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- しまくとぅば単語帳:ヌ
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ヌ(~ヌ) 喜名,座喜味,上地,都屋,高志保,渡慶次,儀間,長浜,楚辺,渡具知,大湾,古堅,大木,比謝矼,牧原
①~の。属格を示す。②~が。主格を示す。
- 用例
- ①チュヌ クトゥンカイ、アーバサーバ サンキヨー(他人の事に、余計な口出しはしないでおけよ)・儀。②アーブクヌ タッチョーン(泡が立っている)・楚。
ヌ(~ヌ) 儀間,古堅
~なので。~くて。~だから。
- 用例
- アチサヌ フシガラン(暑くてたまらない)・儀。アミ フイギサヌ、クバガサ ムッチョーカナ(雨が降りそうだから、クバ笠を持っておこう)・儀。ワンネー サビサヌ、アサンユサン ナチ クラチョーサ(私は寂しくて、朝も夜も泣いて暮らしているさ)・古。
- メモ
- 形容詞に付く。
ヌ ゥンジトーティ(~ヌ ゥンジトーティ) 喜名,渡慶次,儀間,大木
~のくせに。~なのに。
- 用例
- フユーナムンヌ ゥンジトーティ、ジン モーキティ アガッタムン ヤサ(怠け者のくせに、お金を儲けて大それた奴だ)・儀。
- メモ
- 身の程をわきまえるべきだと諭す時、その人物を指す言葉に続けて用いる。直訳は「~が出ていて」。~ガ ゥンジトーティともいう。
ヌイ 喜名,渡慶次,儀間,楚辺
糊。
- 用例
- バサーヂヌンカイ ヌイ イリーン(芭蕉衣に糊を入れる)・儀。
ヌイタックヮスン 喜名,渡慶次,儀間,古堅
塗り付ける。
- 用例
- チラ イッペー、オシロイ ヌイタックヮスン(顔中に、白粉を塗り付ける)・儀。
否:ヌイタックヮサン(塗り付けない)希:ヌイタックヮーシーブサン(塗り付けたい)過:ヌイタックヮチャン(塗り付けた)継:ヌイタックヮチョーン(塗り付けている)・儀。
ヌイヂュラサ 座喜味
馬の足並みなど、乗馬技術の美しさ。
ヌイムン 喜名,渡慶次,儀間
乗り物。
- 用例
- アマー トゥーサヌ、ヌイムンヌ ネーンネー ヲゥタインレー(あそこは遠いから、乗り物がなかったら疲れるよ)・儀。
ヌイン 喜名,渡慶次,儀間
塗る。
- 用例
- ヤーヌ ペンキ ヌイン(家のペンキを塗る)・儀。
否:ヌラン(塗らない)希:ヌイブサン(塗りたい)過:ヌタン(塗った)継:ヌトーン(塗っている)・儀。
ヌイゥンマ 喜名,渡慶次,瀬名波,楚辺,渡具知,大湾,古堅
琉球競馬用の馬。馬勝負用の馬。
- メモ
- ヌイゥンマや役馬〔えきば〕は、小ぶりで力が強くておとなしい宮古馬が主として使われていた。村内でヌイゥンマを飼っているのは、多い字でも5、6人だった。
ヌイゥンマヌヤー 渡具知
乗馬をする人。騎手。
ヌー 親志,上地,都屋,楚辺,大木,比謝矼,牧原,長田
野。野原。
- 用例
- ンカシェー ヤーン イキラサグトゥ、アマクマンカイ ヌーン マンドータン(昔は家も少ないから、あちらこちらに野原も多かった)・木。
- メモ
- 類:モー。
ヌー 喜名,親志,座喜味,波平,高志保,渡慶次,儀間,宇座,瀬名波,長浜,楚辺,渡具知,比謝,大湾,古堅,比謝矼
何。何の。
- 用例
- ゥンマヲゥティ、ヌー トゥメートーガ(そこで、何を探しているのか)・儀。
ノージェー、ヌーディ イミシェーガ(名前は、何と言いますか)・古。
ヌー ヤイビーガ(何ですか)・矼。
ヌールル ヤーンナーガディ キチャンディ(何という屋号かと聞いたって)・民・楚。
ヌー(~ヌー) 喜名,座喜味,高志保,渡慶次,儀間,長浜,楚辺,大湾,古堅,長田
~な人。~なもの。
- 用例
- チカンヌー(聞かない者)・座。ムヌイランヌー(ものを言わない者)・慶。ハンブヌー(半分のもの)・儀。
ヌーガ 喜名,親志,伊良皆,高志保,儀間,長浜,渡具知,比謝,古堅,大木,比謝矼,長田
なぜ。どうして。
- 用例
- ヌーガ、イャーヤ アン ソール(どうして、あなたはそうしているのか)・儀。ヌーガ クーンタル(なぜ来なかったのか)・田。ヌーガヒャー(なんでよ)・親。
- メモ
- 理由や原因を問う時に用いる。音1:ヌーグヮ・ヌガ。音2:ヌーリチ・ヌーンチ・ヌグヮ。
ヌーガキーガ 喜名,高志保,渡慶次,儀間
何がなんだか。
- 用例
- ヌーガキーガ ヤラ ワカラン(何がなんだか分からない)・高。
- メモ
- 音1:ヌーガクィーガ。音2:ヌーガヌーヤラ。
ヌーガクィーガ 楚辺
何がなんだか。
- メモ
- →音1:ヌーガキーガ。
ヌーガヌーヤラ 喜名,渡慶次,儀間
何がなんだか。
- 用例
- ヌーガヌーヤラ チムエーン ワカランナトーン(何がなんだか意味も分からなくなっている)・儀。
- メモ
- →ヌーガキーガ。
ヌーガラ 喜名,渡慶次,儀間,楚辺
何やら。何か。
- 用例
- ヌーガラ アマヲゥテイ サワジョーシガ、ヌー ヤガヤー(何やらあそこで騒いでいるが、何だろうか)・儀。イャー チラグヮーンカイ ヌーガラ チカトーンデー(お前の顔に何かついているよ)・慶。
- メモ
- 物事の実態や理由がはっきりしない時に用いる。「*~シガ(けど)」「*~ネー(~なら)」など疑問に思った条件や理由を付けることが多い。
ヌーカラクィーカラ 喜名,渡慶次,儀間,楚辺
何やかんや。
- 用例
- ヌーカラクィーカラ ユージュヌ カサバティ、ヌール ナトーラー ワカラン(何やかんや用事が重なって、どうなっているのか分からない)・儀。
ヌークイ 座喜味
何もかも。何でも。
- メモ
- 類:ヌーンクイ・ヌーンクーン。
ヌーグトゥ 喜名,渡慶次,儀間
何ごと。
- 用例
- アンシ サワジョーシガ、ヌーグトゥ ヤガ(とても騒がしいが、何ごとか)・儀。
ヌーグヮ 宇座
なぜ。どうして。
- 用例
- ヌーグヮ ヌーンチ アン ナタガ(なぜどうしてそうなったか)・宇。
- メモ
- →音1:ヌーガ・ヌグヮ。
ヌーサルムン 喜名,渡慶次,儀間,楚辺
なんたる者。どれだけの者。
- 用例
- ワンニンカイ クチゲーイ スシガ、イャーヤ ヌーサルムンガ(私に口答えするが、お前はどれだけの者か)・儀。
ヌーサワン 喜名,渡慶次,儀間
何をしても。どうやっても。
- 用例
- ヌーサワン シージャンカイヤ カッチーサン、チャーマキール ヤル(何をしても兄には勝てない、ずっと負けっぱなしだ)・儀。
ヌーサワンクィーサワン 喜名,渡慶次,儀間
何をしようと。何にしても。
- 用例
- ヌーサワンクィーサワン シムグトゥ、フユーヤ サンキヨー(何をしようといい〈構わない〉が、怠けるなよ)・儀。
ヌーサンクィーサン 喜名,渡慶次,儀間,楚辺
何やかや。あれこれ。
- 用例
- イャーガ チャッサ ヌーサンクィーサン イチャンテーン、ターン チカンサ(お前がどんなに何やかや言ったって、誰も聞かないさ)・儀。
- メモ
- 音1:ヌーヤンクィーヤン。音2:ヌーヤークィーヤー。
ヌーシ 喜名,渡慶次,儀間,楚辺,古堅
主。
- 用例
- ミチヲゥティ カメーテーシ ヤラー、ヘーク ヌーシンカイ ケースシェー マシ ヤサ(道で探した物だったら、早く主に返した方がいいよ)・儀。
ヌージ 座喜味,伊良皆,上地,渡慶次,儀間,宇座,瀬名波,長浜,比謝,大湾,古堅,比謝矼,牧原,長田
虹。

- 用例
- ヌージヌ タッチョーン(虹が立っている)・宇。
- メモ
- →アミクェームージ。
ヌージ 伊良皆
名字。名前。
- メモ
- →ナー。
ヌーディー 大湾
喉。
- メモ
- 音1:ヌーリー。音2:ヌーリ。
ヌーディーブットゥー 大湾
のどぼとけ。喉仏。
- メモ
- 音1:ヌーリーブットゥー。
ヌーディーウヮーグヮー 大湾
口蓋垂〔こうがいすい〕。のどちんこ。
- メモ
- 音1:ヌーリーワングヮー。
ヌーティックトー ネーン 渡慶次,儀間
どうってことはない。何てことはない。
- 用例
- ゥンジャレー、ヌーティックトー ネーンタン(行ってみたら、何てことはなかった)・儀。
ヌーディン 喜名,渡慶次,儀間,大木
何とも。何も。
- 用例
- ヌーディン ウマーン バーイ(何とも思わないのか)・木。
アンマーヤ、ヌーディン イランティナー(お母さんは、何も言わなかったのか)・儀。
- メモ
- 後に動詞の否定形を伴って用いられることが多い。
ヌートゥクィートゥ 喜名,渡慶次,儀間
何かということ。分別。
- 用例
- ワラビ ヤティン、ヌートゥクィートー ワカインドー(子どもでも、何かということは分かるよ)・儀。
ヌートゥンガラー 喜名,渡慶次,儀間,楚辺
何かの拍子。ふとしたはずみ。
- 用例
- ヌートゥンガラーシ、ノートーヌ バーヌ アサ(何かの拍子で、直っていることがあるよ)・儀。
ヌーニンクィーニン 喜名,渡慶次,儀間
何にでも。
- 用例
- ヌーニンクィーニン、ウヤビカーン タルガキテー ナランドー(何にでも、親ばかり頼ってはいけないよ)・儀。
ヌーヌー 喜名,座喜味,渡慶次,儀間
何々。何と何。
- 用例
- ワンネー、ヌーヌー ムッチ イケー シムガヤー(私は、何々持って行けばいいのかなあ)・儀。
ヌーヌクィーヌ 喜名,渡慶次,儀間
何のかの。何やかの。
- 用例
- ヌーヌクィーヌディチン、ターガ チチ トゥラスガ(何のかの言っても、誰が聞いてくれるのか)・儀。
ヌーヤークィーヤー 喜名,渡慶次,儀間
何やかや。あれこれ。
- 用例
- ヌーヤークィーヤー ムッチ チェーシガ、マーンカイ ウッチュガ(何やかや持ってきてあるが、どこに置くの)・儀。
- メモ
- →ヌーサンクィーサン。
ヌーヤティン 喜名,渡慶次,儀間
何でも。
- 用例
- ヌーヤティン シムグトゥ、ヘークナー ムッチ クーワ(何でもいいから、早く持って来い)・儀。
ヌーヤティンクィーヤティン 渡慶次,儀間,楚辺
何であれ。どうであれ。ともあれ。
- 用例
- ヌーヤティンクィーヤティン、ワンネー イキワル ヤル(どうであれ、私は行かなくちゃいけない)・儀。
ヌーヤンクィーヤン 渡慶次,儀間,楚辺
何やかや。あれこれ。
- 用例
- ヌーヤンクィーヤン イチン、チャーン ナランサ(何やかや言っても、どうしようもないよ)・儀。
- メモ
- →音1:ヌーサンクィーサン。
ヌーリ 都屋
高層雲〔こうそううん〕。おぼろ雲。
- メモ
- ヌーリのギザギザになったところが真っ直ぐ上ったら、2、3日内には必ず雨が降るといわれた。
ヌーリ 高志保,比謝矼
喉。
- メモ
- 音1:ヌーリー。→ヌーディー。
ヌーリ 渡慶次,儀間,楚辺,長田
植物。青苔〔あおごけ〕。コケ。
- 用例
- カーヌ ハター ヌーリ クートーグトゥ、シンリラングトゥ シーヨー(井戸の側は苔が生えているから、滑らないようにしなさいよ)・儀。
- メモ
- →オーヌーリー。
ヌーリ 伊良皆,楚辺
池。溜池。

- 用例
- ヌーリヲゥティ ゥンム アライネー、グナワランチャーヤ ユー キー チキリヨー(池で芋を洗う時には、小さな子はよく気をつけなさいよ)・楚。
- メモ
- →イチンモー。
ヌーリー 喜名,渡慶次,儀間,楚辺,大湾,古堅,瀬名波
喉。
- 用例
- シワ ッシ、ムヌン ヌーリーカラ ウティラン(心配して、食事も喉から落ちない〈喉を通らない〉)・儀。
- メモ
- 音1:ヌーディー・ヌーリ。
ヌーリーカーカー 座喜味,長浜
食べ物が喉につかえる様。
- メモ
- →クークー。
ヌーリーチーチー 喜名,渡慶次,儀間,大湾
喉がつかえること。
- 用例
- ミジヌ ネーン、ヌーリーチーチー ソーン(水がなくて、喉がつかえている)・儀。
ヌーリーブットゥー 喜名,渡慶次,儀間,楚辺
のどぼとけ。喉仏。
- 用例
- ヌーリーブットゥーガ ハリトーン(のどぼとけが腫〔は〕れている)・儀。
- メモ
- 音1:ヌーディーブットゥー。
ヌーリーブリーン 座喜味
食べ物が喉につかえる。
ヌーリーワングヮー 楚辺
口蓋垂〔こうがいすい〕。のどちんこ。
- 用例
- カジヒチ、ヌーリーワングヮーヌ ハリトーン(風邪をひいて、のどちんこが腫れている)・楚。
- メモ
- 音1:ヌーディーウヮーグヮー。
ヌーリチ 座喜味,上地,渡慶次
なぜ。どうして。
- 用例
- ヌーリチ クーンタガ(どうしてこなかったか)・上。
- メモ
- 音1:ヌーンチ。→ヌーガ。
ヌーリヂン 村史
死装束。
- メモ
- →イチクビー。
ヌール 座喜味,高志保
ノロ。祝女〔のろ〕。村落の祭祀をつかさどる神女。
- 用例
- ジャチミヌール(座喜味ノロ)・座。クメジマヌ ヌール(久米島のノロ)・高。
- メモ
- 首里王府編さんの体系的地誌『琉球国由来記』(1713年)によれば、読谷山間切では大湾、楚辺、喜名、座喜味、瀬名波にノロがいたとされ、それぞれ祭祀を司る村、拝所があったという。ノロの継承家は*ヌンドゥンチと呼ばれる。王府からの任命職であるノロは「公儀(クージ)ノロ」とされ、それ以前のノロは「シマノロ」といわれた。沖縄最古の歌謡集「おもろさうし」に古堅にノロがいたことを思わせる記述がみられるが、それが「シマノロ」を指しているのではなかろうか。楚辺でも公儀ノロ以前のシマノロがいたと伝承される。→アタトー。
ヌールウマチメー 伊良皆
*ルクグヮチウマチー(六月ウマチー)の供え物として使う初穂米。
- メモ
- 各戸からお初を徴収してノロに差し上げた。→ウファチメー。
ヌールガー 高志保,大湾
ノロが用いた井戸。
- メモ
- 大湾、高志保には跡地に石碑がある。
ヌールグムイ 伊良皆
ノロが手足を洗った溜池。
ヌールジー 渡慶次
ノロ地。ノロの役地。
ヌールバカ 座喜味,大湾
ノロ墓。ノロを葬った墓で、多くは字の清明祭で拝される。
- メモ
- ※写真は大湾のヌールバカ。
ヌーロークィーロー 喜名,渡慶次,儀間
何だかんだ。あれやこれや。
- 用例
- ヌーロークィーローディーネー、チョーデーガル カシーヤ スルヨー(何だかんだの時は、兄弟が加勢するんだよ)・儀。
ヌーン 喜名,渡慶次,儀間,楚辺
①何も。②何でも。どんな事でも。
- 用例
- ①ウッピグヮーンレー、ヌーン カンゲーランティン シムサ(それだけのことなら、何も考えなくてもいいさ)・儀。②ジンヌ アリワル、ヌーン ナイルヨー(金があってこそ、何でもできるんだよ)・儀。
- メモ
- ①後に打ち消しの語を伴って、全面的な否定を表す。②いろいろな事物をさす。また、同類の物をいろいろ含んでいる時に使う。
ヌーン アラン 喜名,渡慶次,儀間,楚辺
何でもない。
- 用例
- ウッピグヮーンレー ヌーン アラングトゥ、シワー サンキヨー(それだけのことなら何でもないから、心配するなよ)・儀。
ヌーンクイ 喜名,座喜味,渡慶次,儀間,長浜,楚辺,古堅
何もかも。何でも。
- 用例
- ヌーンクイ マンチャーマンチャー シーネー、ヌール ナトーラー ワカラン ナイサ(何もかもごちゃ混ぜにしたら、どうなっているか分からなくなるさ)・儀。
- メモ
- →ヌークイ。
ヌーンクーン 楚辺
何もかも。何でも。
- メモ
- →ヌークイ。
ヌーンチ 喜名,渡慶次,儀間,楚辺,大湾,渡具知,親志,牧原
なぜ。どうして。
- 用例
- ヌーンチ カマンタガ(どうして食べなかったのか)・儀。ヌーンチ アン ナトーガ(なぜそうなったのか)・親。ヌーンチ メンソーランタガ(どうしていらっしゃらなかったのですか)・牧。
- メモ
- 音1:ヌーリチ。→ヌーガ。
ヌーンナランヌー 喜名,座喜味,渡慶次,儀間
役立たず。何も成せない者。何もできない者。
- 用例
- ヌーンナランヌーヤ アマンカイ イチクヮレー(役立たずはあそこに行きやがれ)・儀。
ヌーンヌーン 喜名,座喜味,渡慶次,儀間
何でも何でも。何でもかんでも。
- 用例
- ヌーンヌーン カムナヨー(何でもかんでも食べるなよ)・儀。
ヌーンヌーン ムッチ チン、チカーランサ(何でもかんでも持ってきても、使えないさ)・儀。
ヌカ 親志,高志保
糠〔ぬか〕。
ヌガ 喜名,親志,都屋,渡慶次,儀間,長浜,大木,牧原
なぜ。どうして。
- 用例
- ヌガ、イャーヤ イカンタル バーイ(どうして、お前は行かなかったのか)・儀。
- メモ
- →音1:ヌーガ。
ヌガーイン 喜名,渡慶次,儀間,楚辺,渡具知,比謝矼
逃れる。免れる。
- 用例
- ムル メーティ、ワッター ヤービカーン ヌガートーン(全部燃えて、私たちの家ばかり免れている)・楚。クンドー ヤクミ ヌガーイン(今年は役目を免れる)・儀。
否:ヌガーラン(免れない)希:ヌガーイブサン(免れたい)過:ヌガータン(免れた)継:ヌガートーン(免れている)・儀。
ヌガーラスン 喜名,高志保,渡慶次,儀間,渡具知
見逃す。許す。
- 用例
- シカター ネーングトゥ、チューヤ ヌガーラスサ(仕方がないから、今日は見逃すさ)・儀。否:ヌガーラサン(見逃さない)希:ヌガーラシーブサン(見逃したい)過:ヌガーラチャン(見逃した)継:ヌガーラチョーン(見逃している)・儀。
- メモ
- 類:ユルスン。
ヌカバチャー 座喜味,楚辺
昆虫。小さな蜂。チビアシナガバチ。
- 用例
- カキヌ ミーヤ、ヌカバチャーヌ マンローン(藪の中は、小さなハチが多い)・楚。
ヌキ 楚辺
緯〔ぬき〕。緯糸〔ぬきいと〕。織物の横糸。
- メモ
- 緯糸(横糸)と経糸〔たていと〕があり、経糸を張った織り機の踏み板を踏みながら、杼〔ひ〕で緯糸を通して布を織った。
ヌキ 楚辺
味噌造りに使う煮潰〔につぶ〕した米や大豆。
- 用例
- ンス チュクインディ、ヌキ ヒコーイン(味噌を作るのに、煮潰した米や大豆を準備する)・楚。
- メモ
- 味噌を作る時には、麹〔こうじ〕と塩を混ぜたのを米や大豆を煮潰したヌキに混ぜて、それから1年近く熟成させる。音1:ヌチ。
ヌギーン 喜名,渡慶次,儀間,楚辺,大湾,比謝矼
①抜ける。②逃げる。
- 用例
- ①ダテーンヌ チュヌ ミーカラ ヌギーン(大勢の人の中から抜ける)・儀。
否:ヌギラン(抜けない)希:ヌギーブサン(抜けたい)過:ヌギタン(抜けた)継:ヌギトーン(抜けている)・儀。
②ヌギティ イチュン(逃げて行く)・民・矼。
ヌキガー 楚辺
柱の貫き穴に通す木材。
- 用例
- ヌキジヤー チュクイネー、ヌキガー チカイタン(*ヌキジヤーを造る時には、ヌキガーを使いよった)・楚。
- メモ
- ヌキジヤー(貫木屋〔ぬきぎや〕)を造る時に、柱に細長の貫き穴を開けて、その穴に通す平たい木のことをヌキガーといった。
ヌキジヤー 楚辺
貫木屋〔ぬきぎや〕。柱に貫き木を通した家。
- 用例
- アンシ チビラーシー ヌキジヤー ヤルヤー(とても立派な貫木屋だね)・楚。
- メモ
- 音1:ヌチジヤー。
ヌギバイ 喜名,座喜味,渡慶次,儀間,楚辺,古堅
①抜け駆け。すり抜け。人目を盗むこと。②入場料を払わずに映画や闘牛などを観ること。
- 用例
- ①ゥンマカラ ヌギバイ シ ハイタシェー、ター ヤタガ(そこからすり抜けて行きよったのは、誰だったのか)・儀。②ヌギバイ シチョーン(入場料を払わず観覧している)・座。
ヌギファ 楚辺
魂や遺骨などを移動するために霊魂〔れいこん〕を抜くこと。またその儀礼のこと。
- 用例
- ヌギファ シーネー、カッティー タヌリ リッパ シミリヨー(霊魂を抜く時には、手慣れた人を頼んでちゃんとさせなさいよ)・楚。
- メモ
- 沖縄の信仰では霊魂は死んだ場所あるいは遺骨が納められた墓などに残るとされ、それをヌギファする儀礼がなされる。音1:ヌジファ。
ヌキムン 喜名,渡慶次,儀間,楚辺
除け者。
- 用例
- ヌキムン サッティ、ティーチン ウムサー ネーランタン(除け者にされて、ちっともおもしろくなかった)・儀。
ヌクイ 喜名,渡慶次,儀間
残り。残りもの。
- 用例
- ヌクイヤ ワンガ ムッチ イチュサ(残りは私が持って行くよ)・儀。
- メモ
- 音2:ヌクイムン・ヌクサー・ヌクシ。
ヌクイムン 喜名,渡慶次,儀間
残りもの。
- 用例
- メーナチ ヌクイムンビカーン カマサッティ、ニリトーン(毎日残りものばかり食べさせられて、飽きている)・儀。
- メモ
- →ヌクイ。
ヌクイン 喜名,渡慶次,儀間
残る。
- 用例
- ワンネー ナー イフェー ヌクイン(私はもう少しは残る)・儀。
ウッサヌ シブイヌ、ヌクトール(そんなにたくさんの冬瓜〔とうがん〕が、残っているね)・儀。
否:ヌクラン(残らない)希:ヌクイブサン(残りたい)過:ヌクタン(残った)継:ヌクトーン(残っている)・儀。
ヌグイン 喜名,渡慶次,儀間,楚辺
拭〔ぬぐ〕う。
- 用例
- アシ ハトーグトゥ、ティーサージシ チラ ヌグイン(汗をかいているから、手拭で顔を拭く)・儀。
否:ヌグラン(拭わない)希:ヌグイブサン(拭いたい)過:ヌグタン(拭った)継:ヌグトーン(拭っている)・儀。
ヌクサー 喜名,渡慶次,儀間
残りもの。
- 用例
- ワンネー チャー、シージャヌ ヌクサービカーン ヤン(私はいつも、兄の残りものだけだ)・儀。
- メモ
- →ヌクイ。
ヌクサン 喜名,座喜味,渡慶次,儀間
温かい。暖かい。
- 用例
- ヒーバーチヌ メーンカイ クーワ、ヌクサンドー(火鉢の前に来なさい、暖かいよ)・儀。
ナマ ヤレー、ユーフルン ヌクサンドー(今なら、お風呂も温かいよ)・儀。
- メモ
- 音1:ヌクハン。対:ヒジュルサン(冷たい)。
ヌクシ 喜名,渡慶次,儀間
残し。残りもの。
- 用例
- クヮヌ ヌクシェー、ウヤガル カムルヨー(子どもの残しは、親が食べるんだよ)・儀。
- メモ
- →ヌクイ。
ヌクジリ 喜名,渡慶次,儀間
ノコギリ。
- 用例
- ヌクジリ ムッチ ッチ、チレーワ(ノコギリを持ってきて、切りなさい)・儀。
ヌクジリバー 大湾
ノコギリの歯。ノコギリのようにとがった歯。
ヌクスン 喜名,渡慶次,儀間,楚辺,大湾
残す。
- 用例
- ウットゥヌ タマシ クヮーシ ヌクスン(弟の分のお菓子を残す)・儀。
否:ヌクサン(残さない)希:ヌクシーブサン(残したい)過:ヌクチャン(残した)継:ヌクチョーン(残している)・儀。
ヌクタマイン 喜名,渡慶次,儀間,楚辺
温〔ぬく〕まる。暖〔あたた〕まる。
- 用例
- ヒーサイネー、カマヌ メーヤ ヌクタマイン(寒い時には、竈の前は温まる)・儀。
否:ヌクタマラン(温まらない)希:ヌクタマイブサン(温まりたい)過:ヌクタマタン(温まった)継:ヌクタマトーン(温まっている)・儀。
- メモ
- 対:ヒジュイン(冷える)。
ヌクヌクートゥ 喜名,渡慶次,儀間
温々〔ぬくぬく〕と。気持ち良い温かさ。
- 用例
- ワランチャーガ、ヌクヌクートゥ ニントーン(子どもたちが、温々と寝ている)・儀。
ヌクバーイン 喜名,渡慶次,儀間,楚辺
暖かくなる。
- 用例
- チカグロー、タッタ ヌクバーティ チョーンヤー(近頃は、だんだん暖かくなってきたね)・儀。
継:ヌクバートーン(暖かくなっている)・儀。
ヌクハン 楚辺
温かい。暖かい。
- 用例
- ワタイリー キーネー ヌクハン(綿入れを着ると暖かい)・楚。
- メモ
- →音1:ヌクサン。
ヌクムン 座喜味,楚辺
温〔ぬく〕まる。暖まる。暖をとる。
- 用例
- クヮ ナチ ジールウチテーヤー、ンカシェー ワッター シマンデー ヒー ヌクムタンヨー(子どもを産んで産褥期(地炉内)よね、昔は私たちの村では火を(焚いて)温みよったよ)・民・楚。
ヌグヮ 喜名,高志保,渡慶次,儀間,楚辺
なぜ。どうして。
- 用例
- ヌグヮ イャーヤ、イカンタル バーイ(どうして、お前は行かなかったのか)・儀。
- メモ
- 音1:ヌーグヮ。→ヌーガ。
ヌクン 楚辺
貫く。
- 用例
- ウリ ミミンカイ ヌカーニ、ハーイヌ ミミンカイ(それを耳〈針の穴〉に貫いて、針の穴に)・民・楚。
- メモ
- 音1:ヌチュン。
ヌグン 楚辺
①抜く。②脱ぐ。③写す。撮る。
- 用例
- ①チュ ヌグンルシェー、フミラリーヌ ムノー アラン(人を出し抜くというのは、褒められたもんじゃない)・楚。
否:ヌガン(抜かない)希:ヌギブハン(抜きたい)過:ヌジャン(抜いた)継:ヌジョーン(抜いている)・楚。
②ユグリギノー、フカヲゥティ ヌゲーワ(汚れた着物は、外で脱ぎなさい)・楚。③ンナッシ、サシン ヌグン(皆で、写真を撮る)・楚。
- メモ
- ③音1:ヌジュン。
ヌザトゥ 長浜
地名(嘉手納町野里)。
ヌザトゥンチュ 大湾
野里の人。
ヌサリムン 喜名,渡慶次,儀間,楚辺
のさばっている人。放蕩者〔ほうとうもの〕。
- 用例
- ヌサリムンヌ、ヘーク マーガランカイ イケー ヤンムンヌ(放蕩者は、早くどこかに行けばいいのに)・儀。
ヌシ 喜名,渡慶次,儀間
熨斗〔のし〕。
- 用例
- スージンカイ ムッチ イチュグトゥ、ヌシ ハレーワ(祝いに持って行くから、熨斗を張りなさい)・儀。
ヌシーン 喜名,渡慶次,儀間
乗せる。載せる。
- 用例
- クルマンカイ ウホークヌ チュ ヌシーン(車に多くの人を乗せる)・儀。
否:ヌシラン(乗せない)希:ヌシーブサン(乗せたい)過:ヌシタン(乗せた)継:ヌシトーン(乗せている)・儀。
- メモ
- →ウーシーン。
ヌシカイン 喜名,渡慶次,儀間
少し顔をだす。
- 用例
- ワランチャーガ、チラ ヌシカティ ンチョーン(子どもたちが、顔を出して見ている)・儀。
否:ヌシカラン(顔を出さない)過:ヌシカタン(顔を出した)継:ヌシカトーン(顔を出している)・儀。
ヌシキーン 喜名,高志保,渡慶次,儀間,楚辺,牧原
差し出す。ちょっと出す。のぞかせる。向ける。
- 用例
- クビ ヌシキーン(首をのぞかせる)・民・高。ヤイ ヌシキーン(槍を向ける)・民・牧。トゥイヤッサヌ グトゥシ、ティー ヌシキーン(取りやすいように、手を差し出す)・儀。
否:ヌシキラン(差し出さない)希:ヌシキーブサン(差し出したい)過:ヌシキタン(差し出た)継:ヌシキトーン(差し出ている)・儀。
ヌジファ 喜名,渡慶次,儀間
魂や遺骨などを移動するために霊魂〔れいこん〕を抜くこと。またその儀礼のこと。
- 用例
- ユタ タヌリ ヌジファ スン(*ユタを頼んでヌジファをする)・儀。
- メモ
- 音1:ヌギファ。
ヌジムン 楚辺
①望む。欲しがる。②異性に惚〔ほ〕れる。
- メモ
- ②音1:ヌジュムン。
ヌジュマー 喜名,渡慶次,儀間,古堅
望んでくれる人。好いてくれる人。
- 用例
- イャーヤ ヌジュマーン マンドーンテー(お前は好いてくれる人も多いでしょう)・儀。
ヌジュミ 喜名,渡慶次,儀間
望み。
- 用例
- イャー ヌジュミディシェー、ヌー ヤガ(お前の望みというのは、何か)・儀。
ヌジュミドゥーイ 喜名,渡慶次,儀間
望み通り。
- 用例
- ヌジュミドゥーイ カナワティ、イッペー イリキサンテー(望み通り叶って、とても嬉しいでしょう)・儀。
ヌジュムン 喜名,渡慶次,儀間,古堅
①望む。欲しがる。②異性に惚れる。
- 用例
- ワンネー、アヌ チンル ヌジュローンレー(私は、あの着物を望んでいるんだよ)・儀。
否:ヌジュマン(望まない)希:ヌジュミーブサン(望みたい)過:ヌジュラン(望んだ)継:ヌジュローン(望んでいる)・儀。
- メモ
- ②音1:ヌジムン。
ヌジュン 喜名,座喜味,渡慶次,儀間,大木
①抜く。②脱ぐ。③写す。撮る。
- 用例
- ①ハー ヌジュン(歯を抜く)・儀。
ユラン シーネー、チュンカイ ヌガリーンドー(油断すると、人に抜かれるよ)・儀。否:ヌガン(抜かない)希:ヌジーブサン(抜きたい)過:ヌジャン(抜いた)継:ヌジョーン(抜いている)・儀。
②アシジャ ヌジュン(下駄を脱ぐ)・木。
③サシン ヌジャン(写真を撮った)・木。
- メモ
- ③音1:ヌグン。
ヌスドゥ 座喜味,比謝矼
盗人。泥棒。
- メモ
- 音1:ヌスル。
ヌスムン 喜名,渡慶次,儀間,楚辺
盗む。
- 用例
- ヌーン カムシン ネーン、ハルカラ ヤシェー ヌスムン(何も食べるのがなく、畑から野菜を盗む)・儀。
否:ヌスマン(盗まない)希:ヌスミーブサン(盗みたい)過:ヌスラン(盗んだ)継:ヌスローン(盗んでいる)・儀。
ヌスル 喜名,渡慶次,儀間,楚辺,古堅
盗人。泥棒。
- 用例
- ヌスロー カンナジ、ドゥーヌ ヒサアトゥ ヌクスンディ(盗人は必ず、自分の足跡を残すって)・儀。
- メモ
- 音1:ヌスドゥ。
ヌスルグシ 喜名,渡慶次,儀間,古堅
盗み癖。
- 用例
- ヌスルグシヌ アン(盗み癖がある)・古。
ヌスルグシヌ アシェー、ウトゥルムンドー(盗み癖があるのは、怖いものだよ)・儀。
ヌスルヌバーン 喜名,渡慶次,儀間
盗人の番。寝ずの番。
- 用例
- ヒルニンジ シーヂューサイネー、ヌスルヌバーン サル ウチ ヤサ(昼寝をし過ぎると、盗人の番をすることになるよ)・儀。
- メモ
- 昼間寝すぎて夜眠れなくなり、盗人の見張りをするという意味の揶揄〔やゆ〕。
ヌスルングェー 喜名,渡慶次,儀間,楚辺
盗み食い。つまみ食い。
- 用例
- ヌスルングェービカーン スグトゥ、ムノー イラン ナイサ(盗み食いばかりするから、ご飯は入らなくなるさ)・儀。
- メモ
- →ガチングェー。
ヌチ 大湾
緯〔ぬき〕。緯糸〔ぬきいと〕。横糸。
- メモ
- 音1:ヌキ。
ヌチ 大湾,古堅
味噌造りに使う煮潰した米や大豆。
- 用例
- ンスヌ ヌチェー、ウフチジャーグヮー ニチェーシ ヤタン(味噌のもとになるのは、大豆を煮たものだった)・古。
- メモ
- 音1:ヌキ。
ヌチ 喜名,渡慶次,儀間,楚辺
命。
- 用例
- ヌチェー ヌーヤカ タカラ ヤサ(命は何よりも宝だよ)・儀。
- メモ
- →イヌチ。
ヌチ コーイン 喜名,渡慶次,儀間,渡具知,大木
命を買うの意が転じて命拾いする。
- 用例
- ヌチェー コーヤーニ ヒンギタグトゥ(命拾いして逃げたから)・民・具。ヌチ コーティ(命が助かって)・木。
ウッピグヮーヌ クトゥシ シマチェーラー、ヌチ コーテーサ(それだけのことで済ませたなら、命拾いしたんだよ)・儀。
ヌチカジリ 喜名,渡慶次,儀間,楚辺
命の限り。
- 用例
- ヌチカジリ ハマティン、チャーン ナランシェー シカター ネーンサ(命の限り頑張っても、どうしようもないのは仕方がないさ)・儀。
ヌチガフー 喜名,渡慶次,儀間,楚辺
{いのちぐゎほう(命果報)}。命拾い。
- 用例
- マーン ヤマサンテーレー、ヌチガフー コーテーサ(どこも怪我がなければ、命拾いしているさ)・儀。
ヌチグスイ 喜名,伊良皆,渡慶次,儀間
命の薬。長寿の薬。栄養がつくこと。
- 用例
- マーサムン チュファーラ カリ、ヌチグスイ ナタン(美味しいのを腹いっぱい食べて、命の薬になった〈栄養がついた〉)・儀。
ヌチサグ 瀬名波、喜名、渡慶次、儀間、高志保、宇座、波平、座喜味、都屋、牧原
貫き方。編み方。
ヌチシター 喜名,渡慶次,儀間
命知らず。
- 用例
- イャー グトーシーンカイ、ヌチシターディサ(お前みたいな奴に、命知らずというんだよ)・儀。
- メモ
- 音2:ヌチシンター。類:ハティー。
ヌチジヤー 喜名,座喜味,渡慶次,儀間,大湾
貫木屋〔ぬきぎや〕。柱に貫き木を通した家。
- メモ
- 音1:ヌキジヤー。
ヌチシンター 楚辺
命知らず。
- 用例
- ヌチシンターヤ、チャーヌ ワジャン スサ(命知らずは、どんなことでもするよ)・楚。
- メモ
- →ヌチシター。
ヌチヂューサン 喜名,座喜味,渡慶次,儀間
生命力が強い。生命力がある。
- 用例
- アンシ、ヌチヂューサヌ チュン ヲゥルヤー(なんて、生命力が強い人もいるね)・儀。
- メモ
- 音1:ヌチヂューハン。
ヌチヂューハン 楚辺,大木
生命力が強い。生命力がある。
- メモ
- 音1:ヌチヂューサン。
ヌチトゥ カクグー 喜名,渡慶次,儀間
命と覚悟。命と引き替えにすること。
- 用例
- ヌチトゥ カクグー ッシマディ、スシェー アラン(命と引き換えにしてまで、やるものではない)・儀。
ヌチドゥクル 喜名,渡慶次,儀間,楚辺
{いのちどころ(命所)}。急所。
- 用例
- ヌチドゥクル ヤマサンテーヌ フーガル アンテー(急所を怪我しなかった運があるんだよ)・儀。
- メモ
- →ソードゥクル。
ヌチヌウヤ 喜名,渡慶次,儀間,渡具知
命の親。命の恩人。
- 用例
- イャーヤ ヌチヌウヤル ヤグトゥ(お前は命の恩人だから)・民・具。
ヌチヌウヤヌ クトー、ワシテー ナランドー(命の恩人のことは、忘れてはいけないよ)・儀。
ヌチバナ 喜名,渡慶次,儀間
{ぬきばな(貫花)}。花を糸で貫いたもの。花飾り。
- 用例
- ハナヌ アマトーグトゥ、ヌチバナ チュクイン(花が余っているから、花飾りを作る)・儀。
ヌチブクターグヮー 宇座
作業用の防寒着。
- メモ
- 古くなった木綿の着物に、小さな布切れを何枚もつぎはぎして縫い合わせ、冬用の野良着として着た。類:ノーロー。
ヌチャーシー 喜名,伊良皆,渡慶次,儀間,長浜
持ち寄ること。金品を出し合うこと。
- 用例
- ムルシ ヌチャーシー シ、ウヤギー ムッチ イチュン(皆で金を出し合って、差し入れを持って行く)・儀。
ヌチャガイイェーキ 楚辺
急に富を増やすこと。急に金持ちになること。
- 用例
- ワッターガ ワカラン マール、チューチャン ヌチャガイイェーキ ナティヤー(私たちが知らないうちに、急に金持ちになってね)・楚。
ヌチャガイン 楚辺、儀間、渡慶次
①抜け出る。②芽が出る。
- 用例
- ①ハマイネー、イチカー チュヤカ ヌチャガイサ(頑張れば、いつかは人より抜きん出るよ)・楚。
ナマネー ヌチャガティ チューンテー(今度こそ抜け出てくるよ)・儀。否:ヌチャガラン(抜き出ない)希:ヌチャガイブサン(抜き出たい)過:ヌチャガタン(抜き出た)継:ヌチャガトーン(抜き出ている)・儀。
②ワンガ イーテール シブイグヮーヌ、ヌチャガティ チャーギンレー(私が植えてあった冬瓜〔とうがん〕が、芽を出してきよるよ)・楚。
ヌチュン 喜名,渡慶次,儀間
徴収する。
- 用例
- カクチネーカラ ジン ヌチュン(各家庭からお金を徴収する)・儀。
否:ヌカン(徴収しない)希:ヌチーブサン(徴収したい)過:ヌチャン(徴収した)継:ヌチョーン(徴収している)・儀。
ヌチュン 喜名,渡慶次,儀間
貫く。
- 用例
- ハーイヌ ミーンカイ、イーチュー ヌチュン(針の穴に、糸を貫く)・儀。
否:ヌカン(貫かない)希:ヌチブサン(貫きたい)過:ヌチャン(貫いた)継:ヌチョーン(貫いている)・儀。
- メモ
- 音1:ヌクン。
ヌチュン 座喜味,渡具知
①退〔の〕く。立ち去る。②別れる。離縁する。
- 用例
- ①キジムナーヤ ヌチュンリ(キジムナーは退くって)・民・具。
②ヰナグヌ ウヤヤ ヌチャル バーイ(女の親は離縁したのか)・座。
ヌヌ 喜名,渡慶次,儀間,楚辺
布。
- 用例
- ヌヌ ヒルギティ、チャー スヌ バーガ(布を広げて、どうするのか)・儀。
ヌヌウイジョージ 楚辺
布織上手。布織の上手な人。
ヌヌブクル 喜名,渡慶次,儀間
布袋。
- 用例
- ヌヌブクルンカイ、クミガ イッチョータン(布袋に、米が入っていた)・儀。
ヌバガイカーギ 喜名,渡慶次,儀間
顔を見せること。立ち寄ること。
- 用例
- チカグロー、ヌバガイカーギン ネーンレー(最近は、顔を見せることもないよ)・儀。
- メモ
- 音2:ミーカーギ。
ヌバガイン 喜名,座喜味,渡慶次,儀間,楚辺,古堅
のぞく。顔をだす。立ち寄る。
- 用例
- ヲゥバマーターンカイ、イッチュター ヌバガイン(伯母さんの家に、ちょっと立ち寄る)・儀。
否:ヌバガラン(立ち寄らない)希:ヌバガイブサン(立ち寄りたい)過:ヌバガタン(立ち寄った)継:ヌバガトーン(立ち寄っている)・儀。
- メモ
- 音1:ヌバガユン。→トゥンミグイン。
ヌバガユン 高志保
のぞく。顔をだす。立ち寄る。
- 用例
- ハンタンカイ ヌバガユン(崖のふちをのぞく)・高。アサユー ヌバガティ(朝夕顔を出して)・高。
- メモ
- 音1:ヌバガイン。→トゥンミグイン。
ヌバスン 喜名,渡慶次,儀間,楚辺
伸ばす。
- 用例
- マガトーヌ キー チカーリヌ グトゥ ヌバスン(曲がっている木を使えるように伸ばす)・儀。
否:ヌバサン(伸ばさない)希:ヌバシーブサン(伸ばしたい)過:ヌバチャン(伸ばした)継:ヌバチョーン(伸ばしている)・儀。
- メモ
- 対:マギーン(曲げる)。
ヌバチリーン 渡慶次,儀間
くたばる。大変な思いをする。
- 用例
- ドゥーチュイシ スンディ、ヌバチリトーンドー(一人でやろうとして、大変な思いをしているよ)・儀。
否:ヌバチリラン(くたばらない)過:ヌバチリタン(くたばった)継:ヌバチリトーン(くたばっている)・儀。
ヌバチリムン 渡慶次,儀間
ぐうたら。ぐうたらな者。
- 用例
- ヌバチリムントー アシバンキヨー(ぐうたらな奴とは遊ぶなよ)・儀。
ヌビ 喜名,渡慶次,儀間,古堅
おおらかさ。寛大さ。
- 用例
- ヌビヌ アン(寛大である)・古。ヌビヌ ネーン(寛大さがない〈短気だ〉)・古。ヌビヌ アリワル、チュトゥン ヒライ スンドー(寛大さがあってこそ、人とも付き合えるんだよ)・儀。
ヌビーディー 渡慶次,儀間,楚辺,古堅
寛大で辛抱強いこと。
- 用例
- アヌ チョー ヌビーディーヌ マンリル、チュ マトゥミー スルヨー(あの人は寛大さが大いにあって、人をまとめることができるんだよ)・儀。
- メモ
- →チムヌヌビ。
ヌビーン 喜名,渡慶次,儀間
①延ばす。遅らせる。②許す。妥協する。折り合う。
- 用例
- ①ハライヌ ジノー ネーングトゥ、イチュター ヌビーン(払う金がないから、少し〈支払いを〉遅らせる)・儀。
否:ヌビラン(遅らせない)希:ヌビーブサン(遅らせたい)過:ヌビタン(遅らせた)継:ヌビトーン(遅らせている)・儀。②ワカランヨークー シェーヌ クトゥル ヤグトゥ、ヌビーン(知らずにやったことだから、許す)・儀。
ヌビサシ 儀間
日延べ。
- 用例
- ヒッチー ヤティン ヌビサシェー チカンディヌ クトゥ ヤイビン(1日でも日延べはできないということです)・民・儀。
ヌファムラ 楚辺
楚辺にあったといわれる古集落名。
- メモ
- かつて楚辺は、東がヌファ村、西がスビ村であったという。首里王府編さん『琉球国由来記』(1713年)には、楚辺の「嶽」として「禰覇ノ嶽」と記載されている。
ヌブイジョー 大湾
料亭の名。
- メモ
- 比謝矼にあった*サカナヤー(料亭)の名。比謝矼は戦前は嘉手納と繋がる*マチ(市場)として大いに栄えた。
ヌブイン 喜名,渡慶次,儀間,楚辺
登る。
- 用例
- ニーケーヌ タキマディ ヌブイン(2階の高さまで登る)・儀。
否:ヌブラン(登らない)希:ヌブイブサン(登りたい)過:ヌブタン(登った)継:ヌブトーン(登っている)・儀。
- メモ
- 対:ウリーン(降りる)。
ヌブシーン 喜名,渡慶次,儀間,楚辺
①のぼせる。②有頂天になる。舞い上がる。
- 用例
- ①カラジ ンリトーヌ ママ ニンジーネー、ヌブシーンドー(髪が濡れたまま寝ると、のぼせるよ)・儀。
②アレー フミレーカラ、マーマリン ヌブシーンドー(彼は褒めたら、どこまでも舞い上がるよ)・儀。
ヌブシティ、チュガ イーシン チカンル アンデー(舞い上がって、人が言うのも聞かないんだよ)・儀。
否:ヌブシラン(のぼせない)過:ヌブシタン(のぼせた)継:ヌブシトーン(のぼせている)・儀。
ヌブシヌタマ 喜名,親志,伊良皆,波平,高志保,渡慶次,儀間,宇座,瀬名波,長浜,楚辺,大木,比謝矼
宝珠〔ほうじゅ〕の玉。
- 用例
- ヌブシヌタマ カミタル タミナカイ、アッサ スグリタンディル デンセツヌ アル バーヨー(ヌブシの玉を授かったために、あれだけ優れたという伝説があるわけよ)・民・伊。アタビチャーヌ カミトール ヌブシヌタマ マンヌミ シヨー、ウヌ モーイリヌ チュヌ(蛙が頭に載せているヌブシの玉を丸呑みしてね、そのモーイという人が)・民・伊。
- メモ
- モーイ親方は、蛙の頭に載っていたヌブシの玉を飲み込んだので秀でた人になったという伝承がある。
ヌブシヤー 喜名,座喜味,渡慶次,儀間,古堅
のぼせる人。よく頭が熱くなったり、痛くなったりする人。
- 用例
- ワンネー イッペー ヌブシヤー ヤタン(私はとてもヌブシヤーだった)・古。
ヌブシヤー ヤルムンヌ、ユルナーカラ カラジ アラインナー(ヌブシヤーなのに、夜から髪を洗うのか)・儀。
ヌブタン 座喜味,渡慶次,儀間,楚辺
植物。ノボタン。野牡丹。
- 用例
- ヌブタンヌ ハナー、ムラサキーシ チュラサン(野牡丹の花は、紫色できれいだ)・儀。
- メモ
- 類:ハンケークー・マチバルハンクー。
ヌミ 喜名,渡慶次,儀間
鑿〔のみ〕。ノミ。
- 用例
- ワラビヌ ヌミ ムッチ アシビーネー アブナサヌ(子どもがノミを持って遊んだら危ないよ)・儀。
ヌミ 親志,上地,牧原,長田
昆虫。蚤〔のみ〕。ノミ。
- 用例
- ヌミヌ ヲゥンドー(蚤がいるよ)・親。
- メモ
- →インヌマー。
ヌミグスイ 喜名,渡慶次,儀間
飲み薬。
- 用例
- ヌミグスイン ヰーティ チェーラー、ヌマンネー(飲み薬も貰って来たなら、飲まないと〈いけないよ〉)・儀。
ヌミトゥバスン 古堅
飲み尽くす。
- 用例
- ハライッパイ、ミジェー ヌミトゥバサーニ(腹いっぱい、水を飲み尽くして)・民・古。
ヌミミジ 喜名,渡慶次,儀間
飲み水。
- 用例
- ヌミミジェー、テーヒチニ ヌミヨー(飲み水は、大事に飲みなさいよ)・儀。
ヌミンクン 楚辺
飲み込む。
- 用例
- ミジ ヌミンクン(水を飲み込む)・楚。否:ヌミンカン(飲み込まない)希:ヌミンキブーハン(飲み込みたい)過:ヌミンチャン(飲み込んだ)継:ヌミンチョーン(飲み込んでいる)・楚。
- メモ
- 音1:ヌミンチュン。
ヌミンチュン 喜名,渡慶次,儀間
飲み込む。
- 用例
- ミジシ クスイ ヌミンチュン(水で薬を飲み込む)・儀。
否:ヌミンカン(飲み込まない)希:ヌミンチーブサン(飲み込みたい)過:ヌミンチャン(飲み込んだ)継:ヌミンチョーン(飲み込んでいる)・儀。
- メモ
- 音1:ヌミンクン。
ヌムン 喜名,親志,座喜味,伊良皆,上地,波平,都屋,高志保,渡慶次,儀間,宇座,瀬名波,長浜,楚辺,渡具知,比謝,大湾,古堅,大木,比謝矼,牧原,長田
飲む。
- 用例
- マジ、ヌリ ンリ(まず、飲んでごらん)・上。クレー マーサンドー、ヌメーワ(これは美味しいよ、飲みなさい)・上。
ヌーリー カーラチ ミジ ヌムン(喉が渇いたので水を飲む)・儀。
否:ヌマン(飲まない)希:ヌミーブサン(飲みたい)過:ヌラン(飲んだ)継:ヌローン(飲んでいる)・儀。
ヌラーリーン 喜名,座喜味,波平,渡慶次,儀間,楚辺,渡具知、古堅
叱られる。怒られる。
- 用例
- イッペー ヌラーッティ(とても怒られて)・民・具。
ウンナ ワジャ シーネー、ヌラーリンテー(そんなことをしたら、叱られるよ)・儀。
否:ヌラーラン(叱られない)希:ヌラーリーブサン(叱られたい)過:ヌラーッタン(叱られた)継:ヌラーットーン(叱られている)・儀。
ヌライクジーン 喜名,渡慶次,儀間,楚辺
{のられこじりをりむ(呵られ抉り居りむ)}。ひどく叱る。
- 用例
- サラランワジャ スグトゥ、ヌライクジタサ(余計なことをするから、ひどく叱ったさ)・儀。
否:ヌライクジラン(ひどく叱らない)希:ヌライクジーブサン(ひどく叱りたい)過:ヌライクジタン(ひどく叱った)継:ヌライクジトーン(ひどく叱っている)・儀。
ヌライクジラリーン 高志保
ひどく叱られる。
- 用例
- チャー ヌライクジラッタグトゥ、チューヤ チチヌ アガイガ エーカ サビーグトゥ(いつもひどく叱られたので、今日は月が上がるまでします〈働きます〉ので)・民・高。
- メモ
- 勝連バーマーが仕事に遅刻し、役人に怒られたので「月が上がるまで働きます」と言うと、その日(二十日月)はいつもより早く上がったという話。
ヌライグチー 楚辺
怒りっぽいこと。よく怒る人。
- 用例
- ワッター スーヤ ルク ヌライグチー ナティ、フシガラン(私の父はあまりにも怒りっぽくて、たまったもんじゃない)・楚。
- メモ
- 音1:ヌライグチャー。
ヌライグチャー 儀間,渡慶次
怒りっぽいこと。よく怒る人。
- 用例
- アネッ、アマカラ マタ ヌライグチャー スーガ チューンドー(ほら、あそこから怒りんぼの親父が来るよ)・儀。
- メモ
- 音1:ヌライグチー。
ヌライクルスン 喜名,渡慶次,儀間
叱リ飛ばす。叱りつける。
- 用例
- ウスメーンカイ、ウスマサ ヌライクルサットータン(おじいさんに、ひどく叱り飛ばされていた)・儀。
否:ヌライクルサン(叱り飛ばさない)希:ヌライクルシーブサン(叱り飛ばしたい)過:ヌライクルチャン(叱り飛ばした)継:ヌライクルチョーン(叱り飛ばしている)・儀。
ヌライクヮタイ 喜名,渡慶次,儀間,楚辺
飲んだり食べたり。
- 用例
- ヌライクヮタイ、イャー カッティル ヤルイ(飲んだり食べたり、お前の勝手か)・儀。
ヌライン 高志保,渡慶次,儀間,楚辺,渡具知,大湾,大木,牧原,長田
叱る。
- 用例
- ティーガンマリワランチャー アチミティ ヌライン(悪戯っ子を集めて叱る)・儀。
否:ヌラーン・ヌララン(叱らない)希:ヌライブサン(叱りたい)過:ヌラタン(叱った)継:ヌラトーン(叱っている)・儀。
- メモ
- 対:フミーン(褒める)。
ヌラハン 楚辺
ぬるい。
- 用例
- ユーフル ミジェー、イフェー ヌラハンレー(お風呂の水は、少しぬるいよ)・楚。
- メモ
- 音1:ヌルサン・ヌルハン。
ヌラヤー 喜名,渡慶次,儀間、古堅
よく叱る人。
- 用例
- イヒナーヤ、ヌラヤーン ヲゥリワル ヤル(少しは、叱る人もいないといけない)・儀。
ヌルサン 喜名,渡慶次,儀間、古堅
ぬるい。
- 用例
- ウヌ チャーヤ、アサ イッテーシ ヤグトゥ ヌルサン(そのお茶は、朝入れたものだからぬるい)・儀。
- メモ
- 音1:ヌラハン・ヌルハン。
ヌルックヮー 楚辺
ぬるいもの。
- 用例
- ウヌ チャーヤ、ヒティミティ イッテーシ ヤグトゥ、ヌルックヮー ナトーンデー(そのお茶は、朝入れたものだから、ぬるくなっているよ)・楚。
- メモ
- 音2:ヌルブックヮー。
ヌルヌルー 喜名,渡慶次,儀間,楚辺
ぬるぬるしている様。
- 用例
- タク カチミタレー、ティーガ ヌルヌルー ソーン(蛸をつかまえたので、手がぬるぬるしている)・儀。
ヌルハン 楚辺
ぬるい。
- 用例
- ウヌ チャーヤ ヒティミティ イッテーシ ヤグトゥ、ヌルハンロー(そのお茶は朝入れたものだから、ぬるいよ)・楚。
- メモ
- 音1:ヌラハン・ヌルサン。
ヌルブックヮー 喜名,渡慶次,儀間、古堅
ぬるいもの。
- 用例
- ウヌ チャーヤ ヌルブックヮー シ、ウチャクンカイヤ ゥンジャサランデー(そのお茶はぬるくて、お客さんには出せないよ)・儀。
- メモ
- →ヌルックヮー。
ヌルントゥルン 喜名,渡慶次,儀間
のろのろしている様。
- 用例
- イチグ ヌルントゥルン シ、ヌー シミティン バチンクヮーン(いつものろのろして、何をさせても役に立たない)・儀。
- メモ
- →ニッチリケッチリ。
ヌン(~ヌン) 大木,比謝矼
~でさえも。~でも。
- 用例
- アミフイネー、トゥイヌン カックィン(雨降りには、鳥でも隠れる)・木。ヰキガヌン クーガ ナサビンナー(男がも卵を産みますか)・民・矼。ユンヂチヌ アイネー、キーヌン カサギーン(閏月があると、木でさえも妊娠する)・矼。
ヌンクーグヮー 大湾
料理。祝いの時、小皿に豆腐やコンニャク、昆布料理などを盛りつけたもの。
ヌンチャ 村史
墓の部分名称。鏡石の両脇にある窓を象ったもの。
ヌンドゥルンチグヮー 楚辺
植物。甘藷の品種名。
ヌンドゥンチ 喜名,座喜味,瀬名波,楚辺,大湾
{のろどのうち(祝女殿内)}。村落の祭祀を司るノロ神女の屋敷。
- メモ
- ※写真は座喜味のヌンドゥンチ。

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