発祥の家をそう呼ぶ。
ムートゥバーヤ
大黒柱。
ムートゥヤー
元家。本家。
ムートー
遊びの名前。
用例
ムートーヤ ヰキガヌ アシビナティ レスリング フージーヤサ(ムートーは 男の 遊びで レスリング のようなものさ〔みたいなものだ〕)。
ムーム
股〔もも〕。
ムーヤーバーイ
母屋柱。
用例
ヤー チュクイネー ムーヤーバーイヤ テーヒチドー(家を 造る時には 母屋柱かは 大切だよ)。
メモ
屋根材の下地になる部材のこと。
ムーヤバーヤ
母屋柱。
ムーリーヒーリー
捻っている状態。
用例
アンチュカ ムーリーヒーリーソーシェー ヌーンカイン チカーランドー(こんなに 捻っているのは 何にも 使えないよ))。
ムエー
模合=頼母子、無尽。寄り合い。
用例
ナマヌ ムエーヤ ンカシトー カワトーンドー(今の模合は昔のやり方とは変わっているよ)。
メモ
昔は年1回で2、30人が参加するような模合が普通で、終わるまでに30年かかることもあった。
ムエーニンジュ
模合の構成員。
ムエーヌムートゥ
模合の座元。
ムカシクージョー
昔口上。伝え話。
ムギ
麦。
用例
ムギ マンキティ ニチン マーササ(麦を 混ぜて 炊いても 美味しいよ)。
メモ
類:ムジ(麦)。
ムキジ
無傷。
用例
イクサカラ ムキジシ ムドゥティチョーン(戦争から 無傷で 戻ってきている)。
ムク
婿。
ムクヨーシ
婿養子。
用例
ヰキガングヮガ ヲゥラン ムクヨーシ トゥイン(男の子が いないから 婿養子を 取る)。
ムクルー
丸くふくれあがったもの。
用例
ムクルー ナトーサ(丸く膨れているよ)。
ムゲーイン
沸騰する。
用例
チャーナービヌ ユーガ ムゲーイン(やかんの 湯が 沸騰する)。
ムゲースン
沸騰させる。滾らす。
用例
ミジムゲーチ(滾らせて)。
ムゲーユン
(ぐつぐつと)煮えたつ。
用例
ムゲーイル ジブン(煮え立つ頃)。ムゲートール バンジ二(煮立っている最中に)。ワタ ムゲーティ ナラン(腹が立ってしょうがない)。
メモ
ムゲーインともいう。
ムサ
海に魚がいっぱいいること。
用例
ムサナルカ スクガラスヌ ユトータン(海いっぱいに アイゴの稚魚が 寄っていた)。
メモ
スクガラス(アイゴの稚魚)。
ムサゲーイン
ざわめく様。騒いでいるさま。
用例
チュガ アチマティチーネー ムサゲーインドー(人が 集まって来たら ざわめくよ・騒ぐよ)。
ムサットゥ
全く。
用例
アリガ ナラースシェー ムサットゥ イミクジン ワカラン(彼が 教えるのは 全く 意味が 分からない)。
ムシ
啓蟄。
ムシ
虫。
用例
ハルヌ ヤシェーヤ ムシカイ クヮーッティ ヌーンナラン(畑の 野菜は 虫に 喰われて 収穫できない)。
ムシ
腹の虫。
ムシ
夢中。好き。
用例
シバイムシナティ チュガ アビティン イレーインサン(芝居に夢中になって 人が 呼んでも 返事もしない)。
メモ
あまりにも夢中・好きになりすぎる時に使う。例えば、オーエームシ(喧嘩好き)など。
ムジ
麦。
用例
ムジヌ フーガ サチフクイネー クガニヌグトゥルアル(麦の 穂が 咲き誇ったら 黄金のようだ)。
メモ
類:ムギ(麦)。
ムシーン
むしる。つかんで引き抜く。
ムシウクチョーン
回虫症。
用例
チヌーカラ サギートゥバチ ムシウクチョーン(昨日から 下げっぱなしで 回虫症にかかっている)。
ムシウトゥルー
虫を怖がる人。
用例
ムシウトゥルーナティ ハルシクチン シーサン(虫が苦手で 畑仕事も できない)。
ムシウルルク
二十四節気のひとつ。啓蟄。
メモ
陽暦の3月5日前後から春分の前日までの約15日間。
ムシカ
もしか。
用例
ムシカンレー アチャ アミヌ フイネー アシビーガ イカランレー(もしか 明日 雨が 降ったら 遊びに 行けないよ)。
ムシクーヤーゥンム
虫食い芋。
用例
ムシクーヤーゥンムヤ カマリヌサコーアラン(虫食い芋は 食べられたものじゃない)。
ムシクェーバー
虫歯。
ムシグスイ
回虫下しの薬。
用例
ンカシェー ガッコーヲゥティ ムシグスイ ヌマスタン(昔は 学校で 回虫下しの薬を 飲ませていた)。
ムシクヮイン
虫食いになる。虫歯になる。
用例
ハーヌ ムシクヮトーン(歯が虫歯になっている)。
ムシチ
疳の虫。
用例
ワラビヌ ムシチ ウクチョーン(子どもが 疳の虫を 起こしている)。
メモ
疳の虫(かんのむし)とは乳児の異常行動を指していう俗称。特に夜泣き、かんしゃく、ひきつけなどを指す。
ムジナクー
小麦粉。
用例
ムジナクーン ネーンレー イスジ コーティ クーワ(麦粉も ないよ 急いで 買って 来なさい)。
ムシバーエー
取っ組み合いの喧嘩。
用例
チヌール ムシバーエー ソータルムン チューヤマタ ワライカンティ アシドーン(昨日 取っ組み合いの喧嘩を していたのに 今日はまた 笑って 遊んでいる)。
ムシハゴーサン
身の毛がよだつ。
メモ
不潔なものを見たときなどにいう。
ムシバラン ナーラビ
結ばれない娘⇒愛人。
ムシバレー
虫払い。
用例
ムシバレーネー ササヌファーンカイ ムシイッティ ウミカイ ナゲーラスタン(虫払いには 笹の葉に 虫をのせて 海に 流した)。
メモ
類:ヘンサーアシビ(虫払い)。
田畑を害虫から守るために行われる虫払いの行事。笹の葉等で小さな船を作り、それに虫を乗せて海に流す。
ムシバレーアシビ
虫払い遊び。
用例
ムシバレーアシビヤ ティーチヌ クシユックイン ヤタサ(虫払い遊びは ひとつの 腰憩・骨休めでも あった)。
メモ
旧4月吉日の虫払いの日は1日仕事を休み、ムシバレーアシビといって相撲を取ったりして遊んだ。
ムジャムジャ
もぞもぞと動き回るさま。
ムシル
筵〔むしろ〕。
ムシルチクヤー
筵職人。
ムズクイ
農作。農業に従事すること。
用例
ムックーヌ ムズクトーン(蕾ができかかっている)。
メモ
(木の芽などが)出かかる。(腫れ物などが)できかかる。
ムスビー
ムラアシビの発会式。
メモ
ムラアシビの発会式。豚一頭を潰しての発会式で、二才頭やアシビ頭が配役を発表する。「できない」と言う者がいたら、その日潰した豚の代金はその人に罰金としていたから、その場で断る者はいなかった。
ムスビー
結び⇒約束。
用例
ムスビーヤ サンジャーグヮーヌ ナーチャ マーチングヮーバルヲゥティ ウヮー クルチ スタン(結びは サンジャーグヮー〔7月20日・アシビをやるか協議する日〕の 翌日 マーチングヮーバルで 豚を 潰して 行った)。
メモ
楚辺ではアシビ・村芝居をやることが決まると、サンジャーグヮー(7月20日)の翌日に豚を潰して、マーチングヮーバル(原名)で結びの小宴を行い、アシビの配役などが発表された。
ムスル
筵〔むしろ〕。
用例
カラユカナカイ ヰラヤカ ムスルヌ ウヮービェー マシヤイビンドー(床に 座るより ムシロの 上が いいですよ)。
ムタブン
もてあそぶ。いじくり遊ぶ。
用例
ヒッチーナーン ヰーリムン ムタブン(1日中でも おもちゃを いじくって遊ぶ)。
イチュクガ マーヒチャイ、ムル ウングトールンカイ ムタバッティ ワンネー デージ ナトーサー(いとこが亡くなったり、いつもそういうことに翻弄〔ほんろう〕されて大変なことになっている)。ムタバギーティ(もてあそんで)。ムタブシンージャーニ(弄んでいるのを見て)。ムタバリーン(もてあそばれる)。
過:ムタダン(もて遊んだ)否:ムタバン(もて遊ばない)希:ムタビーブサン(もて遊びたい)継:ムタドーン(もて遊んでいる)。
ムタランムチ
持ちきれないほど。
用例
ムタランムチスルカ(持ちきれないほど)。
ムタリーン
取り憑〔つ〕かれる。
用例
ウレー マジムンカイ ムッタッテーサ(それは魔物に取り憑かれたんだよ)。
ムタン
持たない。
用例
チネーヤ ムタン(家庭は保たない)。
ムチ
持って。
ムチ
漆喰〔しっくい〕。
ムチ
餅。
用例
イャー タマシディチ ムチ コーティチャン(お前の 分に 餅を 買って来た)。
ムチアギーン
持ち上げる。
用例
ハク タナヌ イーカイ ムチアギーン(箱を 棚の 上に 持ち上げる)。
過:ムチアギタン(持ち上げた)否:ムチアギラン(持ち上げない)希:ムチアギーブサン(持ち上げたい)継:ムチアギトーン(持ち上げている)。
ムチウブサーハージャー
竹で編んだザルの一種。
メモ
餅を蒸す平たく大きなザル。
ムチウブシー
竹で編んだザルの一種。
メモ
餅を蒸すザル。
ムチゥンブサー
竹で編んだザルの一種。
用例
ムチゥンブサーヤ ワッターカイ ジョートーガアグトゥ ムチチューサ(餅を蒸すザルは 私の所に 上等なのがあるから 持って来るさ)。
メモ
餅を作る時に、餅を広げて蒸すザルのことで、平たく円形の大きな物。
ムチカサギ
身ごもる。妊娠する。
用例
ムチカサギヒチ(身ごもって)。
ムチカサギソーン
妊娠している。
用例
トゥナイヌ ヰナグングヮヤ ムチカサギソーヌフージデー(隣の 娘は 妊娠しているらしいよ)。
メモ
類:ウフワタソーン(妊娠している)・ワタブトゥヒチョーン(妊娠している)・カサギトーン(妊娠している)・ハラドーン(妊娠している)・ムッチョーン(妊娠している)。
ムチカサン
難しい。
用例
ウレー ジャッサ カンゲーティン ムチカサンデー(それは どんなに 考えても 難しいよ)。
ムチカシームン
気難しい者。
ムチグミ
餅米。
用例
アチャヤ ムーチーヤグトゥ ムチグミ コーティクーワ(明日は ムーチーだから 餅米を 買って 来なさい)。
ムチジェーク
左官。
用例
チカグロー ムチジェークヤ イッペー イチュナサンディサ(近頃では 左官は とても 忙しいらしいよ)。
ムチタキ
妊娠したまま。
用例
ムチタキーマーヒチ(妊娠したまま亡くなり)。
ムチツクヤー
漆喰屋〔しっくいや〕。漆喰職人。
ムチヌヤー
漆喰屋〔しっくいや〕。漆喰職人。
用例
ムチヌヤーオジーガ メンセータシガヨー(漆喰屋のおじいがいらっしゃったんだが)。
メモ
石灰を買ってきて藁を切って積んで、それを臼で搗いてムチを塗っていた。
ムチノースン
持ち直す。
用例
ナガヤンメーソータシガ ムチノースン(長患いしていたが 持ち直す)。
過:ムチノーチャン(持ち直した)否:ムチノーサン(持ち直さない)希:ムチノーシーブサン(持ち直したい)継:ムチノーチョーン(持ち直している)。
ムチビチー
持つべき。
ムヂマシク
睦まじく。
用例
ミートゥンダ ジコーヌ ムヂマシク(夫婦とても仲睦まじく)。
ムチミ
粘り気。もっちりとした食感。
用例
ナーガ ワキティトゥラチェール ターゥンモー ムチミヌアティ イッペー マーサイビータン(あなたが 分けてくれた 田芋は 粘り気があって とても 美味しかったです)。
ムチムドゥヤー
出戻り。
用例
ヰナグングヮ タイタルムン ムチムドゥヤーナティ(娘 2人とも 出戻りになって)。
ムチメー
持ち分。
メモ
持ち分から転じて、持つべきもの→祀るべきグヮンス(元祖、位牌)という意味で用いる。
ムチメンナー
【植物】ヤエムグラ。
ムチャサン
粘っこい。粘り気がある。
用例
ウヌ クルザーターヤ ジコー ムチャサン(その 黒糖は とても 粘りがある)。
ムチャミンナ
【植物】ヤエムグラ。
ムチャムチャ
ねばねば。粘りつくさま。
用例
ウヌムチヤ ムチャムチャシ タックヮティ カミーグリサン(その餅は 粘々して くっついているから 食べにくい)。
ムチャムチャー
ねばねば。粘りつくさま。
ムチャン
持った。
ムチュン
持つ。
ムチリーン
もつれる。
用例
ヰキガトゥ ヰナグガ ムチリレーカラー チャーンナランサ(男と女が もつれたら どうしようもないさ)。
ムチリナイ
恋愛結婚。
用例
ムチリナイヤイビーシガ トゥリマイガサビラ(恋愛結婚だけど、まとまりますかね)。
メモ
昔の恋愛結婚は数えるぐらいだった。
ムチンブサー
竹で編んだザルの一種。
ムックー
丸く盛り上がったもの。
用例
ムックー ナトーサー(丸く盛り上がっているよ)。
ムックーグヮー
蕾。小さい実。草木の実。
ムックルー
丸く盛り上がったもの。
用例
ムックルー ソーン(丸く盛り上がっている)。
ムックルゲームックルゲー
転げのたうち回る。
用例
ハブがムックルゲームックルゲーし(転げのたうち回って)。
ムッコー
額。
ムッコロー
小さくてまとまったかたまり。
ムッサイクヮッサイ
落着きがない様子。動きっぱなし。
用例
ムッサイクヮッサイシ アンシ ウティチチンネーンル(動きっぱなしで こうも 落着きがないね)。
ムッサイムッサイ
ぐずぐずしている様子。
用例
イャーガ ウマヲゥティ ムッサイムッサイソールエーカネー ウワティネーンシェー(君が そこで ぐずぐずしている間に 終わっているさ)。
ムッタン
持たない。
用例
チネーヤ ムッタン(家庭はもたない)。
ムッチ
持って。
ムッチー
餅。
用例
ウヌムッチー(鬼餅)。
ムッチャイクヮッタイ
ねばねば。べとべと。粘りつくさま。畳語。
用例
ティーンカイ ヌーヌル タックヮトーラー ムッチャイクヮッタイソーン(手に 何が くっついているのか 粘々している)。
メモ
類:ムッチャカヒッチャカ(粘々くっついている状態)。
ムッチャイクヮッチャイ
ねばねば。べとべと。粘りつくさま。畳語。
ムッチャイヒッチャイ
あれこれ持っていること。
用例
ムッチャイヒッチャイ ヘーク ドゥーヌムン ムッチ アマンカイ イケー(あれ持ちこれ持ちして 早く 自分の物を 持って あそこへ 行け)。
ムッチャカー
粘りがあること。
ムッチャカイン
ねばりつく。
用例
ヌイヌ チューサヌ ムッチャカイン(糊が 強くて 粘りつく)。
ムッチャカトーン
ねばりついている。
用例
アラーンヨークー ウッチェータレー ムッチャカトーン(洗わずに 置いていたら ねばりついている)。
ムッチャカヒッチャカ
ねばねばくっついている状態。
用例
ムチヌ ルク ヤファラサヌ カーサカイ ムッチャカヒッチャカシ カマリヌムノーアラン(餅が 余りにも 柔らかくて 月桃の葉に 粘々くっついて 食べられたもんじゃない)。
メモ
類:ムッチャイクッヮタイ(ねばねばくっついている状態)。
ムッチャラワンレー
四苦八苦している様子。
用例
ウッサキーヌ ニー カタミティ ムッチャラワンレーソーサ(沢山の 荷物を 担いで 四苦八苦しているさ)。
ムッチャン
持った。
ムッチュン
持つ。
用例
ゥンブサグトゥ ウヌ ニムチェー ワンガ ムッチュン(重いから その 荷物は 私が 持つ)。
過:ムッチャン(持った) 否:ムッタン(持たない)希:ムッチーブサン(持ちたい)継:ムッチョーン(持っている)。
ムッチョーン
妊娠している。
用例
ワッター ヰナグンヮヤ タイミー ムッチョーン(私の 娘は 2人目を 妊娠している)。
メモ
類:ウフワタソーン(妊娠している)・ワタブトゥソーン(妊娠している)・カサギトーン(妊娠している)・ハラドーン(妊娠している)・ムチカサギソーン(妊娠している)。
ムッツン
持つ。
ムットゥ
全然。全く。少しも。
用例
ザキミクトゥバ シーネー、ムットゥガ ワカランヤ(座喜味言葉で話すと、少しもわからないね)。
ムットゥ
全部。
用例
ムットゥ シクチン ウワリワル ムヌン カマリル(全部 仕事が 終われば ご飯も 食べられる)。
ムティ
方向・側。
用例
アンマーヤ アマムティンカイ ヲゥルハジドー(お母さんは 彼処ら辺に 居るはずだよ)。
メモ
方向や側を表す言葉で、東側(アガリムティ)、前の方(メームティ)などと使う。
ムティアマスン
持て余す。
用例
ウーマク ワランチャー シカスンディ ムティアマスン(腕白な 子ども達を なだめるのに 持て余す)。
メモ
困っている様子。
ムティアマチョーン
持て余している。
用例
ウッサヌ ハル チュイシ カジーンディ ムティアマチョーン(たくさんの 畑を 1人で 耕そうと 持て余している)。
メモ
困っている様子。
ムディーカジ
戻り風。
ムトゥ
元。
用例
イーシェー チカンナグトゥ ウヤムトゥカイ ケースン(いう事を 聞かないから 親元に 返す)。
ムドゥカラムン
逆らえないもの。
ムトゥザケー
元栄え。
ムトゥシン
元銭。元手になるお金。元手。
用例
ムトゥシンヌ アチマリワル ヌーヤティン シカキラリンドー(元手になる金が 集まってこそ 何でも 始めることができるんだよ)。
ムトゥシンタティティ(元手にして)。
ムトゥチナー
小地名。
ムトゥドゥクルウーエー
元所追い。
メモ
綱引きの際、実家と婚家が相対する組になった場合、実家の属する組で綱を引くことをいう。イチムンウーエー(一門追い)、グヮンスーウーエー(元祖追い)ともいった。
ムトゥビレー
元の交際相手。
用例
トゥジトゥ マンジョーン アッチョーニ ムトゥビレー イチャティ アワティトーサ(妻と 一緒に 歩いている時に 元の交際相手に 会って 慌てたさ)。
ムトゥブサールー
人名。
ムトゥマイン
完成する。
用例
ムトゥマタンリヨ(完成したって)。
ムトゥマイン
長続きする。続いている。
用例
チャームトゥマイシ(ずっと長続きし)。イェーキヌ ムトゥマトーン(栄え続けている)。
ムドゥラサンサー
逆らえないさ。
ムトゥヰシ
役員会のひとつ。
用例
ムトゥヰシヲゥティル ヤクミソーナムヌン キミータル(ムトゥヰシ・役員会で 役員なども 決めた)。
メモ
字楚辺では毎年5月になるとムトゥヰシという役員会が開かれ、字の役員の報酬を定めたり、負担額の賦課率を定めた。
ムナンカ
六七日。
用例
ムナンカネー ウチカビヤ ムカジャイシキーン(ムナンカ・六七日には 打ち紙は 6セット供える)。
メモ
亡くなって6週目の法事。
ムヌ
もの。物事。
用例
ムノー ウマーン(ものを思わない。思慮がない)。
ムヌ
魔物。もののけ。霊的なもの。
ムヌ イランヌー
(ものを)しゃべらない者。
ムヌアカシェー
なぞなぞ。
用例
ムヌアカシェースグトゥ ユー カンゲーティ アティリヨー(なぞなぞをするから 良く 考えて 当てなさいよ)。
ムヌアテーネーン
見境がない。物の当てがない。あと先も考えない。
用例
イャーヤ ムヌアテーネーン ウッサヌジン カインディチンアンナー(お前は 見境もなく そんな大金を 借りるってこともあるか)。
ムヌイーカンティー
物が言いづらいこと。
用例
ルク チムグリサヌ ムヌイーカンティーシ(あまりにも かわいそうで 物がいいづらい・話しかけにくい)。
メモ
類:ムンイーカンティー(物が言いづらい)。
ムヌイージマン
自慢。
用例
アレー ムヌイージマンビカーンスグトゥ ハナシン チチブコーネーン(彼奴は 自慢ばかりするから 話も 聞きたくない)。
ムヌイーマーサン
物言いが良い。
用例
ムヌイー マーサンテー(話し方が良かったんでしょうね)。
ムヌイミー
物を要求する。ねだる。
用例
トゥーチ ウヤンカイ ムヌイミーシェーナランデー(いつも 親に ねだってばかりではいけないよ)。
ムヌイヤンヌー
あまり話をしない人。無口な人。
ムヌイランヌー
あまり話をしない人。無口な人。
ムヌイリ
物入り。
用例
ムヌイリヤラー ワッターンカイ カイガ クーワ(物入りなら 私の所に 借りに 来なさい)。
ムヌウトゥ
物音。
用例
ムヌウトゥン チカランシガ ニンティルウガヤー(物音も 聞こえないが 寝ているのかな)。
ムヌウミー
物思い。
用例
ムヌウミー チューサヌ ヨーガリティネーン(物思い し過ぎて 痩せてしまった)。
ムヌウムティカラ
物心ついてから。
ムヌウムトールチュ
物思っている人。いい年頃の人。
ムヌガタイ
物語。
用例
ンカシヌ ムヌガタイヤ チチグトゥヤン(昔の 物語・話は 聞いてためになる)。
メモ
類:ムンガタイ(物語)。
ムヌカミジュク
食べて行く術。
ムヌガレー
芋の皮を水で煮た家畜の餌。
用例
ウヮーンカイヤ ムヌガレール クィータル(豚には 芋の皮を水で煮たのを あげていた)。
ムヌカンゲー
物考え。考え込む。
用例
ユーベー ムヌカンゲーシ ティーチン ニンラランタン(昨夜は 考え事をして ちっとも 寝れなかった)。
ムヌカンゲーソーン(考え込んでいる)。
ムヌクイ
物乞い。
ムヌクーイガ
物乞いに。
用例
ムヌクーイガチ(物乞いにきて)。
ムヌクーヤー
物乞い。乞食。
ムヌクェージク
生活力。食事をすること。
用例
ムヌクェージクンナランソーティ ウフムニー スナケー(生活力もないのに 大きな口を 叩くな)。
ムヌクェービーラー
物食う病弱。
用例
ムノー ユー カムシガ ムヌクェービーラーナティ(ご飯は よく 食べるが 物食う病弱なんだよ)。
メモ
大食いだが体が弱いこと。
ムヌクェームーク
ご馳走になっているばかりの婿。
用例
ムヌクェームークディ イララングトゥ ティーガネーン サンネ(物食い婿と 言われないように 手伝いも しないと)。
ムヌグクル
物心。
ムヌグシ
好き嫌い。
用例
カムシン ネーンルアグトゥ ムングシスルチョー ヲゥランタン(食べ物も ないんだから 好き嫌いする人は いなかった)。
メモ
類:ムングシ(好き嫌い)。
ムヌグトゥ
物事。
用例
ムヌグトゥヤ ウティティチ カンゲーティカラル ティカカインドー(物事は 落ち着いて 考えてから 始めるんだよ)。
ムヌクヤーバカ
物乞いの墓。漂流人の墓。
ムヌシラシ
物知らせ。事前に予兆があること。
用例
ガラサーガ ナチャギーシガ ヌーガラ ムヌシラシンデーアランガヤー(カラスが 鳴いているが 何か 物知らせじゃないかな・不吉な事もでもあるのかな)。
メモ
家族は寝ているのにランプがひとりでに点く場合、仏壇や墓に餅状のカビがつく場合には死者が出る。爪にシルブシグヮーが出来ると厄。臼で米を搗く音、夜中に線香や藁松明の焼ける臭いがするのも厄。
ムヌシラスン
道理を教える。
ムヌシリ
物知り→易者などの占い師。ユタ。
用例
ワッター アンマーヤ トゥーチ ムヌシリ カユティアッチュサ(私たちの お母さんは いつも ユタの所に 通っている)。
メモ
類:ムンシリ(物知り・ユタ)。
ムヌハカハカー
吐き気をもよおしている様子。
用例
ミングートゥールーサレー ムヌハカハカースン(ぐるぐる回っていたら 吐き気がしてきた)。
メモ
類:ムンハカハカー(吐き気をもよおしている様子)。
ムヌマユイ
物迷い。
用例
アンシ ムチカシー チラシ ヌー ムヌマユイ ソーガ(そんなに 難しい 顔をして 何を 物迷い しているのか)。
メモ
類:ムンヌマユイ(物迷い)。
ムヌミー
物見台。
ムヌミジラハン
物珍しい。
用例
ヌーガラ ムヌミジラハンネーシ ンジブクルナインレー(妙に 物珍しいようなので 見たくなるんだよ)。
メモ
類:ムンミジラサン(物珍しい)。
ムヌメー
物参。
用例
ムヌメーネー トゥヤーヌ イリディラ ウガムタン(ムヌメー〔物参〕には 都屋の イリディラを 拝んだ)。
メモ
旧9月15日に都屋にあるイリディラを拝んだ。門中行事で正月15日に行った。9月に行う門中もある。伊良皆のジョーグチ門中はイシンミクドゥク(石嶺久得)のカーラヤーティラを拝んだ。他にシナハガー(瀬名波湧泉)や座喜味のヌンドゥルンチだったのかはっきりしないが拝みに行った。昔は普天間にも行った。9月15日に行う門中行事。イシンミのティラやトゥクブサー、喜名観音堂などを拝み、カーでは水撫でする。
ムヌユムン
噂話をする。
用例
ヰナグガ アチマレーカラ チュヌ ムヌユムン(女が 集まったら 人の 噂話をする)。
メモ
類:ムンユムン(噂話をする)。
ムヌワレール スンドーヤー
物笑いにされるんだよ。
ムノーウマーン
物を思わない。物事を知らない非常識。
ムフン
謀反。
用例
ムフンタクリ(謀反を企んで)。
ムミ
籾〔もみ〕。
ムミガラ
籾殻。
用例
ムミガラヤ アチミティ バーキンカイ イットーケー(籾殻は 集めて バーキ・カゴに 入れておきなさい)。
ムミグトゥ
もめ事。
用例
ムミグトゥンカイヤ クチヤ イリンナヨー(もめ事には 口を 入れるなよ)。
ムミン
木綿(布)。
用例
ムミンヌ アマトーシガ ヌーガラ ノーラランガヤー(木綿が 余っているが 何か 縫えないかな)。
ムミンギン
木綿の着物。
用例
ムミンギンヤ ヒージーキヤー ソータン(木綿の着物は 普段着 だった)。
メモ
類:ムミンジン(木綿の着物)。
ムミンクン
もみ込む。
用例
シシカイ マース ムミンクン(肉に 塩を もみ込む)。
メモ
類:ムミンチュン(もみ込む)。
ムミンジン
木綿の着物。
用例
ンカシェー ヒージーヤ ムミンジンル チータル(昔は 平生は 木綿の着物を 着ていた)。
メモ
類:ムミンギン(木綿の着物)。
ムミンチュン
もみ込む。
用例
デークニ マースジキシーネー マース チューク ムミンチュン(大根を 塩漬けする時には 塩を 強く もみ込む)。
過:ムミンチャン(もみ込んだ)否:ムミンカン(もみ込まない)希:ムミンチーブサン(もみ込みたい)継:ムミンチョーン(もみ込んでいる)。
メモ
類:ムミンクン(もみ込む)。
ムミンバル
木綿原(渡具知の小字)。
ムム
【植物】ヤマモモ。
ムム
股〔もも〕。腿〔もも〕。
用例
ワラビヌ ワームン ムムカイ マックヮシ イジカランルアンレー(子どもが 私の 腿に 枕をしているから 動けないんだよ)。
ムモー アイビランタッサ(腿の部分ではなかった)。
ムム
桃。
用例
ムムヌ ハナヌ チュラサヨー(桃の 花の 綺麗なことよ)。
ムムグフヮヤー
股〔もも〕が運動後に疲労し、硬くなっている状態。
用例
ムムグフヮヤー ナトーン(運動後、股が疲労してかたくなっている)。
ムムジシ
もも肉。
用例
シシヤティカラ ムムジシヤラワン ヌーヤラワン マーサルアルヨー(肉だったら 腿肉でも 何でも 美味しいんだよ)。
メモ
豚肉の部位で、腿の上の方の肉。
ムムスックヮー
股〔もも〕が運動後に疲労して痛くなること。
用例
アッチージューサヌ ムムスックヮーソーン(歩きすぎて 腿の筋肉が凝っている)。
ムムスックヮー ナトーン(股が疲労して痛くなっている)。
メモ
類:クンダアガヤー(筋肉痛)。
ムムナカラ
豚肉一頭分の八分の一。
用例
ワッター ヤーニジョー ムムナカラディネー イキラサーネーンガヤー(私の 家族は 豚肉一頭分の八分の一だったら 少ないんじゃないかな)。
メモ
豚肉を潰した時の一頭分の八分の一をムムナカラという。
ムヤー
子守をする者。
ムヤーギン
盛り上げる。
用例
マカイヌ ムヤーギ(碗の山盛り)。
ムヤーナー
守り姉。子守。
用例
ムヤーナーヤ ンジュルカージ クヮ ウファソータン(ムヤーナーは 見るたび 子どもを 負ぶっていた)。
ワッター ジブンマデ ムヤーナーディ イーネーヨ、チョーレーイジョー ヤタンロー(私たちの頃までムヤーナー〔子守をしてくれた少し年上の人〕といえば、兄弟以上〔の関係〕だったよ)。
メモ
対:ムイングヮ(守子)
仕事が忙しくて、子どもの面倒を見ることができない人は、親戚などから守り姉を頼むことが多かった。生涯きょうだいのような深い付き合いをした。
ムヤーマーイ
子守をしてくれた人の家をたずねる。
ムユーシムン
催し物。
用例
チューヌ ムユーシムンヤ イッペー ディキトータンヤー(今日の 催し物は とても 良かったね)。
ムラアシビ
村芝居。
用例
センゼンヌ ムラアシビディネー ジコーヌ タヌシミヤタン(戦前の ムラアシビ〔村芝居〕といえば すごく 楽しみだった)。
カクリトーティル ムラアシビグヮーン ナラタン(隠れて村芝居も習った)。
メモ
旧暦の7月から9月の農閑期に数回行われた。青年たちが中心となり、踊りや狂言、組踊などを演じ、集落の人が総出で楽しんだ。楚辺では7月サンジャーグヮー、8月15夜、9月20日の3回は村芝居をした。
ムラウチ
集落内。
用例
ジムス チュクイラー ムラウチカイル チュクインドー(事務所・集会所を 造るなら 集落内に 造るんだよ)。
ムラガー
村井戸。
用例
ワッタン カーヤ ネーランテーグトゥ ムラガーカラル ミジェー クリチュータル(私たちも 井戸は なかったから 村井戸から 水は 汲んで来たんだよ)。
メモ
水事情が発達してなかった時代、各家にも井戸がなく、字で共同の井戸を所有していた。それを村井戸という。
ムラガシラ
村頭。
用例
ムラガシラヌヤクミヤ チュームンヤシガ イャーガ チトゥミースンナー?(ムラガシラの役は とても重要だが お前に 務めることができるのか?)。
メモ
字の中心的な役目。現在の区長に相当。
ムラガッコー
村学校。
メモ
公学校ではなく、ムラにあった学校。座喜味では明治期に公学校できる以前、教育を行う場所(ガッコウジー)があった。
ムラグトゥ
村事・村の取り決め事。
用例
ムラグトゥヤ マムラントーナランドー(村の取り決め事は 守らないといけないよ)。
ムラサーケー
村と村との境界。
用例
ムラサーケーヲゥティ タシマシンカトゥ モーアシビスン(村境界で 他部落の人たちと モーアシビ〔夜、若い男女が集落外れの野原で遊ぶこと〕をする)。
ムラハジサ
村外れ。
用例
ワッター ジーヤ ムラハジサカイ アン(私たちの 土地は 村外れに ある)。
ムラヤー
村屋(現在の字公民館)。
メモ
廃藩置県以後、間切から村制へと変わるなか、間切は「村」へ、かつての「村」(ムラ)は「字」へと変わった。そのため村屋はジムス(事務所)などと呼ばれるようになった。
ムランチュ
村の人。集落の人。
ムリカラン
道理にかなっていて否定できない。
用例
トゥシーンチャーガ イーシェー ムリカランドー(年寄りが 言うことは 否定できないよ)。
メモ
類:ムルカラン(道理にかなっていて否定できない)。
ムリクチ
圧搾機で砂糖キビが絞られ戻ってくる所。
用例
ムリクチンカイ ティーンデー ハサミーネー イチデージスンドー(ムリクチ・圧搾機で砂糖キビが絞られて戻ってくる所に 手でも挟んだら 大変だよ)。
ムリクトーン
ひねる・ねじる。
用例
ヒサ ハンラカチャレー ムリクティネーン(足を 滑らしたら 捻ってしまった)。
ムリハク
味りん。
用例
サーターガ ネーンレー ムリハク イリレー(砂糖が ないなら 味りん 入れなさい)。
ムリムチ
餅に星のように豆をつけて作った。
メモ
「フシヤアマクマニ チチヤマンナカニ ムチトゥマーミトゥ チチェールグトール(餅に星のように豆をつけて作ったさ)」といって、餅にフシ(星⇒豆)をあっちこちにつけた。
ニービチには銭100貫とクヮンにムリムチと豆腐5箱などを盛った。
ムリムチグヮー
盛った団子。
メモ
団子とは違い、俵型に作った餅だった。
ムル
皆。全部。
用例
アルッサ ムル ムッチ イケー(ありったけ 全部 持って 行きなさい)。
ムルチヤーマ(全部着けて)。イキガ ムル(男皆)。ムル ワカラン(全然分からない)。
ムルイゾーロー
戻り精霊。
用例
ナー ユークル ムルイゾーローン ウサギテー シマンガヤーヤ(もう そろそろ 戻り精霊を 供えても いいんじゃないのかね)。
メモ
旧盆のウークイ日の夜10時、11時頃の遅い時間、祖霊が墓に着いた頃にムルイゾーローといって仏壇にお茶を供えた。
ムルイティーダ
8月頃の太陽。戻り太陽。
用例
ムルイティーダガル ユクン アチサル(8月頃の太陽の方が もっと 暑いんだよ)。
メモ
暑さが落ち着いた頃に、再び暑さが増すことにいう。戻って来る暑さ。
ムルイン
戻る。
用例
チュートーティ シクチヤ ウワラチ ヤーカイ ムルイン(今日で 仕事を 終わらせて 家に 戻る)。
ムルガキ
疾走〔しっそう〕。疾駆〔しっく〕。
ムルカラン
戻せない。
用例
クチェームルカラン(言ったことは戻せない)。
ムルカラン
道理にかなっていて否定できない。
用例
ンカシンチュヌ ハナシヤ ユー イラットーグトゥ ムルカランサ(昔の人の 話は 良く 言われているから 否定できないよ)。
メモ
類:ムリカラン(道理にかなっていて否定できない)。
ムルクシバル
諸後原(儀間の小字)。
ムルサー
塊〔かたまり〕。固まり。
用例
クルザーターヌ ムルサー ナトーシェー カチワティ カムサ(黒糖が 固まりに なっているのは 割って 食べるさ)。
ムルシ
塊〔かたまり〕。固まり。
用例
ムルサールエイビークトゥ(固まっているので)。
ムルスン
戻す。
用例
チカテーシェー ムトゥンカイ ムルスン(使ったのは 元に 戻す)。
ムルチ
漏池。川の深くなった箇所。
ムルチャー
戻す者。
ムルトゥム
諸共。
用例
イクサンジ ケーマーシーネー ウヤックヮ ムルトゥム マジョーンヤサ(戦争で 死ぬなら 親子 諸共 一緒だよ)。
ムルン
醪〔もろみ〕。
用例
ムルンカラル ソーユーン サキン チュクイルヨー(もろみから 醤油も 酒も 作るんだよ)。
メモ
もろみ(醪・諸味)は、醤油や酒などを作るために醸造した液体の中に入っている原料が発酵した柔らかい固形物のこと。
ムルンガーミ
【民具】醪〔もろみ〕を入れる甕〔かめ〕。
ムルンカジャ
醪〔もろみ〕の匂い。
用例
ムルンカジャ シ(醪の臭いして)。
メモ
酒を発酵させるときの醪〔もろみ〕の匂い。二日酔いの人に酒臭いと嫌みをいう時に言った。
ムン
食べ物。食事。
用例
ムンジカン ナイルムン ヤーカイ ケーラナ(食事の時間になるから 家に 帰ろう)。
ムン
門。
ムンアタラサー
物を大切にする。
用例
ワッター スーヤ イッペーヌ ムンアタラサーナティ ヌーグヮーン ヒティランサ(私の 父は とても 物を大切にしていて どんなものでも 捨てないさ)。
ムンアンマサ
気分がすぐれない。
用例
ムンアンマサスン(気分がすぐれない)。
ムンイーカンティー
物が言いづらいこと。
用例
ワラビ ウシナトール ウヤンカイ ムンイーカンティーシヤー(子を 失った 親に 物が言いにくい・声がかけにくいね)。
メモ
類:ムヌイーカンティー(物が言いづらい)。
ムンイージャマ
物の言い方。
用例
アンシ ムンイージャマンネーン チュン ヲゥル(そんなにも 物の言い方が悪い・口が悪い 人も いるね)。
メモ
類:ムンイーハンティ(物の言い方)。
ムンイーハンティ
物の言い方。
用例
クチヌワッサヌ ムンイーハンティンネーン(口が悪くて 物の言い方がなっていない)。
メモ
類:ムンイージャマ(物の言い方)。
ムンウーイ
魔物追い。
メモ
葬式を終えて後は、龕を担いだ4人が棒で「アネ、アネ、アネ」「コネ、コネ、コネ」と言いながら、喪家の玄関に置かれている臼を転がし、川原から取ってきた石を投げつけて、墓の入り口までヤナムンを払った。
ムンウビー
物覚え。
用例
アリガ ムンウビーヤティカラ ヌーヤティン ウビトーン(彼の 物覚えの良さは 何でも 覚えている)。
ムンガタイ
物語。
用例
ンカシヌ ムンガタイヤ ユーカタラットーサ(昔の 物語は よく語られている)。
ムンクーヤー
物乞い。
用例
ンカシェー ガマカイ ムンクーヤーガ ダテーン シマトータン(昔は 洞窟に 物乞いが 大勢 住んでいた)。
ムングクル
思慮分別。
用例
ムングクル シーヨー(よく考えて行動せよ)。
メモ
ムヌグクルともいう。
ムングシ
好き嫌い。
用例
ムングシヌ ウーサイネー フカヲゥテー ムヌン カマランドー(好き嫌いが 多かったら 他所では 食事も できないよ)。
ムンクヮークヮー
何かを食べたそうにしている様子。
用例
マタン チュヌ ヤーヌ メーンジ ムンクヮークヮーシ タッチョーサ(またも 人の 家の 前で 何かを食べたそうに・欲しそうにして 立っているさ)。
ムンゲー
【民具】面懸〔おもがい〕。馬具のひとつ。
ムンゲェー
【民具】轡〔くつわ〕。馬具のひとつ。
ムンジチ
物好き。
用例
アヌチョー ムンジチナティ ヌーヤティン アチミーン(あの人は 物好きで 何でも 集める)。
ムンジチン
豚の胃袋。
用例
ムンジチンヤ イリチャーンカイ イッティン マーサン(豚の胃袋は 炒め物に 入れても 美味しい)。
ムンジュルガサ
麦藁で作った笠。
用例
ンカシェー ボーシディチン ネーングトゥ ハルカイ イチーネー ムンジュルガサル カンジュタル(昔は 帽子も ないから 畑に 行く時には ムンジュル笠・麦藁で作った笠を 被った)。
ムンシラシ
物知らせ。予兆。
用例
ユル インガ タチナチ スタシガ ヌーガラ ムンシラシル ヤガヤー(夜 犬が 遠吠え していたが 何か 物知らせ なのかな?)。
メモ
何か不吉なことがある場合に何らかの知らせがあること。
ムンシリ
物知り⇒占い師。ユタ。
用例
ワッター アンマーヤ トゥーチ ムンシリ カユティアッチュサ(私たちの お母さんは いつも ユタの所に 通っているさ)。
メモ
類:ムヌシリ(物知り・ユタ)。
ムンスガヤー
食事の世話をする人。
用例
シージャヌ ヤーガ イチュナサグトゥ ムンスガヤーシーガ イチュン(姉の 家が 忙しいから 食事の世話をしに 行く)。
ムンダクミ
悪巧み。
用例
ムンダクミ ビカーンシ チュ ダマシーネー ユーイカンドー(悪巧み ばかりして 人を 騙すと 良くないよ)。
ムンダクン
悪巧み。
用例
ムンダクンシ(悪巧みシて)。
ムンダニ
釣りの餌。
用例
チーニムンダニカキーン(釣針に餌をつける)。
メモ
ヤドカリなどを餌にすることもあった。
ムンチキーン
ひねり潰す。
用例
ムンチキティトウラサ(ひねり潰してやろう)。
ムンチャニ
農作物の種。種子。
用例
クジュヌ ムンチャニヤ ジルカイ イッテータガ?(昨年の 種は どれに 入れてあったね?)。
ムンチャニガーミ
【民具】農作物の種を入れておく甕〔かめ〕。
用例
ムンチャニガーミ ヰジカスンリ タッチワティネーン(種を保管している甕を 動かそうとして 割ってしまった)。
メモ
農産物の種などを保存する甕で、用途によって幾つもの甕があった。
ムンチャニガーミー
【民具】農作物の種を入れておく甕〔かめ〕。
メモ
種を保管した。
ムンチュー
一族。一門。門中。
用例
ムンチュー シンカ アチマティ ハナシースン(門中の 人たちが 集まって 話をする)。
メモ
沖縄における、始祖を同じくする父系の血縁集団のこと。活動形態や組織結合の度合いは、地域によって大きく異なる。
ムンチューシーミー
門中清明。
用例
ムンチューシーミーガ ウワティアトゥカラ ナーメーメー シーミーヤ ウサギラヤー(門中清明が 終わった後に それぞれの 清明を 行おうね)。
メモ
門中・一族が集まって、門中墓で行う清明祭。
ムンチューバカ
門中墓。一族の墓。
用例
ハカヌ ネーンヌーヤ ムンチューバカンカイ イータン(墓を 持たない人たちは 門中墓に 入った)。
メモ
個人ではなく、門中・一族で所有している墓のこと。
ムンチュン
木戸銭。
ムンチン
木戸銭。
ムンドー
いざこざ。
用例
ムンドー ビカーン ウクチ ヤガティ ムラカラ イーゥンジャサリンテー(いざこざ ばかり 起こして やがて 村から 追い出されるよ)。
ムンナクヒンナク
もみくちゃ。
用例
ワランチャートゥ アシブンディ ムンナクヒンナクサッティ ヲゥタトーサ(子ども達と 遊ぶといって もみくちゃにされて 疲れたよ)。
ムンナラーシ
躾け。
用例
ムンナラーシ スン(躾ける)。
ムンナレー
物習い。何かを習うこと。
用例
シージャンチャーカラ ムンナレーシーガーチール ワジャー スンドー(年上の人たちから 習いながら 仕事は するんだよ)。
ムンニムタッティ
ものにもたれて→霊に憑かれて。
ムンニヤーガマ
食べ物を炊く竈。
ムンヌウヤギ
物を援助する。
用例
マンドーラー ネーンヌーンカイ ムンヌウヤギ スシェー マシヤサ(たくさんあるなら 無い人に 援助 する方が 良いよ)。
ムンヌウヮーリ
たくさん。
用例
ムンヌウヮーリ チミアギティ ウサーッティネーラン(たくさん 積み過ぎて 押しつぶされてしまった)。
ムンヌキ
魔除け。
ムンヌキムン
魔物除け。魔除け。
用例
ワラビヌ ユルナチーネー ハサミソーナムン ムンヌキムントゥシ マックヮバヌンカイ ウッチュン(子どもが 夜泣きしたら ハサミなどを 魔除けとして 枕元に 置いておく)。
メモ
ムンヌキムンとして浜下りをしたり、石敢當を設置した。屁もムンヌキムンといった。
ムンヌハチバチ
食物のお初。
ムンヌヒーキ
分け隔て。ひいき。
用例
ワランチャーヤ ムンヌヒーキ シェーナランドー(子どもたちは 分け隔て してはいけないよ)。
ムンヌマユイ
物迷い。
用例
アンシ ムチカシー チラシ ヌー ムンヌマユイ ソーガ(そんなに 難しい 顔をして 何を 迷って いるのか)。
メモ
類:ムンマユイ(物迷い)。
ムンヌミー
物見台。
用例
ムンヌミーンカインヂ(物見台に行き)。
ムンハカハカー
吐き気をもよおしている様子。
用例
クルマヰーシ アマヲゥティ ムヌハカハカーソーン(車酔いして あそこで 吐気をもよおしている)。
メモ
類:ムヌハカハカー(吐き気をもよおしている様子)。
ムンピラカスン
揉み砕く。
ムンミジラサー
何でも珍しがる人。物珍しがり。
用例
ルク ムンミジラサーナティ ヒジュー アマミークマミーソーン(余りにも 物珍しがり屋で ずっと あちこちよそ見ばかりしている)。
ムンミジラサン
物珍しい。
用例
ヌーガラ ヒージートー カワトーグトゥ ムンミジラサンバーテー(何か 普段とは 変わっているから 物珍しいんだよ)。
メモ
類:ムヌミジラハン(物珍しい)。
ムンユマー
おしゃべり。
用例
アヌチョー ムンユマーヤグトゥ ヌーン ハナシーヤナラン(あの人は おしゃべりだから 何も 話せない)。
メモ
人のうわさ話ばかりをしているおしゃべりな人のこと。
ムンユムン
噂話をする。
用例
ヰナグンチャー ミッチャイ アチマイネー ムンユムンドー(女が 3人 集まると 噂話が始まるよ)。
メモ
類:ムヌユムン(噂話をする)。
ムンワシリ
物忘れ。
用例
トゥシ トゥレーカラー ムンワシリン ウークナティ ジャーフェーヤサ(年を 取ると 物忘れが 多くなって 面倒だ・大変だ)。
ムンワレー
物笑い。
用例
ウンナ ハナシー シーネー ムルヌ ムンワレール ナインドー(そんな 話を したら 皆の 物笑いに なるんだよ)。
yomikomi
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